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4.異世界生活の始まり
五十九話 ギルドで初クエストー初ダンジョン
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59話 ダンジョンへの初挑戦···?
冒険者ギルドの近くまできたが思ったよりも静かなものだ
人が少ないのだろうか、もう夜だしおかしくもないか
扉に近付き押して開けると急に音が襲ってくるように響いた
中には人がたくさんいる、笑い声や怒鳴り声などが響いているためか
ふと目線がそっちを向いてしまう、右の方では大きなテーブルを囲むように
結構な人数が騒いでいる、飲み食いしたり殴りあったりして楽しんでいるようだ
振り上げられた瓶やコップなどからは液体が宙を舞うように···
いや普通に飛び散って人に当たったり、床を濡らしている
流石に勘弁してほしい、騒いでいる場所とは反対側には静かなというか
こっちでは静かに食べたり飲んだり、騒がず談笑しているのが見えた
左側に寄って一先ず受付へ向かうために奥を見ると、中央にある受付の付近に
幾つかの大きめの棚を見つけた、何やら本や洋紙のような物がある
目的の1つかもしれないため、棚へと向かって歩き出すと
音が急に静かになった、足下を見ると床の色が僅かだが違っている
ここが境界になっているのか、境界線としてちゃんと機能しているようだ
ここにも遮音系か何かしらの結界が張ってあるんだろうな
私は静かな方がいい騒がしいのは苦手だ、そういう人達の為だろうか
ん?目の前を飛んできたコップが横切ったが境界を素通りしていった
どうやら物は防がないようだな、やはり音だけ防ぐ効果なんだろうか
飛んでいったコップは音を立てて椅子にぶつかりテーブルに中身をぶちまける
そして向かいに座っていた人へも届いてしまいその背を濡らし滴がしたたる···
その人は急に静かなまま立ち上がり騒がしい方へと向かっていった
殴りかかったようだ、誰が飛ばしたか分からないだろうし多分適当だな
1番近い人に殴りかかってたし、しかしなにやら楽しそうな雰囲気だ
それになぜか酔っぱらい達が乱入参加し始めそのまま乱闘が始まった
周りの人達は気にしていないようだ、いつもの事なのだろう
受付の近くまで来ると棚にある本などの題名などが色々見えてきた
一番上にあったのは新人用のガイドブックだった、ひとまず見てみる
前のあの村には無かったが、さすがにあの村に置く意味はなかったのかも
いやもしかしたらどこかにはあったのかもしれないが···まぁいい
項目を見て依頼の受け方とダンジョンの入場についてを見る
依頼はボードに貼ってある紙を取って受付にいくか直接受付で受注するか
昔は依頼書を取っていって依頼完了時に受け付けに持っていくが主流だった
が、依頼における情報のミスやら嘘による偽装成功など事欠かなかったらしい
まぁそうなるな、いまでは機器によって管理しているようだ
そのため依頼の偽装報告だとか受注した依頼を未受注と偽装する事は
もう出来なくなったようだ、改善されてなによりだ
ダンジョンは国の管理している場所は入場料を払って券を買い
管理されているダンジョンは管理者によりけりだが入場料を払う場合
基本的に敵の強さや罠などの複合的な難易度によって算出される
それ以外の未管理、及び管理できないダンジョンは自由だが
どちらにせよ情報のあるダンジョンは冒険者のランクで制限が掛かっている
管理されているダンジョンは管理している事を示すための何かがある
重要なのはここら辺だろう、他には特に目を引く項目はないかな
ふむ、じゃぁ依頼のあるボードに向かうか、場所は受付の左側か
人がまばらにいる場所がボードの前だったようだ、見に行こう
ボード前は人はそれなりに居るが散開している、固まっているのは
多分チームなんだろう、依頼は難易度や人数によって別けられている
今の自分はなったばかりのストーンランクで、最下級の依頼は
一番左の大きめのボードにあるようだ、受注人数による仕分けがされている
1人用位しか受けれないが最下級の依頼にはどんな物があるのか···
薬草採取とか犬の毛皮?や危険性の低いと思える物が多かった、当然だが
毛皮はハウンドドッグやハウンドから出るらしい
この2体は管理ダンジョンで出てくるようだ、名前は野犬の通り道
