初体験が5歳という伝説の「女使い」冒険者の物語 〜 スキル「優しい心」は心の傷ついた女性を虜にしてしまう極悪のモテスキルだった

もぐすけ

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第六章 悪魔討伐

討伐リスト

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俺たちリマ組はリマにある冒険者組合に来ていた。

オスカルさんが受付嬢と話している。その間、俺たちはベンチで待っているのだが、俺は今日のリンリン番のリリさんの膝の上に座らされて、左右をララさん、ルルさん、前にミカゲさん、後ろにユカリさんにガードされている。

リリさんの双丘というか双山の感触が俺の背中にはっきりと感じられる。リリさんはとても柔らかくて、まさに人間ソファーのようだ。

ララさんとは左腕、ルルさんとは右腕を組んでいて、それぞれの片方の胸が俺の両腕に密着している。3人に密着され、ローズ系のいい匂いが鼻をくすぐる。いやあ、極楽、極楽。

ときどき3人に緊張が走る。女性の冒険者が脇を通り過ぎるとこうなる。前のミカゲさんが鋭い視線を通り過ぎる女冒険者に注いでいる。恐らく後ろのユカリさんも同様だろう。さっきからずっとこんな感じだ。

周囲の男の冒険者たちが、ちらりちらりとうらやましそうな視線を送ってくる。お兄さんたち、こんな幼児をうらやましがっている暇があったら、冒険しなよ。

オスカルさんが依頼書を数枚持って帰ってきた。VIPルームを使うことができるとのことで、俺たちはVIPルームに移動した。俺はリリさんに抱っこされたままだ。ああ、リリさんって本当にいいにおいがする。

部屋は60平米ほどでかなり広い。キッチンやシャワーもついており、長期滞在も可能なようだ。7人は応接セットに座った。くどいようだが、俺はリリさんの膝の上だ。

オスカルさんが説明を始めた。

「リリス様からはリンズへの指名依頼という形で7人の悪魔の討伐依頼が来ている」

オスカルさんは7枚の依頼用紙を机に並べた。

俺の目が最後の7枚目に釘付けになる。ベルゼブブじゃないか。リリスさんはベルゼブブも俺たちに討たせる気なのか。ランクSSSじゃないか!

他の6枚はランクBが2枚、ランクAが2枚、ランクSが2枚だった。

「報酬は破格だ。まあ、リリス様はお金などどうでもいいのだろう」

確かに0が多すぎて、いくらなのかすぐにはよくわからない。

「報酬は全部合わせると2000億だ。Bが100億、Aが200億、Sが300億、SSSが800億だ」

全員が固まっている。

「私たちの獲得賞金は現時点で7億。すでにS級でこれ以上のランクはないが、Bを1体倒すと、伝説のパーティ「ナイトメア」の最終獲得賞金144億円の記録をぶっちぎりで塗り替えることになる」

「リリスさんってすごいお金持ちなんですね」

「ラリル姉妹は私の従者、私とユカリとミカゲはフローラの従者だが、フローラ、カトリーヌ、ルミはリリス様の直属だ。彼女たちは毎月1億円のお小遣いをもらっているらしい」

「何をやって稼いでるのでしょうか」

「夢を売ってるっておっしゃってたわ」

この中で唯一リリスと面識のあるユカリが答えた。

サキュバスは夢を見させて、対価として精気をもらうとラクタさんが教えてくれたが、それをビジネスとして展開させているのか。

「リリス様の眷属である我々に報酬は不要だ。報酬はすべてリンリンにもらってほしい」

「そうですね。いったん私が預かることにします」

俺は多分そうなると思っていた。預かった後、俺がみんなのために使えばいいのだ。

「まず最初はリマの北1200キロのトキという街の近くのダンジョンにいるアザゼルという悪魔をターゲットにしよう。このS級の悪魔だ」

7枚全員が男性の風貌だ。アザゼルは40代のかなり渋いイケメンのおじさんだ。ちなみにベルゼブブはすごい美青年だ。

「ユカリさん、リリス様の眷属って全員女性なんですか?」

「そうよ。私たちを含めて、20人ぐらいみたいよ。お姉さまたちの戦闘力は半端ないってフローラ姉さまが言ってたわ」

「今日、フローラさん、カトリーヌさん、ルミさんの3人はリリス様に会いに行って、転移の方法を教えてもらう予定になっています。エリーゼさんとキョウコさんとマリはこちらに向かっています」

俺は昨日のフローラさんとの打ち合わせ内容を皆に共有した。

「マリはリンリンに会わせないのではなかったのか」

オスカルさんの質問に対して、フレアの存在を説明した。

「なるほど。ミカゲの後釜か」

「明日の昼までには、全員がリマに集合します。明日オスカルさんたちはフローラさんから転移の方法を伝授してもらってください」

「了解した。そうそう、キョウコもリンズに登録されていた。冒険者組合の美人の双璧が同じパーティで、しかも同じ姓なので、組合の受付嬢のなかでは、リンリンの噂がすごいことになっているらしいぞ。さっきの受付嬢にもリンリンのことを根掘り葉掘り聞かれて困ったよ。組合の受付嬢は美人ぞろいだから、注意してくれ」

俺を除く全員が神妙に頷いていた。

「ははは、じゃあ、いったん宿に帰りましょうか」

***

その夜、俺はまた爆乳3姉妹との楽しい夜を過ごした
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