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7.必然の転機
百三十七話 冒険者は毎日活動するわけではない
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137話 情報!突撃!それでいい
一応周囲を確認し人の目の届かない所まで移動し、亜空間倉庫から玉を取り出す
軽く魔力を流せばしっかりと起動し転移が発動する、連続では使えないようだが
1日経過すれば再度使えるようになる事が判明している、当然行きと帰り分
何時もの転移に身を任せ5秒ほどで到着、やはりこっちも夜のようで暗い
外からの月の光が照らしている、部屋は前と同じ個室のようだが変わっていた
壁際に椅子と机にハンモックまである、床にはカーペットまで敷かれている
家具を用意してあると言うことは、この部屋を使う予定があるんだろうか?
となると転移地点が此処だが邪魔になるんじゃ?とは言えまだ使ってないのか
それ以外には何もないし、この家具達を使っている感じもしない
椅子や机は傷がなく普通の物と違って木目も無い、表面はコーティングしてある
のだが···ちょっとツルツルしすぎている、触り心地を優先したのだろうか?
ハンモックは腰ほどの高さにあり粗い目の布地で生地は良さそうだ
この部屋···見た目的には倉庫に見えないが、現状ただの空き部屋なのだろう
しかし清掃が行き渡っているようでホコリや塵などは無く綺麗な部屋だ
明かりになるものは窓から月の光しか入ってこないためちょっと暗い
明かりは···何処か判らないしまぁいいか、暗いと言っても大体は見える
物音がしないし声も聞こえない、寝ているのだろうか一応確認しておこう
扉を開ければ通路···?場所が少し変わってるな、とは言っても広間横の通路
どうやら前来たときの部屋の隣の部屋のようだ、広間に明かりは無い
誰もいなさそうだな、それよりも転移地点の変更とは何かあったのだろうか?
隣にある前の部屋を見てみようと扉を開ける、隙間から風が吹いてきた···
天井と壁の境とでも言えばいいのか?その場所に大きな穴が空いている
破損の角度的に内側から外に向いているように見える、掃除はされていて綺麗だ
この有り様だから転移地点を変更したのか、別に気にする程の事でもないと思うが
一応広間を覗いてみたが誰も居ない、それなりにこの家は広いようで2階もある
探しにいく理由もなければ、勝手に家の中をうろつき回る訳にもいかない
とは言え戻っても仕方無いので部屋に戻り、ハンモックで寝ることにした
ハンモックで寝るには···まず座ってからか?動くせいでバランスがとりにくい
寝ころがり背中を預ければ、まるで宙に浮いている時の感覚を錯覚するようだ
まぁ実際宙に浮かんでいるだけだと別に気分が良くなるものでもないが
いや場所が悪かったのだろう、安全な場所だとまた違う感じ方になるのかも···
朝まで暇だし休んでおこう、装備品の点検···特に問題なさそうだからいいか
寝転がるとローブ代わりの布に動きを制限されるような···あとポーチも邪魔だ
それと武装が重いのか軋んでいる?気がする、鎧やポーチを外すため一旦降りる
見るだけでは判らんな、装備を亜空間倉庫に放り込んでからハンモックに再度乗る
さっきよりも沈まないし軋みもない、ただ軽くなったせいか少し安定しなくなった
武器は倉庫に入らなかったので壁に立て掛けようと思っていたが、壁や床を傷付け
そうだったので机に置いておく事にした、何やらマガセビが動いているのか
地面が揺れているのか判らないがマガセビがカタカタと震え机に細かくぶつかり
音を発てている、大きい音ではないから外まで聞こえてないだろうが···
音が小さくても細かく長いと煩いな、うるさいでありわずらわしいどっちでもある
まぁこれはマガセビ自身が動いてるんだろう、たまに震えてたりするし
これだけ揺れてたら地面だって相応の強さの揺れになるだろうが感じないし
ん?今ちょっと揺れたな、軋む音が聞こえた天井か?いや穴の空いた隣の部屋か?
まぁいいか···意識を落とそう、時間の確認は広間に時計があったっけ
......
....
