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誕生日①
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誕生日
私はまた夜着を購入すべくソフィアに頼んで夜着を取り扱う業者に王宮の私の部屋に来てもらうよう依頼した。今回は、一緒に見るのはソフィアではなくメアリーである。メアリーも今は、アワード様と交際しているので夜着について教えてあげようと考えたからだ。私が自室で業者の女性と待っているとメアリーが遅れてやって来た。
「エリーゼ、ごめんなさい。用事をしてから向かおうとしたら用事が長引いてしまって遅れてしまったわ」
と言うと息を切らしながら私の横に座った。私たちが揃ったのを確認すると女性は鞄から夜着を何枚か取り出しテーブルの上に並べ始めた。私たちが興味津々に眺めていると
「どのようなものがご希望ですか」
と尋ねてきた。私は少し考えてから
「焦らすタイプは嫌です。可愛いのがいいです」
と返答した。するとメアリーは
「私は・・焦らすタイプがいいです」
と言ってきたのだ。私は夜着よりもメアリーの発言が気になり
「メアリー、それってどうゆうことなの」
と思わず聞いてしまっていた。するとメアリーは照れながら
「だって、アワード様はなんでも慣れておられるから・・」
と言ったのだ。私は「なにー」と心の中で叫んでいた。「メアリーはもうアワード様としたのかしら・・でも二人は交際はしているけど、まだ婚約はしていないはずだけど・・」私が一人で考えている間にメアリーが焦らすタイプの夜着を見せてもらっていた。その夜着は、以前私が購入した後ろにボタンがつているのもや前に大きさの違うボタンが付いているのも前のリボンの紐が幾重にも重なっているものだった。メアリーは前にボタンがついた夜着を購入するようだった。私は私の前に並べてある可愛い夜着を見ていた。色は赤・青・白・黒があったが、私は白の夜着を購入すると決めていたので白色の夜着を選んで見比べていた。
「エリーゼはどれにするの」
メアリーが聞いてきた。
「私は白色で可愛いのがいいのだけど・・」
私がそう言って悩んでいると女性が鞄の中から
「これは、まだ発売前の品物になるのですが、どうでしょうか」
と言って一枚の夜着を取り出した。それは普通の夜着と違い丈が長く膝上まであった。そして両肩と胸の所に大きめのリボンがついて全体的にふわふわとした感じで所々にフリルが付いているためかなり可愛い感じに仕上がっていた。私が手に取り見ていると女性が
「ちょっと、リボンをほどいてみてください」
と言ってきた。私は両肩のリボンをほどいた。すると両肩の布は下へ垂れ下がったが胸のリボンはそのままだった。私が構造を確認すると胸のリボンは前で結んでいるが紐自体は襟と繋がっており胸のリボンをほどくと一気に下まで夜着が落ちる仕掛けになっていたのだ。また、脱がなくても腰に飾りのようについているリボンを外すと前の布のあわせがはだけ寝たまま脱げてしまう仕掛けにもなっていた。私はその仕掛けの凄さにただただ感心した。「誰がこのような仕掛けを考えるのかしら・・」私はそう思いながら夜着を見つめていたが、実際気に入ったので購入することにした。それから普通の下着も見せてもらい数枚購入した。
「今日は購入していただきありがとうございました」
女性はそう言うと私の部屋を後にした。
「エリーゼ、いいのが買えたわねぇ。もうすぐエリーゼの誕生日でしょ。その時その夜着をつけるの?」
とメアリーが尋ねてきた。私は
「うん」
と頷いた。
「そうかぁ、いいなぁ。エリーゼは婚約者がいて・・」
「メアリーにだってアワード様がいるじゃない」
