114 / 324
6.運命の交差
百十二話 ダンジョンへの準備
しおりを挟む
112話 新しいダンジョン情報と準備
なにやら思考の空白が出来ていたようだ、不注意だったな…ん?
いや何もなかったか、準備はまぁ出来るとしてダンジョンとなると
「道具の準備より先にダンジョンの情報を確認しておかないとな」
「そうね必要な道具も変わってくるし、どこに行こうか?」
「ん~?近いほうがいいんじゃない?、遠出して時間を掛けても…ね」
「まぁそうだな、近くのダンジョンでなおかつ厄介な敵の居ないところ」
そうなると塔系列が安定なんだよな、属性で固まってるから対処がしやすい
状態異常にもそれなりの偏りが出来てるからな、準備も必要最低限に近づける
それに最初の階は敵も弱いし、現状だと自分は3~4階位が適正だろうか
ただ彼女たちは2階層がちょうどいい位か?3階にはまだ早いかもしれない
そうなると1階層目でlv10付近なのがいいのかな、探せばすぐにあった
lv12だが自然型のダンジョンで情報も随分出ており、動物系や爬虫類をメインに
状態異常や属性攻撃を持たない敵のみの初心者向けダンジョンの1つのようだ
とは言え固定ダンジョンではなくランダムなネフィスの一つであるため
もうしばらくしたら消えてしまうようだ、今の内に行っておくべきだろうか
「ちょうどいい場所を見つけた、初心者向けダンジョンのネフィスだ」
「初心者向けってのは丁度いいけど…ネフィスって?」
「何時出来て消えるか分からないランダムダンジョンの事だ
今ある内に行っておいた方がいいと思ってな、経験を積むにはいいだろう
状態異常も属性攻撃も無いようだから対処のための準備も難しくないし
危険度も低いほうだからな、3人の動きに慣れるにも丁度いいだろう」
「確かにね、全員近接タイプだし連携取れないとお互いの邪魔になるか」
「それより敵はどんなの?適正lvはどれらい?」
「適正はlv12だ、敵は主に犬や兎に鹿とトカゲ、それと昆虫型が少なめだ」
「虫は苦手なのよね…見るだけなら別にいいんだけど近づくのは…」
そういえばこの前の氷の洞窟も虫よりトカゲや蛇が主だったな
「私も虫は得意じゃなくて…触らなきゃ別に気にならないけど」
ユノの方はまだマシか、だとするなら2人で前にでるのがいいか?
そうすると遠隔攻撃持ちが欲しいな、現状魔法を主体に出来るほど
今のメンバーには魔力も種類もないし、そこまで威力もないからな
「そうなると1人遠隔攻撃主体の後方メンバーが欲しくなるな」
「うーん確かに、3人も前衛っていうのもバランス悪いしね
それなら私が弓でも使おっか?一応使ったことあるし
ただ弓矢用意しないといけないから、出費が増えるけど…矢の補充も」
銃を使ったらっと思ったが流石にこのlvでは火力が過剰すぎるか
あと音も響くし、それと高位の冒険者なら持っている人もそれなりにいるが
こんな初心者クラスで持っていたり使うことはまずない、理由は簡単だ
弾の仕入れに結構な費用がかかる、安定して運用するのは難しい
あと弾の持ち運び、矢より多く持てるがかなり重くなるようだからな
自分のは弾を気にしなくていいけど、それはそれで困りそうだし
「そうだね、じゃぁシノは後衛に回ってくれる?それだと私も安心だし」
「えっ?私が前衛だと不安だったの?!」
「いやいや違うよ!心配だっただけだって、元々近接向きじゃなかったじゃん」
ふむ?ステータス的に近接に向いてないのか、まだ戦闘スタイルも分らないが
力が低かったのか?武器もナイフだったし火力も出なかったんだろう
「そう言えばユノの武器はなんだ?」
「私?直剣…だったんだけど、置いてきちゃったし今はナイフかな」
「丁度いいし武具を揃えてくるか、ユノは防具も新調しないといけないし」
「あぁ…うん、ボロボロだしね、今は軽く穴を塞いでるだけだし
これ位だと流石に修理するより新しく買い替えた方が早いし安いかもね」
一先ず武具を揃えるとしよう、宿に関してはもうあるようだから大丈夫だろう
「宿は大丈夫なら早めに武具を揃えにいこう」
「そうね宿はまぁ今日の分は既に先払いで払ってあるから大丈夫だけど···
明日以降がまずいわね、1日で帰ってこれないと追い出されるし
追加で1日はとっておきたいけど武具を揃える金さえ十分にあるかどうか···」
「確かに今余裕ないもんね、換金出来るものも持ってないし」
「なんだったら少し位は私も出そう、装備品はしっかりしておかないとな
質の悪い物を買うわけにもいかないから金額は少し多めに見積もっておこう」
「えっいいの!?流石に悪い気がするわ、それに良し悪しなんて判らないし」
「金に関しては別にかまわない、これからは互いの命を預ける仲間だしな
それと良し悪しは大まかではあるが判別できるから私が見てみよう」
「そう?なら私達が使ってた武具屋に行こっか、ここから近いしいい場所だよ
初心者御用達みたいな場所だから私達と同じ様な新人とかばっかりだし」
「まぁスリはそれなりにあるらしいから気を付けておかないとね
店の人は気にしないようだし、まぁちゃんと後で返ってはくるらしいけど」
返ってくるのは店側でのサービスか?それともスリ自体が店側の人間なのか
まぁどっちでもいいか、物を盗られる方が悪いと言うのが冒険者の基本だ
ただ盗賊系のスキルを使われるとどうしようもないのが殆どなのだが
ただの盗みよりスキルを使った盗みは罪が5倍近く重いようだからそうは居ない
居ないといっても都内とか街中の人の目が多く管理されている場所だけだ
外やダンジョンではそう言った盗みで生活している者も居ない訳ではないようで
そこで盗まれた品物が裏の市場で出回る訳だ、表に流れる事もあるとか
まぁそんなこんなもあり、そのような盗賊として生活は長く続かないようだ
「着いたわここよ、判りやすくていいわよね」
今回は関係ないか···っとどうでもいい考え事をしている内に着いたようだ
場所は商業区域に入ってほぼすぐの所、右の手前から3つめの店だ
外から見ても、なるほど確かに判りやすい、看板に書かれているのもそうだが
展示物として飾ってある装備品がどれも初心者向けの基本的装備なのだ
店自体が結構な大きさがある、が入ってみれば初心者御用達と言われるだけあって
商品は普通なものしかない、これといって変わった物はなく手前から
量産品の直剣や大剣など両手物の刀剣類が入り口両方の壁際の樽に放り込まれ
短剣や突剣に短杖などの片手物や弓がその間にある机に所狭しと並べられ
槍や杖などの棒状の物が奥の樽に入れられその奥に防具コーナーがある
基本的に防具は一式で売っているのは少し安くなっているようだ
「今回はもう決まっているだろう、防具一式と弓と直剣だったな」
「そうねまぁこれと言って選ぶ意味もないし持ってくるわ」
そして2人共武器の前に着くと選ぶこともなく手前の武器を持ってくる
確かにどれも一緒だが稀に良品と粗悪品がある、とは言え品質に大きな差は無い
僅かな性能の差があるくらいだろう、2人共普通の物を持ってきたようだ
まぁこのくらいの差だとあんまり変化もなくて判りづらいんだよな···
それと防具は体に合わせて調整してもらうため購入しても少し時間が掛かるようだ
なにやら思考の空白が出来ていたようだ、不注意だったな…ん?
いや何もなかったか、準備はまぁ出来るとしてダンジョンとなると
「道具の準備より先にダンジョンの情報を確認しておかないとな」
「そうね必要な道具も変わってくるし、どこに行こうか?」
「ん~?近いほうがいいんじゃない?、遠出して時間を掛けても…ね」
「まぁそうだな、近くのダンジョンでなおかつ厄介な敵の居ないところ」
そうなると塔系列が安定なんだよな、属性で固まってるから対処がしやすい
状態異常にもそれなりの偏りが出来てるからな、準備も必要最低限に近づける
それに最初の階は敵も弱いし、現状だと自分は3~4階位が適正だろうか
ただ彼女たちは2階層がちょうどいい位か?3階にはまだ早いかもしれない
そうなると1階層目でlv10付近なのがいいのかな、探せばすぐにあった
lv12だが自然型のダンジョンで情報も随分出ており、動物系や爬虫類をメインに
状態異常や属性攻撃を持たない敵のみの初心者向けダンジョンの1つのようだ
とは言え固定ダンジョンではなくランダムなネフィスの一つであるため
もうしばらくしたら消えてしまうようだ、今の内に行っておくべきだろうか
「ちょうどいい場所を見つけた、初心者向けダンジョンのネフィスだ」
「初心者向けってのは丁度いいけど…ネフィスって?」
「何時出来て消えるか分からないランダムダンジョンの事だ
今ある内に行っておいた方がいいと思ってな、経験を積むにはいいだろう
状態異常も属性攻撃も無いようだから対処のための準備も難しくないし
危険度も低いほうだからな、3人の動きに慣れるにも丁度いいだろう」
「確かにね、全員近接タイプだし連携取れないとお互いの邪魔になるか」
「それより敵はどんなの?適正lvはどれらい?」
「適正はlv12だ、敵は主に犬や兎に鹿とトカゲ、それと昆虫型が少なめだ」
「虫は苦手なのよね…見るだけなら別にいいんだけど近づくのは…」
そういえばこの前の氷の洞窟も虫よりトカゲや蛇が主だったな
「私も虫は得意じゃなくて…触らなきゃ別に気にならないけど」
ユノの方はまだマシか、だとするなら2人で前にでるのがいいか?
そうすると遠隔攻撃持ちが欲しいな、現状魔法を主体に出来るほど
今のメンバーには魔力も種類もないし、そこまで威力もないからな
「そうなると1人遠隔攻撃主体の後方メンバーが欲しくなるな」
「うーん確かに、3人も前衛っていうのもバランス悪いしね
それなら私が弓でも使おっか?一応使ったことあるし
ただ弓矢用意しないといけないから、出費が増えるけど…矢の補充も」
銃を使ったらっと思ったが流石にこのlvでは火力が過剰すぎるか
あと音も響くし、それと高位の冒険者なら持っている人もそれなりにいるが
こんな初心者クラスで持っていたり使うことはまずない、理由は簡単だ
弾の仕入れに結構な費用がかかる、安定して運用するのは難しい
あと弾の持ち運び、矢より多く持てるがかなり重くなるようだからな
自分のは弾を気にしなくていいけど、それはそれで困りそうだし
「そうだね、じゃぁシノは後衛に回ってくれる?それだと私も安心だし」
「えっ?私が前衛だと不安だったの?!」
「いやいや違うよ!心配だっただけだって、元々近接向きじゃなかったじゃん」
ふむ?ステータス的に近接に向いてないのか、まだ戦闘スタイルも分らないが
力が低かったのか?武器もナイフだったし火力も出なかったんだろう
「そう言えばユノの武器はなんだ?」
「私?直剣…だったんだけど、置いてきちゃったし今はナイフかな」
「丁度いいし武具を揃えてくるか、ユノは防具も新調しないといけないし」
「あぁ…うん、ボロボロだしね、今は軽く穴を塞いでるだけだし
これ位だと流石に修理するより新しく買い替えた方が早いし安いかもね」
一先ず武具を揃えるとしよう、宿に関してはもうあるようだから大丈夫だろう
「宿は大丈夫なら早めに武具を揃えにいこう」
「そうね宿はまぁ今日の分は既に先払いで払ってあるから大丈夫だけど···
明日以降がまずいわね、1日で帰ってこれないと追い出されるし
追加で1日はとっておきたいけど武具を揃える金さえ十分にあるかどうか···」
「確かに今余裕ないもんね、換金出来るものも持ってないし」
「なんだったら少し位は私も出そう、装備品はしっかりしておかないとな
質の悪い物を買うわけにもいかないから金額は少し多めに見積もっておこう」
「えっいいの!?流石に悪い気がするわ、それに良し悪しなんて判らないし」
「金に関しては別にかまわない、これからは互いの命を預ける仲間だしな
それと良し悪しは大まかではあるが判別できるから私が見てみよう」
「そう?なら私達が使ってた武具屋に行こっか、ここから近いしいい場所だよ
初心者御用達みたいな場所だから私達と同じ様な新人とかばっかりだし」
「まぁスリはそれなりにあるらしいから気を付けておかないとね
店の人は気にしないようだし、まぁちゃんと後で返ってはくるらしいけど」
返ってくるのは店側でのサービスか?それともスリ自体が店側の人間なのか
まぁどっちでもいいか、物を盗られる方が悪いと言うのが冒険者の基本だ
ただ盗賊系のスキルを使われるとどうしようもないのが殆どなのだが
ただの盗みよりスキルを使った盗みは罪が5倍近く重いようだからそうは居ない
居ないといっても都内とか街中の人の目が多く管理されている場所だけだ
外やダンジョンではそう言った盗みで生活している者も居ない訳ではないようで
そこで盗まれた品物が裏の市場で出回る訳だ、表に流れる事もあるとか
まぁそんなこんなもあり、そのような盗賊として生活は長く続かないようだ
「着いたわここよ、判りやすくていいわよね」
今回は関係ないか···っとどうでもいい考え事をしている内に着いたようだ
場所は商業区域に入ってほぼすぐの所、右の手前から3つめの店だ
外から見ても、なるほど確かに判りやすい、看板に書かれているのもそうだが
展示物として飾ってある装備品がどれも初心者向けの基本的装備なのだ
店自体が結構な大きさがある、が入ってみれば初心者御用達と言われるだけあって
