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第三章 旅
3人の儀式
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その夜、リンリンとマリが眠った後、お姉さま方4名が十字路に立っていた。
フローラがリリスを呼ぶ儀式を行うと、前回と同様にボンテージドレスに身を包んだリリスが現れた。
「フローラか、どうした?」
「リリス様、こちらの3人が契約を結びたいと申しまして」
「ほう、どれどれ」
リリスが3人の容姿を丹念にチェックする。さわさわと胸やお尻もついでに触っていた。
3人は痴漢行為にもじっと耐えている。
「フローラ、極上の娘たちではないか。よくもこれだけの娘を集められたものだな」
「はあ、勝手に集まってきたのです」
「うん、いいぞ。喜んで従者にする。そこの縦ロールからいくぞ。近こう寄れ」
「はい、リリス様」
カトリーヌがしずしずと前に出る。
3人ともどういうことが行われるかはフローラから聞いていた。
リリスがカトリーヌの唇を奪う。たっぷりと10秒間味わい尽くして、カトリーヌは地面に女座りになっている。顔が真っ赤だが、先ほどまでのカトリーヌに色気が数段階加わった表情になっている。サキュバスになったのだ。
「ふう、美味だな。次は髪の茶色い方、行くぞ。ん、おもしろい加護を持っているな」
リリスがルミをお姫様抱っこして、キスをする。今回は先ほどよりも長い20秒間のディープキスをする。ルミは朦朧とした表情になり、リリスから地面にゆっくりと寝かされる。色素薄い系のルミの肌はピンク色に染まり、彼女も色気が数段階アップしていて、サキュバスになったことがわかる。
「ふう、加護持ちとするのは私も初めてだったので、少し苦労したな。よし、最後の娘だが、フローラが従者にした方がよいな」
「え? 私がですか」
「この娘については、お前に絶対的な忠誠心があるようだ。私に忠誠を誓わせるよりも、お前が従者にした方が、サキュバスとしての能力も上がるはずだ」
「かしこまりました。ユカリ、私から儀式を授けますね」
「はい、お姉さま」
ユカリは天にも昇る想いだ。
フローラはユカリを抱擁し、ユカリの目を優しく見た後、お互いに目を瞑って、熱いキスを何度も何度も交した。その後、フローラが舌を絡ませてきて、ユカリは幸せに包まれた。ああ、私、心も体もお姉さまのものになるのね。
ユカリはサキュバスとなった。
「ふむ、我が眷属よ。今後も好き勝手に生きるがよい!」
そう言って、リリスは姿を消した。
さて、残った4名だが、ユカリは別として、フローラ、カトリーヌ、ルミの誰が正妻になるか舌戦が始まった。
「当然、リンリン君の初めてをうばった私が正妻よね。リンリン君も私のことを愛しているわよ」
「それはたまたまフローラがリンリンさまと先に出会っただけのことだ。これからいくらでも逆転可能だし、そもそもフローラでは歳の差がありすぎるだろう」
「歳の話をするのでしたら、私が一番リンリン様にふさわしいと思います。私とリンリン様との歳の差は、わずが11歳です」
「ルミ、あなたはリンリン君が本当は38歳だって知っているはずよ。歳の差は実は私が一番少ないのよ。それにさっきは妾でいいって言ってたじゃない」
「はいはい、ストップ! ここは中立の私に任せてはどう?」
「いや、ユカリはフローラの手下だから、中立ではない」
「そうよ。ユカリは私とリンリン君が離れた方がいいとか思っているはずだから、信用できないわ」
一向に話がまとまらないため、とりあえず正妻が誰かどうかはさておき、全員がリンリンの妻となることには合意した。そして、今晩からのリンリン相手は、公平に輪番制にすることになった。
***
リンリンのテントに侵入者があった。
あれ? 今日は花の香りではない。
「あの、リンリン様、今日、妻になりました。初めてなんです。優しくしてください」
え? ルミさん!?
「いや、あの、僕とすると、死んじゃいますよ!?」
「大丈夫です。儀式は済ませてきましたから」
「儀式?」
「もう、おしゃべりはここまでにしてください・・・」
ちょっと待て。でも、もうギンギン状態で触っていても大丈夫ってことは、大丈夫ってことだよな。
ええい、ままよ。リンリン、行きまーす!!