「そうなんだけど・・婚約はしていないし・・アワード様、私と接する時は他の令嬢とは違う感じで接してくれるんだけど・・なにか隠しているような感じがするのよねぇ」
とやや困った感じの表情で言ってきた。
「メアリーがそう思うんだったら、なにかあるんじゃないの。メアリーの勘ってよく当たるじゃない」
「うーん。でもアワード様が言ってくれるまで待つわ。別に時間がないわけじゃないし」
「そう。ねぇ、ところでメアリーは、アワード様とはどこまで進んでいるの」
と私はメアリーに直球で尋ねてみた。するとメアリーは顔を真っ赤にすると
「子どもができるようなことはしていないわよ」
と横を向きながら言ってきた。そうしてしばらくすると今度は私に
「エリーゼはどうなのよ。ドラガル様とどこまで進んでいるのよ」
「私はまだ・・ドラガル様と練習をしている段階だから・・メアリーが知っているのだったら教えてもらおうかと思って・・」
私は素直にそう言った。するとメアリーは
「大丈夫よ、エリーゼはドラガル様に大事にされているから私から色々聞かなくてもドラガル様に任せておけば」
と私の肩を盛大に叩きながらそう言った。
「そうね」
私は笑顔でそう言った。
「もう、エリーゼったらすっかり恋する乙女になったんだから・・前までは男の人相手でも怯むことなんてなかったのに・・ドラガル様には怯みっぱなしじゃないの。まぁ、そこが可愛いんだけど・・」
メアリーはそう言うとさっき購入した下着と夜着の入った袋を持って部屋から出て行った。
それから時間は流れ・・ついにドラガル様の生家に行く日、つまり私がドラガル様に抱かれる日がやって来た。私は昨日焼いたカップケーキと夜勤の合間に作った朝食を持って厩舎へと向かった。明日は、私の誕生日なので今日の夜勤明けからまたドラガル様の生家に二泊三日で出掛けることになっているのだ。私は厩舎に到着するとドラゴに話し掛けながらドラガル様が来るのを待った。
「ドラゴ、いよいよこの日が来てしまったわ。私上手にできるかしら・・ドラガル様に迷惑をかけてしまいそうで不安だわ。みんなドラガル様に任せておけば大丈夫って言うけど・・私になにか出来ることはないのかしら・・でも今日もちゃんといいものを準備しておいたから・・ドラガル様、喜んでくれるかしら・・」
と話しているとふいに後ろからドラガル様に抱き付かれた。
「はぁ」
ドラガル様は私に抱き付きながら溜息をついた。
「ドラガル様、どうしたんですか。お仕事大変だったんですか」
と振り返り尋ねた。すると
「エリーゼ、いいものって何なんだ」
と聞いてきたのだ。私は驚き返答に迷った。「ドラガル様はいつからいたのだろう。もしかして私がドラゴに話していた内容を全部聞いていたのかしら・・」
「ドラガル様、もしかしてドラゴとの会話を聞いていました」
私は尋ねると笑顔で
「少し」
とドラガル様は言ってきた。私が恥ずかしくて下を向いていると
「エリーゼは何も心配することはない。俺がリードするから俺の言う通りにしていてくれれば俺は嬉しい。ところで・・いいものってもしかして夜着のことか」
とストレートに聞いてきたのだ。私は
「えっ」
と思わず反応してしまった。
「そうなのか。それは楽しみだなぁ」
ドラガル様はそう言うと私と自分の荷物をドラゴに乗せるとドラゴに跨り私に手を差し出した。私はドラガル様の手を握るとドラゴに跨った。ドラガル様はいつも以上に私に引っ付くとドラゴをいきなり走らせた。いつも以上に速く・・
「エリーゼ、しっかり掴まっていろよ。とばすから」
ドラガル様は笑顔でそう言いながら楽しそうにドラゴを操っていた。屋敷に到着するといつも通りみんなが出迎えてくれた。みんなには私が明日誕生日であることは知らせていない。じゃないとまた何か策略をされてしまうとドラガル様が言ったからだ。私もその意見に賛成した。みんなにも祝ってもらいたい気持ちもあったが・・今回は純粋にドラガル様と過ごしたかったからだ。
