異世界転生邪神討伐

異世界転生邪神討伐2

気付けば俺は子供になっていた。



保守派のロイ男爵として目覚めた。子供だが領地は継いでいた。父親は魔物の攻撃から領民を守って死んだらしい。魔物をけしかけているのは魔王ドマランシンバらしい。



(魔王ドマランシンバ？邪神クズルベッカラの他に魔王までいるのか？……てか名前、長くないか？)



ロイ男爵領は人口3000人程の地方だ。

王家1、公爵4家、侯爵8家、伯爵16家、子爵300家、男爵1000家 人口8000万人の大ホイランド王国だ（変動アリ）



「さあ、先代に笑われないよう訓練です」

ロイ家正騎士フィンの訓練は厳しい。幼児虐待とも言えるスパルタだ。しかし武道の心得などカラキシな俺にはちょうどいい、幼い身体ゆえよく動く身体もまた楽しいものだ。魔王討伐や戦争があるなら尚更武力は必要だろうし。



「ふむ、筋が良い。さすが先代のご子息だ」

フィンは感極まってたまに泣くが、俺は俺で見捨てられないように必死でもある。剣、槍、弓、戦斧と満遍なく学んでいくのだ。