商品は普通なものしかない、これといって変わった物はなく手前から
量産品の直剣や大剣など両手物の刀剣類が入り口両方の壁際の樽に放り込まれ
短剣や突剣に短杖などの片手物や弓がその間にある机に所狭しと並べられ
槍や杖などの棒状の物が奥の樽に入れられその奥に防具コーナーがある
基本的に防具は一式で売っているのは少し安くなっているようだ
「今回はもう決まっているだろう、防具一式と弓と直剣だったな」
「そうねまぁこれと言って選ぶ意味もないし持ってくるわ」
そして2人共武器の前に着くと選ぶこともなく手前の武器を持ってくる
確かにどれも一緒だが稀に良品と粗悪品がある、とは言え品質に大きな差は無い
僅かな性能の差があるくらいだろう、2人共普通の物を持ってきたようだ
まぁこのくらいの差だとあんまり変化もなくて判りづらいんだよな···
それと防具は体に合わせて調整してもらうため購入しても少し時間が掛かるようだ
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
淫らなお姫様とイケメン騎士達のエロスな夜伽物語
瀬能なつ
恋愛
17才になった皇女サーシャは、国のしきたりに従い、6人の騎士たちを従えて、遥か彼方の霊峰へと旅立ちます。
長い道中、姫を警護する騎士たちの体力を回復する方法は、ズバリ、キスとH!
途中、魔物に襲われたり、姫の寵愛を競い合う騎士たちの様々な恋の駆け引きもあったりと、お姫様の旅はなかなか困難なのです?!
開発済みののじゃロリエルフは絶対服従
プルルペルル
ファンタジー
見た目は幼いがその年齢は余裕で四桁を超えるの彼女はエルフ。
千年以上ゴブリンやオークに侵され続けたり、街の肉便器として使わていた彼女はありとあらゆる快楽を叩き込まれた。
男根を見せられれば腰が抜け、服従してしまうほどの調教を施されている彼女は今、平穏を手に入れていた。
千年以上請い願った平穏。
大賢者と呼ばれ世界最高の学び舎の学長となった彼女の平穏は、ほんの少しの油断で奪われてしまうのだった。
※思い付きと勢いで書いているので物語性は薄いです
【R18】アリスエロパロシリーズ
茉莉花
ファンタジー
家族旅行で訪れたロッジにて、深夜にウサギを追いかけて暖炉の中に落ちてしまう。
そこは不思議の国のアリスをモチーフにしているような、そうでもないような不思議の国。
その国で玩具だったり、道具だったり、男の人だったりと色んな相手にひたすらに喘がされ犯されちゃうエロはファンタジー!なお話。
ストーリー性は殆どありません。ひたすらえっちなことしてるだけです。
(メインで活動しているのはピクシブになります。こちらは同時投稿になります)
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
【完結済み】正義のヒロインレッドバスターカレン。凌辱リョナ処刑。たまに和姦されちゃいます♪
屠龍
ファンタジー
レッドバスターカレンは正義の変身ヒロインである。
彼女は普段は学生の雛月カレンとして勉学に励みながら、亡き父親の残したアイテム。
ホープペンダントの力でレッドバスターカレンとなって悪の組織ダークネスシャドーに立ち向かう正義の味方。
悪の組織ダークネスシャドーに通常兵器は通用しない。
彼女こそ人類最後の希望の光だった。
ダークネスシャドーが現れた時、颯爽と登場し幾多の怪人と戦闘員を倒していく。
その日も月夜のビル街を襲った戦闘員と怪人をいつものように颯爽と現れなぎ倒していく筈だった。
正義の変身ヒロインを徹底的に凌辱しリョナして処刑しますが最後はハッピーエンドです(なんのこっちゃ)
リョナと処刑シーンがありますので苦手な方は閲覧をお控えください。
2023 7/4に最終話投稿後、完結作品になります。
アルファポリス ハーメルン Pixivに同時投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる