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142  おうちへ帰る

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ジークは、ジジィに温泉へ入ってから起きた、温泉効果について話した。

「まさか、そんなことが・・・。」

ジジィは、信じられないと驚いた。

「ジジィ、このことは絶対に口外しないほうがいい。」

「もちろんじゃ、面倒ごとはご免じゃからな。。」

ジジィは、頷いた。



「ジジィ、お元気で。」

アリスは、馬に乗り手を振った。

「ちょっと、待っておくれ。」

オババが、瓶を数本抱えて、駆け寄ってくる。

「これを、持っていっておくれ。」

オババが、レインとルカに2本づづ手渡した。

「これは、うちの池の水よ。さっき、ケガが治ったって、言っていたでしょう。王都までは、遠いですからね。万が一に備えて、持っておいきなさい。」

なんと、温泉水を分けてくれた。

「ありがとうございます。」

ジジィとオババにお礼を言って、王都へ向けて出発!

と思っていたところで、ジークがガサゴソとバックから何かを取り出した。

「ジジィ、オババ。これを食べてくれ。温泉のお礼だ。」

ジークが、パウンドケーキをジジィへ渡した。

「おぉ、こんな高価な菓子を。良いのか?」

「あぁ、遠慮はいらない。いつでも食べれるからな。」

おいっ!

それは、我が家でこれからも強請り続けるという事か?

あいかわらず、ブレないジークだ。

「では、世話になったな。」

ジークが、馬に乗る。

「また、いつでも湯へ入りに来ておくれ。」

ジジィとオババに見送られながら、4人は王都を目指す。




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