キシッキシッ
天井から軋む音が聞こえて意識を起こす、外では陽は低いが登っている
上から音が聞こえるってこは上のここ近くの部屋を使ってるのか···
と言うかなんでわざわざ上の部屋を使うんだ?他に誰も居ないだろうに
もう朝だし一応広間で時間を確認して帰るか、外と完全に同一かは判らんが
音からしてまだ上に居るようだから今のうちにさっさと出ていこう
···いやそもそも顔を出しに来たのではなかったか?ついでで宿にしただけで
本来はそっちが目的だったはず、目的と手段が入れ替わるとはこう言うことか
しかし一向に降りてくる気配はない、まだ起きてないのだろうか?
まぁ迷惑をかける訳にもいかない、といあえず広間に行って少し待つか
大きめなソファーに座って正面にある壁につけられた大きな時計を見る
時間は7時ちょっとか、行くにはまだ流石に速いか?いやそもそも合流の話は···
そう言えばしてなかったな、となると今日は活動しないのだろうか
そもそも毎日活動する冒険者自体いないんだっけか、ふむ今日はどうするかな
まず情報収集としてそのあとは適当な近場のダンジョンにでも行くか?
1時間ほど道具や装備の確認をしてたが静かなままだ、降りてくる気配も無い
顔合わせとは行かなかったが何かしら置いておけば気付くだろう、となると何を
置いていこうか、要らないものと言うか持っていても仕方無いものが幾つかあるが
それは置いていっても邪魔になるだけだろう、なにがいいかな
役に立つ様なものは特に持って無いし、家具とか日用品も無い···食料?
缶詰や飲料が倉庫を圧迫してるし、一旦部屋に戻って幾つか置いていこう
半分以上は流石に辞めておこう、持ってる全種類を2割づつ置いていく事にした
元々の量が種類毎にまちまちであったため全体的に量がバラバラだ
よく見ると飲み物の方が種類も量も多い、1つ1つが小さいからそうなるか
よしそれなりだが亜空間倉庫に空きが出来ただろう、食料を置けたのは大きい
さてそろそろ行くとしよう、もうすぐ8時半だしギルドも確実に開いているはず
戻ったとき人目につかない事を祈ろう、転移を発動し路地裏に戻る
運がよかったのか人は居なかった、そして血に塗れた広場は元の状態に戻っている
流石にちょっと血の匂いがこびりついているのか漂ってくるが変化はそれくらいだ
一応周囲を確認し人の目の届かない所まで移動し、亜空間倉庫から玉を取り出す
軽く魔力を流せばしっかりと起動し転移が発動する、連続では使えないようだが
1日経過すれば再度使えるようになる事が判明している、当然行きと帰り分
何時もの転移に身を任せ5秒ほどで到着、やはりこっちも夜のようで暗い
外からの月の光が照らしている、部屋は前と同じ個室のようだが変わっていた
壁際に椅子と机にハンモックまである、床にはカーペットまで敷かれている
家具を用意してあると言うことは、この部屋を使う予定があるんだろうか?
となると転移地点が此処だが邪魔になるんじゃ?とは言えまだ使ってないのか
それ以外には何もないし、この家具達を使っている感じもしない
椅子や机は傷がなく普通の物と違って木目も無い、表面はコーティングしてある
のだが···ちょっとツルツルしすぎている、触り心地を優先したのだろうか?
ハンモックは腰ほどの高さにあり粗い目の布地で生地は良さそうだ
この部屋···見た目的には倉庫に見えないが、現状ただの空き部屋なのだろう
しかし清掃が行き渡っているようでホコリや塵などは無く綺麗な部屋だ
明かりになるものは窓から月の光しか入ってこないためちょっと暗い
明かりは···何処か判らないしまぁいいか、暗いと言っても大体は見える
物音がしないし声も聞こえない、寝ているのだろうか一応確認しておこう
扉を開ければ通路···?場所が少し変わってるな、とは言っても広間横の通路
どうやら前来たときの部屋の隣の部屋のようだ、広間に明かりは無い
誰もいなさそうだな、それよりも転移地点の変更とは何かあったのだろうか?
