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24  母、絶叫する

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「これは、神の食べ物よ~!エ〇ドリアン神に感謝を!」

母がシフォンケーキの皿を掲げて、絶叫する。


横で、父とクラウスがウンウンと頷きながら

皿を掲げる。



「こんなに、ふわふわの食べ物は見た事がない。」

父がフォークでつついている。

「そうですね。父上、まさに神の食べ物です。」

クラウスのフォークが止まらない。

「お菓子といえば、クッキーしかありませんでしたが、この夢のようなお菓子が
食べれるなんて・・・。」

母が泣きながら、食べている。

「そうだな、シフォンケーキといったか、それにプリンに唐揚げ。どれも
とても美味しいものだな。」

最近は、よく食事に出るようになった。

プリンは、蜂蜜プリンや紅茶プリンと種類が増えた。

シフォンケーキも紅茶やレモンなど、種類を増やす予定だ。

「そうだわ。旦那様、我が家でお茶会を開きたいわ。このシフォンケーキや
プリンをお披露目したいと思います。」

いい事を思いついたとばかりに、母が突然のお茶会宣言。

「そうだな。それはいいな。」

父は、シフォンケーキのおかわりをしている。

「まずは、公爵家だけを招待したいと思いますの。」

この国、ハリントン王国の公爵家は、我がハート家、スペード家、クラブ家、ダイヤ家の4大公爵だ。

「アリスやクラウスを皆にお披露目するのにちょうどいいな。あちらの子供達とも
年が近いし、良いのではないか?」

父、3皿目に突入!

「プリンやシフォンケーキを口にしたら、驚くでしょうね。」

クラウスも3皿目に突入!

「それでは、ご家族でお招きしましょう。招待状を書かなくては。」

母が席を立った。

「あ、アベル。私の部屋へシフォンケーキを2皿持ってきてくれる。」

母もか!












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