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5.帝国と言う国
九十二話 炎の塔で収集11
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92話 大部屋ボスの報酬
死んだかな···首から少し血が出てくるがもう殆ど血失ったのか勢いが無い
流石にもういいだろう、風の勢いも無くなって羽根の火も散って消えていく
そして直ぐに噴出する火も無くなり、渦巻く風も霧散し巨体が力なく崩れ倒れる
床にぶつかると僅かに頭部が揺れる···ぶつかって揺れたものだと思ったが
どうやらまだ死にきってないようだ、頭部が揺れ動きこっちへ眼を向けてくる
何かが出来るほど力は無いようだが、警戒するに越したことはない
しかし動く気配がないこっちを見てくる以上死んだ振りをする訳でもない
近付いてみるも視線を向ける意外の一切の動きがない、といっても
なんとなく見られている位しか判らないんだけど、近付けば理由がわかった
どうやら首がまともに動かないようだ、見る限り殆ど千切れている
それで体も動かせない状態だからなにもしないのか?魔法は使えそうだが
死にかけで使えないだけか?人間ならさすがにもう死んでる状態だから
何とも言い難いが、瀕死だと人間も使えないのは一緒なんだろうか
首へと刺し込み繋がっている部分を断ち斬る、ゴトッと頭部が床に落ち
巨体が赤白い粒子に変わり周囲を風に舞い円を描くように散っていく
ふぅ終わった、剣や魔法だけで戦っていたら確実に勝てなかった
座って少し休むか、銃が無かったら通用する手段が1つも無かったと思う
いや無いわけでも無いか、危険な賭けに等しいがあるにはある
火と熱風の渦の中を焼かれながら無理矢理突き進んで腹部を突き刺す
この時大鎌だと攻撃しやすいだろう、まぁ何度も通用するかによるんだけど
若しくは大剣で甲殻を叩き斬るか砕くか、こっちだと先に腕が壊れそうだけど
どっちにしろ先にこっちが焼け死ぬだろうけど、あと火を耐えたとしても
風をまともに越えられるか、1度越えれたとしても何度もしないといけないし
体力を焼かれて削られスタミナも風で削られて出来ると思えなくなってきた···
出来る?出来なくね?近接か魔法攻撃を1度でも受けたら実質終わりだぞ
うん無理かな、火耐性自体高くないし自殺行為に等しかった、バカかな?
はぁ···結局銃でどうにかなったけど武器の性能便りが過ぎるな
さてステータス確認 lv34か3レベル上がったか、AP4SP12使うか?
耐性は獲っておいて損は無いけども、次のダンジョンに合わせて耐性を獲るか
そして装備の点検、銃と長刀はやはり問題なし、ナイフは刃先が少し欠けてるな
防具は変わってないか、いや靴の毛皮が焼けて傷んでいるな、だがその位か
そう言えば灰はいつの間にか無くなってたな、あの強風のせいか火の玉のせいか
まぁ無くなった事を気にしても無かったけど、余裕も無かったし、無い無いづくし
それとメタルビートルの角はまだ3個要るんだよなぁ····ん?箱?
敵の消えた所にドロップ品ではなくドロップ箱があった、変わった箱だな
炎の意匠と模様の黒がかった灰色の箱だ、触ってみれば金属っぽい
罠は無さそうかな、少し開けても反応は無い、一気に開ける···と煙が出てきた
少ししか無いしただの白い煙のようだ、中には肩の着いた胴鎧だ触ると少し熱い
引っ張り出すと両肩と胸部に角のような突起が着いている黒茶色と黒のみの鎧だ
黒茶色の甲殻と黒の外郭、アトラトルを模しているんだろう
肩の突起は大きく自分の二の腕位はある、胸部のは小さく太めで首位までの長さだ
どちらも少し内側に向けて曲がっている、胸部にはアトラトルの顔を模したような
意匠が胸部の追加装甲を担っているのか少し分厚い、前部の角が小さすぎるが
まぁでかくても使い勝手が悪くなるだけか、後ろの方はどうなってるかな
背中は甲虫の背を模したような意匠になっている、羽部分のように中心に縦一線
肩の方に両肩を曲線が繋ぐようになっているのと、その線に重なって小さな突起
角を模したであろうそれが2つ上向きに曲がっている、後ろはそれくらいか
背中の突起には何か掛けれそうだな、鑑定結果は[甲虫炎王の鎧]とでた
これはセット物か?揃えたくなってくるじゃないか、暫くは御免だし
出会えるのも運次第にだし、敵のlv50位のダンジョンなら出てくる可能性が?
