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魔王戦争
ステータス更新2
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さすがに、実験のために空割や理割を消費するわけにはいかない。
だが、他には何か変換に仕えそうな物はないのかと、自分の装備に意識を向けてみると、画面の項目が音もなく一つ増えた。
<<変換可能>>
・空割:1,000,000pt
・理割:1,000,000pt
・防具一式:1pt
防具一式で、1ポイント……なるほど。変換自体はできるが、俺の装備程度では一式そろえても、獣魔召喚に必要な分にも届かないと言うことか。
洗浄のギフトのおかげで清潔さこそ保たれているものの、今までの戦いで細かい傷は消えずに残っているし、まあそんな物だろう。
というか、仮にもう少しポイントが高かったとしても、今ここで装備を失うわけにはいかないから、いずれにせよ簡単に試すわけにはいかないのだが。
平和なときであれば、多少の時間やアイテムの消費は気にしなかっただろうが、今は一応戦時中だしな。試そうとしているギフト自体も、レア度は高くてもまだレベルが低いから、戦いの役には立たないだろうし……新しいギフトの検証は、またの機会にしよう。
「二人とも、やっぱり試すのは止めておく。聞かなかったことにしてくれ」
「え、そうなの? まあ、イツキくんがそう言うなら、私は良いけど」
「イツキ、私たちに遠慮は不要です。何か必要なら言ってくれれば手伝いますよ?」
確かに、アカリやシオリならそこそこ高級な素材を持っているかもしれないが……先頭の役に立つとは思えないような実験のために仲間から高級装備をねだるとかかなり駄目なやつな気がする。
アカリとシオリなら「そんなこと気にしない」といって普通にいろいろ用意してくれそうな気がするが、だからこそ俺の方で自制しないと、二人がいないと何もできない駄目人間になってしまいそうだ。
「試そうと思ったんだが、どうやら時間がかかりそうだしな。……だけど、そうだ。まだ時間はありそうだし、どうなっているかだけ話しておこうかな」
俺達を案内してくれた兵隊は、報告に行くと言ったきり戻ってきていない。報告だけでそんなに時間がかかるとは思えないし、勇者である俺達を出迎えるための準備でもしているのだろうか。
そんなのは良いから、早く通して、ティナと赤髪がどこに向かったのかだけ教えてほしいものなのだが……
とはいえ俺が焦ったところで彼らが急いでくれるわけでもないし、今は、今できることをちゃんとやっておくことにしよう。
「まずは、俺のステータスだが……今はこんな感じになっている」
アカリとシオリにステータスカードを、召喚の部分をトントンと指さして見せる。
とはいえ、これだけでは情報が足りないので、口答でも説明を追加しよう。
「元々は『聖剣 / 魔剣召喚』というギフトで、聖剣と魔剣を召喚できたんだが、ティナとユータがそれぞれの剣の『正式な所有者』になった今、聖剣と魔剣を召喚することはできなくなった。……そしてその影響はギフトの名前にも現れて、魔剣の封印が解かれたときは『聖剣召喚』に。そして、聖剣も召喚できなくなったことで、全く別の性質を持つ『召喚』に変化したと、いうことみたいなんだ……」
二人は俺の説明を聞いて、驚いたように目を丸くしながらステータスカードをのぞき込んでいる。
ギフトの内容が後から変わるというのはやはり、二人からしても信じられないようなことだったのだろう。
まあ武器召喚の場合、そもそもが『ラストワン』という特殊な枠だったから、ある意味では何が起こっても「ラストワンだから」って理由で説明できてしまうのだが……とりあえず今は、説明を続けよう。
「それで、この召喚は、多分ティナの創造と同じだと思うんだが、ポイントのような物を消費して武器や動物を召喚できるらしい。……だが、今はポイントが全く貯まっていないから、試そうと思っても試せないってことだ」
「ティナちゃんと同じ……っていうことは、逆に、何かを素材にすることもできるの?」
「たぶんな。だが、俺の手持ちで素材にできそうな物はないしな……」
「私も、宝石とか宝物は持ち歩いていないね……シオリちゃんは?」
「宝石ですか。私も持ってないですね……」
まあそりゃ、そうだよな。二人とも、アクセサリーを身につけるタイプではないだろうし、仮にそうだったとしても、こっちの世界で戦いの役に立たない宝石を持ち歩く余裕はさすがにないだろう。
……おそらくこの『変換』は、宝石以外でも素材にはできるから、アカリとシオリが持っている武器とかでも使うことはできると思うが、それを言って本当に提供されたら、今度は二人が困ることになりそうだ。
あえてそのことを言う必要はない。
「まあ、そういうことだ。時間経過でも少しずつポイントが貯まるみたいだから、試せるようになったら言うよ」
「残念だけど、それまではお預け……だね」
「ですがイツキ、もしかしたら強力な能力かもしれません。できるだけ早く調べられるようにしましょう。とはいえ、そう都合良く宝石が見つかるとも思えませんが……」
