108 / 326
6.運命の交差
百六話 首都に戻る前にダンジョン確認
しおりを挟む
106話 首都の名前なんだっけ?
「報酬だが調査の方の報酬は要らない、別に細かい調査もしてませんからね
ついでで達成しただけですから、それで報酬を貰うのは悪い」
「別に構わんとも、たった100ヴェレと言う報酬で受けていただいただけで
こちらとしては十分有りがたいことなのだ、それにそこまで大した出費でもない」
ふむ大した出費でないなら何故こんな低い金で出したのだ?
「そう言えば報酬の話をしていなかったな、こういった物は相場が怪しいのだが
基本としては6万ヴェレでしょうか、2人で行ったようなので別けるのであれば
3万ヴェレづつですな、そこから個人的に1万ヴェレ乗せましょう」
「そうか···しかし基本報酬だけで十分ですよ?別に金に困っている訳でもない」
「これはワシの気持ち分だ、あの子は友人であり部下だった者の子なのでな」
なるほどそれでか、これは無下にする方が悪いだろう、大人しく貰っておく
ついでに調査依頼の報酬も含んでいるのだろう、カウンター側からアマネも来た
「判りました貰っておきましょう」
「では本当にありがとう、世話になった、では仕事があるから戻るよ」
頷いて返すと笑みを浮かべ帰っていった、そしてちょうどよくアマネも来ている
「では報酬を別けるとしよう、3万5000ヴェレ、半分でいいだろう?」
「いやいや、そんなに貰うのは流石に悪いわ、2万も貰えれば十分よ」
「そうか?判ったではこれだ」
「実際殆ど貴方の働きだからいいのよ、それに私は着いていかせて貰った訳だし」
「そうか、色々世話になったではさらばだ」
「まって、貴方首都から来たのよね?帰るんでしょ?私も行ってみたいのよ」
「む···近くにあるダンジョンに行こうと思っていたんだが」
「あらら···んじゃぁ首都···名前何て言うの?」
「実は私も知らん」
「首都はヴィンダール、初代皇帝又はその父の名とされています」
「そこで合流しましょ、ギルドにいれば合えるでしょ、じゃあね」
「うむではな、また首都ギルドで」
外へ向かおう足を動かし始めるとと後ろがなにやら騒がしくなった
「さて、アマネ貴方はまたあんな格好で寝て!男性に見られたらどうするの?」
「えっえっ、えとまっまぁいいじゃない、大丈夫だったんだし」
「大丈夫···まさか彼と一緒の部屋で寝たの!?」
「えっうっうん、そうだけど」
「貴方も女の子なんだから気を付けなさい、あんな格好襲ってくださいと
言っているようなもの、今回は良かったけど次は分からないわよ
彼は何もしなかったけど、他の人はどうか分からないんだから」
「うっうん、解ってるって、今回はちょっと眠すぎて、気が抜けただけ···」
「···貴方はあの格好で恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいよ!?でもまぁシンなら大丈夫よ、そんな事しないわ」
「だから気を抜いていたって言いたいの?もし彼に襲われたらどうするの?」
「うーん、まぁ怒るかな?」
「えっ?いや···嫌じゃないの?別に襲われるのはいいの?」
「うんまぁ、別にいいわ何故だか自分でもよく解んないけど···美人だし(ボソッ」
「えっ、ちょアマネしっかりしなさい、安売りはだめよ!?」
扉に手を掛け閉める丸聞こえだったんだが、どっちも気にしてなかったな
ただ男として見てないだけじゃないのか?と言うのは止めた方がいいのだろうか
まぁ何も言うことはない、気にする事でもないし、ダンジョンに向かうとしよう
亡霊がどうにかなったからか昨日より少しは活気があるように見える
まぁただの気のせいかもしれないが、ダンジョンは確かもう少し奥だったか
この村より奥には村が1つしかない、海沿いの村で海の収穫が主な特産だったか
名前は知らないがそこへ向かう道からずれた、ここから見えはしないが
そう遠くない場所にあったはずだ、特徴は氷だったか、氷の塔ではないし
階層も3階しかないようでボスと直ぐに戦える、難点は1階の強さが塔以上
確か15lvだったか2階だと25lvのようだしボスも30lvはないとの事だから
氷耐性が幾らかあれば勝てそうだ、その氷耐性がまったくないんだが
SP4しかないが耐性系は獲ってしまおうか、あって損のないものだし
それに先にとっておいた方がいいだろし、何より育てなきゃ大して意味がないし
出来れば状態異常系の耐性を優先して獲っておきたいと思っている
ただ現状では麻痺位しかいないからな、睡眠や混乱はこのlv帯じゃ出てこないし
何かあった時の保険としてはいいかもしれないが、まだ機能すると思えない
走っていると拓けた場所に塔が見えた、石造りの異様に青い簡素な塔だ
周囲には魔物も近付かず凹凸も特にない木も草も生えない一面の土だけ
入口が少し地面に沈んでいるな、ヴォン、ん?この音は空間転移とかの音
いや空間転移自体はこんなに音が響かない筈だから違うか?
