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8.転輪
百六十七話 連絡と宿泊情報
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167話 宿で一泊
「あら?どうしたのよ、なにか伝える事でもあった?」
「あれ?来てたの?だったら部屋まで来ればいいのに」
「いや部屋の番号知らないし···他にもちょっとあってここで待ってた」
「そっ、なんか急ぎの事って訳でもなさそうだけど···ん?」
アイカがシノの後ろに隠れて顔だけ出している···んー怯えている?
「どうしたのよアイカ、隠れちゃって···怖いの?」
「あっあのね、シンさんの隣がねユラユラして歪んでるの」
「完全に見えている訳では無いようだが、認識出来ているな」
どうしたものか説明をする訳にもいかないし···まぁ普通に言えばいいか
「あぁ大丈夫よ、害も危険もないから、ただ人の魂が隣に居るだけ」
「どうやら彼女には見えているようだな、こちらも完全ではなさそうだが」
「魂?見えるの?そう言うの信じてないんだけど」
「見えるわよ、なんでかちょっと見ずらいけど、私元々そう言う仕事してたし」
「へぇそうなんだ、ほら大丈夫だって」
「おっオバケなんだよね?なにもしない?」
「基本的にただの人間霊はなにもしないし出来ないから大丈夫よ」
「うっうん···大丈夫、だいじょ、うぶ」
「別に無理しなくていいからな?ちょっと伝えることがあるだけだから」
「そう言えばなんの話だったっけ?」
「明日ちょっと出掛ける事になったから、悪いけど明日は休む」
「んーそっか、3人でも出来ないことはないけど···」
「まぁ無理することもないからちょっとした採取でもすればいいでしょ」
「金は幾らか入るだろうから安心してくれ」
「我等空気だな兄者···」
「こう言うときは静かにしているものだ」
「だがこんなに女を囲っているとは···やるな!」
「違うだろうバカ者が···まったくお前は···」
なんか2人が話しているがそれはいいか、話もすんなり終わったしよかった
「明後日には帰って来れるの?周囲の環境が変化してるから狩りとかは不安って
事でダンジョンに行こうかって話してたんだけど」
「ん?問題ないぞ、ただのお使いみたいなものだからな」
「そっか分かった、で結局寝泊まりはどうしてるの?ここに泊まったら?」
「同じチームなのにわざわざバラバラに泊まる必要も無いだろうし」
「そっちのほうが時間とか予定も合わせやすいでしょ?」
「まぁそうなんだがな、泊まってもいいんだが···慣れんな」
「やんないと慣れないわよ、今日からもう泊まってく?」
「私達2人部屋2つとってるんだけど、基本的に私1人だから」
「たまにアマネにアイカを任せようかなって話でね、私達2人だけとしか
関わらないのも不味いかなって···最近他人との関わりが全然ないし」
「ふむ?なるほど···?どういった問題が?」
「あぁほらここの壁って厚めじゃない?まぁそう言うことよ」
?分からず首を傾げるしかない、そこに同じく首を傾げるアイカと目があった
そしてそのまま首を傾げる、なんだか2人の距離が縮まった···ような気がする
「成る程な···まぁ今となっては最早珍しい事でもない」
「良いこと···なのか?まぁ種としては良いことでは無いんだが···」
2人は分かっているようでなにやら言っている、だが私達2人は分からないのだ
「ちょっと何言ってくれんのよこんな所で」
「気にしない気にしない、珍しくも無いんだから」
「だからって誰に聞かれてるかも分からないこんな所でする話じゃないでしょ」
「まぁそうかもね、なんだか追っかけも居るみたいだし?」
「追っかけ?ユノとシノに?」
「あぁ、ただの前での知り合いよ、久しぶりに合ったって言うだけ」
「ちょっと挨拶して話しただけで、何の問題も無いから気にしないでいいわ」
「そうか問題ないならいい」
「んじゃとっとと食べて部屋に戻りましょうか、長く居てもあれだしね」
喋っている間に周りも落ち着いたようで人も少なくなり静かになっている
思えば料理を全然見たことが無かった···ちょうどいいから見てるか
焼いた肉と野菜の盛られた皿と野菜のスープとパンのセットのようだ
保存食でもないため、パンは少し硬めの細長いパンと果物を練り込んだ丸いパン
普通のパンはやはりスープに浸けて食べるんだろう、基本こんな物なのだろうか?
