10 / 11
異世界転生邪神討伐10
しおりを挟む
栄えある王国保守派貴族ロイ男爵である俺が、幼年の為、王都に出仕する必要は当分なく、保守派大貴族の政策を基本踏襲し、目立たなくしている。
基本政策は人権費を抑え無駄な出費を減らし領土拡大、富国強兵である。あとは外交だ。
内政では、人材登用、産業育成、治安維持、街道整備、治水、教育に力を入れている。
まあ、俺が成人する頃には、ロイ男爵領も豊かになるだろう。
ロイ家の領地は、辺境の田舎ではあるが、治安は良い。開明派貴族の愚な民衆の意見を聞く迷走ぶりとは違うのである。
今日も俺は実践を重ねるべく、領主の仕事である、治安維持活動に出向く。
新しく加わったローゼンリッターの斧戦士バーツマックも、賊を多数切り殺す大活躍だ。血の海が広がる。
賊は宝物庫に宝を蓄えている事も多いので、それ等は俺は没収している。他領の民から奪ったものであれば良いのだが。
「坊っちゃん、斧なかったっすか!斧!」
「ああ、バーツマックか、斧は無かったな、この鋼の剣くらいだ」俺は割と活躍したバーツマックに鋼の剣を渡す。
「いや坊っちゃん!剣なんて必要ないんですよ。男は斧!すべてを粉砕する斧さえ使えれば良いんです!くー斧が無かったかー!だから歯ごたえがねえ賊ばかりなんだよ!いいですか坊っちゃんも斧をしっかりと学んでくださいね!」
「あ、ああ」
斧戦士バーツマックは去って行った。まあ俺はそこそこ斧も使える。いざとなれば振り回すさ。斧なんてヤラレ役みたいであんまり使いたくはないけどね。
「パズー様ばんざーい!」
「また山賊を討伐なさったんか」
「賊を許さない、疑わしきは罰せよのその強い姿勢!まさに先代の生き写し!そこに痺れる憧れる!」
と俺は割と領民に好意的に受け入れられている。疑われたら罰せられるので、領民達も素直なのである。
まあ俺も、男爵領の力は使えるので、領民からの信頼を裏切らないように頑張ろうと思う。
俺は、特に、金を使う宛は無いので、戦力の効率的な強化の為に、領内で、新たに孤児になった子供達を保護して孤児院で育てるのだが、兵士になれば学費や生活費は返さなくて良いとしている。
金で人生の進路を縛ろうという魂胆である。嫌なら借金を返せばよい。最初から借金と宣言している。奨学金などと言葉遊びで誤魔化しなどしていないのだ。
俺は、ローゼンリッターの面々にも、孤児院に通わせているが、ローゼンリッターの面々は、孤児達に読み書きや計算を教えていた。
「パズー様、私達は、いずれは、ローゼンリッターを辞めることになるでしょう。しかし、それまでは、皆の先生でありたいのです。」
「そうか」
アイラやリンダと言った面々も、妊娠したりして脱退もしていくので、戦闘技術は世代を超えてローゼンリッター内で受け継がれていくのだ。 そんなこんなで、領地の発展し、治安は安定しつつあった。
夜、寝静まる15歳になった俺の元に、耳障りな声がコダマする。
『パズー、パズーよ、聞こえますか?』
グー
『ああパズー、良いですかよく聞きなさい』
グー、スー
『王都に登り、悪役令嬢と王子の婚約破棄を阻止するのです。邪神討伐には必要な事なのです』
ぐーすーぴー
『それでは頼みましたよ、我が使途パズーよ』
ぐーすー、むにゃむにゃ
基本政策は人権費を抑え無駄な出費を減らし領土拡大、富国強兵である。あとは外交だ。
内政では、人材登用、産業育成、治安維持、街道整備、治水、教育に力を入れている。
まあ、俺が成人する頃には、ロイ男爵領も豊かになるだろう。
ロイ家の領地は、辺境の田舎ではあるが、治安は良い。開明派貴族の愚な民衆の意見を聞く迷走ぶりとは違うのである。
今日も俺は実践を重ねるべく、領主の仕事である、治安維持活動に出向く。
新しく加わったローゼンリッターの斧戦士バーツマックも、賊を多数切り殺す大活躍だ。血の海が広がる。
賊は宝物庫に宝を蓄えている事も多いので、それ等は俺は没収している。他領の民から奪ったものであれば良いのだが。
「坊っちゃん、斧なかったっすか!斧!」
「ああ、バーツマックか、斧は無かったな、この鋼の剣くらいだ」俺は割と活躍したバーツマックに鋼の剣を渡す。
「いや坊っちゃん!剣なんて必要ないんですよ。男は斧!すべてを粉砕する斧さえ使えれば良いんです!くー斧が無かったかー!だから歯ごたえがねえ賊ばかりなんだよ!いいですか坊っちゃんも斧をしっかりと学んでくださいね!」
「あ、ああ」
斧戦士バーツマックは去って行った。まあ俺はそこそこ斧も使える。いざとなれば振り回すさ。斧なんてヤラレ役みたいであんまり使いたくはないけどね。
「パズー様ばんざーい!」
「また山賊を討伐なさったんか」
「賊を許さない、疑わしきは罰せよのその強い姿勢!まさに先代の生き写し!そこに痺れる憧れる!」
と俺は割と領民に好意的に受け入れられている。疑われたら罰せられるので、領民達も素直なのである。
まあ俺も、男爵領の力は使えるので、領民からの信頼を裏切らないように頑張ろうと思う。
俺は、特に、金を使う宛は無いので、戦力の効率的な強化の為に、領内で、新たに孤児になった子供達を保護して孤児院で育てるのだが、兵士になれば学費や生活費は返さなくて良いとしている。
金で人生の進路を縛ろうという魂胆である。嫌なら借金を返せばよい。最初から借金と宣言している。奨学金などと言葉遊びで誤魔化しなどしていないのだ。
俺は、ローゼンリッターの面々にも、孤児院に通わせているが、ローゼンリッターの面々は、孤児達に読み書きや計算を教えていた。
「パズー様、私達は、いずれは、ローゼンリッターを辞めることになるでしょう。しかし、それまでは、皆の先生でありたいのです。」
「そうか」
アイラやリンダと言った面々も、妊娠したりして脱退もしていくので、戦闘技術は世代を超えてローゼンリッター内で受け継がれていくのだ。 そんなこんなで、領地の発展し、治安は安定しつつあった。
夜、寝静まる15歳になった俺の元に、耳障りな声がコダマする。
『パズー、パズーよ、聞こえますか?』
グー
『ああパズー、良いですかよく聞きなさい』
グー、スー
『王都に登り、悪役令嬢と王子の婚約破棄を阻止するのです。邪神討伐には必要な事なのです』
ぐーすーぴー
『それでは頼みましたよ、我が使途パズーよ』
ぐーすー、むにゃむにゃ
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。


性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる