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役所勤め:ルカ視点
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私は毎日徒歩で宮内庁まで通勤している。
私の所属は秘書課だが、女性は私一人だけだ。宮内庁全体でも女性はほんの僅かで、数えるぐらいしかいない。
出社すると、男性職員から好奇の目で見られる。最初のうちは恥ずかしかったが、エリーゼに相談したら、みんなジャガイモだと思えばいい、と言われた。そう思うようにしたら、少し楽になった。
「ルカさん、お茶お願い」
私の上司のジャガイモは、毎日何回か私にお茶をいれるように命令する。新人だから仕方ないと思うのだが、他の男性の新人にはそう言った命令はしない。
私はお茶のいれ方を知らなかったが、給湯室で女性の先輩に教えてもらった。
「お茶当番は女の仕事なのよ」
その先輩は諦めている感じだった。
上司にお茶を持って行ったら、手を触られた。びっくりして手を引いたら、湯呑みが倒れて、上司にお茶がかかってしまった。
「ちょっとルカさん、拭いてよ」
私は急いで机を拭いたが、ジャガイモがズボンを拭けという。私はタオルを渡して、仕事を始めた。
「ちぇっ、皇太子殿下の推薦か何だか知らないけどさ」
そうジャガイモが言っているが、無視して資料に目を通した。
私の仕事は資料の仕分けだ。毎朝、山積みされている資料をジャンルごとに仕分けして、資料室に持って行く。
エリーゼに話したら、「それ、虐めじゃない?」と言われたけど、宮内庁の全ての資料に目を通せるなんて、すごく恵まれた仕事だと私は思っている。
それにしても、ジャガイモたちの視線が煩わしい。若い女性が珍しいらしい。いくらジャガイモでも、こんなにジロジロ見られたら、集中できない。
「あの、集中させて欲しいのですが」
私は目の前のジャガイモに勇気を出して注意した。
「え? どういうこと?」
「あまりジロジロ見ないで欲しいのです」
「見てないよ。自意識過剰じゃないの?」
帝国男子って陛下やルークさんのような人だと思っていたのだけど、どうやら違うようだ。
これが毎日続くのは、さすがに私としても、いくら相手がジャガイモでも勘弁して欲しい。
「あの、あまりこういう手は使いたくないのですが、ルーク皇太子をお呼びして、私の前のジャガイモが、私をジロジロ見て困っています、と申し上げますよ」
「じゃ、ジャガイモ!? はっ、呼んでくれば?」
「では、呼んで参ります」
私は席を立った。目の前のジャガイモが慌てているが、知ったことではない。
様子を遠くから見ていたジャガイモ上司も慌て始めた。
「ちょっと、ルカさん、冗談キツイよ。穏便にな。殿下なんかお呼びできないだろう?」
ジャガイモ上司はビビリ始めている。こんなに効果があるのなら、初日からやっておけば良かったわ。
「いいえ、私は集中して仕事がしたいのです。皆さんはルークさんが怖いようですので、お呼びして、ガツンと言って頂きます。少々お待ちを」
ところが、私が外に出ようとすると、皆で通せんぼするではないか。
「それが大人のすることですかっ。私の邪魔をする人は陛下にも言いつけますよっ」
「陛下だって? そこまで言うと、ハッタリだとバレバレだよ、ルカさん。分かった、呼んできていいよ。どうぞ」
ジャガイモ上司が嫌味な言い方をする。ルークさんや陛下に宮内庁の低レベルな状態を知って頂くべきだと私は思った。
「それでは、呼んで参ります」
私はアードレー本店まで駆け足で向かった。本店に着くと、ちょうどルークさんとエリーゼが馬車から降りて、建物に入るところだった。
「ルークさん」
「あ、ルカ様、慌ててどうされましたか?」
「宮内庁の職員のレベルが低過ぎて、ルークさんから少しご注意頂きたいのです」
私はこれまでの色々な経緯を説明した。
「ルカがお茶汲み!? 手を触って、ズボンを拭け!? セクハラのオンパレードじゃないっ。ルークさん、帝国男子ってこんなんなんですかっ。ルークさんが素敵だと思っていたのに、それも嘘なんですかっ!? 男なんてやっぱり、みんなジョージと同じで、表面だけなのよぉ」
ルークさんが反応する前に、エリーゼが壊れてしまった。「セクハラのオンパレード」って何? それよりも、やはりエリーゼはジョージに裏切られたことに対して、私以上に傷ついているんだわ。だって、殺されたのですもの。
