ゆめのような世界での記録

カモミール

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草原

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「さぁミユキちゃん、沢山食べるのよ?」
私は、元気よく挨拶をして食べ始めた。
あむあむ… ポロポロ
ああ…まただ。 3歳になってから、手が小さくなったせいかスプーンが持ちにくくてよく食べ物をこぼすようになった。
そして、固いものも食べられなくなった。
もっといろいろなものを食べたいんだけどな…
【ミユキ?食べないの?】
「ううん。 たべてるよ❗ おいちいね~。」
スズナ達は、私が食べ始めたのを見てまた、食べ始めた。
ユズハは、小鳥姿で食べにくそうだなと思っていたら、なんと妖精の姿に変わって食べ始めたのだった。
ユズハ、変身出来たのね…


   ***


その頃のハロルドとアシェルはというと…

「ひ~❗ 仕事が終わらない、そしてお腹空いた。 なぜアシェルは横で食べているんだ。」
ハロルドは、アシェルを横目でにらみながら必死に仕事をこなしていた。

「それは、私はきちんと仕事を終わらせているからです。 あなたも終わらせていれば今頃、ミユキ様達とともに食べていらしたんですがね。」と、アシェルはハロルドを可哀想な人を見る目で見ながらご飯を食べていた。


   ***


私達は、ご飯を食べ終わり、何をして遊ぶか相談していた。
【やっぱりスズナの背で滑り台しようよ❗】
【え~、ヌレバはさっきのわたぼこで遊びたい。】
【スズナはお昼寝したいの❗】
【【【お昼寝? いいね❗お昼寝。 ミユキ、寝室にいってお昼寝しよう?】】】
皆の自己主張がすごくてどうなるのかと思ったら、お昼寝で決まったみたいだ。
皆はもう既にそそくさと籠の中に入っている。
入るスペースのなかったユズハは、私の頭の上にいる。
【ミユキ、スズナの背に乗って? 掴まったね? それじゃあ出発❗】
スズナは、私が乗ったのを確認すると私の部屋へ向かって歩き出した。

私の部屋は隣だといっても部屋ごとの扉までがかなりあるのだ。 え~と、10メートル以上くらい?の距離だよ。

ガチャ 私達は部屋に入ると、ベットを目指した。
うんしょ、うんしょ… 私は一生懸命ベットにのぼる。
その横では、スズナとチェリニーはピョンッとひと跳びでのぼり、タポポとヌレバ、ユズハはパタパタと羽を使ってのぼっている。
またまたドアの方では、覗きに来たオリビアとアメリが、口を押さえてミユキ達の可愛さに震えているのだった。

ふぅ、やっとのぼれた。
【ミユキ、はやくはやく❗】
私がふとんに潜ると、皆は私のまわりで団子のようになって眠った。

すぅーすぅー グーグー
色々なイビキが響き渡るころ、オリビアとアメリは、静かにドアを閉めたのだった。
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