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問題解決と言霊クラフトその3
記憶媒体作成
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私はゲームにログインする。目が覚めると、そこはカンナさんのお店の二階の居住スペース。私が間借りしてる部屋のベッドの上。
私は、ベッドから起き上がると、とことこ一階のお店部分へと降りていく。お店では、カンナさんが商品を綺麗に並べ直していた。
「おはようございます、カンナさん」
「ああおはよう、サランちゃん」
私は早速、昨日やり残した「宿題」を始めるべく準備を始める。シュウさんとカズアキさんと私の分の記憶媒体を作る。ついでに色々と他の機能もつけたいね。
そう思って、カンナさんのお店の商品を眺める。何か記憶装置にできそうで、なおかつ普段から身に着けられるものがいいよね。
だとすると、ネックレスやブレスレット、ブローチなんかもいいよね。どんな服にでもつけられる、ブローチがいいかな。
シュウさんは何がいいだろう。彼の性格を見ていると、リアルな世界でもかなり真面目そうな感じがする。そういう人が普段から身に着けてるものって、なんだろう。
腕時計は前回作っちゃったしなぁ。それ以外がいいなぁ。だとすると。ネクタイピンとか、どうだろう。あとは、眼鏡? でもシュウさんは眼鏡じゃないし……。あ、懐中時計! 懐中時計、いいんじゃないかなっ! 完全に私の趣味だけど!
私はさっそく、カンナさんのお店にあったブローチと、懐中時計、それからカズアキさん用のブレスレットを手元に準備する。さて、モノはここにあるから、あとはスキルを付与するだけだね。私のは最後でいいから、先にシュウさんとカズアキさんの準備をしようか。
まずは、シュウさんの分。懐中時計。私、一時期懐中時計がすごく好きだった時期があって集めようとしたことがあった。でも実際に使うことがないからって、1、2個集めた時点で集めるのを辞めた記憶がある。見た目は、とっても好きなんだけどね。
『【よくある懐中時計】をスキルで変更しますか』
私はポップアップ画面に出てくる「はい」に指を合わせる。
「【よくある懐中時計】を【魔道具屋の懐中時計】に変更」
そしてアイテムの紹介も変更していく。
「とある魔術師が使用していた古き良き時代から生きる魔法が息づいた懐中時計。ごく普通の道具屋に紛れて売られているが、実際は量産型のものではなく、一点一点、魔法道具を作る職人が作り出した一点もの。何かを録音したり録画したり、何か調べものに使ったりすることができる。必要に応じて、様々な機能を追加できる」
さしずめ、今でいうスマートフォンみたいなものかな。アプリでほしい機能を追加できるところとか。
「【よくあるブレスレット】を【魔道具屋のブレスレット】に変更。とある魔術師が使用していた古き良き時代から生きる魔法が息づいたブレスレット。ごく普通の道具屋で売られているが実際は量産型ではない。機能は、【魔道具屋の懐中時計】と同じ」
そして最後に同じように私用のブローチも作成。そして、昨日倉庫に預けておいた、音声データや映像データの入った腕時計を倉庫から回収すると、そのデータをささっと3つのアイテムにもコピーする。これで、バックアップは完璧だ。
私は、カズアキさんにメールを送る。2つのアイテムを彼に届けるためだ。シュウさんはあくまでコピーしたデータを保存したアイテムだから、今日渡さなくてもいいけれど、カズアキさんは明日、社員さんにデータを渡したいはずだから、今日中に受け取りたいはずだからね。
私は、ベッドから起き上がると、とことこ一階のお店部分へと降りていく。お店では、カンナさんが商品を綺麗に並べ直していた。
「おはようございます、カンナさん」
「ああおはよう、サランちゃん」
私は早速、昨日やり残した「宿題」を始めるべく準備を始める。シュウさんとカズアキさんと私の分の記憶媒体を作る。ついでに色々と他の機能もつけたいね。
そう思って、カンナさんのお店の商品を眺める。何か記憶装置にできそうで、なおかつ普段から身に着けられるものがいいよね。
だとすると、ネックレスやブレスレット、ブローチなんかもいいよね。どんな服にでもつけられる、ブローチがいいかな。
シュウさんは何がいいだろう。彼の性格を見ていると、リアルな世界でもかなり真面目そうな感じがする。そういう人が普段から身に着けてるものって、なんだろう。
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私はさっそく、カンナさんのお店にあったブローチと、懐中時計、それからカズアキさん用のブレスレットを手元に準備する。さて、モノはここにあるから、あとはスキルを付与するだけだね。私のは最後でいいから、先にシュウさんとカズアキさんの準備をしようか。
まずは、シュウさんの分。懐中時計。私、一時期懐中時計がすごく好きだった時期があって集めようとしたことがあった。でも実際に使うことがないからって、1、2個集めた時点で集めるのを辞めた記憶がある。見た目は、とっても好きなんだけどね。
『【よくある懐中時計】をスキルで変更しますか』
私はポップアップ画面に出てくる「はい」に指を合わせる。
「【よくある懐中時計】を【魔道具屋の懐中時計】に変更」
そしてアイテムの紹介も変更していく。
「とある魔術師が使用していた古き良き時代から生きる魔法が息づいた懐中時計。ごく普通の道具屋に紛れて売られているが、実際は量産型のものではなく、一点一点、魔法道具を作る職人が作り出した一点もの。何かを録音したり録画したり、何か調べものに使ったりすることができる。必要に応じて、様々な機能を追加できる」
さしずめ、今でいうスマートフォンみたいなものかな。アプリでほしい機能を追加できるところとか。
「【よくあるブレスレット】を【魔道具屋のブレスレット】に変更。とある魔術師が使用していた古き良き時代から生きる魔法が息づいたブレスレット。ごく普通の道具屋で売られているが実際は量産型ではない。機能は、【魔道具屋の懐中時計】と同じ」
そして最後に同じように私用のブローチも作成。そして、昨日倉庫に預けておいた、音声データや映像データの入った腕時計を倉庫から回収すると、そのデータをささっと3つのアイテムにもコピーする。これで、バックアップは完璧だ。
私は、カズアキさんにメールを送る。2つのアイテムを彼に届けるためだ。シュウさんはあくまでコピーしたデータを保存したアイテムだから、今日渡さなくてもいいけれど、カズアキさんは明日、社員さんにデータを渡したいはずだから、今日中に受け取りたいはずだからね。
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