「エリーゼ、落ち着いて、ね、落ち着いて」
私はエリーゼを優しくハグした。ルークさんはいつも気丈なエリーゼが錯乱したのを見て、呆然としてしまっている。
「ルークさん、しっかりしてください」
「ああ、すいません。エリーゼ様、少なくとも僕はエリーゼ様に酷いことはしません。安心してください。絶対にがっかりさせませんから。生涯かけて態度で示します」
騒ぎを聞きつけて、ローズとカレンが出てきた。
「ローズ、カレン、エリーゼをお願いね。ルークさん、ちょっと宮内庁の連中に喝を入れて下さいます? エリーゼをこんな風に恐怖に陥れて、どう落とし前をつけて頂けるのかしらっ」
「すぐに行きます。一緒にきて頂けますか?」
「もちろんです。行きましょう」
私がルークさんを連れて宮内庁に入ると、職場がシーンとなった。
「貴様らっ。帝国男子の評判を落としてくれたなっ。ルカ様、お茶をいれさせる上司はどいつですか?」
「ルカ様?」
ジャガイモ上司がルークさんが私を「ルカ様」と呼んでいることに驚いている。
「あそこで驚いているジャガイモですっ」
「お前かっ、恐れ多くもルカ様にお茶をいれてもらうなど、しかも、手を触って、ズボンを拭けだと!? 陛下が聞いたら激怒どころか、その場で手打ちにされるぞ。お前は自分で何をしているのか、分かっているのかっ」
「す、すいません、どのようなお方か分かっておりませんでしたっ」
「ルカ様、こいつどうしましょうか」
「お茶をご自分でいれていただければ、私はそれでいいです」
「兄が、陛下が許さないと思いますよっ」
「陛下には内緒でお願いします。本当に殺してしまいかねませんから」
「お前、ルカ様に感謝しろよっ。次はどいつですか?」
私が口を開く前に、全員が膝をついて、私に謝り始めた。
「まあ、ルークさんの威力って、絶大ですのね。最初からお力をお借りすればよろしかったわ」
「はい、いつでもお呼び下さい。陛下も私もすぐに参りますから」
「ルークさん、ありがとうございます。皆さん分かって頂けたようですので、お忙しいところ、ありがとうございました。エリーゼのフォローもお願いします」
この事件以降、職場はすこぶる快適になった。
私の所属は秘書課だが、女性は私一人だけだ。宮内庁全体でも女性はほんの僅かで、数えるぐらいしかいない。
出社すると、男性職員から好奇の目で見られる。最初のうちは恥ずかしかったが、エリーゼに相談したら、みんなジャガイモだと思えばいい、と言われた。そう思うようにしたら、少し楽になった。
「ルカさん、お茶お願い」
私の上司のジャガイモは、毎日何回か私にお茶をいれるように命令する。新人だから仕方ないと思うのだが、他の男性の新人にはそう言った命令はしない。
私はお茶のいれ方を知らなかったが、給湯室で女性の先輩に教えてもらった。
「お茶当番は女の仕事なのよ」
その先輩は諦めている感じだった。
上司にお茶を持って行ったら、手を触られた。びっくりして手を引いたら、湯呑みが倒れて、上司にお茶がかかってしまった。
「ちょっとルカさん、拭いてよ」
私は急いで机を拭いたが、ジャガイモがズボンを拭けという。私はタオルを渡して、仕事を始めた。
「ちぇっ、皇太子殿下の推薦か何だか知らないけどさ」
そうジャガイモが言っているが、無視して資料に目を通した。
私の仕事は資料の仕分けだ。毎朝、山積みされている資料をジャンルごとに仕分けして、資料室に持って行く。
エリーゼに話したら、「それ、虐めじゃない?」と言われたけど、宮内庁の全ての資料に目を通せるなんて、すごく恵まれた仕事だと私は思っている。
それにしても、ジャガイモたちの視線が煩わしい。若い女性が珍しいらしい。いくらジャガイモでも、こんなにジロジロ見られたら、集中できない。
「あの、集中させて欲しいのですが」
私は目の前のジャガイモに勇気を出して注意した。
「え? どういうこと?」
「あまりジロジロ見ないで欲しいのです」
「見てないよ。自意識過剰じゃないの?」
帝国男子って陛下やルークさんのような人だと思っていたのだけど、どうやら違うようだ。
これが毎日続くのは、さすがに私としても、いくら相手がジャガイモでも勘弁して欲しい。
「あの、あまりこういう手は使いたくないのですが、ルーク皇太子をお呼びして、私の前のジャガイモが、私をジロジロ見て困っています、と申し上げますよ」
「じゃ、ジャガイモ!? はっ、呼んでくれば?」
「では、呼んで参ります」
私は席を立った。目の前のジャガイモが慌てているが、知ったことではない。
様子を遠くから見ていたジャガイモ上司も慌て始めた。
「ちょっと、ルカさん、冗談キツイよ。穏便にな。殿下なんかお呼びできないだろう?」
ジャガイモ上司はビビリ始めている。こんなに効果があるのなら、初日からやっておけば良かったわ。
「いいえ、私は集中して仕事がしたいのです。皆さんはルークさんが怖いようですので、お呼びして、ガツンと言って頂きます。少々お待ちを」
ところが、私が外に出ようとすると、皆で通せんぼするではないか。
「それが大人のすることですかっ。私の邪魔をする人は陛下にも言いつけますよっ」
「陛下だって? そこまで言うと、ハッタリだとバレバレだよ、ルカさん。分かった、呼んできていいよ。どうぞ」
ジャガイモ上司が嫌味な言い方をする。ルークさんや陛下に宮内庁の低レベルな状態を知って頂くべきだと私は思った。
「それでは、呼んで参ります」
私はアードレー本店まで駆け足で向かった。本店に着くと、ちょうどルークさんとエリーゼが馬車から降りて、建物に入るところだった。
「ルークさん」
「あ、ルカ様、慌ててどうされましたか?」
「宮内庁の職員のレベルが低過ぎて、ルークさんから少しご注意頂きたいのです」
私はこれまでの色々な経緯を説明した。
「ルカがお茶汲み!? 手を触って、ズボンを拭け!? セクハラのオンパレードじゃないっ。ルークさん、帝国男子ってこんなんなんですかっ。ルークさんが素敵だと思っていたのに、それも嘘なんですかっ!? 男なんてやっぱり、みんなジョージと同じで、表面だけなのよぉ」
ルークさんが反応する前に、エリーゼが壊れてしまった。「セクハラのオンパレード」って何? それよりも、やはりエリーゼはジョージに裏切られたことに対して、私以上に傷ついているんだわ。だって、殺されたのですもの。
「エリーゼ、落ち着いて、ね、落ち着いて」
私はエリーゼを優しくハグした。ルークさんはいつも気丈なエリーゼが錯乱したのを見て、呆然としてしまっている。
「ルークさん、しっかりしてください」
「ああ、すいません。エリーゼ様、少なくとも僕はエリーゼ様に酷いことはしません。安心してください。絶対にがっかりさせませんから。生涯かけて態度で示します」
騒ぎを聞きつけて、ローズとカレンが出てきた。
「ローズ、カレン、エリーゼをお願いね。ルークさん、ちょっと宮内庁の連中に喝を入れて下さいます? エリーゼをこんな風に恐怖に陥れて、どう落とし前をつけて頂けるのかしらっ」
「すぐに行きます。一緒にきて頂けますか?」
「もちろんです。行きましょう」
私がルークさんを連れて宮内庁に入ると、職場がシーンとなった。
「貴様らっ。帝国男子の評判を落としてくれたなっ。ルカ様、お茶をいれさせる上司はどいつですか?」
「ルカ様?」
ジャガイモ上司がルークさんが私を「ルカ様」と呼んでいることに驚いている。
「あそこで驚いているジャガイモですっ」
「お前かっ、恐れ多くもルカ様にお茶をいれてもらうなど、しかも、手を触って、ズボンを拭けだと!? 陛下が聞いたら激怒どころか、その場で手打ちにされるぞ。お前は自分で何をしているのか、分かっているのかっ」
「す、すいません、どのようなお方か分かっておりませんでしたっ」
「ルカ様、こいつどうしましょうか」
「お茶をご自分でいれていただければ、私はそれでいいです」
「兄が、陛下が許さないと思いますよっ」
「陛下には内緒でお願いします。本当に殺してしまいかねませんから」
「お前、ルカ様に感謝しろよっ。次はどいつですか?」
私が口を開く前に、全員が膝をついて、私に謝り始めた。
「まあ、ルークさんの威力って、絶大ですのね。最初からお力をお借りすればよろしかったわ」
「はい、いつでもお呼び下さい。陛下も私もすぐに参りますから」
「ルークさん、ありがとうございます。皆さん分かって頂けたようですので、お忙しいところ、ありがとうございました。エリーゼのフォローもお願いします」
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