「マルクさん、今回もお世話になります。これよかったらみんなで召し上がっていただけると嬉しいです。美味しいかどうかは保証できませんけど」
と言いながら昨日焼いたカップケーキを手渡した。
「エリーゼ様がお作りになったのですか。私たちのために・・」
マルクさんはそう言うとまた涙を流した。
「そんなに喜んでいただけて嬉しいです」
私が、笑顔で返答すると
「エリーゼ様、今回の休暇が良い思い出になるよう私たちが全力でサポートさせていただきます」
と涙を拭うと今度は拳を掲げた。相変わらずその様子をドラガル様は呆れた表情で見つめていたがみんなはマルクさんと同じように拳を掲げていた。私は相変わらずここのみんなは仲がいいなぁと思いながらその様子を眺めていた。
「エリーゼ、またあとで起こしに来る」
ドラガル様は私を部屋まで送ると自分の部屋へ入って行った。私は少し寂しく思いながら湯あみの後寝台に腰かけ窓の外を眺めた。するとドラガル様がベランダで庭を見下ろしている姿が見えたのだ。ベランダからなにか指示しているようだった。私は気になりガウンを羽織るとベランダへと出た。すると
「エリーゼ、まだ休んでいなかったのか」
とドラガル様が振り向きながら声を掛けてきた。
「ドラガル様こそまだ休まれないのですか」
「あぁ、俺はエドガーに庭の花を上から見ておかしくないか見てほしいと頼まれたから見ていたんだ」
そう言われ私が庭を見下ろすと以前来た時と景色が違っていた。
「うわー、きれー」
私は思わず歓声を上げてしまっていた。すると下からエドガーが
「坊ちゃま、エリーゼ様にもう見せてしまったんですか」
と言ってきた。私がもっと見ようと身を乗り出した時、ふいに後ろから目を手で塞がれた。
「エリーゼ、庭は明日見てくれるか、まだ完成ではないらしいから」
とドラガル様が言ってきた。すると
「エリーゼ様すみませんねぇ。明日にはちゃんと完成していますんで、今は坊ちゃまと休んできてもらえますか」
とエドガーが言ってきた。
「分かりました。明日を楽しみにしておきます」
私はドラガル様に目を塞がれながらそう言った。するとドラガル様が
「エリーゼ、まだ目を開けてはいけない」
と耳元で言うと私の手を引いて私を部屋の中へと誘導した。そうして私が部屋に入ったのを確認して目を開けようとした時
「エリーゼ、まだ開けていいとは言っていないけど」
と言ってきたのだ。私は言われるまま目を閉じていた。すると今度は急に抱きかかえ上げられどこかへ運ばれた。私がドラガル様の首に掴まっているとゆっくりと下ろされた。多分ドラガル様の寝台に・・
「エリーゼ、目を開けてもいいよ。一緒に寝ようか」
ドラガル様はそう言うと上半身裸で私の横に寝転ぶと私を後ろから抱き締めた。首にはペアリングが通ったネックレスをつけていた。私はそれが嬉しくてドラガル様の手を握ると
「はい」
と頷いた。そうして少し寂しかったので
「ドラガル様、今は私に触れられないのですか」
と呟いた。するとドラガル様は私の首元に顔を埋めると
「触ってもいいのか」
と尋ねてきた。私は静かに頷いた。今は普通の下着だったのでドラガル様ががっかりしてしまうと思い
「ドラガル様、今は夜着ではないのですが・・」
と言ってみた。すると
「別に関係ない。エリーゼだったら・・それに夜着は夜の楽しみにしておく」
そう言うと後ろからガウンの紐をほどくと脱がせ、部屋着もあっという間に取り去り気付くと下着姿にされていた。私が恥ずかしくて体を手で抱えていると
「エリーゼ、下着も取ってしまってもいいだろうか」
とさらに尋ねてきた。私が再び頷くと今度は私を自分の方に向かせ私の顔を見ながら下着を脱がせていった。そうして私を裸にすると今度は私に覆いかぶさり、いきなり乳頭を口に咥え秘所へと手を這わしてきた。私が早急な行為に身を捩りながら少し抵抗すると
