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3.本星に向かって脱出
四十話 異世界初の邂逅は世界蛇
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40話 異世界で初めて会話したのは上位種でした
そう警戒をといてはいなかったし、気配も感じなかった
扉を開けると目の前には黒い何かが一面に広がっていた
それが鱗を纏っていると解ると余りにも大きく長い蛇なのではないかと
そんな思考に向かっていると蛇がゆっくりと動きだした
恐らく自分よりも圧倒的に格上かもしくは隠密が高いだけか...
後者であっても自分よりも格上の可能性が高いわけで、結局相手が格上である
という結論にたどり着いた訳だ、そのためむやみに攻撃する訳にもいかない
少し後ろに下がると、自分が大鎌を持ち攻撃の構えをしていることに気付いた
どうやら無意識による反射的な行動のようだ、振り下ろして無くて良かった
しかしここからどうするかとまごついていると金の丸い光が目に入った
いや光ではなく瞳、目の前の巨大な蛇がこっちを静かに視ている
「ほぅ、こんな所に人間がいるとはなぁ」
声が聞こえた、ほかに人は居ないだろうし蛇の方から聞こえた訳だし
蛇が声を放ったと言う訳だ、異世界の蛇は人語を話すのだろうか
「どうしたことか···人間···?いやしかしこの気配は...」
そしてなにやらぶつくさと独り言を呟き初め出した、所々小さすぎて聞き取れない
話しかけられるまでは、静かにしていたほうがいいだろう
どうやら思考に沈みふけっているようなのでじっとしている事にする
それから暫くして少しずつうつ向いていった顔をあげた
「あぁ待たせてすまなかったな、先ずは何より自己紹介といこうか
ワシは世界蛇という種族のニアと言うお主は?」
自己紹介か礼を失する訳にはいかない、あと種族はやっぱり人間じゃだめだよな
「おきになさらず、私は一応魔人の種族になるヤガミ シンと言う者です」
「ふむ···やはり魔人であったか、しかし随分と人間の匂いが濃く人間くさい奴よ」
「えぇ私は元は人間ですからね」
「そうかそれで一応か、あぁそれともっと砕けた口調でよい、普段通りでな」
「わかりま...分かった、そうさせてもらうよ」
気さくというかおおらかというか、どうやら口調は気にしないタイプのようだ
「それでなぜこんな所にお主は居るのだ?宝探しにでも来たのか?」
「いや、転移中の事故で此処に跳ばされて来たんだよ、それに宝って宝探しに?」
「それは災難だったな、そうだ何やら良いものがある気がしてな」
宝か···興味がわいてきたが彼も探しているようだし、やめておこうかな
「ほう、宝に興味がわいたようだな」
「あぁよく分かったな、でもやめておくよニアが探してるようだし」
「雰囲気でな、それと気にする事ではないぞ、宝は最初に見つけた者
そして手に入れた者が手にすることができるんじゃよ、分け前は重要じゃ
そうでなくとも宝を探す事自体が楽しいものだ、どうだ一緒に探さんか?」
「そこまで言われたらな···分かったよ、それでその宝は一体何なんだ?」
「アンドロイドと言うやつの高性能タイプだ」
「アンドロイドか···まぁたしかにあるかもしれないけど、宝か?」
「まぁ宝とは言えんかもしれんが有れば嬉しい物だ、家の管理を任せたいしな!」
「家か、どれだけでかいのか予想もできんな」
「そんなに大きくはない人間の家と同じ物だからな」
「人間の家に住むにしては体が大きすぎるし、そもそも必要なくないか?
小さくなったらなったでも人間の家である意味がないしな」
「ん?あぁそうだった、人間体になるのだよこういう風にな」
そういった途端に蛇の体が淡く輝きかなりの速度で縮小していく
そして人間サイズ位の光球になったかと思えば人の形へと変化していく
現れたのは人間の子供と違わぬ姿だった、纏う空気は全然違うけど
黒く長い髪、褐色の肌に蛇の時と同じ金色の虹彩が輝く瞳
黒い和服のような着物に近い無地の簡素な服を着ている、帯だけは金色だ
「見た目は完全に人間の子供と同じだな、何でまた?」
「ワシ自身世界蛇としては若輩者じゃしな、子供と変わらんさ」
「へぇ、幾つなんだ?」
「500」
「···500で子供なのか」
「世界蛇としてはじゃがのう、人間としてはもう老人じゃよ、ふぇっふぇっ」
「見た目は思いっきり子供なんだけどな、もうボケたのかいおじいちゃん」
「まぁそこは仕方あるまい、それに子供の姿のほうが気に入ってるのじゃよぉ
それとワシはボケとらんぞい、まだまだ若いし世界蛇がボケる事は無いと思うぞ
更に言うならワシら世界蛇には性別は無いのだ、おじいちゃんではないのだ」
「性別が無いならどいやって生まれてくるんじゃらほい?」
「必要になったり世界蛇が少なくなってくると新しく創られるんじゃらほい」
「へぇ、まさに世界蛇って感じだね、生物より魔物の方が近いのか?」
「そうじゃのまぁ魔物には基本的に知能も感情も無いのだがな
この説明は次回の話でするかもしれないししないかもしれない!」
「えっ?特に説明する事無いよね?」
「無いけどこうするとそれっぽいじゃろ?
それにワシもメタに参加できるぞい、なんといったってアイドル!
じゃない間違えたわ世界蛇じゃからの!」
「自由だな、まぁ第4の壁を越えれるのは当たり前か」
「なんたってワシは世界蛇のエリート中のえりぃ~とじゃからな!
