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6.運命の交差
百六話 首都に戻る前にダンジョン確認
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106話 首都の名前なんだっけ?
「報酬だが調査の方の報酬は要らない、別に細かい調査もしてませんからね
ついでで達成しただけですから、それで報酬を貰うのは悪い」
「別に構わんとも、たった100ヴェレと言う報酬で受けていただいただけで
こちらとしては十分有りがたいことなのだ、それにそこまで大した出費でもない」
ふむ大した出費でないなら何故こんな低い金で出したのだ?
「そう言えば報酬の話をしていなかったな、こういった物は相場が怪しいのだが
基本としては6万ヴェレでしょうか、2人で行ったようなので別けるのであれば
3万ヴェレづつですな、そこから個人的に1万ヴェレ乗せましょう」
「そうか···しかし基本報酬だけで十分ですよ?別に金に困っている訳でもない」
「これはワシの気持ち分だ、あの子は友人であり部下だった者の子なのでな」
なるほどそれでか、これは無下にする方が悪いだろう、大人しく貰っておく
ついでに調査依頼の報酬も含んでいるのだろう、カウンター側からアマネも来た
「判りました貰っておきましょう」
「では本当にありがとう、世話になった、では仕事があるから戻るよ」
頷いて返すと笑みを浮かべ帰っていった、そしてちょうどよくアマネも来ている
「では報酬を別けるとしよう、3万5000ヴェレ、半分でいいだろう?」
「いやいや、そんなに貰うのは流石に悪いわ、2万も貰えれば十分よ」
「そうか?判ったではこれだ」
「実際殆ど貴方の働きだからいいのよ、それに私は着いていかせて貰った訳だし」
「そうか、色々世話になったではさらばだ」
「まって、貴方首都から来たのよね?帰るんでしょ?私も行ってみたいのよ」
「む···近くにあるダンジョンに行こうと思っていたんだが」
「あらら···んじゃぁ首都···名前何て言うの?」
「実は私も知らん」
「首都はヴィンダール、初代皇帝又はその父の名とされています」
「そこで合流しましょ、ギルドにいれば合えるでしょ、じゃあね」
「うむではな、また首都ギルドで」
外へ向かおう足を動かし始めるとと後ろがなにやら騒がしくなった
「さて、アマネ貴方はまたあんな格好で寝て!男性に見られたらどうするの?」
「えっえっ、えとまっまぁいいじゃない、大丈夫だったんだし」
「大丈夫···まさか彼と一緒の部屋で寝たの!?」
「えっうっうん、そうだけど」
「貴方も女の子なんだから気を付けなさい、あんな格好襲ってくださいと
言っているようなもの、今回は良かったけど次は分からないわよ
彼は何もしなかったけど、他の人はどうか分からないんだから」
「うっうん、解ってるって、今回はちょっと眠すぎて、気が抜けただけ···」
「···貴方はあの格好で恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいよ!?でもまぁシンなら大丈夫よ、そんな事しないわ」
「だから気を抜いていたって言いたいの?もし彼に襲われたらどうするの?」
「うーん、まぁ怒るかな?」
「えっ?いや···嫌じゃないの?別に襲われるのはいいの?」
「うんまぁ、別にいいわ何故だか自分でもよく解んないけど···美人だし(ボソッ」
「えっ、ちょアマネしっかりしなさい、安売りはだめよ!?」
扉に手を掛け閉める丸聞こえだったんだが、どっちも気にしてなかったな
ただ男として見てないだけじゃないのか?と言うのは止めた方がいいのだろうか
まぁ何も言うことはない、気にする事でもないし、ダンジョンに向かうとしよう
亡霊がどうにかなったからか昨日より少しは活気があるように見える
まぁただの気のせいかもしれないが、ダンジョンは確かもう少し奥だったか
この村より奥には村が1つしかない、海沿いの村で海の収穫が主な特産だったか
名前は知らないがそこへ向かう道からずれた、ここから見えはしないが
そう遠くない場所にあったはずだ、特徴は氷だったか、氷の塔ではないし
階層も3階しかないようでボスと直ぐに戦える、難点は1階の強さが塔以上
確か15lvだったか2階だと25lvのようだしボスも30lvはないとの事だから
氷耐性が幾らかあれば勝てそうだ、その氷耐性がまったくないんだが
SP4しかないが耐性系は獲ってしまおうか、あって損のないものだし
それに先にとっておいた方がいいだろし、何より育てなきゃ大して意味がないし
出来れば状態異常系の耐性を優先して獲っておきたいと思っている
ただ現状では麻痺位しかいないからな、睡眠や混乱はこのlv帯じゃ出てこないし
何かあった時の保険としてはいいかもしれないが、まだ機能すると思えない
走っていると拓けた場所に塔が見えた、石造りの異様に青い簡素な塔だ
周囲には魔物も近付かず凹凸も特にない木も草も生えない一面の土だけ
入口が少し地面に沈んでいるな、ヴォン、ん?この音は空間転移とかの音
いや空間転移自体はこんなに音が響かない筈だから違うか?