それは置いといて他にはカード1枚だけ···道具系統はないのか
カードにはフレイムアトラトルが描かれている、鑑定せずとも判る
[甲虫炎王 フレイムアトラトル] 伝説級 ☆
スキルはct10 3連火球 爆火球 火珠 熱風渦 この表記なるのは何故だ?
召喚はct50か、カードに描いてあるからこういうのは助かる
装備効果は判らない、装備の仕方も判らないけど、そもそも装備出来るのか
という話にもなる、カードは箱に入れるとして、鎧が亜空間倉庫に入らない
装備もしていけないし、いや内部は別に熱くないのか···
ん?外部ももう熱くなくなっている、暖かい位の熱だが、着るのはよそう
何か要らない物···素材の幾つか捨てるか、虫の脚とか別に要らんでしょ
他には···壊れた機械とかの廃材も捨てよう、これで十分空いただろ
捨てたのは時間が経てばダンジョンがいつの間にか処理してくれている事だろう
うん入った、うーむこうなると飾る場所が欲しい···どっかに拠点が欲しいな
そうなると防犯とかもいるのか、完全防備の都合いい場所とか無いかなぁ
まぁそんな理想の場所は流石にないだろう、だが拠点は場所はあった方が良い
やはり何時までも宿や野宿ばかりともいかないだろう、金の問題もあるが
荷物の整理や装備の修理もあるし安定した環境や自由な場所が欲しいのもある
周りに迷惑をかけなくて済むならそれに越した事は無い、問題が無いのが一番だ
とは言え先ずは依頼の達成だな、疲れもとれてきたしあと3個早く集めるとしよう
出て右側か、ステータスも上がったし少しは戦闘が楽になるかな···ん?
体は問題なく動かせるが少し肌がチリチリするな、さっきの火で火傷したか?
見る限りでは特に異常は無さそうだが、所々触ると何やら変な感じがする
動きに支障はないし治すにも回復薬は勿体無いから放っておいてもいいかな
死んだかな···首から少し血が出てくるがもう殆ど血失ったのか勢いが無い
流石にもういいだろう、風の勢いも無くなって羽根の火も散って消えていく
そして直ぐに噴出する火も無くなり、渦巻く風も霧散し巨体が力なく崩れ倒れる
床にぶつかると僅かに頭部が揺れる···ぶつかって揺れたものだと思ったが
どうやらまだ死にきってないようだ、頭部が揺れ動きこっちへ眼を向けてくる
何かが出来るほど力は無いようだが、警戒するに越したことはない
しかし動く気配がないこっちを見てくる以上死んだ振りをする訳でもない
近付いてみるも視線を向ける意外の一切の動きがない、といっても
なんとなく見られている位しか判らないんだけど、近付けば理由がわかった
どうやら首がまともに動かないようだ、見る限り殆ど千切れている
それで体も動かせない状態だからなにもしないのか?魔法は使えそうだが
死にかけで使えないだけか?人間ならさすがにもう死んでる状態だから
何とも言い難いが、瀕死だと人間も使えないのは一緒なんだろうか
首へと刺し込み繋がっている部分を断ち斬る、ゴトッと頭部が床に落ち
巨体が赤白い粒子に変わり周囲を風に舞い円を描くように散っていく
ふぅ終わった、剣や魔法だけで戦っていたら確実に勝てなかった
座って少し休むか、銃が無かったら通用する手段が1つも無かったと思う
いや無いわけでも無いか、危険な賭けに等しいがあるにはある
火と熱風の渦の中を焼かれながら無理矢理突き進んで腹部を突き刺す
この時大鎌だと攻撃しやすいだろう、まぁ何度も通用するかによるんだけど
若しくは大剣で甲殻を叩き斬るか砕くか、こっちだと先に腕が壊れそうだけど
どっちにしろ先にこっちが焼け死ぬだろうけど、あと火を耐えたとしても
風をまともに越えられるか、1度越えれたとしても何度もしないといけないし
体力を焼かれて削られスタミナも風で削られて出来ると思えなくなってきた···
出来る?出来なくね?近接か魔法攻撃を1度でも受けたら実質終わりだぞ
うん無理かな、火耐性自体高くないし自殺行為に等しかった、バカかな?
