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109  冬休みの計画

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今日も朝から、元気よく日課の運動を始める。

クラウス、ケイン、昨晩泊まったジークが参加している。

ラジオ体操、縄跳び、腕立て伏せ。

最後に、大きな木まで4人で走る。

50M

30M

10M





ゴーーーーール!


では、皆さんご一緒に、ご唱和ください。

両手を挙げて


「「「「 エイドリア~~~~~ン!!!! 」」」」




「今日もいい汗かいたわね。」

四阿で、4人で一休み。

汗をかいた後の、お茶がウマイ。

今日のおやつはマドレーヌだ。

ついに、マドレーヌが誕生した。

試行錯誤の上、やっとここまでたどり着いたのだ。

長い道のりだった。

母が、「これは、売れるわよ~。」

と絶賛していたので、マドレーヌのお店もできることでしょう。


モグモグ・・・・・。


「アリスは冬休みは、どこかへ出かける予定はあるのか?」

右手と左手にマドレーヌを1個づつ持ちながら、ジークがアリスに尋ねる。

そうか、もうすぐ冬休みだわね。

なにも考えていなかったわ。

せっかく、異世界転生したんだし、異世界といえば冒険よね。


冒険か~。


イイ・・・・。


そうだ!冒険しよう。(そうだ。京都へ行こう! のノリでいいのか?)


「私、冒険がしたいわ!」

「姉上、それは危険ですよ。この間、学園に化け物まで現れたのに。」

クラウスが慌てる。

「お嬢様、王都から離れた地方では、魔物もでるのですよ。」

ケインも慌てて、止めようとする。


なんですと!魔物がでると!!!


異世界といえば、魔物でしょう。


それは、見てみたい。


「行くわよ。冒険の旅へ!」

アリスが、叫ぶ。

「歩いて行くのか?」

ジークが、いつの間にか5個目のマドレーヌを食べていた。

そうでした。

この世界にバスや電車、飛行機や船がないのだった。


馬か~・・・。

乗馬なんかした事なかったわ。


「よし、冬休みまでに乗馬の特訓よ。」


さっそく、父へお願いに行かねば。


アリスは席を立ち、父のいる執務室へと急いだのだった。

















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