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4.異世界生活の始まり

五十四話 対象転移者達と会合

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54話 依頼対象への対処

自己減速もやはり自己加速と同じで体の動きだけに効果があるようだ
思考の加速や減速も無ければ、体感時間も変わらない事が分かった
慣れないと加速に着いていけず、減速は···使い勝手が悪いか?
加速は普段から使えるが減速はどこで使うのがいいのか、使い道が分からん
まだ時間はありそうだし専用spは先に使ってしまうか、残してもなんだしな
探索は移動スキルを取っておく、なんだかんだあったほうがいいだろうし
移動時スタミナ減少量低下llvx0.5v1と地形マイナス効果低下lvx0.5lv1を取得
そしていつのまにか探知がレベル3になり探知範囲拡大を習得していた
隠密は情報と迷ったが気配を取る、効果は探知系の方が近いスキルな気がする
初期スキルは気配減少lvx0.5、気配察知lvx0.5か隠密取得時のスキルと同じ
減少と察知だと思ったが此方はlvxの効果がある方だった、とても分かりにくい
そしてlvx0.5だからレベル100になっても100%にならないという不具合
あと追跡成功率lv0.5とかいうよく分からないスキルもあった、追跡覚えるまで
腐るスキルになるがまぁそれはいい、そしてアビリティを見て気付いたのだが
アビリティが別でも同じスキルがあるけどそのスキルを取得した時点で
他のアビリティにそのスキルは出てこないということだ
効果については上位スキルがあるんだろう、そして最後の
盗賊spは罠に使った初期スキルは罠解除成功率アップlvx1と罠探知lvx1
罠発動率低下lvx0.2だ、ダンジョンのお供スキルだな、何故か設置系がない
とそんなこんなをしていると周りが少し静かになっていた、昼食の時間かな
もうギルドに行っておくか、中で待っていたほうがいいだろう
ずっとここにいても不審者でしかないし、いまは回りに誰もいないけども
どっちにしろここで会えるかもしれないが、本人に会えるかわからないし
ギルドの受付の人にも頼んだし、効率的にもギルドの中で待っているのがいい
と思ったついでに、ギルドで冒険者登録しても良かったかもしれないな
今からしておくか?とギルドに入るがやはり誰もいない、受付もいない食事かな
なので椅子に座って待っておく、と軽食や飲物などのメニューが見えた
軽食らしく簡単な物ばかりで飲物も酒より果実のジュースが多く見える
いや実際には果実酒なのかもしれない、軽食の値段は大体100ヴァレ以下だ
飲物は酒らしき物が130でジュースらしき物が90、紅茶は70ヴァレだ
結構な値段がする気がしたが1000ヴァレぽっちではやはり少ないのか
一食200ヴァレにすると5食分だから1日の稼ぎとしては少ないのでは?
うーむやはり売った素材自体が大した物でも無かったからか、冒険者か···
素材で稼ぐのか依頼報酬で稼ぐのかもしくはダンジョンで稼ぐなら宝箱か
うむむ、受付の方になんか色々あるな、本というか説明書?みたいな物か
冒険者について?ふむ、大まかに言えば一般人に暴力を振るな
冒険者同士のいざこざは本人同士で解決すること、第三者をはさんでもいい
冒険者同士の決闘は禁止、傷害及び殺傷についてはギルドは関与しません
ならず者という訳でも無いようだが、やはり法規制は緩いのだろう
ダンジョンについてもみつけた、ダンジョンには大まかに2つある
1つは固定ダンジョンで階層や構成が固定されているのと
ランダムに階層や構成が変化するダンジョン、通称ネフィス
一般人、冒険者問わずダンジョンに入るの基本的には自由だが
ギルドの管理するダンジョンは冒険者である事、及び許可がいる物もある
クラン[冒険者の拠点を持つ集団及び組織]が管理するダンジョンは
そのダンジョンを管理しているクランのメンバーになるか許可がいる
自然的な洞窟などを模した入り口のダンジョンなどもある
そういったダンジョンは周囲の魔物を模したり取り込んだりして
ダンジョン内の種族が偏る事があるとか、統一される事もあるとか
まぁ他にも色々書かれていたが、気になるのはこのくらいか
椅子に戻って座ったとほぼ同時に扉が開いて3人入ってきた
金髪と黒髪と茶髪···バラバラだが身形からしておそらく転移者だろうか
しかし日本人はたしか黒髪か茶髪くらいで金髪はいないと思ったが
こっちに来た際に変わったんだろうか、まぁ自分も変色したしおかしくないか
入ってきた3人は真っ直ぐカウンターに向かって行き、受付を呼び出した
そして出てきた受付の人はやっぱり疲れぎみの様子だ、休ませてやれと思う
「どうも、今日も森の方へ狩りに行くけど何か依頼はないの?」
「依頼は薬草収集くらいですね、それともうゴブリンを狩るのは止めてください
これまでも何回か言っている事でしょう」
「じゃぁいいや、それと何言ってんだか、ゴブリンなんて害しかないじゃん
雑魚で害悪で最初の経験値稼ぎの代名詞だろ」
「だよなぁ!此方は狩れて経験値をそっちは安全でwin-winだろ」
金髪に続いて黒髪が喋る、茶髪は後ろの方でずっと大人しくしている
「ゴブリンに害などありません、それと···」
言い淀むと困ったかのように目を泳がせ、そして受付の人が此方を見た
「あなた達に用があるようで探していた方がいるんです」
「俺達に用がある?どこのどいつだ?」
「知り合いでは無いと、あちらの席に座っている方です」
そして3人揃って此方に来た、何故か全員軽く睨みつけてきてる
「俺たちに用があるって?てめぇ何もんだ?何の用だ?」
「あぁちょっとした話があってね、直ぐに終わる事さ」
それにしても礼儀の欠片もないな、冒険者なら基本こんな感じなんだろうか
(これはもうブッ殺しちまった方が早いんじゃねぇのか?)
うーん心の声は中々に好戦的というか短絡的ないつもと同じ感じだな
···なんかいつもよりもよく聴こえるし意識に残るな、テレパシー?まぁいいか
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