行ってみるか初心者向けダンジョンらしいし、入場料も安いだろう
それにどうやらこの依頼書は受け付けに持って行かないようだ
そういった依頼は多くあり、基本的に常駐依頼のようだ
そうそう無くならない仕事なんだろう、必要量も書いてないし
出来高のようで薬草は1つ2ヴェレ、毛皮は1つ5ヴェレだ
適正金額かは分からないが、多分こんなもんなんだろう
薬草はダンジョンで出る可能性はあるようだが、見分けがつかない
なので毛皮の依頼だけ受け付けに申請する、毛皮用の袋を借りた
このダンジョンは町の左側というかこのギルドより奥の方にあるようだ
ダンジョンへと向かう、準備は···まぁいいか
特に注意事項とかも書いてなかったし、明かりも十分あるんだろうし
ギルドから出て月が昇りだし暗くなってきた道を少し奥へ向かうと
右側に冒険者相手の商品が並ぶ店が多くある、ここは冒険者向けの売店か
左側は出店というより工房系の店が建ち並んでいる、よくわからない
この道を通り抜けて広けた場所に出たら、右に木の小屋があるはず
···あった、これがダンジョンの入り口であり受付場所だ
小屋のなかにはもう冒険者らしき人は居ないようで、受付だけが見える
受付けに向かい机の上に置いてある物が入場券の一覧か
何やら難易度を選べるらしいが···どうやら階層を飛ばして入れるようだ
1階層からはlv2~、5階層からはlv10~、10階層からはlv20~
となっている、中堅入り前まで使えるダンジョンと言うようだが
そういう事だったのか、難易度についてはガイドブックには載ってなかったな
低は10ヴェレと安いが中は100ヴェレ、高は1000ヴェレと10倍ずつだ
ダンジョン内で1階層から5階層そしいぇ10階層へと入るのに別に制限は無い
しかし中を買うにはメタルランク、ストーンの1つ上に
高を買うにはブロンズランク、メタルの1つ上になっている必要がある
低しか買えないしこれで入って行けるとこまで行ってみるかな
機械の台にプレートを乗せ投入口に大銅貨1枚を入れてボタンを押す
出てきたチケットを取りダンジョン入口横の台に差し込む
台に入れたチケットは音もなく飲み込まれ、入口の扉が開いた
入った先は···ただの下へと続く螺旋階段が目の前に有るだけだった
···うーむ、初ダンジョンがこれでいいのか?···
冒険者ギルドの近くまできたが思ったよりも静かなものだ
人が少ないのだろうか、もう夜だしおかしくもないか
扉に近付き押して開けると急に音が襲ってくるように響いた
中には人がたくさんいる、笑い声や怒鳴り声などが響いているためか
ふと目線がそっちを向いてしまう、右の方では大きなテーブルを囲むように
結構な人数が騒いでいる、飲み食いしたり殴りあったりして楽しんでいるようだ
振り上げられた瓶やコップなどからは液体が宙を舞うように···
いや普通に飛び散って人に当たったり、床を濡らしている
流石に勘弁してほしい、騒いでいる場所とは反対側には静かなというか
こっちでは静かに食べたり飲んだり、騒がず談笑しているのが見えた
左側に寄って一先ず受付へ向かうために奥を見ると、中央にある受付の付近に
幾つかの大きめの棚を見つけた、何やら本や洋紙のような物がある
目的の1つかもしれないため、棚へと向かって歩き出すと
音が急に静かになった、足下を見ると床の色が僅かだが違っている
ここが境界になっているのか、境界線としてちゃんと機能しているようだ
ここにも遮音系か何かしらの結界が張ってあるんだろうな
私は静かな方がいい騒がしいのは苦手だ、そういう人達の為だろうか
ん?目の前を飛んできたコップが横切ったが境界を素通りしていった
どうやら物は防がないようだな、やはり音だけ防ぐ効果なんだろうか
飛んでいったコップは音を立てて椅子にぶつかりテーブルに中身をぶちまける
そして向かいに座っていた人へも届いてしまいその背を濡らし滴がしたたる···
その人は急に静かなまま立ち上がり騒がしい方へと向かっていった
殴りかかったようだ、誰が飛ばしたか分からないだろうし多分適当だな
1番近い人に殴りかかってたし、しかしなにやら楽しそうな雰囲気だ
それになぜか酔っぱらい達が乱入参加し始めそのまま乱闘が始まった
周りの人達は気にしていないようだ、いつもの事なのだろう
受付の近くまで来ると棚にある本などの題名などが色々見えてきた
一番上にあったのは新人用のガイドブックだった、ひとまず見てみる
