43 / 43
~43~
しおりを挟む
気が付けば佐平は朝を迎えていた。
いつもよりも少しだけ早い朝の訪れに、彼は腕の中で安らかな顔をしたユキに絡めた腕をそっと外した。
いつも腕枕で眠るユキに、久しぶりに枕をあてがう。
固いと文句を言われそうだが、許してくれるだろうか。
ユキがいつも胸元に入れていた柘植の櫛を取り出すと、静かに髪を梳いた。
そして、自分の懐から布巾を取り出す。そこには以前、からまり解けなかった髪の一束が入っていた。その髪と一緒に櫛を布巾で包み、もう一度自分の懐に仕舞い込む。
ユキに布団をかけ、身なりを整えてやる。
仮にも部屋持ちだった人気遊女の最後の姿だ。誰が見ても恥ずかしくないようにしてやりたい。
そして最後にユキの枕元に座ると、静かに唇を合わせた。
ただ合わせるだけの、接吻とは呼べないほどの幼いもの。
毎晩抱きしめ眠っておきながら、ユキと佐平はついに肌を合わせることはなかった。遊女である彼女はどれだけの男と肌を重ねたかわからない。それなのに本気で惚れた男には、その肌の奥を一度たりとも見せることすらしなかった。
一度だけ、抱いてくれと頼まれたことがあった。
しかし、佐平にはどうしてもできなかった。
恩を返す見返りにと差し出された身体には、その心が込められていない気がして。本当はそんな事はないと知っていた。本当に自分を好きでいてくれたからこその想いなのだろうとわかっていた。
でも、病に侵されたユキの体を気遣い、そして自分の男としての矜持のために彼女を抱くことができなかった。
こんな世界に生きていながら、佐平は女を知らない。
避けて通ってきたわけでは無いが、当たり前すぎる世界の中で知識を与えてくれる者もおらず、聞くこともためらわれ何も知らないままにここまで来てしまったのだった。
そんなことを気にするようなユキではないと思っても、せめて彼女の前では男としての見栄を張りたかった。
なんと幼く情けないことだろうと、彼自身思う。
きっとユキもわかっていたに違いない。それでも何も言わずにいてくれた。
そんなことを想いながら佐平はユキを見つめていた。
不思議ともう涙は出ない。苦しんでいたのを誰よりも知っているから。
これでやっと楽になると思ったら、ユキにとっては良かったとすら思えてくる。自分一人残されて、寂しくないわけはないのに。それでも、毎夜苦しそうに咳をするユキを見なくてすむと思うと、佐平は人心地つく思いだった。
ユキの死は見世に知らされるも、そこに集う者達はわざと関心を示さない。
明日は我が身だから。
興味がない訳でも、怖くないわけでもない。それでも同情し泣いてしまえば、関係ないと頑なに閉ざした心が崩れてしまうことを、見世の娘たちは知っているのだろう。いつ病に侵されるかわからない、子を成すかもしれない。
そんな恐怖と常に隣合わせの彼女たちが、仲間の死に何も感じないわけはない。ただ、認めたくない気持ちが強く、それだけが心を保つ術だったのだろう。
たった一人、遊女がいなくなっただけの事。
今日も見世は、花街は。いつものように男達を飲み込んでいく。
~・~・~
「どうしても行くのかい?」
「はい。もう一度、見せてやりたいものがあるんです」
「とめても無駄なのはわかってたさ。せめてこれを持っておいき。銭はいくらあっても困るもんじゃない」
「いえ、いけません。これはいただけません」
お高は佐平の手に銭の入った布袋を押し付け握らせた。
それを振り解くようにお高に着き返そうとするも、お高はそれを受取ろうとはしない。
「あんたにじゃないよ。どうせあの子の里に行くんだろう? だったら花でも買って手向けてやっておくれ。里のきれいな沢にでも投げてくれればいいよ」
「……はい。わかりました。確かに、預かります」
「お世話になりました。皆さんにもよろしくと……」
「ああ、伝えておくよ。それとこれ。道中食べるといい」
お高は握り飯が三つ入った包みを手渡した。
「ありがとうございます。いただきます」
佐平は深々と頭を下げ、一鶴楼を後にした。
売られて来た娘と違い、男衆は流れ流れて行きついた者がほとんどだ。
この地にも、店にも思い入れなどない佐平は、あれから路銀を貯めていた。
そしてこの日。薄衣に着替えた者達が、まだ眠りから目覚めぬ時刻。
薄明るくなり始めるのを待って、船に乗り一河を出たのだった。
急ぐ旅ではない。路銀もある。金が用入りなら日雇いで稼げばいい。
かつて惚れた女が歩いてきたであろう道を一人歩く。
生まれた里と、一河という花街しか知らずに儚くなった人。
彼女の形見である柘植の櫛を懐にしまい、共に旅を続ける。
そうしてようやくたどり着いたその地には、遠くからでも一目でそれとわかる光が揺らめいていた。
「ユキ。見えるか? おめえが見たがってた蛍だ」
そっと手を伸ばし触れて見たくなるほどの淡い光とその揺らめきは、佐平の心に深く突き刺さった。
佐平は懐から櫛を取り出し、その手に握りしめる。
「きれいだ。綺麗だな、ユキ」
沢に座り込み、玉響の光を眺め続ける。
「一緒に見たかった。おめえもだろ? な、ユキ」
見えないユキに話しかける佐平の頬に、一筋の雫がつたう。しかし、その表情に悲壮感はなかった。
きっとそばで一緒に見ていてくれているとの確信が彼にはあったから。
ともに過ごす未来など無くても、彼女の願いを叶えてやれたことに喜びを感じていたし、もう未来など夢見ないと彼の心が語り掛けていた。
佐平は櫛入れから柘植の櫛だけを取り出すと、蛍が舞う沢に投げ入れた。
そして二度と振り返ることなく、笑顔で暗闇の中を歩きだしていた。
それからしばらくして。二河の町で産声が上がった。
珠のように元気な男の子であったという。
~ 完 ~
最後までお読みいただき、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
出来ましたら、感想をいただけると嬉しいです。
人気のない分野のお話は承知の上ですが、今後の参考にさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
長い間お付き合いいただき、感謝いたします。
皆様に幸多からんことを、心よりお祈りしております。
ありがとうございました。
いつもよりも少しだけ早い朝の訪れに、彼は腕の中で安らかな顔をしたユキに絡めた腕をそっと外した。
いつも腕枕で眠るユキに、久しぶりに枕をあてがう。
固いと文句を言われそうだが、許してくれるだろうか。
ユキがいつも胸元に入れていた柘植の櫛を取り出すと、静かに髪を梳いた。
そして、自分の懐から布巾を取り出す。そこには以前、からまり解けなかった髪の一束が入っていた。その髪と一緒に櫛を布巾で包み、もう一度自分の懐に仕舞い込む。
ユキに布団をかけ、身なりを整えてやる。
仮にも部屋持ちだった人気遊女の最後の姿だ。誰が見ても恥ずかしくないようにしてやりたい。
そして最後にユキの枕元に座ると、静かに唇を合わせた。
ただ合わせるだけの、接吻とは呼べないほどの幼いもの。
毎晩抱きしめ眠っておきながら、ユキと佐平はついに肌を合わせることはなかった。遊女である彼女はどれだけの男と肌を重ねたかわからない。それなのに本気で惚れた男には、その肌の奥を一度たりとも見せることすらしなかった。
一度だけ、抱いてくれと頼まれたことがあった。
しかし、佐平にはどうしてもできなかった。
恩を返す見返りにと差し出された身体には、その心が込められていない気がして。本当はそんな事はないと知っていた。本当に自分を好きでいてくれたからこその想いなのだろうとわかっていた。
でも、病に侵されたユキの体を気遣い、そして自分の男としての矜持のために彼女を抱くことができなかった。
こんな世界に生きていながら、佐平は女を知らない。
避けて通ってきたわけでは無いが、当たり前すぎる世界の中で知識を与えてくれる者もおらず、聞くこともためらわれ何も知らないままにここまで来てしまったのだった。
そんなことを気にするようなユキではないと思っても、せめて彼女の前では男としての見栄を張りたかった。
なんと幼く情けないことだろうと、彼自身思う。
きっとユキもわかっていたに違いない。それでも何も言わずにいてくれた。
そんなことを想いながら佐平はユキを見つめていた。
不思議ともう涙は出ない。苦しんでいたのを誰よりも知っているから。
これでやっと楽になると思ったら、ユキにとっては良かったとすら思えてくる。自分一人残されて、寂しくないわけはないのに。それでも、毎夜苦しそうに咳をするユキを見なくてすむと思うと、佐平は人心地つく思いだった。
ユキの死は見世に知らされるも、そこに集う者達はわざと関心を示さない。
明日は我が身だから。
興味がない訳でも、怖くないわけでもない。それでも同情し泣いてしまえば、関係ないと頑なに閉ざした心が崩れてしまうことを、見世の娘たちは知っているのだろう。いつ病に侵されるかわからない、子を成すかもしれない。
そんな恐怖と常に隣合わせの彼女たちが、仲間の死に何も感じないわけはない。ただ、認めたくない気持ちが強く、それだけが心を保つ術だったのだろう。
たった一人、遊女がいなくなっただけの事。
今日も見世は、花街は。いつものように男達を飲み込んでいく。
~・~・~
「どうしても行くのかい?」
「はい。もう一度、見せてやりたいものがあるんです」
「とめても無駄なのはわかってたさ。せめてこれを持っておいき。銭はいくらあっても困るもんじゃない」
「いえ、いけません。これはいただけません」
お高は佐平の手に銭の入った布袋を押し付け握らせた。
それを振り解くようにお高に着き返そうとするも、お高はそれを受取ろうとはしない。
「あんたにじゃないよ。どうせあの子の里に行くんだろう? だったら花でも買って手向けてやっておくれ。里のきれいな沢にでも投げてくれればいいよ」
「……はい。わかりました。確かに、預かります」
「お世話になりました。皆さんにもよろしくと……」
「ああ、伝えておくよ。それとこれ。道中食べるといい」
お高は握り飯が三つ入った包みを手渡した。
「ありがとうございます。いただきます」
佐平は深々と頭を下げ、一鶴楼を後にした。
売られて来た娘と違い、男衆は流れ流れて行きついた者がほとんどだ。
この地にも、店にも思い入れなどない佐平は、あれから路銀を貯めていた。
そしてこの日。薄衣に着替えた者達が、まだ眠りから目覚めぬ時刻。
薄明るくなり始めるのを待って、船に乗り一河を出たのだった。
急ぐ旅ではない。路銀もある。金が用入りなら日雇いで稼げばいい。
かつて惚れた女が歩いてきたであろう道を一人歩く。
生まれた里と、一河という花街しか知らずに儚くなった人。
彼女の形見である柘植の櫛を懐にしまい、共に旅を続ける。
そうしてようやくたどり着いたその地には、遠くからでも一目でそれとわかる光が揺らめいていた。
「ユキ。見えるか? おめえが見たがってた蛍だ」
そっと手を伸ばし触れて見たくなるほどの淡い光とその揺らめきは、佐平の心に深く突き刺さった。
佐平は懐から櫛を取り出し、その手に握りしめる。
「きれいだ。綺麗だな、ユキ」
沢に座り込み、玉響の光を眺め続ける。
「一緒に見たかった。おめえもだろ? な、ユキ」
見えないユキに話しかける佐平の頬に、一筋の雫がつたう。しかし、その表情に悲壮感はなかった。
きっとそばで一緒に見ていてくれているとの確信が彼にはあったから。
ともに過ごす未来など無くても、彼女の願いを叶えてやれたことに喜びを感じていたし、もう未来など夢見ないと彼の心が語り掛けていた。
佐平は櫛入れから柘植の櫛だけを取り出すと、蛍が舞う沢に投げ入れた。
そして二度と振り返ることなく、笑顔で暗闇の中を歩きだしていた。
それからしばらくして。二河の町で産声が上がった。
珠のように元気な男の子であったという。
~ 完 ~
最後までお読みいただき、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
出来ましたら、感想をいただけると嬉しいです。
人気のない分野のお話は承知の上ですが、今後の参考にさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
長い間お付き合いいただき、感謝いたします。
皆様に幸多からんことを、心よりお祈りしております。
ありがとうございました。
0
お気に入りに追加
42
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(9件)
あなたにおすすめの小説
証なるもの
笹目いく子
歴史・時代
あれは、我が父と弟だった。天保11年夏、高家旗本の千川家が火付盗賊改方の襲撃を受け、当主と嫡子が殺害された−−。千川家に無実の罪を着せ、取り潰したのは誰の陰謀か?実は千川家庶子であり、わけあって豪商大鳥屋の若き店主となっていた紀堂は、悲嘆の中探索と復讐を密かに決意する。
片腕である大番頭や、許嫁、親友との間に広がる溝に苦しみ、孤独な戦いを続けながら、やがて紀堂は巨大な陰謀の渦中で、己が本当は何者であるのかを知る。
絡み合う過去、愛と葛藤と後悔の果てに、紀堂は何を選択するのか?(性描写はありませんが暴力表現あり)
忍者同心 服部文蔵
大澤伝兵衛
歴史・時代
八代将軍徳川吉宗の時代、服部文蔵という武士がいた。
服部という名ではあるが有名な服部半蔵の血筋とは一切関係が無く、本人も忍者ではない。だが、とある事件での活躍で有名になり、江戸中から忍者と話題になり、評判を聞きつけた町奉行から同心として採用される事になる。
忍者同心の誕生である。
だが、忍者ではない文蔵が忍者と呼ばれる事を、伊賀、甲賀忍者の末裔たちが面白く思わず、事あるごとに文蔵に喧嘩を仕掛けて来る事に。
それに、江戸を騒がす数々の事件が起き、どうやら文蔵の過去と関りが……
えぞのあやめ
とりみ ししょう
歴史・時代
(ひとの操を踏みにじり、腹違いとはいえ弟の想い女を盗んだ。)
(この報いはかならず受けよ。受けさせてやる……!)
戦国末期、堺の豪商今井家の妾腹の娘あやめは、蝦夷地貿易で商人として身を立てたいと願い、蝦夷島・松前に渡った。
そこは蝦夷代官蠣崎家の支配下。蠣崎家の銀髪碧眼の「御曹司」との思いもよらぬ出会いが、あやめの運命を翻弄する。
悲恋と暴虐に身も心も傷ついたあやめの復讐。
のち松前慶広となるはずの蠣崎新三郎の運命も、あやめの手によって大きく変わっていく。
それは蝦夷島の歴史をも変えていく・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
はじめまして。
完結おつかれ様です。
とても面白かったです。
ユキと和歌
ふたりの生い立ち
遊女と芸者
子をおろしたユキと産んだ和歌
惚れた男と肌を合わせなかったユキと合わせた和歌
儚くなったユキと生きた和歌
二人は同じ一鶴楼に身を置きましたが、その生きた道は対になっているのに気づきました。
どちらも幸せな終わりではなかったですが、とても美しい物語で感動いたしました。
すでに三度読み直しております。
素晴らしい作品をありがとうございます。
珊瑚様
感想ありがとうございました。
本当に読まれず、ひっそりと埋もれておりまして……。
こうやって読んでいただけて、感想までいただけて、本当に嬉しいです。
ありがとうございました。
流行りの作品が中々書けない作者ですが、読み込み深く理解していただけて作者冥利につきます。
実はちょっと自信を無くしかけておりまして、中々筆が進まなくて悩んでいたのですが、少しやる気が出てきた感じがします。
読み手を選ぶ作品だと思いますが、これと似た感じで『愛しい口づけを』があります。
初期の作品で荒削りな感じはありますが、たぶん共感していただけるのではないかと思います。
すみません。自作の宣伝でした。ごめんなさい(汗)
いただいた感想は励みになりました。
心からのお礼を……
ありがとうございました。
完結お疲れ様でした!悲劇悲恋の世界にどっぷりハマりました。
遊女・女衒の世界、遊女に男衆に彼らを扱う元締めに客達総じて全員が同じ立場なのだと思い知らされました。
時代に翻弄されつつ自分の生活を送るべく世界に足を踏み入れる。中には逃げ出そうとするも店からは逃れられず、また主人達の言われるままに商売をするも身を壊し死に至る。誰もがこの運河の枠組みからは逃れられない運命だった。
ユキ、あまりにも純真さを持つ故にこの結末に。最期は最愛の人に看取られただけ幸せだったのだろうか。佐平の守り通した矜持が彼女を抱くことを許さなかった結末が切ない。ラストシーンは予告作「名も無い男の慕情」とは少し違うものの綺麗な描写でした。
和歌(前回誤字してしまいましたww)予想通り男の子の出産。亡き小太郎の執念が実を結んだよう(違)。依然飼い殺し生活は変わらんと言う事か。
ラスボスのような印象の辰巳氏は和歌の母珠子を求めつつ彼女を囲ってまで何がしたかったのだろうか?あるいは彼自身も明快な答えを持っていないようで。
店の主人花見や桔梗達は一見すると諸悪の根源に思えますが彼らも所詮は生きるためにしているに過ぎず、立場から逃れられないという点では雇っている遊女や男衆と大差はない。
まともなのは同じ遊女たる豊川やお高ぐらいだったか。しかし彼女達も他人に気遣いしている余裕はないので無条件に優しかったとは言えん。
後、ユキの幼馴染の末吉はユキへの想いを完全に切り捨て二度と一河に足は運ばず師匠の元で修行していたのだろうか?残酷だけどその方が彼にとって幸せ。
敢えて各人の結末を曖昧にしているので少しモヤっとしたものがありますが、全てすっぱり割り切れるのが人間ではないので逆にリアルさを引き立てているというか。
またご執筆の時には読ませて頂きます。ありがとうございました。
naimed様
感想ありがとうございました。
ずっと応援していただいて、本当にはげみになりました。ありがとうございます。
おっしゃる事が全てだと思います。
誰も悪くないんですよね。親も、逃げたり抗わない本人も、花街の人間も。生きるために、そうせざるをえない時代のせいかな?と思います。
皆の先の人生は書いた方が良かったですかね? 長くなりすぎてもなあ、と思ったのと、昔ってこういう曖昧な感じが多くなかったですか? それに慣れすぎたのか有耶無耶がかっこいいと思ってるところがあるんです。バカなヤツでゴメンナサイ(苦笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後も、どうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
完結ありがとうございます!
ジャンルが違うかもしれませんが、
「野麦峠」のような
時代の狭間であがく
女の苦境を垣間見る作品でした。
(独り言)
時代モノと言えば
刃物(剣劇)がないと売れないと
以前は云われてましたが
いまは
チャンバラ無くても読まれている時代小説が増えてます
もちろん、恋愛も絡むものもおおいです。
私は、今作品を読んで
もっと、時代モノが間口が広くなり
今までターゲットになりにくい層に刺さると思いました。
(TL読みって、メリバはごちそうですし)
これからも、
次なる作品を楽しみにしてます!
追伸
このお話は、
余計な期待を持たせない
佇まいの有る、
品を感じました。
みきざと瀬璃様
感想ありがとうございます。
読んでいただいてこちらこそ、ありがとうございました。
どこもかしこもPVがあがらず、やっぱりだめかと思ってました。
でも、読んでいただける方が1人でもいるだけ有り難いと、初心にかえる良いきっかけになりました。
「ああ、野麦峠」まさに、イメージして書きました。
子供の時に映画で見た印象が強くて、ラスト峠をお兄さんにおんぶされて亡くなるシーンが忘れられなくて、最後は絶対生かさないと思ってました。
あー、どんどんサイコになっていきそうで自分が怖いwww
今後もどうぞ、よろしくお願いします。
ありがとうございました。