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5.帝国と言う国

八十三話 炎の塔で収集4

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83話 素材集めは中々にしんどい

流石に左右対称では無かったのか、こっち側に隠し扉は無かった
扉の位置や通路の形状などは左右対称になっているんだが、隠しだからかな
一番近い扉から開く、小部屋は基本的に同じ大きさだと思う、誤差はあるかも
中には火の床とファイアハウンド3体だけか、流石にフレイムワームがいても
一面火の床になっている場所では戦いたくないな、水で消せるか?
ふむ消せるなら魔法はこう言った場面でも役に立つ訳か
実際に出来るかは分からないし、今はそこまで必要でもないから別にいいか
向かいの部屋を開ける、一歩目の直ぐ入り口部分に火の床が出来ている
中にはフレイムワームとフレイムシクルが1体づついるがもうばれてる
どっちにしろワームが居るし場所も別に不利ではないから戦うんだけど
それにもう慣れてきている、最初にやはりワームが火の液を吐いてきて
そこから近接型の敵が近寄ってくる、シクルも慣れなのか胸部と鎌以外なら
普通に斬れると判れば倒すのは容易になる、まぁ脚を斬れば機動力も削げるのだ
がしかし別に脚を全て切断しても死にはしない、ただ機動力が無くなるだけ
それなら普通に斬って殺してしまったほうが早いのだ、格上でもない限りは
まぁわざわざ部屋に入らなくてもいい、と言うか入り口で戦いたくない
出てきて直ぐに頭部を斬り飛ばすが体が目茶苦茶に暴れまわる
うーむ、こう言った事も起こり得るのか、生命力が強いからか?気を付けないと
ワームとの間に居るからか飛んできた火の液がシクルの暴れる体に当たった
どうやらまた吐いてきたようだが、精密さはそこまでないのか?いや頭脳か?
火で燃える液体がシクルにへばりついて、ジュゥと音を発てて体を焼いていく
火の魔物でも火は効くということか、どうやら胸部の甲殻は燃えてない
堅くて火にも強いのか、そのままで盾にも防具にも使えそうだな
火が追撃となって止めになったのか動きが鈍ってきた、そろそろ止まるか
奥ではワームが3発目を準備している、そろそろ大丈夫か?だが1回待つか
これを吐いてきてから行こう、まだシクルの死体が盾として使えるし
火の球が飛んできた、今度はさっきよりも上からでシクルも止まったため
一部脚と鎌に当たったが残りが飛んできた、狙いが逸れていたのか逸れたのか
回避は難しくなかったため簡単に回避出来たが、弾けた部分が腕に当たった
火耐性の防具を着けていてよかった、ここでシクルの死体を飛び越えて
隙だらけのワームに向かう、火を吐いて直ぐに動けない様だから1体なら簡単だ
横の一閃で胴部分を両断しこれで終わり、まぁ両断出来なかったけど
隅っこの方がちょっとくっついてるけどこれくらいなら問題無いだろう
ワームが跳ねる様に暴れるがもう近すぎなければ危険は無い
振り向くとシクルは既に消えていた、腕の部分と一体化の鎌が落ちている
腕の部分もしっかりしているしこのままでも鎌として使えそうだな
少し小さいから片手鎌として使うのかな?これに火は着きそうにない
[フレイムシクルの鎌腕] 普通品 まぁそのまんまだな、やはり部位か
武器として使えはするが武器ではないようだ、多分腕と鎌の間がもげるだろうし
ワームは何も落とさなかったか、鎌を倉庫へと入れ···ない、いや入れる
別に使う必要はないか、どれくらい使えるか試して見たかったけど
さて隣の部屋はどうかな、扉を開けた瞬間に嫌な予感がした、あと感覚があった
カチッという何時もの罠のあれだ、小部屋の扉に仕掛けてあるとはな
煙か···熱い、これは熱を持った煙か?煙で前が見えない一旦下がろう
ふむ直ぐには消えないか、んー体が湿った?少し濡れたのか腰布が翻えらない
動くと度々足に引っ付いくし、だがここは暑いし火もあるしすぐ乾くだろう
先に向かいの方を調べるか、こっちには罠は無いようだがワームも居ない
宝箱も無いから用はない、流石に早すぎたか煙はまだ消えてない
こっち側の最後の小部屋を調べるか、ワーム2体とファイアハウンドか
開けたがハウンドがかなり近いし気付かれた、だがワームは気付いて無いな
ハウンドが後ろに跳んだが大して距離をとっていない、十分届く距離だ
そのため直ぐ様突き刺しに掛かる、着地する寸前に頭部から貫いていく
ワームがこっちを見た、長刀を引き戻しながら前へ進んでいく、火の床は無い
吐こうとしているようだがその前にこっちも頭部と胴を突き刺し縫い付ける
これでこっちを向いて吐くことが出来なくなったが、もう1体が狙ってきた
まずいなちょっと近すぎる、火の液を吐かれる前にとっとと抜いて通り抜ける
見ればハウンドもまだ死んでないし、ワームは大したダメージも無いようだし
2体が直ぐほぼ同時に火の液を吐いてくるし、でもハウンドはふらついているな
まともに立てていない、飛んでくる火の液を避けてワームが1列になる所に移動
そのままワームへ向けて進み、2体とも胴体部分を適当に斬り飛ばす
後はハウンドに止めとして刺すだけ、いやここは念のために斬っておく
もしかしたらもう1度突き刺しても死なない可能性があったからな
そしてドロップは火袋が1つだけか、だがこれで3つ1周すれば集まるペースかな
罠の所に戻ると煙は止まっていた、今度は扉を完全に開けきる
小部屋の中央にポツンと宝箱だけがあった、見る限り宝箱に罠は掛かってない
軽く開けるも反応は無し、罠は掛かって無さそうだ、中身は···ん
宝箱周囲意外の床一帯が燃えた、これが今回の罠かなんで発動したんだ?
まぁいい中身は杖と薬品か[フレイムスフィアの杖@(5)][火耐性の薬]
薬は飲むのか塗るのかそれとも頭から被るのか、また使い方が判らない物だ
回収して火の床は跳んで回避して入り口に戻った、次へ行こう
今度も5部屋かな手前の右側からいくか開け···開け?いや開かない
どうやら鍵が掛かっているようだ、鍵は持っているのもあるがまぁ別にいいか
一周回って階段が無かったら開ければいいだろう、鍵が合えばだが
どうせここら辺だとたいして宝箱にも期待できないし、後回しになるな
隣の部屋は···噴水?小さめの噴水がある、水の補充でもしろと言うことか?
まぁ確かにこのダンジョンだと普通の人間なら必要だもんな···
まぁ自分には要らないんですけどね、それじゃぁ向かいの部屋
扉が金属製···これは期待できるかな?一応罠に気を付けておこう
壁?開けた先は壁だった···なんのための扉なんだ?フェイクの扉か
まぁこれに関しては、罠がなくてよかったとだけ思っておこう
それにしてもこっち側にまともな部屋は無いのか?次に期待だな
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