Re:ゼロ 魔人が行く異世界伝説(伝説では無い)

siroku

文字の大きさ
上 下
79 / 330
5.帝国と言う国

七十八話 日付の判明6月1日夜(忘れそう)

しおりを挟む
78話 依頼を受けるを選択ー依頼を受けなかった

まぁいい、とりあえずギルドには行っておくか、場所も覚えておきたいし
付近のダンジョン情報も知っておきたいし、あぁあと依頼も軽く見ておくか
王国にあったようなのと似たような看板があるはず
薄暗くなってきて人の通りも少なくってくるから見渡しやすいな
出来れば地図を見ておきたかったが、人通りが多すぎて近くで見れなかった
だが冒険者が多くいる場所がギルドの可能性は高い訳で···
武装している人間が多い場所を探せばそこにあるだろう
鎧や武器に国の模様等がある、装備を統一されてるのは兵士として
それ以外だと二ヶ所か、だが1つはどう見ても宿泊施設だ、看板もそうだし
もう1つはもう少し奥か、向かっていく冒険者に着いていけばいいかな
大きな建物を囲むように小さめの建物が密集している場所に着いた
ここが冒険者ギルドの本部か、かなりデカイし外観も気を使っているようで
大きく装飾が彫られた木や金属で出来たオブジェが屋根や外壁に飾られ
周囲には幾つか変なオブジェが飾られているのが少し気になるが
折れた剣やネジ曲がった剣、砕けた斧に盾や鎧が展示品のように置かれている
何なんだろうか、見る限り別段気になるような特別な物ではなさそうだが
別にいいか、気にするような事じゃないし誰かの趣味かなんかだろう
それにしても周りが少々落ち着いて静かになってきているのに
ギルドの中は中々賑わっているようで、笑い声やガヤガヤと喧しい音が響き
金属のぶつかり合う音や木を叩く音などが響いて騒がしい事この上ない
かなり広い内部にはまだかなりの人数がいて、テーブルの椅子は入口からだと
全て埋まっているように見える、左には4人は隣に並べる程の大きな階段があり
その下では装備の手入れをしているのが見える、器具は無料貸し出しらしい
うーむ少しは手入れをした方が良いのだろうか、しかし整備するなら
頭蓋肩鎧と骨籠手、黒鉄のグローブ位しか無いんだよな、武器は整備要らないし
それにそこまで傷んでもないし、締め付けがゆるんでもないし問題無さそうだ
靴もまだまだ大丈夫のようだし、んじゃぁ今はまだいいか
新しく手に入れた肩と腕の一体化鎧でも装備しておくか?左腕なら装備できるし
ないよりは装備してる方がましだし、まぁいいや装備しておくか
人も少なめだし壁に寄っておけば気にもされないだろう
装備自体は楽で助かる、革で出来た筒に腕を入れて指穴の部分に指を通す
そして肩の部分を肩に乗せたらあとは肩の部分の紐を縛るだけ
首と胴の部分を右側で縛れば終わり、ね?簡単でしょう?
流石に革だからか腕や肩の通気性が悪いな、熱と言うか空気が籠っている
あんまり獣臭さはないが流石に近くだと僅かに臭う位はある
指の部分は無いタイプの装備だから少しは滑りにくいのだろうが···
まぁ素手よりもちょっと滑りやすい、武器を軽く持ってみたが少し滑る
ただ黒鉄のグローブもそれなりに、いやこっちの方が滑るんだよな···
力を入れれば革の方は止まるからいいが、どっちも滑りやすいのは危ないな
出来れば滑りにくい物がないと自分以外の周りの方が危険になる
まぁ1人なら大して関係ないから別にいいんだが···
依頼のボード付近は人だかりも少ない、ボードが3つに別れてあるな
冒険者のランクで別れてるんだろうが、新人用はどれかな
1番人が少ない所が新人用のボードだったようだ、何があるかな
魔物の討伐と薬草などの収集ばかりか、ふーむやる気は湧かんな
横に行って中堅のボードを見ると、討伐が増え護衛やダンジョンの依頼もある
だが流石にまだ早いな、仕方無いダンジョンの情報でも見ていよう
棚からダンジョン系の本を探す、えぇっと付近の固定ダンジョンか
帝国は首都の中にダンジョンはないようだが、付近の村にあるようだ
そう言えば途中村っぽいのがちらっと見えたような見えなかったような?
固定ダンジョンは3つか近いのは、炎の塔と凍てつく洞窟か
少し離れて湿地の沼があるらしいが、ダンジョンなのか?
まぁ別に地名とかとある場所と言うではないようだし、これがダンジョン名か
炎は火で、凍てつくは氷で、沼地は···水や土の魔物がメインかな?
いくなら火の耐性が多いから炎の塔だろうか、とは言え難易度は···
炎と沼地は中堅クラスか、凍てつくは下級から問題無いようだけど
まぁ一旦炎の塔にでも行ってみるか、どんなのか見てみたいし
場所は···正門から出て右向き、道路にそって行けばいいのか
そのまま奥に行くと沼地ダンジョンもあるのか、まぁ今回は見送るか
しかし塔だからって上に伸びている訳じゃないのか?特に何も見えなかったけど
降りていくタイプなんだろうか、あぁ炎の床とか燃え盛る通路とかありそう
あ、あと火系のトラップも有りそうだな、うぅん···まぁ行けば判る事か
村の名前は···イニバスの村か、さてどうしようか寝るのは···別に必要ないか
そう言えば依頼の中になんか関係していそうなのがあったな
確か採取系の奴が···あった炎の塔での収集依頼
メタルビートルの甲殻、フランバニーの角、フレイムワームの火袋
何れも出来高制かじゃぁ全部受けておくか、えぇっとこれは恒常依頼じゃないが
受ける場合はカウンターでの申請か、期間は···えぇっと今は何時だ?
まぁいいか5月25~6月10の15日間だが、量を確保出来たら取り下げされる
早めに受けて終わらせた方がいいかな、報酬は···1番安くて角1つ300ヴェレ
高い方なのか···?えぇっと火袋は550ヴェレか···ふむ甲殻は1000ヴェレ···
高いほど入手がしずらいのもあるだろうが、あとは運びやすさかな?
「すいません、炎の塔の収集依頼を受けたいんですが」
「分かりました、では冒険者プレートを···どれにしますか?」
「はい一応3つとも受けておこうかと思っていますが」
「でしたら収集してきてから受けるのもありですよ?そう言う事も出来ます
残り期限は3日···日が明ければ3日しかありませんから受けておくのもありです
受けておけば期限を過ぎても待ってもらえる可能性はありますから
ただその場合失敗すれば通常通り違約金を払って貰う事になります」
···なるほど普通なら事後受諾がいいが期限が近いと受けておくのもあり
ただ期限を過ぎても収集出来なかった場合は失敗となり違約金を払う事になると
ただまぁ3日あるのなら行って潜って帰ってくる事は十分出来そうだ
「ふむでは帰って来てから受ける事にします、すいませんでした」
「いえ構いませんよ、ただあまりお薦めはしませんまだ新米のようですし
力量は十分ありそうですので帰還出来る可能性はありますが」
「まぁ無理そうなら帰ればいいので大丈夫です、では」
今日が6月1日であることがわかったな、まぁ直ぐに忘れそうな情報だけど
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~

トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。 旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。 この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。 こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...