前のあの村には無かったが、さすがにあの村に置く意味はなかったのかも
いやもしかしたらどこかにはあったのかもしれないが···まぁいい
項目を見て依頼の受け方とダンジョンの入場についてを見る
依頼はボードに貼ってある紙を取って受付にいくか直接受付で受注するか
昔は依頼書を取っていって依頼完了時に受け付けに持っていくが主流だった
が、依頼における情報のミスやら嘘による偽装成功など事欠かなかったらしい
まぁそうなるな、いまでは機器によって管理しているようだ
そのため依頼の偽装報告だとか受注した依頼を未受注と偽装する事は
もう出来なくなったようだ、改善されてなによりだ
ダンジョンは国の管理している場所は入場料を払って券を買い
管理されているダンジョンは管理者によりけりだが入場料を払う場合
基本的に敵の強さや罠などの複合的な難易度によって算出される
それ以外の未管理、及び管理できないダンジョンは自由だが
どちらにせよ情報のあるダンジョンは冒険者のランクで制限が掛かっている
管理されているダンジョンは管理している事を示すための何かがある
重要なのはここら辺だろう、他には特に目を引く項目はないかな
ふむ、じゃぁ依頼のあるボードに向かうか、場所は受付の左側か
人がまばらにいる場所がボードの前だったようだ、見に行こう
ボード前は人はそれなりに居るが散開している、固まっているのは
多分チームなんだろう、依頼は難易度や人数によって別けられている
今の自分はなったばかりのストーンランクで、最下級の依頼は
一番左の大きめのボードにあるようだ、受注人数による仕分けがされている
1人用位しか受けれないが最下級の依頼にはどんな物があるのか···
薬草採取とか犬の毛皮?や危険性の低いと思える物が多かった、当然だが
毛皮はハウンドドッグやハウンドから出るらしい
この2体は管理ダンジョンで出てくるようだ、名前は野犬の通り道
行ってみるか初心者向けダンジョンらしいし、入場料も安いだろう
それにどうやらこの依頼書は受け付けに持って行かないようだ
そういった依頼は多くあり、基本的に常駐依頼のようだ
そうそう無くならない仕事なんだろう、必要量も書いてないし
出来高のようで薬草は1つ2ヴェレ、毛皮は1つ5ヴェレだ
適正金額かは分からないが、多分こんなもんなんだろう
薬草はダンジョンで出る可能性はあるようだが、見分けがつかない
なので毛皮の依頼だけ受け付けに申請する、毛皮用の袋を借りた
このダンジョンは町の左側というかこのギルドより奥の方にあるようだ
ダンジョンへと向かう、準備は···まぁいいか
特に注意事項とかも書いてなかったし、明かりも十分あるんだろうし
ギルドから出て月が昇りだし暗くなってきた道を少し奥へ向かうと
右側に冒険者相手の商品が並ぶ店が多くある、ここは冒険者向けの売店か
左側は出店というより工房系の店が建ち並んでいる、よくわからない
この道を通り抜けて広けた場所に出たら、右に木の小屋があるはず
···あった、これがダンジョンの入り口であり受付場所だ
小屋のなかにはもう冒険者らしき人は居ないようで、受付だけが見える
受付けに向かい机の上に置いてある物が入場券の一覧か
何やら難易度を選べるらしいが···どうやら階層を飛ばして入れるようだ
1階層からはlv2~、5階層からはlv10~、10階層からはlv20~
となっている、中堅入り前まで使えるダンジョンと言うようだが
そういう事だったのか、難易度についてはガイドブックには載ってなかったな
低は10ヴェレと安いが中は100ヴェレ、高は1000ヴェレと10倍ずつだ
ダンジョン内で1階層から5階層そしいぇ10階層へと入るのに別に制限は無い
しかし中を買うにはメタルランク、ストーンの1つ上に
高を買うにはブロンズランク、メタルの1つ上になっている必要がある
低しか買えないしこれで入って行けるとこまで行ってみるかな
機械の台にプレートを乗せ投入口に大銅貨1枚を入れてボタンを押す
出てきたチケットを取りダンジョン入口横の台に差し込む
台に入れたチケットは音もなく飲み込まれ、入口の扉が開いた
入った先は···ただの下へと続く螺旋階段が目の前に有るだけだった
···うーむ、初ダンジョンがこれでいいのか?···
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