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14.それは成長か退化か
二百七十八話 励起からの休息
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278話 赤血のブローチ、今度は転移される系か・・・
彼から赤血のブローチを受け取り首から掛ける、鑑定してみると魔法耐性を持って
いるのか下位属性魔法耐性が見えた、言っていたような性能が高い物では無さそう
だが下位属性の全てに対し耐性を持つ装備は確かに優秀な物だろう、この他にも何
か1つあるようだが性能のlv共々まだ見えない、この効果自体はオマケみたいなモノ
だろうからこの耐性があるだけでも十分すぎる程に良いと言える、本来は彼の様に
服の上に着ける物だろうが基本上半身は何も着てないからな・・・少し不格好だ
「うむ、やはり思った通り似合わんな、赤より黒の方が良かったか」
「そこは気にしてないが、これは少し違和感があるな」
「それは仕方あるまい、それと転移の対象となっとるがこっちから事前に連絡も無
く転移する事はないから安心せい、場所の探知は許せよ?お前さんを知ったと言う
のにそのまま放置は出来ん」
「まぁそれはいい、別に害がある訳でも無いしな」
「それと、装備に関してだが幾らか用意出来るぞ・・・壊しちまったからな」
「そうだなそれは助かる、だがまぁ防具はもう殆ど全滅したが適当に漁って来るさ」
「そうか?冒険者らしい考えだ・・・早死にするタイプのだが」
装備も整えずダンジョンに行ったり、魔物の生息域に突っ込むなんて無謀だからな
そんな無謀でもどうにか出来てしまうのが居るのも、また冒険者と言う奴だが・・・
「そろそろ帰るか?流石にこれ以上無断で長く居させるのもお前さんの仲間に悪い
・・・それにこっちはこっちで家のに説明せにゃならんのでな」
「そうだな、流石にそろそろ帰らなければ」
「こっちだ、扉への道までだが案内しよう」
そうして扉まで案内された、内部の装飾が着た時と違っていた・・・いやそう思えば
あの内庭から帰って来る時と曲がり角が違った様な?いや、そもそも庭へ行く時と
同じ道順だったような気が・・・となるとあの部屋は反対方向の部屋だったのか
「よし、土産がある持って行け」
彼が鍵を開け扉を開けると、外には従者と思われる人物が何かを持って立っていた
「今度来る時もあの2人を連れてこい、それなら顔パスだ」
「それはいいが、顔パスとは?」
「ん?流石にここにゃ誰でも入れるわけじゃない、だが当然自由に出入りできる奴
も居る訳だ、それがあのガーディンハイト兄弟よ、妹の方は顔パスまだ無理だが」
「成程、入るのに確認が要らないと言う事だな」
「そうだ、んでこれは・・・まぁバーゼスに聞けば判る」
今回は坊呼びでは無い、彼らの前以外では坊呼びはしないと言う事だろうか?
「判った、色々世話になった事感謝する」
「気にするな、そりゃ迷惑料の一部だ、ではな」
何かを包んでいる布を貰って帰る、振り返れば開けっ放しの扉に従者が入っていく
姿が見えるが彼の姿はもうない、それ程に忙しい身なのだろうか?まぁ王だからな
まだまだ仕事があるのに客だからと付き合ってくれていたのかもしれない・・・いや
それはないか?もうそう言った仕事は子供の方に譲っていてもおかしくないしな
入口の門を越えた所で亜空間倉庫を開きポーチを取り出す、外見は問題無さそうだ
が何か液体が染み出ている、中を見ると一本瓶回復瓶が割れていた、だがそれ以外
は問題無い・・・多分最初の攻撃を受けた時の衝撃ででも割れたんだろう、それはもう
仕方ないし無駄になっている訳でも無さそうだから良しとしよう、空を見上げると
太陽が輝いている・・・時間的にはだいたい昼位だろうか?終わった報告のためにも家
に帰らないといけない、ただ彼らが何処に居るか判らない・・・もしかしたら城の方に
行っているかもしれないが一先ず家に行くとしよう、それに次の準備のためにも1回
帰っておいた方が良いだろうし、この瓶の残骸をここに捨てていく訳にもいかない
まぁ液が垂れているくらいはいいだろう、まだ少し思考がふわふわしているな・・・
いつもの状態まで落ち着くためにも少しゆっくりめに移動する、もしかして少しだが
動体視力が落ちているのか?いつもの速度より遅めに動いているつもりだが周囲を流
れて行く景色に目が追いつかず形を捉えられていない、あと足が少し重くなっている
ような気がする、ん?ポーチの中で何か震動している?ニアから貰った玉か?そう言
えばしばらく顔を見せてない気がする、前からもう1週間経っているか?これは前に
会ってから1週間経っているから会いに来いと言う合図なんだろうか・・・とは言え会い
に行くにしても1度家に帰って恰好を整えておかないとな
「近いうちに会いに来い 今度はいいモノも用意しておいたぞ!」
玉から謎の模様の様なものが現れて頭の中に声が流れてきた、ふむ近いうちか・・・
家が見えたが生命反応は無い、あの3人は居ないようだが他に誰も居ないのだろうか
鍵を開け家に入るもあの兄弟の気配を感じない・・・やはり城の方に居るのか、部屋に
戻り亜空間倉庫と所持品の確認を行う、あの瓶と装備以外戦闘前と違いは無さそうだ
残っている装備品を着けるかどうするか・・・効果が判らないから無暗に着けるのもな
呪い着きの装備だと面倒なことになる、呪いの判断はまだ出来そうに無いから少し
慎重になる、最悪壊せば何とかなるか?取り敢えず装飾品は残っているしそれを装備
しておくか?後は胴体か腕の装備と靴が欲しい所だが、鎧はあるが動きを邪魔される
から今は使う気にならないんだよな、腕は素材があるから自作すれば何とかなるか?
