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6.運命の交差
百三十三話 死んでない、元から死んでるから
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133話 心臓が止まったと思ったけど元から止まってた
「こういったときは確か···まず呼吸の確認と気道の確保だったわね」
「呼吸···してない!心臓も動いてない!もう死んでるわ···」
「そんな···ようやくチームとしてまともに動けるようになってきた所なのに···」
勝手に死んだことにしないでくれないか?いや間違ってもいないのだが
適当なポーションでも掛けてほしいんだが···回復効果···効くよな?
あっ死んだと思ってるなら回復道具使うわけないか、ふむ困った口も動かないし
「どうしよう···ここに放っておく訳にもいかないよね」
そう言えば死んだときにデメリットはあるんだろうか?多分あるんだろうな
復活に時間が掛かるとして···後はステータスの低下やスキルの低下かな
「そこの木の陰にでも運んでおく?本来なら埋葬するべきだけど」
「埋めてあげよう、本当ならこっちに世界でも火葬がいいんだけど···」
死んでも大丈夫って言ったっけ?言ったような言ってないような···
「じゃぁ木を集めないとね、枝だけじゃ足りないし切ってこないと」
「そんな道具ないよ、木はたくさんあるのにねぇ」
?もしかして気付いているんじゃないだろうな?わざとか?
いや燃やすんなら別にいいんだけど、火耐性取れば育てられるし
でも気付いてるっぽいんだよなぁ、態度がなんかあきらかにおかしい
見ていると普通に視線が合った···じっと見てくるだけなのはなんでなんだ?
あとさっきから口元が笑ってにやついているぞ、最初から解ってたのか?
気付いててやってるなら早くなんとかしてくださいますかねぇ?
「あっそうだ、このポーションいる?」
いる···無くても困らないけど、いやまてよ再生系のアビリティがあるんじゃ?
獲得可能アビリティの一覧をみてみると耐性系の近くに出てきていた
重傷を負うのが条件なのだろうか?他にも条件が必要なのありそうだなぁ
この自動再生取っておくか?別に無くても困らない物でもあるが
魔力が無くても関係なく自動発動するし、回復魔法が使えない時に便利なのだ
このアビリティが他アビリティの取得条件に含まれている可能性もあるし
上位の再生系は勿論状態異常の自動回復も含んでいるだろうか?
再生アビリティは耐性系の覧に含まれているのかまぁ種族系とは言えないし
自動回復とか再生系を含めるのはそれくらいしかないのか?
と言うかよく見たら自動回復もあるじゃないか、この2つ何が違うんだろうか?
何かしらの違いはあるのだろうが、まぁ自動再生を取ったから今直ぐ取る気はない
それより気になるのはlv1の自動再生で動けるようになるまでに
どれだけの時間が掛かるのか?と言うことだ、1日くらい掛かりそうな気がするな
流石にまだ取ったばかりのlv1だし期待できないが後で役に立つ時が来るだろう
しかし必要なのは今なんだなぁ···それより眺めてないでポーションを···
応答が欲しいのだろうか?なにも出来ないんだが···判ってるよな?
「飲め···ないか、傷口···どこ?掛けるとしてもどこにやれば?」
「口に突っ込めば?勝手に飲むんじゃない?」
「そっか、別に呼吸出来なくなっても問題なんだもんね」
「問題はそれで飲み込めるかどうかなんだけどね···」
飲まなくても掛けるだけで幾らか効果は有るんだし大丈夫だと思うが、あれは···
傷口に掛ける場合効果があるだけで、もしかしてそれ以外だと効果は無いのか?
「飲むか傷口に掛ければ効果は有るみたいだけど···今回の傷は内臓だろうし」
「多分普通に掛けるだけじゃ効果は無いよね···ポーションの説明見る限りだと
悪いけどやっぱ口に突っ込むから、後から文句言うのは無しでね」
文句あるとしたらポーションの使用が遅すぎる事だよ
溢れ出るほど口の中に溜まった血を首を横に捻られ吐き出す、ちょっと痛い
その後液体が口に入ってくるがやはり飲み込めない、何故か喉が動かない···?
あっ動かしてなかっただけか、暫く使ってないせいで使い方を忘れていただけだ
何とか少しずつ飲み込んでいく、喉を動かすと痛いな首の骨も折れてるからか
「あっ飲めてる、良かった良かった」
全て飲みきったが、流石に最下級のポーションじゃ回復しきらないか
背中の骨はくっついたようで体を動かせそうだが、まだ脚が動かせない
「ゴッフ、助かったよまだ回復しきってなくて脚が動かないが···
あと判ってて放置してただろう?もっと早くしてくれた方がよかったんだが」
「いやそれはごめんなさいだけど、最初は本当に死んでると思ったのよ」
「途中で眼が動いてるのが見えたから、あっ生きてるって判断したの」
「そうか···まぁいい、これから暗くなり始めるしさっさと帰ろう
今から行けば月が上り始めるころまでには着くだろう」
「思ったより長かったような短かったような、不思議な感覚ね」
「そんなにダンジョンには潜ってなかったと思うんだけどね、濃かった」
「そう濃かった、普通とは違う危険が合ったっていうか···」
「濃かったか···確かにそうだな、なかなか珍しい経験をしたな」
あの時空間の狭間で結構長く活動していたが、こっちでの時間は経ってない
あの空間に体感的にそしてなんとなくだが、半日程いただろうからな
今日は何時もより長い日になった、あぁなんか体が重い気がするな
いや実際重く感じているのは疲労と怪我が有るからだ、気のせいじゃない
疲労はあんまり気にならないし、怪我も気にしてないと忘れてしまう
とくに準備も要らないし帰るとしよう、周囲を見渡すと着地の影響で
土や石ころが飛び散り、一部凹んでその回りの土が盛り上がっている
地形を変えてしまった···まぁ大丈夫だろう、多分誰も気にしないはず···
木も特に倒れてないし、まぁ魔物のせいって事になるだろう
「こういったときは確か···まず呼吸の確認と気道の確保だったわね」
「呼吸···してない!心臓も動いてない!もう死んでるわ···」
「そんな···ようやくチームとしてまともに動けるようになってきた所なのに···」
勝手に死んだことにしないでくれないか?いや間違ってもいないのだが
適当なポーションでも掛けてほしいんだが···回復効果···効くよな?
あっ死んだと思ってるなら回復道具使うわけないか、ふむ困った口も動かないし
「どうしよう···ここに放っておく訳にもいかないよね」
そう言えば死んだときにデメリットはあるんだろうか?多分あるんだろうな
復活に時間が掛かるとして···後はステータスの低下やスキルの低下かな
「そこの木の陰にでも運んでおく?本来なら埋葬するべきだけど」
「埋めてあげよう、本当ならこっちに世界でも火葬がいいんだけど···」
死んでも大丈夫って言ったっけ?言ったような言ってないような···
「じゃぁ木を集めないとね、枝だけじゃ足りないし切ってこないと」
「そんな道具ないよ、木はたくさんあるのにねぇ」
?もしかして気付いているんじゃないだろうな?わざとか?
いや燃やすんなら別にいいんだけど、火耐性取れば育てられるし
でも気付いてるっぽいんだよなぁ、態度がなんかあきらかにおかしい
見ていると普通に視線が合った···じっと見てくるだけなのはなんでなんだ?
あとさっきから口元が笑ってにやついているぞ、最初から解ってたのか?
気付いててやってるなら早くなんとかしてくださいますかねぇ?
「あっそうだ、このポーションいる?」
いる···無くても困らないけど、いやまてよ再生系のアビリティがあるんじゃ?