飲み物はよく分からない、見た目から果汁の物や茶類と思われるが···
「ん?何?食べたいの?」
「いやそう言う訳じゃない、料理がどんなものか気になっただけだ」
ボーッと待っていれば食事も終わって少し、部屋に戻ると言うことで
「んじゃ行きましょうか」
着いて行き階段を上っていくと3階で廊下に出る、見る限り1階層に20部屋か?
中央の階段から左右に片側5部屋づつ、行き止まりの壁には絵が飾ってある
内部の形状は外からでは判らなかったがこうなっていたのか
部屋は階段から出て左側、そして中間の番号303と304の隣どうしか···
「とりあえず立ち話するのも何だし、私達の部屋に入りましょうか」
303号室に入る、部屋は2人部屋と言っていたがちょっと狭いかな
「よく隣の部屋を取れたな、他にも宿泊者は多いだろ?」
「ちょっと前までは少なかったからその時に運良くね」
「今でもまだ空きはあるわよ、戦争がもうすぐ終わるって話が飛び交って
人が大勢移動したのよ、冒険者だけじゃなくて珍しく商人も多かったとか」
「ふむ、商人が泊まるのは珍しいのか」
「大体商人向けの宿もあるしわざわざここに来る意味もないしね」
「戦争がもうすぐ終わるって話の方が信じらんないけどね」
「まだ始まって1週間どころかその半分も経ってないもんね」
そういうもんなんだろうか?1日で終わってもおかしくなさそうだが
「まぁ暗めの話はここまでにして、泊まるなら私の方ね」
「別にどこでも大丈夫だ、気にしない」
「そう言えばシンお風呂はどうする?私達今日はそんな動いてないから
入らないけど、この宿の一階にあるし安いけど・・・」
「いや…いい」
今まで風呂に入ってないけど特に困ってないし、よくて気分転換か?
「あら?どうしたのよ、なにか伝える事でもあった?」
「あれ?来てたの?だったら部屋まで来ればいいのに」
「いや部屋の番号知らないし···他にもちょっとあってここで待ってた」
「そっ、なんか急ぎの事って訳でもなさそうだけど···ん?」
アイカがシノの後ろに隠れて顔だけ出している···んー怯えている?
「どうしたのよアイカ、隠れちゃって···怖いの?」
「あっあのね、シンさんの隣がねユラユラして歪んでるの」
「完全に見えている訳では無いようだが、認識出来ているな」
どうしたものか説明をする訳にもいかないし···まぁ普通に言えばいいか
「あぁ大丈夫よ、害も危険もないから、ただ人の魂が隣に居るだけ」
「どうやら彼女には見えているようだな、こちらも完全ではなさそうだが」
「魂?見えるの?そう言うの信じてないんだけど」
「見えるわよ、なんでかちょっと見ずらいけど、私元々そう言う仕事してたし」
「へぇそうなんだ、ほら大丈夫だって」
「おっオバケなんだよね?なにもしない?」
「基本的にただの人間霊はなにもしないし出来ないから大丈夫よ」
「うっうん···大丈夫、だいじょ、うぶ」
「別に無理しなくていいからな?ちょっと伝えることがあるだけだから」
「そう言えばなんの話だったっけ?」
「明日ちょっと出掛ける事になったから、悪いけど明日は休む」
「んーそっか、3人でも出来ないことはないけど···」
「まぁ無理することもないからちょっとした採取でもすればいいでしょ」
「金は幾らか入るだろうから安心してくれ」
「我等空気だな兄者···」
「こう言うときは静かにしているものだ」
「だがこんなに女を囲っているとは···やるな!」
「違うだろうバカ者が···まったくお前は···」
なんか2人が話しているがそれはいいか、話もすんなり終わったしよかった
「明後日には帰って来れるの?周囲の環境が変化してるから狩りとかは不安って
事でダンジョンに行こうかって話してたんだけど」
「ん?問題ないぞ、ただのお使いみたいなものだからな」
「そっか分かった、で結局寝泊まりはどうしてるの?ここに泊まったら?」