靴はどうしようもない・・・こっちも自作すればいいんじゃないか?ただ2つ作るには
素材が足りないか?でも流石に裸足で街をうろつくのはどうかと最近思う様になった
何せ周りの人を見渡しても私しか裸足なのが居ない、子供だって皆靴を履いている
いや居ない事も無い、たまに見かけるがそう言うのはボロボロの冒険者位で・・・でも
今までこの格好で出歩いていても特に目立っている様子は無いんだよな、まぁそう見
られているだけなんだろう、このままだとどんどん野生化しそうだ・・・倉庫に行くか
靴用の皮と腕用の甲殻があれば素材としては足りると思うが・・・倉庫内の様子は前と
変わってないようで何かが増えている気も減っている気もしない、いや何かの素材
らしき物が増えていた、勝手に使う訳にもいかないし自分のだけでどうにかしよう
装甲として使えるのは[サソリ甲殻]と[シクル甲殻]として、[ワームのクチバシ]か
これも防具に使えるとして、靴には[ワニ革]と[フランバニー皮]があるが・・・皮だけ
で作るには足りないし甲殻を使うとなると片腕分しか防具は作れないな
彼から赤血のブローチを受け取り首から掛ける、鑑定してみると魔法耐性を持って
いるのか下位属性魔法耐性が見えた、言っていたような性能が高い物では無さそう
だが下位属性の全てに対し耐性を持つ装備は確かに優秀な物だろう、この他にも何
か1つあるようだが性能のlv共々まだ見えない、この効果自体はオマケみたいなモノ
だろうからこの耐性があるだけでも十分すぎる程に良いと言える、本来は彼の様に
服の上に着ける物だろうが基本上半身は何も着てないからな・・・少し不格好だ
「うむ、やはり思った通り似合わんな、赤より黒の方が良かったか」
「そこは気にしてないが、これは少し違和感があるな」
「それは仕方あるまい、それと転移の対象となっとるがこっちから事前に連絡も無
く転移する事はないから安心せい、場所の探知は許せよ?お前さんを知ったと言う
のにそのまま放置は出来ん」
「まぁそれはいい、別に害がある訳でも無いしな」
「それと、装備に関してだが幾らか用意出来るぞ・・・壊しちまったからな」
「そうだなそれは助かる、だがまぁ防具はもう殆ど全滅したが適当に漁って来るさ」
「そうか?冒険者らしい考えだ・・・早死にするタイプのだが」
装備も整えずダンジョンに行ったり、魔物の生息域に突っ込むなんて無謀だからな
そんな無謀でもどうにか出来てしまうのが居るのも、また冒険者と言う奴だが・・・
「そろそろ帰るか?流石にこれ以上無断で長く居させるのもお前さんの仲間に悪い
・・・それにこっちはこっちで家のに説明せにゃならんのでな」
「そうだな、流石にそろそろ帰らなければ」
「こっちだ、扉への道までだが案内しよう」
そうして扉まで案内された、内部の装飾が着た時と違っていた・・・いやそう思えば
あの内庭から帰って来る時と曲がり角が違った様な?いや、そもそも庭へ行く時と
同じ道順だったような気が・・・となるとあの部屋は反対方向の部屋だったのか
「よし、土産がある持って行け」
彼が鍵を開け扉を開けると、外には従者と思われる人物が何かを持って立っていた
「今度来る時もあの2人を連れてこい、それなら顔パスだ」
「それはいいが、顔パスとは?」
「ん?流石にここにゃ誰でも入れるわけじゃない、だが当然自由に出入りできる奴
も居る訳だ、それがあのガーディンハイト兄弟よ、妹の方は顔パスまだ無理だが」
「成程、入るのに確認が要らないと言う事だな」
「そうだ、んでこれは・・・まぁバーゼスに聞けば判る」
今回は坊呼びでは無い、彼らの前以外では坊呼びはしないと言う事だろうか?
「判った、色々世話になった事感謝する」
「気にするな、そりゃ迷惑料の一部だ、ではな」
何かを包んでいる布を貰って帰る、振り返れば開けっ放しの扉に従者が入っていく
姿が見えるが彼の姿はもうない、それ程に忙しい身なのだろうか?まぁ王だからな
まだまだ仕事があるのに客だからと付き合ってくれていたのかもしれない・・・いや
それはないか?もうそう言った仕事は子供の方に譲っていてもおかしくないしな
入口の門を越えた所で亜空間倉庫を開きポーチを取り出す、外見は問題無さそうだ
が何か液体が染み出ている、中を見ると一本瓶回復瓶が割れていた、だがそれ以外
は問題無い・・・多分最初の攻撃を受けた時の衝撃ででも割れたんだろう、それはもう
仕方ないし無駄になっている訳でも無さそうだから良しとしよう、空を見上げると
太陽が輝いている・・・時間的にはだいたい昼位だろうか?終わった報告のためにも家
に帰らないといけない、ただ彼らが何処に居るか判らない・・・もしかしたら城の方に
行っているかもしれないが一先ず家に行くとしよう、それに次の準備のためにも1回
帰っておいた方が良いだろうし、この瓶の残骸をここに捨てていく訳にもいかない
まぁ液が垂れているくらいはいいだろう、まだ少し思考がふわふわしているな・・・
いつもの状態まで落ち着くためにも少しゆっくりめに移動する、もしかして少しだが
動体視力が落ちているのか?いつもの速度より遅めに動いているつもりだが周囲を流
れて行く景色に目が追いつかず形を捉えられていない、あと足が少し重くなっている
ような気がする、ん?ポーチの中で何か震動している?ニアから貰った玉か?そう言
えばしばらく顔を見せてない気がする、前からもう1週間経っているか?これは前に
会ってから1週間経っているから会いに来いと言う合図なんだろうか・・・とは言え会い
に行くにしても1度家に帰って恰好を整えておかないとな
「近いうちに会いに来い 今度はいいモノも用意しておいたぞ!」
玉から謎の模様の様なものが現れて頭の中に声が流れてきた、ふむ近いうちか・・・
家が見えたが生命反応は無い、あの3人は居ないようだが他に誰も居ないのだろうか
鍵を開け家に入るもあの兄弟の気配を感じない・・・やはり城の方に居るのか、部屋に
戻り亜空間倉庫と所持品の確認を行う、あの瓶と装備以外戦闘前と違いは無さそうだ
残っている装備品を着けるかどうするか・・・効果が判らないから無暗に着けるのもな
呪い着きの装備だと面倒なことになる、呪いの判断はまだ出来そうに無いから少し
慎重になる、最悪壊せば何とかなるか?取り敢えず装飾品は残っているしそれを装備
しておくか?後は胴体か腕の装備と靴が欲しい所だが、鎧はあるが動きを邪魔される
から今は使う気にならないんだよな、腕は素材があるから自作すれば何とかなるか?
靴はどうしようもない・・・こっちも自作すればいいんじゃないか?ただ2つ作るには
素材が足りないか?でも流石に裸足で街をうろつくのはどうかと最近思う様になった
何せ周りの人を見渡しても私しか裸足なのが居ない、子供だって皆靴を履いている
いや居ない事も無い、たまに見かけるがそう言うのはボロボロの冒険者位で・・・でも
今までこの格好で出歩いていても特に目立っている様子は無いんだよな、まぁそう見
られているだけなんだろう、このままだとどんどん野生化しそうだ・・・倉庫に行くか
靴用の皮と腕用の甲殻があれば素材としては足りると思うが・・・倉庫内の様子は前と
変わってないようで何かが増えている気も減っている気もしない、いや何かの素材
らしき物が増えていた、勝手に使う訳にもいかないし自分のだけでどうにかしよう
装甲として使えるのは[サソリ甲殻]と[シクル甲殻]として、[ワームのクチバシ]か
これも防具に使えるとして、靴には[ワニ革]と[フランバニー皮]があるが・・・皮だけ
で作るには足りないし甲殻を使うとなると片腕分しか防具は作れないな
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