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5.帝国と言う国
九十五話 報酬と新しい依頼
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95話 (怪しくは)ないです
それにしても思ったよりも女性が多いんだな、ギルドの受付や食事場所の人が
全員女性なのは置いておいても、ここにいる冒険者の7割りが女性だ
まさか総人口での男女の割合が3:7とか?流石にそんな分けないか
それにそういえば真夜中は男の方ばっかだったっけ、この時間帯は女性が多い
ちょっと気まずさがあるのか少ない男達の肩身が狭くなっているように感じる
食事場所を利用している者達も多く、そこそこ騒いではいるようだが静かだ
真夜中の男達比べればかなり静かだ、人数は逆に多いくらいだというのに
とは言えやはりちょっと酒臭い、が同時に良い香りも流れてくる
グラスに赤や黄、白に透明と色んな飲み物が入っている、匂いはそれかな
っとそろそろ自分の番か、ボーッとあっちを見てるわけにもいかない
「依頼達成の報告をしにきました」
プレートと袋をテーブルの上に置く、前の人達の見よう見まねだ
「はい少しお待ちください」
どうやら間違っていなかったようだ、プレートを取り機器に乗せる
確か照合してるんだったか、2~3秒程で終わりプレートが返ってきた
「はいお待たせしました、報酬ですがフランバニーの角5個で1500ヴェレ
フレイムワームの火袋5個で2750ヴェレ、最後にメタルビートルの甲殻
これは1個半額となり6個で5500ヴェレ、それと一緒に入っていた角は
どうしましょうか?買い取りも出来ますが1個500ヴェレとなります」
···そうだメタルビートルって角じゃなくて甲殻だったんだ、勘違いしていた
というか気にしてなかったが甲殻6個もあったのか、まぁ達成出来たしいいか
角は要らないか?いや金属の代わりになるかも知れないし···でも邪魔になるか
「そっちの買い取りもお願いします」
「分かりました、では9750に2500を足して合計12250ヴェレとなります」
結構な大金ではないか?とは言っても今回は運がよかっただけだ
本来そこまで値段の着くものではないようだし、甲殻だって本来は450ヴェレ
火袋だって250ヴェレと倍以上の差がある、収集依頼だからこその値段だ
しかしそれでも別格である、本来の収集依頼は1.5倍でも良い方なようだし
あのダンジョン自体人気が無いから金で釣ろうとしたんだろう···
それでも受けるのは自分くらいだったようだが、まぁ今回はそのお陰で稼げた
袋を運んで行く人が後ろの方に消えていくと同時に受付の人が小袋を持ってきた
「報酬はこちらになります」
どうやらそこそこあるからなのか小袋に入れて持ってきたようだ、助かる
金を入れて持ち運ぶ物が無かったからな、袋を手に取り腰のポーチに迎う
「あのー、袋はお返し頂きたいのですが···財布が無いのでしたら
袋ごと譲りますがその場合20ヴェレになります」
どうやら袋は返すものらしい、袋をよく見れば薄い布ではなく2枚重ねてあり
そこそこしっかりした作りになっている、これで20ヴェレならまぁ安い?