隣にある前の部屋を見てみようと扉を開ける、隙間から風が吹いてきた···
天井と壁の境とでも言えばいいのか?その場所に大きな穴が空いている
破損の角度的に内側から外に向いているように見える、掃除はされていて綺麗だ
この有り様だから転移地点を変更したのか、別に気にする程の事でもないと思うが
一応広間を覗いてみたが誰も居ない、それなりにこの家は広いようで2階もある
探しにいく理由もなければ、勝手に家の中をうろつき回る訳にもいかない
とは言え戻っても仕方無いので部屋に戻り、ハンモックで寝ることにした
ハンモックで寝るには···まず座ってからか?動くせいでバランスがとりにくい
寝ころがり背中を預ければ、まるで宙に浮いている時の感覚を錯覚するようだ
まぁ実際宙に浮かんでいるだけだと別に気分が良くなるものでもないが
いや場所が悪かったのだろう、安全な場所だとまた違う感じ方になるのかも···
朝まで暇だし休んでおこう、装備品の点検···特に問題なさそうだからいいか
寝転がるとローブ代わりの布に動きを制限されるような···あとポーチも邪魔だ
それと武装が重いのか軋んでいる?気がする、鎧やポーチを外すため一旦降りる
見るだけでは判らんな、装備を亜空間倉庫に放り込んでからハンモックに再度乗る
さっきよりも沈まないし軋みもない、ただ軽くなったせいか少し安定しなくなった
武器は倉庫に入らなかったので壁に立て掛けようと思っていたが、壁や床を傷付け
そうだったので机に置いておく事にした、何やらマガセビが動いているのか
地面が揺れているのか判らないがマガセビがカタカタと震え机に細かくぶつかり
音を発てている、大きい音ではないから外まで聞こえてないだろうが···
音が小さくても細かく長いと煩いな、うるさいでありわずらわしいどっちでもある
まぁこれはマガセビ自身が動いてるんだろう、たまに震えてたりするし
これだけ揺れてたら地面だって相応の強さの揺れになるだろうが感じないし
ん?今ちょっと揺れたな、軋む音が聞こえた天井か?いや穴の空いた隣の部屋か?
まぁいいか···意識を落とそう、時間の確認は広間に時計があったっけ
......
....
キシッキシッ
天井から軋む音が聞こえて意識を起こす、外では陽は低いが登っている
上から音が聞こえるってこは上のここ近くの部屋を使ってるのか···
と言うかなんでわざわざ上の部屋を使うんだ?他に誰も居ないだろうに
もう朝だし一応広間で時間を確認して帰るか、外と完全に同一かは判らんが
音からしてまだ上に居るようだから今のうちにさっさと出ていこう
···いやそもそも顔を出しに来たのではなかったか?ついでで宿にしただけで
本来はそっちが目的だったはず、目的と手段が入れ替わるとはこう言うことか
しかし一向に降りてくる気配はない、まだ起きてないのだろうか?
まぁ迷惑をかける訳にもいかない、といあえず広間に行って少し待つか
大きめなソファーに座って正面にある壁につけられた大きな時計を見る
時間は7時ちょっとか、行くにはまだ流石に速いか?いやそもそも合流の話は···
そう言えばしてなかったな、となると今日は活動しないのだろうか
そもそも毎日活動する冒険者自体いないんだっけか、ふむ今日はどうするかな
まず情報収集としてそのあとは適当な近場のダンジョンにでも行くか?
1時間ほど道具や装備の確認をしてたが静かなままだ、降りてくる気配も無い
顔合わせとは行かなかったが何かしら置いておけば気付くだろう、となると何を
置いていこうか、要らないものと言うか持っていても仕方無いものが幾つかあるが
それは置いていっても邪魔になるだけだろう、なにがいいかな
役に立つ様なものは特に持って無いし、家具とか日用品も無い···食料?
缶詰や飲料が倉庫を圧迫してるし、一旦部屋に戻って幾つか置いていこう
半分以上は流石に辞めておこう、持ってる全種類を2割づつ置いていく事にした
元々の量が種類毎にまちまちであったため全体的に量がバラバラだ
よく見ると飲み物の方が種類も量も多い、1つ1つが小さいからそうなるか
よしそれなりだが亜空間倉庫に空きが出来ただろう、食料を置けたのは大きい
さてそろそろ行くとしよう、もうすぐ8時半だしギルドも確実に開いているはず
戻ったとき人目につかない事を祈ろう、転移を発動し路地裏に戻る
運がよかったのか人は居なかった、そして血に塗れた広場は元の状態に戻っている
流石にちょっと血の匂いがこびりついているのか漂ってくるが変化はそれくらいだ
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