塔を見上げると2階部分だろうか、壁に空間魔法だろう穴が開いている
何故あんな所に?中から外へ繋がる転移か?低レベルの塔にこんな罠は無い···
筈だ、罠の危険性が上がったり多様性が出るのは敵レベルの高さに比例するはず
ヒレイ?たしか同じような感じになるだっけか、これであってる筈だ
うーん?そこまで敵が強い訳でもないのに、空間系の魔法か道具でも使ったか?
眺めていると穴から人が放り出されるように出てきた、このままでは落ちるだけだ
あの高さと勢いなら地面にぶつかっても大丈夫だろうが、弱っていると死ぬか?
見る限りこれといった深い傷は無さそうだ、血も吹き出てないし飛び散ってない
しかし意識がないのか一切動いていない、こっちに飛んでくるし近付いて
出来る限り衝撃を与えないように受け止める、こう言う時風魔法が便利なのかな
黒い髪をした女性、初心者用の防具一式、武器は落としたのか腰にナイフが一本
息が荒く顔色も悪い、触れれば体温が上がっているのか熱くなっている
「寒い···熱い···ハァハァッ···ウッグゥゥゥ」
苦しんでいるし更に熱さと寒さときた、これは毒の症状にあった奴だな
となると毒を受けているのか、地面に降ろして解毒薬を取り出す
一応幾つかあるが、どれがいいのか何れでも効く訳じゃないだろうし
宇宙で手に入れた物より、この世界の店売りの解毒薬を使った方がいいかな
効かなかったら別のを使えばいいか、だがこの世界の解毒薬は持ってないのだ
「報酬だが調査の方の報酬は要らない、別に細かい調査もしてませんからね
ついでで達成しただけですから、それで報酬を貰うのは悪い」
「別に構わんとも、たった100ヴェレと言う報酬で受けていただいただけで
こちらとしては十分有りがたいことなのだ、それにそこまで大した出費でもない」
ふむ大した出費でないなら何故こんな低い金で出したのだ?
「そう言えば報酬の話をしていなかったな、こういった物は相場が怪しいのだが
基本としては6万ヴェレでしょうか、2人で行ったようなので別けるのであれば
3万ヴェレづつですな、そこから個人的に1万ヴェレ乗せましょう」
「そうか···しかし基本報酬だけで十分ですよ?別に金に困っている訳でもない」
「これはワシの気持ち分だ、あの子は友人であり部下だった者の子なのでな」
なるほどそれでか、これは無下にする方が悪いだろう、大人しく貰っておく
ついでに調査依頼の報酬も含んでいるのだろう、カウンター側からアマネも来た
「判りました貰っておきましょう」
「では本当にありがとう、世話になった、では仕事があるから戻るよ」
頷いて返すと笑みを浮かべ帰っていった、そしてちょうどよくアマネも来ている
「では報酬を別けるとしよう、3万5000ヴェレ、半分でいいだろう?」
「いやいや、そんなに貰うのは流石に悪いわ、2万も貰えれば十分よ」
「そうか?判ったではこれだ」
「実際殆ど貴方の働きだからいいのよ、それに私は着いていかせて貰った訳だし」
「そうか、色々世話になったではさらばだ」
「まって、貴方首都から来たのよね?帰るんでしょ?私も行ってみたいのよ」
「む···近くにあるダンジョンに行こうと思っていたんだが」
「あらら···んじゃぁ首都···名前何て言うの?」
「実は私も知らん」
「首都はヴィンダール、初代皇帝又はその父の名とされています」
「そこで合流しましょ、ギルドにいれば合えるでしょ、じゃあね」
「うむではな、また首都ギルドで」
外へ向かおう足を動かし始めるとと後ろがなにやら騒がしくなった
「さて、アマネ貴方はまたあんな格好で寝て!男性に見られたらどうするの?」
「えっえっ、えとまっまぁいいじゃない、大丈夫だったんだし」
「大丈夫···まさか彼と一緒の部屋で寝たの!?」
「えっうっうん、そうだけど」
「貴方も女の子なんだから気を付けなさい、あんな格好襲ってくださいと
言っているようなもの、今回は良かったけど次は分からないわよ
彼は何もしなかったけど、他の人はどうか分からないんだから」
「うっうん、解ってるって、今回はちょっと眠すぎて、気が抜けただけ···」
「···貴方はあの格好で恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいよ!?でもまぁシンなら大丈夫よ、そんな事しないわ」
「だから気を抜いていたって言いたいの?もし彼に襲われたらどうするの?」
「うーん、まぁ怒るかな?」
「えっ?いや···嫌じゃないの?別に襲われるのはいいの?」
「うんまぁ、別にいいわ何故だか自分でもよく解んないけど···美人だし(ボソッ」
「えっ、ちょアマネしっかりしなさい、安売りはだめよ!?」
扉に手を掛け閉める丸聞こえだったんだが、どっちも気にしてなかったな
ただ男として見てないだけじゃないのか?と言うのは止めた方がいいのだろうか
まぁ何も言うことはない、気にする事でもないし、ダンジョンに向かうとしよう
亡霊がどうにかなったからか昨日より少しは活気があるように見える
まぁただの気のせいかもしれないが、ダンジョンは確かもう少し奥だったか
この村より奥には村が1つしかない、海沿いの村で海の収穫が主な特産だったか
名前は知らないがそこへ向かう道からずれた、ここから見えはしないが
そう遠くない場所にあったはずだ、特徴は氷だったか、氷の塔ではないし
階層も3階しかないようでボスと直ぐに戦える、難点は1階の強さが塔以上
確か15lvだったか2階だと25lvのようだしボスも30lvはないとの事だから
氷耐性が幾らかあれば勝てそうだ、その氷耐性がまったくないんだが
SP4しかないが耐性系は獲ってしまおうか、あって損のないものだし
それに先にとっておいた方がいいだろし、何より育てなきゃ大して意味がないし
出来れば状態異常系の耐性を優先して獲っておきたいと思っている
ただ現状では麻痺位しかいないからな、睡眠や混乱はこのlv帯じゃ出てこないし
何かあった時の保険としてはいいかもしれないが、まだ機能すると思えない
走っていると拓けた場所に塔が見えた、石造りの異様に青い簡素な塔だ
周囲には魔物も近付かず凹凸も特にない木も草も生えない一面の土だけ
入口が少し地面に沈んでいるな、ヴォン、ん?この音は空間転移とかの音
いや空間転移自体はこんなに音が響かない筈だから違うか?
塔を見上げると2階部分だろうか、壁に空間魔法だろう穴が開いている
何故あんな所に?中から外へ繋がる転移か?低レベルの塔にこんな罠は無い···
筈だ、罠の危険性が上がったり多様性が出るのは敵レベルの高さに比例するはず
ヒレイ?たしか同じような感じになるだっけか、これであってる筈だ
うーん?そこまで敵が強い訳でもないのに、空間系の魔法か道具でも使ったか?
眺めていると穴から人が放り出されるように出てきた、このままでは落ちるだけだ
あの高さと勢いなら地面にぶつかっても大丈夫だろうが、弱っていると死ぬか?
見る限りこれといった深い傷は無さそうだ、血も吹き出てないし飛び散ってない
しかし意識がないのか一切動いていない、こっちに飛んでくるし近付いて
出来る限り衝撃を与えないように受け止める、こう言う時風魔法が便利なのかな
黒い髪をした女性、初心者用の防具一式、武器は落としたのか腰にナイフが一本
息が荒く顔色も悪い、触れれば体温が上がっているのか熱くなっている
「寒い···熱い···ハァハァッ···ウッグゥゥゥ」
苦しんでいるし更に熱さと寒さときた、これは毒の症状にあった奴だな
となると毒を受けているのか、地面に降ろして解毒薬を取り出す
一応幾つかあるが、どれがいいのか何れでも効く訳じゃないだろうし
宇宙で手に入れた物より、この世界の店売りの解毒薬を使った方がいいかな
効かなかったら別のを使えばいいか、だがこの世界の解毒薬は持ってないのだ
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