この程度なら相応の値段と思える、袋の中から大銅貨を2枚取りだして渡す
「はいお疲れ様でした、依頼の張り替えは後10分程になります」
依頼の張り替え···まぁ増えるのが基本で、期限を越えたのが消えもする
「ありがとうございます」
後ろに人がまだ並んでいるしとっとと移動する、丁度良いし張り替えを待つか
周囲に人の居ない小型のテーブルに着く、特に気にもされていない
亜空間倉庫を開き金の入った木箱を取りだし袋の小金貨と大銀貨を木箱に入れる
ポーチに入っているのも一旦全て袋の中に入れ、中身を少し調整する
小銀貨2枚と細かい銅貨系を複数入れて置けばいいだろう、他は全て木箱に入れ
倉庫に戻す、これだけあれば特に問題無いだろう、何に使うかと言うより
ただこうした方が周囲に溶け込めるだろう、使う対象がまだ無いし小銭でいい
今結構冒険者らしいのではないか?袋はポーチに入れ···横には入らないな
後ろに入れてもいいが、大体の冒険者は結構分かりやすい場所に着けてるんだし
横に着けておけばいいか、簡単に落ちないように袋の紐をポーチに挟ませておく
まぁなんにせよ普段は殆どがフードに隠れてしまっているのだが···
さてまだ時間もあるし少し待つか、他にも待っている者も結構多いようで
その大体は2~3人位の少人数の集まりで、5つ程バラバラに出来ているのが
それぞれに小型のテーブルを囲って、中には装備の見直しをしている者も見える
他にいるのは大きなテーブルを使って、食事をしている10人をこえる集団と
別のただ会話をしているだけの10人、こっちの集団は依頼の更新待ちだろうか
どうやら依頼更新の時間帯は人が多いようで、依頼掲示板の横には目立たないが
張り替えの際に時に並ぶ事は禁止、と書いてある紙が張り出されている
っと張り替えの時間か、紙を剥がしたり新しい紙を張り付けている
異様な空気を感じて横に目をやれば、食事していた人達以外のほぼ全員が
終わりはまだかと張り替えを見ている、いやもはや睨み付けているようだ
張り替えが終わりカウンターの奥へ帰ると同時に一斉に走りだしていた
殆どが中堅のようで依頼の取り合い、と言っても早い者勝ちの争いが発生した
何人かはゆっくり向かって行くようで、向かって行ったのは上級の掲示板
2チームだけだからか取り合いが起きる事も無いようだ、互いに話し合っている
そして下級には誰も居ないからゆっくり選べば良い···うん
と言っても新しいのはそんなに無いな、大体が収集と···荷物運び?
これも冒険者の依頼か他にも紛失物の捜索依頼とかもある、正に何でも屋だな
下級だとこういうのが結構多いな、報酬が少ない分危険も少ない依頼だ
前に来たときは無かった依頼の種類だし受ける人は結構多いのかもしれない
なら止めておこう、こういった依頼で食い繋いでる人がいる可能性があるからな
ふーむまた違う村にでも行ってみるか、そこにも依頼あるかもしれないし
そう言った依頼はどれかな···ん?霊退治?前とは違う別の村の依頼だな
それにしても思ったよりも女性が多いんだな、ギルドの受付や食事場所の人が
全員女性なのは置いておいても、ここにいる冒険者の7割りが女性だ
まさか総人口での男女の割合が3:7とか?流石にそんな分けないか
それにそういえば真夜中は男の方ばっかだったっけ、この時間帯は女性が多い
ちょっと気まずさがあるのか少ない男達の肩身が狭くなっているように感じる
食事場所を利用している者達も多く、そこそこ騒いではいるようだが静かだ
真夜中の男達比べればかなり静かだ、人数は逆に多いくらいだというのに
とは言えやはりちょっと酒臭い、が同時に良い香りも流れてくる
グラスに赤や黄、白に透明と色んな飲み物が入っている、匂いはそれかな
っとそろそろ自分の番か、ボーッとあっちを見てるわけにもいかない
「依頼達成の報告をしにきました」
プレートと袋をテーブルの上に置く、前の人達の見よう見まねだ
「はい少しお待ちください」
どうやら間違っていなかったようだ、プレートを取り機器に乗せる
確か照合してるんだったか、2~3秒程で終わりプレートが返ってきた
「はいお待たせしました、報酬ですがフランバニーの角5個で1500ヴェレ
フレイムワームの火袋5個で2750ヴェレ、最後にメタルビートルの甲殻
これは1個半額となり6個で5500ヴェレ、それと一緒に入っていた角は
どうしましょうか?買い取りも出来ますが1個500ヴェレとなります」
···そうだメタルビートルって角じゃなくて甲殻だったんだ、勘違いしていた
というか気にしてなかったが甲殻6個もあったのか、まぁ達成出来たしいいか
角は要らないか?いや金属の代わりになるかも知れないし···でも邪魔になるか
「そっちの買い取りもお願いします」
「分かりました、では9750に2500を足して合計12250ヴェレとなります」
結構な大金ではないか?とは言っても今回は運がよかっただけだ
本来そこまで値段の着くものではないようだし、甲殻だって本来は450ヴェレ
火袋だって250ヴェレと倍以上の差がある、収集依頼だからこその値段だ
しかしそれでも別格である、本来の収集依頼は1.5倍でも良い方なようだし
あのダンジョン自体人気が無いから金で釣ろうとしたんだろう···
それでも受けるのは自分くらいだったようだが、まぁ今回はそのお陰で稼げた
袋を運んで行く人が後ろの方に消えていくと同時に受付の人が小袋を持ってきた
「報酬はこちらになります」
どうやらそこそこあるからなのか小袋に入れて持ってきたようだ、助かる
金を入れて持ち運ぶ物が無かったからな、袋を手に取り腰のポーチに迎う
「あのー、袋はお返し頂きたいのですが···財布が無いのでしたら
袋ごと譲りますがその場合20ヴェレになります」
どうやら袋は返すものらしい、袋をよく見れば薄い布ではなく2枚重ねてあり
そこそこしっかりした作りになっている、これで20ヴェレならまぁ安い?