最初の世界蛇の系統なんじゃぞ、直系と言ってもいい程だ
ワシは特別な上に当然の如く特別製じゃからなAED証明終了!」
それにしてもはっちゃけてるな
あとQ.E.Dじゃなかったか?それに何も証明なんかできてないし
そう警戒をといてはいなかったし、気配も感じなかった
扉を開けると目の前には黒い何かが一面に広がっていた
それが鱗を纏っていると解ると余りにも大きく長い蛇なのではないかと
そんな思考に向かっていると蛇がゆっくりと動きだした
恐らく自分よりも圧倒的に格上かもしくは隠密が高いだけか...
後者であっても自分よりも格上の可能性が高いわけで、結局相手が格上である
という結論にたどり着いた訳だ、そのためむやみに攻撃する訳にもいかない
少し後ろに下がると、自分が大鎌を持ち攻撃の構えをしていることに気付いた
どうやら無意識による反射的な行動のようだ、振り下ろして無くて良かった
しかしここからどうするかとまごついていると金の丸い光が目に入った
いや光ではなく瞳、目の前の巨大な蛇がこっちを静かに視ている
「ほぅ、こんな所に人間がいるとはなぁ」
声が聞こえた、ほかに人は居ないだろうし蛇の方から聞こえた訳だし
蛇が声を放ったと言う訳だ、異世界の蛇は人語を話すのだろうか
「どうしたことか···人間···?いやしかしこの気配は...」
そしてなにやらぶつくさと独り言を呟き初め出した、所々小さすぎて聞き取れない
話しかけられるまでは、静かにしていたほうがいいだろう
どうやら思考に沈みふけっているようなのでじっとしている事にする
それから暫くして少しずつうつ向いていった顔をあげた
「あぁ待たせてすまなかったな、先ずは何より自己紹介といこうか
ワシは世界蛇という種族のニアと言うお主は?」
自己紹介か礼を失する訳にはいかない、あと種族はやっぱり人間じゃだめだよな
「おきになさらず、私は一応魔人の種族になるヤガミ シンと言う者です」
「ふむ···やはり魔人であったか、しかし随分と人間の匂いが濃く人間くさい奴よ」
「えぇ私は元は人間ですからね」
「そうかそれで一応か、あぁそれともっと砕けた口調でよい、普段通りでな」
「わかりま...分かった、そうさせてもらうよ」
気さくというかおおらかというか、どうやら口調は気にしないタイプのようだ
「それでなぜこんな所にお主は居るのだ?宝探しにでも来たのか?」
「いや、転移中の事故で此処に跳ばされて来たんだよ、それに宝って宝探しに?」
「それは災難だったな、そうだ何やら良いものがある気がしてな」
宝か···興味がわいてきたが彼も探しているようだし、やめておこうかな
「ほう、宝に興味がわいたようだな」
「あぁよく分かったな、でもやめておくよニアが探してるようだし」
「雰囲気でな、それと気にする事ではないぞ、宝は最初に見つけた者
そして手に入れた者が手にすることができるんじゃよ、分け前は重要じゃ
そうでなくとも宝を探す事自体が楽しいものだ、どうだ一緒に探さんか?」
「そこまで言われたらな···分かったよ、それでその宝は一体何なんだ?」
「アンドロイドと言うやつの高性能タイプだ」
「アンドロイドか···まぁたしかにあるかもしれないけど、宝か?」
「まぁ宝とは言えんかもしれんが有れば嬉しい物だ、家の管理を任せたいしな!」
「家か、どれだけでかいのか予想もできんな」
「そんなに大きくはない人間の家と同じ物だからな」
「人間の家に住むにしては体が大きすぎるし、そもそも必要なくないか?
小さくなったらなったでも人間の家である意味がないしな」
「ん?あぁそうだった、人間体になるのだよこういう風にな」
そういった途端に蛇の体が淡く輝きかなりの速度で縮小していく
そして人間サイズ位の光球になったかと思えば人の形へと変化していく
現れたのは人間の子供と違わぬ姿だった、纏う空気は全然違うけど
黒く長い髪、褐色の肌に蛇の時と同じ金色の虹彩が輝く瞳
黒い和服のような着物に近い無地の簡素な服を着ている、帯だけは金色だ
「見た目は完全に人間の子供と同じだな、何でまた?」
「ワシ自身世界蛇としては若輩者じゃしな、子供と変わらんさ」
「へぇ、幾つなんだ?」
「500」
「···500で子供なのか」
「世界蛇としてはじゃがのう、人間としてはもう老人じゃよ、ふぇっふぇっ」
「見た目は思いっきり子供なんだけどな、もうボケたのかいおじいちゃん」
「まぁそこは仕方あるまい、それに子供の姿のほうが気に入ってるのじゃよぉ
それとワシはボケとらんぞい、まだまだ若いし世界蛇がボケる事は無いと思うぞ
更に言うならワシら世界蛇には性別は無いのだ、おじいちゃんではないのだ」
「性別が無いならどいやって生まれてくるんじゃらほい?」
「必要になったり世界蛇が少なくなってくると新しく創られるんじゃらほい」
「へぇ、まさに世界蛇って感じだね、生物より魔物の方が近いのか?」
「そうじゃのまぁ魔物には基本的に知能も感情も無いのだがな
この説明は次回の話でするかもしれないししないかもしれない!」
「えっ?特に説明する事無いよね?」
「無いけどこうするとそれっぽいじゃろ?
それにワシもメタに参加できるぞい、なんといったってアイドル!
じゃない間違えたわ世界蛇じゃからの!」
「自由だな、まぁ第4の壁を越えれるのは当たり前か」
「なんたってワシは世界蛇のエリート中のえりぃ~とじゃからな!
最初の世界蛇の系統なんじゃぞ、直系と言ってもいい程だ
ワシは特別な上に当然の如く特別製じゃからなAED証明終了!」
それにしてもはっちゃけてるな
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