Re:ゼロ 魔人が行く異世界伝説(伝説では無い)

siroku

文字の大きさ
上 下
97 / 330
5.帝国と言う国

九十六話 依頼場所へ移動

しおりを挟む
96話 村の依頼を受け移動

依頼場所は、カンタヴィレゴ地区、ボンドール·ヌヴァレ農園···どこだ?
内容は最近霊が農園近くを彷徨くようになった、作業員達が怖がっている
魔物なのか人間霊なのかも判らない、退治依頼ではあるが討伐に限定はしない
現状直接の被害か判らないが作業員が3人寝込んでいる、原因は不明種類は呪い
解呪ではなく霊に対応してほしい、対象の詳細は不明、姿は遠目からのみ確認
会話などは試していない、恐らく女性と思われるが彷徨くだけで何もしてこない
霊に有効な攻撃法を持つかたのみに頼みたい、細かい事は直接話す
下級の依頼なのか?会話ですむなら下級でも良いのかも知れないが···
まぁいい受けてみるか、農園はイニバスの村の更に先の方にあるのか
ちょうど良いか確かそこの辺りにも何かダンジョンがあったはずだし
帰りにでも寄っていこう、受け付けに···ってまた混んでる、中級の人達だ
選ぶの随分早いな、あんなに奪い合うようにしてたのに、これも慣れか?
大きめの村ならそこにもギルドの大型出張所があって依頼掲示板もあるようだが
なんで依頼がここまで回って来たんだ?自分達の所にいる冒険者に出せば良いのに
もしかして誰も受けなかったから回ってきたのか?聞いてみないと判らないか
並んで少し待つ、依頼を受けるだけだから早く進むなもう自分の番が来た
依頼の紙とプレートを出し、依頼書を確認後プレートを機器に通し返される
今回は紙も一緒だこれが依頼の証明書になっている訳だ、これを見せればいい
のだが依頼主が書かれていない、こう言うときはそこのギルドに行けばいいのか
もう夜だしどうしようか、今から行けば朝までに着くかもしれないが
大まかな道は確認したし走って行けば6時間もあれば着くだろうか?
一応休憩等を入れるとしてまぁ朝の間には着くか、眠気や空腹は感じてないから
宿に泊まる必要も無いだろうし、時間的も丁度いいかもしれないし行くか
流石に夜に行くのはちょっと迷惑かもしれないからな、本来は定期便に乗ったり
商人達に頼んだりなんによ自分達で移動手段を確保するのが殆どだ
ワザワザ歩いたり走って移動する人は隣の村くらいまでである、疲れるからな
歩くよりは乗り物のほうが速いし、乗り物よりも走ったほうが速い
うーん···急いでる訳じゃないけど、乗り物はお金が掛かるからね、余裕がない
あと人の多い場所とか密集地とかは苦手と判明した、何故だろうか
正門から出てまた右へ、イニバスの村まで近付いてそこからまた進むのがいいか
道自体そこまでしっかりして無いからな···踏み均されてはいる位だ
夜に行動するのは視界が悪くて向かない、まぁ星明りで幾らか確保出来るが
ひたすら走って跳んでほぼ直線で移動する、道をまたしても見失う
星明りがあっても道が見えない、日が上っていればまぁ判るかもしれないが
少し平になっているかなってないかの違いしか無いからな、後は草くらいか
道に草は生えてない、ただ回りも草がまばらにしかない場所が多く分かりにくい
道路と言えるほど整備も整地もなされていない、まぁ特に必要ないんだろうけど
道を判りやすくするために何かしらの整備はやってほしかったものだ···
というかそもそも他の皆は迷わないのだろうか、確かに道ではあるかもしれない
見たらなんとなくそうなのかも、位の物だがそれだけでもう十分なんだろうか
まぁ確かに迷う程長い道のりではないから、これだけで十分なのかもしれないが
イニバスの村まで来てそのまま道を進んでいく道も風景も特に変わらない
土とまばらに生えた草、そして離れた場所にぽつぽつ生えた木が有るくらい
いや変化はあった、イニバスの村から随分離れもう見えなくなって暫くした頃
時たま道から少し逸れたと思われる場所にぶちまけられている血があった
そのなかで少し違う血溜まりを見つけた、一応確認のため足を止め近寄る
ここに来るまで見た殆どが僅かな血や既に乾ききっているものだったが
これはまだ新しいのか乾いていない、少し触れるが流石に冷たくなっていた
この先にはもう血の跡がない、ここで途切れているようで引きずった跡もない
通っていた人が教われたのか、冒険者とか護衛と魔物の戦いがあったのか
もしくはここらで魔物同士が争っていたのだろうか?血の理由は不明だが
安全圏でないことは確かだ、開けた場所ではあるが魔物の姿は見えない
だがもしかしたら人間同士の仕業かもしれない、盗賊でもいるのだろうか
とは言え周囲には隠れるに適した場所などないし、そして気にしても仕方がない
特に争ったような形跡が無いのも気になるが、こう言う事に詳しい訳でもなし
何かあったのなら回りの村とかで何かしらの情報が出ているだろうし
ここからならもう農園はそう遠くないだろうしさっさと行こう、ここの事は···
まぁ放っておいていいだろう、別に血痕くらい珍しい事でもないだろうし
周囲にもこれといった変化も無いだろうし、まぁ元の状態は知らないんだけど
加速を使いながら道に沿って進んでいく、ここら辺は道もデコボコになっている
車輪が通っているのかくぼんだ線がいくつか道に沿って走っている
代わりに道とそれ以外を区別出来る要素が他に少なくなっていっている
短い草が纏まってあちこちに生え、土もあまり均されてない道になってきた
人の通りが少ないのだろうか?いや移動手段に乗り物を使っているだけか
行き先に目をやると木々の間に柵が見えてきた、あそこが農園か
進む度に柵が見える、かなり広いのか柵の中に果物の樹や畑しか見えない
柵は魔物避けなのか簡単に木を組んだだけの物だ、ちょくちょく入られてるのか
磨り減った箇所や折れている箇所が幾つか見受けられる、気にしてないようだが
さて入り口も見えてきた、蔦が巻き付く細い木が入り口になっているのか
着いた···もう日が昇って来る頃だろう、が時間のせいか人がいない
ギルドに行ってみるか、看板が掛けられているから直ぐにわかった
回りには冒険者向けの店がある、道具屋と装備屋があるがどちらも小さい
どっちも閉まってるし、やはりギルドもまだ開いてなかった、暫く待とう
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

処理中です...