塔を見上げると2階部分だろうか、壁に空間魔法だろう穴が開いている
何故あんな所に?中から外へ繋がる転移か?低レベルの塔にこんな罠は無い···
筈だ、罠の危険性が上がったり多様性が出るのは敵レベルの高さに比例するはず
ヒレイ?たしか同じような感じになるだっけか、これであってる筈だ
うーん?そこまで敵が強い訳でもないのに、空間系の魔法か道具でも使ったか?
眺めていると穴から人が放り出されるように出てきた、このままでは落ちるだけだ
あの高さと勢いなら地面にぶつかっても大丈夫だろうが、弱っていると死ぬか?
見る限りこれといった深い傷は無さそうだ、血も吹き出てないし飛び散ってない
しかし意識がないのか一切動いていない、こっちに飛んでくるし近付いて
出来る限り衝撃を与えないように受け止める、こう言う時風魔法が便利なのかな
黒い髪をした女性、初心者用の防具一式、武器は落としたのか腰にナイフが一本
息が荒く顔色も悪い、触れれば体温が上がっているのか熱くなっている
「寒い···熱い···ハァハァッ···ウッグゥゥゥ」
苦しんでいるし更に熱さと寒さときた、これは毒の症状にあった奴だな
となると毒を受けているのか、地面に降ろして解毒薬を取り出す
一応幾つかあるが、どれがいいのか何れでも効く訳じゃないだろうし
宇宙で手に入れた物より、この世界の店売りの解毒薬を使った方がいいかな
効かなかったら別のを使えばいいか、だがこの世界の解毒薬は持ってないのだ
「報酬だが調査の方の報酬は要らない、別に細かい調査もしてませんからね
ついでで達成しただけですから、それで報酬を貰うのは悪い」
「別に構わんとも、たった100ヴェレと言う報酬で受けていただいただけで
こちらとしては十分有りがたいことなのだ、それにそこまで大した出費でもない」
ふむ大した出費でないなら何故こんな低い金で出したのだ?
「そう言えば報酬の話をしていなかったな、こういった物は相場が怪しいのだが
基本としては6万ヴェレでしょうか、2人で行ったようなので別けるのであれば
3万ヴェレづつですな、そこから個人的に1万ヴェレ乗せましょう」
「そうか···しかし基本報酬だけで十分ですよ?別に金に困っている訳でもない」
「これはワシの気持ち分だ、あの子は友人であり部下だった者の子なのでな」
なるほどそれでか、これは無下にする方が悪いだろう、大人しく貰っておく
ついでに調査依頼の報酬も含んでいるのだろう、カウンター側からアマネも来た
「判りました貰っておきましょう」
「では本当にありがとう、世話になった、では仕事があるから戻るよ」
頷いて返すと笑みを浮かべ帰っていった、そしてちょうどよくアマネも来ている
「では報酬を別けるとしよう、3万5000ヴェレ、半分でいいだろう?」
「いやいや、そんなに貰うのは流石に悪いわ、2万も貰えれば十分よ」
「そうか?判ったではこれだ」
「実際殆ど貴方の働きだからいいのよ、それに私は着いていかせて貰った訳だし」
「そうか、色々世話になったではさらばだ」
「まって、貴方首都から来たのよね?帰るんでしょ?私も行ってみたいのよ」
「む···近くにあるダンジョンに行こうと思っていたんだが」
「あらら···んじゃぁ首都···名前何て言うの?」
「実は私も知らん」
「首都はヴィンダール、初代皇帝又はその父の名とされています」
「そこで合流しましょ、ギルドにいれば合えるでしょ、じゃあね」
「うむではな、また首都ギルドで」
外へ向かおう足を動かし始めるとと後ろがなにやら騒がしくなった
「さて、アマネ貴方はまたあんな格好で寝て!男性に見られたらどうするの?」
「えっえっ、えとまっまぁいいじゃない、大丈夫だったんだし」
「大丈夫···まさか彼と一緒の部屋で寝たの!?」
「えっうっうん、そうだけど」
「貴方も女の子なんだから気を付けなさい、あんな格好襲ってくださいと
言っているようなもの、今回は良かったけど次は分からないわよ
彼は何もしなかったけど、他の人はどうか分からないんだから」
「うっうん、解ってるって、今回はちょっと眠すぎて、気が抜けただけ···」
「···貴方はあの格好で恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいよ!?でもまぁシンなら大丈夫よ、そんな事しないわ」