結果的に「保留」という結論になったが、それでもアカリとシオリに話しておいて、良かったのかもしれない。
情報を共有しておいたことで、仮にこれから、偶然、宝石とか素材になりそうな物を見つけたときに、譲ってもらえることになりそうだしな。
「イツキ、時間的にもちょうど良かったのかもしれませんよ。向こうで話がついたようです」
「そうか。やっとか……さて、ティナ達がどっちに向かったのかだけでも知っている人だと良いんだが……」
ドタドタと、騒がしく走ってくる足音が聞こえたので、俺達は慌てて立ち上がる。
扉を開けてバリケードの向こうに現れた兵隊に手招きされたので、狭い隙間を抜けてそのままとビラも通り抜け、さらに廊下を歩いてたどり着いた部屋の中にいたのは、ふっくらと肥えた姿の男だった。
決して「過度な肥満」というわけではないが、日本人だったら平均的か少し太っているかな? ぐらいの、一般的な体型だ。……この世界には痩せ気味の人が多いせいか、その肥満の度合いが目立つのかもしれない。
会ったことは……無いと思うが、顔立ちからすると、この世界の住人のように見える。服装などからしても、かなり立場が上の人のように見えるが……
「勇者様、こちらの方は……」
俺達を案内してくれた兵隊が俺達に説明をしようとすると、その男は「おっほん」と偉そうに咳をして紹介を止めさせた。
その手の指先には、指輪が証明の光を反射してキラキラと輝いていて、まるで男の権威を支えているようだった。
「ん初めまして、ん勇者様! ん私はこの国の、……ん大臣でございます!」
「そうか。……俺達は、知っての通り、勇者だ。で、聞きたいんだが、赤髪の勇者たちがどこに向かったのか、聞いていないか?」
「ん……もちろん、存じておりますとも! 赤髪の勇者様は、ん魔物の森の方角に向けて旅立たれましたと、ん……聞いております。ん具体的な目的地を知る者はいない……ようでございますが」
「……ありがとう。それだけわかれば、とりあえずは十分だ」
魔物の森の方角に向かったと言うことは、魔物の大軍が現れたのと同じ方角か。
それにしても、こちらの質問に対して的確な答えが瞬時に返ってくるとは……この大臣という男、もしかして、見た目に反して優秀なのか?
「ん他に、んなにか手伝えることは……ん、ありますかな?」
「いや、特にないと思う……」
聞くべきことも聞けたので、急いでティナとユータを追いかけるために話を切り上げようとすると、アカリが「はいっ!」と叫んで手を上げた。
「……アカリ、どうした? 何かあったか?」
「大臣さん、お願いがあります!」
「んなっ、なんだ? 言ってみるが……よいですぞ!」
困惑している俺とシオリをよそに、アカリは大臣に向かって言葉を続けた。
「大臣さん、大臣さんが身につけているそのお宝を、私たちに譲ってくれませんか?」
だが、他には何か変換に仕えそうな物はないのかと、自分の装備に意識を向けてみると、画面の項目が音もなく一つ増えた。
<<変換可能>>
・空割:1,000,000pt
・理割:1,000,000pt
・防具一式:1pt
防具一式で、1ポイント……なるほど。変換自体はできるが、俺の装備程度では一式そろえても、獣魔召喚に必要な分にも届かないと言うことか。
洗浄のギフトのおかげで清潔さこそ保たれているものの、今までの戦いで細かい傷は消えずに残っているし、まあそんな物だろう。
というか、仮にもう少しポイントが高かったとしても、今ここで装備を失うわけにはいかないから、いずれにせよ簡単に試すわけにはいかないのだが。
平和なときであれば、多少の時間やアイテムの消費は気にしなかっただろうが、今は一応戦時中だしな。試そうとしているギフト自体も、レア度は高くてもまだレベルが低いから、戦いの役には立たないだろうし……新しいギフトの検証は、またの機会にしよう。
「二人とも、やっぱり試すのは止めておく。聞かなかったことにしてくれ」
「え、そうなの? まあ、イツキくんがそう言うなら、私は良いけど」
「イツキ、私たちに遠慮は不要です。何か必要なら言ってくれれば手伝いますよ?」
確かに、アカリやシオリならそこそこ高級な素材を持っているかもしれないが……先頭の役に立つとは思えないような実験のために仲間から高級装備をねだるとかかなり駄目なやつな気がする。
アカリとシオリなら「そんなこと気にしない」といって普通にいろいろ用意してくれそうな気がするが、だからこそ俺の方で自制しないと、二人がいないと何もできない駄目人間になってしまいそうだ。
「試そうと思ったんだが、どうやら時間がかかりそうだしな。……だけど、そうだ。まだ時間はありそうだし、どうなっているかだけ話しておこうかな」
俺達を案内してくれた兵隊は、報告に行くと言ったきり戻ってきていない。報告だけでそんなに時間がかかるとは思えないし、勇者である俺達を出迎えるための準備でもしているのだろうか。
そんなのは良いから、早く通して、ティナと赤髪がどこに向かったのかだけ教えてほしいものなのだが……
とはいえ俺が焦ったところで彼らが急いでくれるわけでもないし、今は、今できることをちゃんとやっておくことにしよう。
「まずは、俺のステータスだが……今はこんな感じになっている」
アカリとシオリにステータスカードを、召喚の部分をトントンと指さして見せる。
とはいえ、これだけでは情報が足りないので、口答でも説明を追加しよう。
「元々は『聖剣 / 魔剣召喚』というギフトで、聖剣と魔剣を召喚できたんだが、ティナとユータがそれぞれの剣の『正式な所有者』になった今、聖剣と魔剣を召喚することはできなくなった。……そしてその影響はギフトの名前にも現れて、魔剣の封印が解かれたときは『聖剣召喚』に。そして、聖剣も召喚できなくなったことで、全く別の性質を持つ『召喚』に変化したと、いうことみたいなんだ……」
二人は俺の説明を聞いて、驚いたように目を丸くしながらステータスカードをのぞき込んでいる。
ギフトの内容が後から変わるというのはやはり、二人からしても信じられないようなことだったのだろう。
まあ武器召喚の場合、そもそもが『ラストワン』という特殊な枠だったから、ある意味では何が起こっても「ラストワンだから」って理由で説明できてしまうのだが……とりあえず今は、説明を続けよう。
「それで、この召喚は、多分ティナの創造と同じだと思うんだが、ポイントのような物を消費して武器や動物を召喚できるらしい。……だが、今はポイントが全く貯まっていないから、試そうと思っても試せないってことだ」
「ティナちゃんと同じ……っていうことは、逆に、何かを素材にすることもできるの?」
「たぶんな。だが、俺の手持ちで素材にできそうな物はないしな……」
「私も、宝石とか宝物は持ち歩いていないね……シオリちゃんは?」
「宝石ですか。私も持ってないですね……」
まあそりゃ、そうだよな。二人とも、アクセサリーを身につけるタイプではないだろうし、仮にそうだったとしても、こっちの世界で戦いの役に立たない宝石を持ち歩く余裕はさすがにないだろう。
……おそらくこの『変換』は、宝石以外でも素材にはできるから、アカリとシオリが持っている武器とかでも使うことはできると思うが、それを言って本当に提供されたら、今度は二人が困ることになりそうだ。
あえてそのことを言う必要はない。
「まあ、そういうことだ。時間経過でも少しずつポイントが貯まるみたいだから、試せるようになったら言うよ」
「残念だけど、それまではお預け……だね」
「ですがイツキ、もしかしたら強力な能力かもしれません。できるだけ早く調べられるようにしましょう。とはいえ、そう都合良く宝石が見つかるとも思えませんが……」
結果的に「保留」という結論になったが、それでもアカリとシオリに話しておいて、良かったのかもしれない。
情報を共有しておいたことで、仮にこれから、偶然、宝石とか素材になりそうな物を見つけたときに、譲ってもらえることになりそうだしな。
「イツキ、時間的にもちょうど良かったのかもしれませんよ。向こうで話がついたようです」
「そうか。やっとか……さて、ティナ達がどっちに向かったのかだけでも知っている人だと良いんだが……」
ドタドタと、騒がしく走ってくる足音が聞こえたので、俺達は慌てて立ち上がる。
扉を開けてバリケードの向こうに現れた兵隊に手招きされたので、狭い隙間を抜けてそのままとビラも通り抜け、さらに廊下を歩いてたどり着いた部屋の中にいたのは、ふっくらと肥えた姿の男だった。
決して「過度な肥満」というわけではないが、日本人だったら平均的か少し太っているかな? ぐらいの、一般的な体型だ。……この世界には痩せ気味の人が多いせいか、その肥満の度合いが目立つのかもしれない。
会ったことは……無いと思うが、顔立ちからすると、この世界の住人のように見える。服装などからしても、かなり立場が上の人のように見えるが……
「勇者様、こちらの方は……」
俺達を案内してくれた兵隊が俺達に説明をしようとすると、その男は「おっほん」と偉そうに咳をして紹介を止めさせた。
その手の指先には、指輪が証明の光を反射してキラキラと輝いていて、まるで男の権威を支えているようだった。
「ん初めまして、ん勇者様! ん私はこの国の、……ん大臣でございます!」
「そうか。……俺達は、知っての通り、勇者だ。で、聞きたいんだが、赤髪の勇者たちがどこに向かったのか、聞いていないか?」
「ん……もちろん、存じておりますとも! 赤髪の勇者様は、ん魔物の森の方角に向けて旅立たれましたと、ん……聞いております。ん具体的な目的地を知る者はいない……ようでございますが」
「……ありがとう。それだけわかれば、とりあえずは十分だ」
魔物の森の方角に向かったと言うことは、魔物の大軍が現れたのと同じ方角か。
それにしても、こちらの質問に対して的確な答えが瞬時に返ってくるとは……この大臣という男、もしかして、見た目に反して優秀なのか?
「ん他に、んなにか手伝えることは……ん、ありますかな?」
「いや、特にないと思う……」
聞くべきことも聞けたので、急いでティナとユータを追いかけるために話を切り上げようとすると、アカリが「はいっ!」と叫んで手を上げた。
「……アカリ、どうした? 何かあったか?」
「大臣さん、お願いがあります!」
「んなっ、なんだ? 言ってみるが……よいですぞ!」
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