フローラがリリスを呼ぶ儀式を行うと、前回と同様にボンテージドレスに身を包んだリリスが現れた。
「フローラか、どうした?」
「リリス様、こちらの3人が契約を結びたいと申しまして」
「ほう、どれどれ」
リリスが3人の容姿を丹念にチェックする。さわさわと胸やお尻もついでに触っていた。
3人は痴漢行為にもじっと耐えている。
「フローラ、極上の娘たちではないか。よくもこれだけの娘を集められたものだな」
「はあ、勝手に集まってきたのです」
「うん、いいぞ。喜んで従者にする。そこの縦ロールからいくぞ。近こう寄れ」
「はい、リリス様」
カトリーヌがしずしずと前に出る。
3人ともどういうことが行われるかはフローラから聞いていた。
リリスがカトリーヌの唇を奪う。たっぷりと10秒間味わい尽くして、カトリーヌは地面に女座りになっている。顔が真っ赤だが、先ほどまでのカトリーヌに色気が数段階加わった表情になっている。サキュバスになったのだ。
「ふう、美味だな。次は髪の茶色い方、行くぞ。ん、おもしろい加護を持っているな」
リリスがルミをお姫様抱っこして、キスをする。今回は先ほどよりも長い20秒間のディープキスをする。ルミは朦朧とした表情になり、リリスから地面にゆっくりと寝かされる。色素薄い系のルミの肌はピンク色に染まり、彼女も色気が数段階アップしていて、サキュバスになったことがわかる。
「ふう、加護持ちとするのは私も初めてだったので、少し苦労したな。よし、最後の娘だが、フローラが従者にした方がよいな」
「え? 私がですか」
「この娘については、お前に絶対的な忠誠心があるようだ。私に忠誠を誓わせるよりも、お前が従者にした方が、サキュバスとしての能力も上がるはずだ」
「かしこまりました。ユカリ、私から儀式を授けますね」
「はい、お姉さま」
ユカリは天にも昇る想いだ。
フローラはユカリを抱擁し、ユカリの目を優しく見た後、お互いに目を瞑って、熱いキスを何度も何度も交した。その後、フローラが舌を絡ませてきて、ユカリは幸せに包まれた。ああ、私、心も体もお姉さまのものになるのね。
ユカリはサキュバスとなった。
「ふむ、我が眷属よ。今後も好き勝手に生きるがよい!」
そう言って、リリスは姿を消した。
さて、残った4名だが、ユカリは別として、フローラ、カトリーヌ、ルミの誰が正妻になるか舌戦が始まった。
「当然、リンリン君の初めてをうばった私が正妻よね。リンリン君も私のことを愛しているわよ」
「それはたまたまフローラがリンリンさまと先に出会っただけのことだ。これからいくらでも逆転可能だし、そもそもフローラでは歳の差がありすぎるだろう」
「歳の話をするのでしたら、私が一番リンリン様にふさわしいと思います。私とリンリン様との歳の差は、わずが11歳です」
「ルミ、あなたはリンリン君が本当は38歳だって知っているはずよ。歳の差は実は私が一番少ないのよ。それにさっきは妾でいいって言ってたじゃない」
「はいはい、ストップ! ここは中立の私に任せてはどう?」
「いや、ユカリはフローラの手下だから、中立ではない」
「そうよ。ユカリは私とリンリン君が離れた方がいいとか思っているはずだから、信用できないわ」
一向に話がまとまらないため、とりあえず正妻が誰かどうかはさておき、全員がリンリンの妻となることには合意した。そして、今晩からのリンリン相手は、公平に輪番制にすることになった。
***
リンリンのテントに侵入者があった。
あれ? 今日は花の香りではない。
「あの、リンリン様、今日、妻になりました。初めてなんです。優しくしてください」
え? ルミさん!?
「いや、あの、僕とすると、死んじゃいますよ!?」
「大丈夫です。儀式は済ませてきましたから」
「儀式?」
「もう、おしゃべりはここまでにしてください・・・」
ちょっと待て。でも、もうギンギン状態で触っていても大丈夫ってことは、大丈夫ってことだよな。
ええい、ままよ。リンリン、行きまーす!!
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