「だから気を抜いていたって言いたいの?もし彼に襲われたらどうするの?」
「うーん、まぁ怒るかな?」
「えっ?いや···嫌じゃないの?別に襲われるのはいいの?」
「うんまぁ、別にいいわ何故だか自分でもよく解んないけど···美人だし(ボソッ」
「えっ、ちょアマネしっかりしなさい、安売りはだめよ!?」
扉に手を掛け閉める丸聞こえだったんだが、どっちも気にしてなかったな
ただ男として見てないだけじゃないのか?と言うのは止めた方がいいのだろうか
まぁ何も言うことはない、気にする事でもないし、ダンジョンに向かうとしよう
亡霊がどうにかなったからか昨日より少しは活気があるように見える
まぁただの気のせいかもしれないが、ダンジョンは確かもう少し奥だったか
この村より奥には村が1つしかない、海沿いの村で海の収穫が主な特産だったか
名前は知らないがそこへ向かう道からずれた、ここから見えはしないが
そう遠くない場所にあったはずだ、特徴は氷だったか、氷の塔ではないし
階層も3階しかないようでボスと直ぐに戦える、難点は1階の強さが塔以上
確か15lvだったか2階だと25lvのようだしボスも30lvはないとの事だから
氷耐性が幾らかあれば勝てそうだ、その氷耐性がまったくないんだが
SP4しかないが耐性系は獲ってしまおうか、あって損のないものだし
それに先にとっておいた方がいいだろし、何より育てなきゃ大して意味がないし
出来れば状態異常系の耐性を優先して獲っておきたいと思っている
ただ現状では麻痺位しかいないからな、睡眠や混乱はこのlv帯じゃ出てこないし
何かあった時の保険としてはいいかもしれないが、まだ機能すると思えない
走っていると拓けた場所に塔が見えた、石造りの異様に青い簡素な塔だ
周囲には魔物も近付かず凹凸も特にない木も草も生えない一面の土だけ
入口が少し地面に沈んでいるな、ヴォン、ん?この音は空間転移とかの音
いや空間転移自体はこんなに音が響かない筈だから違うか?
塔を見上げると2階部分だろうか、壁に空間魔法だろう穴が開いている
何故あんな所に?中から外へ繋がる転移か?低レベルの塔にこんな罠は無い···
筈だ、罠の危険性が上がったり多様性が出るのは敵レベルの高さに比例するはず
ヒレイ?たしか同じような感じになるだっけか、これであってる筈だ
うーん?そこまで敵が強い訳でもないのに、空間系の魔法か道具でも使ったか?
眺めていると穴から人が放り出されるように出てきた、このままでは落ちるだけだ
あの高さと勢いなら地面にぶつかっても大丈夫だろうが、弱っていると死ぬか?
見る限りこれといった深い傷は無さそうだ、血も吹き出てないし飛び散ってない
しかし意識がないのか一切動いていない、こっちに飛んでくるし近付いて
出来る限り衝撃を与えないように受け止める、こう言う時風魔法が便利なのかな
黒い髪をした女性、初心者用の防具一式、武器は落としたのか腰にナイフが一本
息が荒く顔色も悪い、触れれば体温が上がっているのか熱くなっている
「寒い···熱い···ハァハァッ···ウッグゥゥゥ」
苦しんでいるし更に熱さと寒さときた、これは毒の症状にあった奴だな
となると毒を受けているのか、地面に降ろして解毒薬を取り出す
一応幾つかあるが、どれがいいのか何れでも効く訳じゃないだろうし
宇宙で手に入れた物より、この世界の店売りの解毒薬を使った方がいいかな
効かなかったら別のを使えばいいか、だがこの世界の解毒薬は持ってないのだ
0
お気に入りに追加
26
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
日本帝国陸海軍 混成異世界根拠地隊
北鴨梨
ファンタジー
太平洋戦争も終盤に近付いた1944(昭和19)年末、日本海軍が特攻作戦のため終結させた南方の小規模な空母機動部隊、北方の輸送兼対潜掃討部隊、小笠原増援輸送部隊が突如として消失し、異世界へ転移した。米軍相手には苦戦続きの彼らが、航空戦力と火力、機動力を生かして他を圧倒し、図らずも異世界最強の軍隊となってしまい、その情勢に大きく関わって引っ掻き回すことになる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる