姉の様子が、おかしいです。

27 マヨネーズの力

「料理長、材料を紙に書きましたので、準備をお願いします。」

料理長が、料理人を数名呼び、食糧倉庫へ行った。

その間に、下準備を始めよう。

大きなお鍋にお湯を沸かす。

大量のジャガイモの皮を剥くよ。

そうそう、ポテトサラダ、卵サラダ用とタルタルソース用にマヨネーズを作らねば！

ボールを用意して、卵黄、酢、塩、植物油も準備してもらう。

卵黄、酢、塩をしっかり混ぜて、植物油を少しずつ加えて混ぜて

出来上がり！

ちょっと、味見。

これ、これ！この味。懐かしのマヨネーズ！

異世界で、また、あなたに逢えるなんて！

感動に震える私。

一緒に、マヨネーズを作った料理人達が、ソワソワしている。

あ、マヨネーズの味が気になるんだね。

スプーンにとり、試食を勧める。

「「「エイド〇アン神に感謝を～～～」」」

あ、やっぱり・・・。

「お嬢様、このマヨネーズという食べ物、とても美味しいです。」

そうだよね。美味しいよね。

「なんという、滑らかな食べ物なのでしょう。」

うんうん、そうだね。

「ずっと、食べていたいです。」

いや、それはやめといたほうがいいよ。カロリーがね。

では、マヨネーズが出来上がったところで、次はタルタルソースだよ。

茹で卵を白身と黄身を分けて、白身をみじん切り。

玉ねぎも涙を流しながら、みじん切り。量が多いので、つらい作業だ。

卵の黄身をつぶして、みじん切りにした玉ねぎ、卵の白身、

マヨネーズ、レモン汁を混ぜる。味見をしながら塩、コショウを加える。

出来上がり～！

出来上がったタルタルソースを料理人さんに、試食してもらう。


「「「・・・・・・・・（んんんんん～～～～）」」」


何を言いたいのか、もう分かるよ。

だって、スプーンを掲げているし。

美味しくて、まさに言葉がでないってやつだよね。


まだまだ、作業が残っているよ。

卵サラダ、チキン南蛮、ポテトサラダ

サンドウィッチ用にパンをスライスしていく。

付け合わせにフライドポテトを作る。


料理長や料理人達とパンに具材を挟んでいく。


そして


大量のサンドウィッチとフライドポテトの出来上がり～！


料理長、料理人達の口から滝のように涎が流れている。



今夜のディナーも楽しみだ。