はぁ···結局銃でどうにかなったけど武器の性能便りが過ぎるな
さてステータス確認 lv34か3レベル上がったか、AP4SP12使うか?
耐性は獲っておいて損は無いけども、次のダンジョンに合わせて耐性を獲るか
そして装備の点検、銃と長刀はやはり問題なし、ナイフは刃先が少し欠けてるな
防具は変わってないか、いや靴の毛皮が焼けて傷んでいるな、だがその位か
そう言えば灰はいつの間にか無くなってたな、あの強風のせいか火の玉のせいか
まぁ無くなった事を気にしても無かったけど、余裕も無かったし、無い無いづくし
それとメタルビートルの角はまだ3個要るんだよなぁ····ん?箱?
敵の消えた所にドロップ品ではなくドロップ箱があった、変わった箱だな
炎の意匠と模様の黒がかった灰色の箱だ、触ってみれば金属っぽい
罠は無さそうかな、少し開けても反応は無い、一気に開ける···と煙が出てきた
少ししか無いしただの白い煙のようだ、中には肩の着いた胴鎧だ触ると少し熱い
引っ張り出すと両肩と胸部に角のような突起が着いている黒茶色と黒のみの鎧だ
黒茶色の甲殻と黒の外郭、アトラトルを模しているんだろう
肩の突起は大きく自分の二の腕位はある、胸部のは小さく太めで首位までの長さだ
どちらも少し内側に向けて曲がっている、胸部にはアトラトルの顔を模したような
意匠が胸部の追加装甲を担っているのか少し分厚い、前部の角が小さすぎるが
まぁでかくても使い勝手が悪くなるだけか、後ろの方はどうなってるかな
背中は甲虫の背を模したような意匠になっている、羽部分のように中心に縦一線
肩の方に両肩を曲線が繋ぐようになっているのと、その線に重なって小さな突起
角を模したであろうそれが2つ上向きに曲がっている、後ろはそれくらいか
背中の突起には何か掛けれそうだな、鑑定結果は[甲虫炎王の鎧]とでた
これはセット物か?揃えたくなってくるじゃないか、暫くは御免だし
出会えるのも運次第にだし、敵のlv50位のダンジョンなら出てくる可能性が?
それは置いといて他にはカード1枚だけ···道具系統はないのか
カードにはフレイムアトラトルが描かれている、鑑定せずとも判る
[甲虫炎王 フレイムアトラトル] 伝説級 ☆
スキルはct10 3連火球 爆火球 火珠 熱風渦 この表記なるのは何故だ?
召喚はct50か、カードに描いてあるからこういうのは助かる
装備効果は判らない、装備の仕方も判らないけど、そもそも装備出来るのか
という話にもなる、カードは箱に入れるとして、鎧が亜空間倉庫に入らない
装備もしていけないし、いや内部は別に熱くないのか···
ん?外部ももう熱くなくなっている、暖かい位の熱だが、着るのはよそう
何か要らない物···素材の幾つか捨てるか、虫の脚とか別に要らんでしょ
他には···壊れた機械とかの廃材も捨てよう、これで十分空いただろ
捨てたのは時間が経てばダンジョンがいつの間にか処理してくれている事だろう
うん入った、うーむこうなると飾る場所が欲しい···どっかに拠点が欲しいな
そうなると防犯とかもいるのか、完全防備の都合いい場所とか無いかなぁ
まぁそんな理想の場所は流石にないだろう、だが拠点は場所はあった方が良い
やはり何時までも宿や野宿ばかりともいかないだろう、金の問題もあるが
荷物の整理や装備の修理もあるし安定した環境や自由な場所が欲しいのもある
周りに迷惑をかけなくて済むならそれに越した事は無い、問題が無いのが一番だ
とは言え先ずは依頼の達成だな、疲れもとれてきたしあと3個早く集めるとしよう
出て右側か、ステータスも上がったし少しは戦闘が楽になるかな···ん?
体は問題なく動かせるが少し肌がチリチリするな、さっきの火で火傷したか?
見る限りでは特に異常は無さそうだが、所々触ると何やら変な感じがする
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