獲得可能アビリティの一覧をみてみると耐性系の近くに出てきていた
重傷を負うのが条件なのだろうか?他にも条件が必要なのありそうだなぁ
この自動再生取っておくか?別に無くても困らない物でもあるが
魔力が無くても関係なく自動発動するし、回復魔法が使えない時に便利なのだ
このアビリティが他アビリティの取得条件に含まれている可能性もあるし
上位の再生系は勿論状態異常の自動回復も含んでいるだろうか?
再生アビリティは耐性系の覧に含まれているのかまぁ種族系とは言えないし
自動回復とか再生系を含めるのはそれくらいしかないのか?
と言うかよく見たら自動回復もあるじゃないか、この2つ何が違うんだろうか?
何かしらの違いはあるのだろうが、まぁ自動再生を取ったから今直ぐ取る気はない
それより気になるのはlv1の自動再生で動けるようになるまでに
どれだけの時間が掛かるのか?と言うことだ、1日くらい掛かりそうな気がするな
流石にまだ取ったばかりのlv1だし期待できないが後で役に立つ時が来るだろう
しかし必要なのは今なんだなぁ···それより眺めてないでポーションを···
応答が欲しいのだろうか?なにも出来ないんだが···判ってるよな?
「飲め···ないか、傷口···どこ?掛けるとしてもどこにやれば?」
「口に突っ込めば?勝手に飲むんじゃない?」
「そっか、別に呼吸出来なくなっても問題なんだもんね」
「問題はそれで飲み込めるかどうかなんだけどね···」
飲まなくても掛けるだけで幾らか効果は有るんだし大丈夫だと思うが、あれは···
傷口に掛ける場合効果があるだけで、もしかしてそれ以外だと効果は無いのか?
「飲むか傷口に掛ければ効果は有るみたいだけど···今回の傷は内臓だろうし」
「多分普通に掛けるだけじゃ効果は無いよね···ポーションの説明見る限りだと
悪いけどやっぱ口に突っ込むから、後から文句言うのは無しでね」
文句あるとしたらポーションの使用が遅すぎる事だよ
溢れ出るほど口の中に溜まった血を首を横に捻られ吐き出す、ちょっと痛い
その後液体が口に入ってくるがやはり飲み込めない、何故か喉が動かない···?
あっ動かしてなかっただけか、暫く使ってないせいで使い方を忘れていただけだ
何とか少しずつ飲み込んでいく、喉を動かすと痛いな首の骨も折れてるからか
「あっ飲めてる、良かった良かった」
全て飲みきったが、流石に最下級のポーションじゃ回復しきらないか
背中の骨はくっついたようで体を動かせそうだが、まだ脚が動かせない
「ゴッフ、助かったよまだ回復しきってなくて脚が動かないが···
あと判ってて放置してただろう?もっと早くしてくれた方がよかったんだが」
「いやそれはごめんなさいだけど、最初は本当に死んでると思ったのよ」
「途中で眼が動いてるのが見えたから、あっ生きてるって判断したの」
「そうか···まぁいい、これから暗くなり始めるしさっさと帰ろう
今から行けば月が上り始めるころまでには着くだろう」
「思ったより長かったような短かったような、不思議な感覚ね」
「そんなにダンジョンには潜ってなかったと思うんだけどね、濃かった」
「そう濃かった、普通とは違う危険が合ったっていうか···」
「濃かったか···確かにそうだな、なかなか珍しい経験をしたな」
あの時空間の狭間で結構長く活動していたが、こっちでの時間は経ってない
あの空間に体感的にそしてなんとなくだが、半日程いただろうからな
今日は何時もより長い日になった、あぁなんか体が重い気がするな
いや実際重く感じているのは疲労と怪我が有るからだ、気のせいじゃない
疲労はあんまり気にならないし、怪我も気にしてないと忘れてしまう
とくに準備も要らないし帰るとしよう、周囲を見渡すと着地の影響で
土や石ころが飛び散り、一部凹んでその回りの土が盛り上がっている
地形を変えてしまった···まぁ大丈夫だろう、多分誰も気にしないはず···
木も特に倒れてないし、まぁ魔物のせいって事になるだろう
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