この程度なら相応の値段と思える、袋の中から大銅貨を2枚取りだして渡す
「はいお疲れ様でした、依頼の張り替えは後10分程になります」
依頼の張り替え···まぁ増えるのが基本で、期限を越えたのが消えもする
「ありがとうございます」
後ろに人がまだ並んでいるしとっとと移動する、丁度良いし張り替えを待つか
周囲に人の居ない小型のテーブルに着く、特に気にもされていない
亜空間倉庫を開き金の入った木箱を取りだし袋の小金貨と大銀貨を木箱に入れる
ポーチに入っているのも一旦全て袋の中に入れ、中身を少し調整する
小銀貨2枚と細かい銅貨系を複数入れて置けばいいだろう、他は全て木箱に入れ
倉庫に戻す、これだけあれば特に問題無いだろう、何に使うかと言うより
ただこうした方が周囲に溶け込めるだろう、使う対象がまだ無いし小銭でいい
今結構冒険者らしいのではないか?袋はポーチに入れ···横には入らないな
後ろに入れてもいいが、大体の冒険者は結構分かりやすい場所に着けてるんだし
横に着けておけばいいか、簡単に落ちないように袋の紐をポーチに挟ませておく
まぁなんにせよ普段は殆どがフードに隠れてしまっているのだが···
さてまだ時間もあるし少し待つか、他にも待っている者も結構多いようで
その大体は2~3人位の少人数の集まりで、5つ程バラバラに出来ているのが
それぞれに小型のテーブルを囲って、中には装備の見直しをしている者も見える
他にいるのは大きなテーブルを使って、食事をしている10人をこえる集団と
別のただ会話をしているだけの10人、こっちの集団は依頼の更新待ちだろうか
どうやら依頼更新の時間帯は人が多いようで、依頼掲示板の横には目立たないが
張り替えの際に時に並ぶ事は禁止、と書いてある紙が張り出されている
っと張り替えの時間か、紙を剥がしたり新しい紙を張り付けている
異様な空気を感じて横に目をやれば、食事していた人達以外のほぼ全員が
終わりはまだかと張り替えを見ている、いやもはや睨み付けているようだ
張り替えが終わりカウンターの奥へ帰ると同時に一斉に走りだしていた
殆どが中堅のようで依頼の取り合い、と言っても早い者勝ちの争いが発生した
何人かはゆっくり向かって行くようで、向かって行ったのは上級の掲示板
2チームだけだからか取り合いが起きる事も無いようだ、互いに話し合っている
そして下級には誰も居ないからゆっくり選べば良い···うん
と言っても新しいのはそんなに無いな、大体が収集と···荷物運び?
これも冒険者の依頼か他にも紛失物の捜索依頼とかもある、正に何でも屋だな
下級だとこういうのが結構多いな、報酬が少ない分危険も少ない依頼だ
前に来たときは無かった依頼の種類だし受ける人は結構多いのかもしれない
なら止めておこう、こういった依頼で食い繋いでる人がいる可能性があるからな
ふーむまた違う村にでも行ってみるか、そこにも依頼あるかもしれないし
そう言った依頼はどれかな···ん?霊退治?前とは違う別の村の依頼だな
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