「同じチームなのにわざわざバラバラに泊まる必要も無いだろうし」
「そっちのほうが時間とか予定も合わせやすいでしょ?」
「まぁそうなんだがな、泊まってもいいんだが···慣れんな」
「やんないと慣れないわよ、今日からもう泊まってく?」
「私達2人部屋2つとってるんだけど、基本的に私1人だから」
「たまにアマネにアイカを任せようかなって話でね、私達2人だけとしか
関わらないのも不味いかなって···最近他人との関わりが全然ないし」
「ふむ?なるほど···?どういった問題が?」
「あぁほらここの壁って厚めじゃない?まぁそう言うことよ」
?分からず首を傾げるしかない、そこに同じく首を傾げるアイカと目があった
そしてそのまま首を傾げる、なんだか2人の距離が縮まった···ような気がする
「成る程な···まぁ今となっては最早珍しい事でもない」
「良いこと···なのか?まぁ種としては良いことでは無いんだが···」
2人は分かっているようでなにやら言っている、だが私達2人は分からないのだ
「ちょっと何言ってくれんのよこんな所で」
「気にしない気にしない、珍しくも無いんだから」
「だからって誰に聞かれてるかも分からないこんな所でする話じゃないでしょ」
「まぁそうかもね、なんだか追っかけも居るみたいだし?」
「追っかけ?ユノとシノに?」
「あぁ、ただの前での知り合いよ、久しぶりに合ったって言うだけ」
「ちょっと挨拶して話しただけで、何の問題も無いから気にしないでいいわ」
「そうか問題ないならいい」
「んじゃとっとと食べて部屋に戻りましょうか、長く居てもあれだしね」
喋っている間に周りも落ち着いたようで人も少なくなり静かになっている
思えば料理を全然見たことが無かった···ちょうどいいから見てるか
焼いた肉と野菜の盛られた皿と野菜のスープとパンのセットのようだ
保存食でもないため、パンは少し硬めの細長いパンと果物を練り込んだ丸いパン
普通のパンはやはりスープに浸けて食べるんだろう、基本こんな物なのだろうか?
飲み物はよく分からない、見た目から果汁の物や茶類と思われるが···
「ん?何?食べたいの?」
「いやそう言う訳じゃない、料理がどんなものか気になっただけだ」
ボーッと待っていれば食事も終わって少し、部屋に戻ると言うことで
「んじゃ行きましょうか」
着いて行き階段を上っていくと3階で廊下に出る、見る限り1階層に20部屋か?
中央の階段から左右に片側5部屋づつ、行き止まりの壁には絵が飾ってある
内部の形状は外からでは判らなかったがこうなっていたのか
部屋は階段から出て左側、そして中間の番号303と304の隣どうしか···
「とりあえず立ち話するのも何だし、私達の部屋に入りましょうか」
303号室に入る、部屋は2人部屋と言っていたがちょっと狭いかな
「よく隣の部屋を取れたな、他にも宿泊者は多いだろ?」
「ちょっと前までは少なかったからその時に運良くね」
「今でもまだ空きはあるわよ、戦争がもうすぐ終わるって話が飛び交って
人が大勢移動したのよ、冒険者だけじゃなくて珍しく商人も多かったとか」
「ふむ、商人が泊まるのは珍しいのか」
「大体商人向けの宿もあるしわざわざここに来る意味もないしね」
「戦争がもうすぐ終わるって話の方が信じらんないけどね」
「まだ始まって1週間どころかその半分も経ってないもんね」
そういうもんなんだろうか?1日で終わってもおかしくなさそうだが
「まぁ暗めの話はここまでにして、泊まるなら私の方ね」
「別にどこでも大丈夫だ、気にしない」
「そう言えばシンお風呂はどうする?私達今日はそんな動いてないから
入らないけど、この宿の一階にあるし安いけど・・・」
「いや…いい」
今まで風呂に入ってないけど特に困ってないし、よくて気分転換か?
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