「エリーゼ、膝を立てて足を開いてくれないか」
と言ってきたのだ。部屋の中はカーテンは閉まっていたがまだ昼間のため明るかった。私少し躊躇した。すると
「エリーゼ、駄目だろうか」
とドラガル様が私の目を見ながら尋ねてきたのだ。私はゆっくりと両膝を立てるとゆっくり足を開いた。その様子を無言で見たいたドラガル様は
「ありがとう」
と言うと再び秘所へと指を這わした。くちゅという音が部屋に響いた。私は恥ずかしさから目の前にいるドラガル様の首に抱き付いた。するとドラガル様が耳元で
「エリーゼ、もう濡れている。エリーゼが感じやすくて嬉しいよ」
と耳元で囁くと、顔を胸へとずらし片手で胸を揉みながら口で乳頭を口淫し指を蜜壺の中へと挿入していった。そうして指を抜き差し始めた。
「あぁーだめ・・ドラガル様、一緒に触ってわ・・あぁあぁっ・・」
私の頭は熱に浮かされボーとしてきた。するとまたドラガル様は蜜壺の中の一カ所を強く刺激し始めたのだ。
「あぁ・・ドラガル様、そこはだめーいっちゃうからーあぁぁぁあぁぁー」
私はドラガル様の指ですぐにいかされてしまった。私が全身の力が抜けた状態で息を弾ませていると
「エリーゼ、夜に備えてもう少し触れてもいいだろうか」
とドラガル様が言ってきた。私が頷くとドラガル様は起き上がり私の足元へと移動したのだ。私は急いで秘所を手で隠し足を閉じた。するとドラガル様は少し悲しげな表情で私の膝に触れながら
「エリーゼ、俺に見せてくれないか」
と言ってきたのだ。私は最初首を左右に振って拒否していたが・・このままではドラガル様は優しいから私が嫌がることはしない・・ということはこの先の展開は難しくなると思い、ドラガル様の顔を見ながら手を秘所からよけると恥ずかしかったが両足を少しずつ開いていった。すると秘所に冷気が当たる感じがした。ドラガル様は、静かに層の様子を伺っていたが秘所が露わになると視線を秘所へと移した・・ドラガル様は何も言わず私の秘所を見つめていた。ドラガル様の下着の前は大きく膨らんでいた。私はそれを目にしドラガル様が私の体で興奮していると思うとさらに体が熱くなるのを感じた。すると何かが秘所を垂れる感じがした。
「あぁっ」
その瞬間ドラガル様が生唾を飲み込み
「エリーゼ、たまらない。今、愛液がこぼれて・・蜜壺の入り口がヒクヒクしている。まるで俺を待っているみたいだ。あぁ入れたい」
と顔を上気させ潤んだ瞳で私の顔に視線を移しながら言った。私はドラガル様に向かって両手を伸ばした。するとドラガル様は私に抱き付きながら濃厚な口づけをしてきた。そうして片手を再び私の秘所へと伸ばし蜜壺の中に今度は指を二本挿入してきた。
「あぁっあぁー」
私が背中を逸らせながらその衝撃に耐えているとドラガル様は
「エリーゼ、たまらない」
と言った後、顔を下げると再び乳頭を口淫し始めた。
「あぁ、一緒は・・だめ・・んんっあぁ」
私が声をころして耐えていると
「エリーゼ、もっと声を聞かせて・・」
と言って蜜壺の中の二本の指を抜き差しし始めた。
「あぁあぁぁードラガル様、気持ちいい、あぁあぁっあぁー」
そうして私の蜜壺から愛液が今まで以上に溢れ始めると
「エリーゼ、俺のを触ってくれるか」
と私の目を見ながら言ってきた。私はドラガル様の陰茎を下着の上から触れたが熱があまり感じられず少し寂しく感じたため
「ドラガル様も裸になってください」
とお願いした。するとドラガル様は私の蜜壺から指を引き抜いた。
「あぁっ」
私がその刺激でも反応している間に下着を脱ぎ捨てるとベッドの上に胡坐をかいて座ると私を起こし私を自分の前に膝を立て足を開かせた状態で自分の太ももを跨がせ座らせた。陰部同士が向かい合う形で・・そうして私の片手を自分の陰茎へと導くと
「エリーゼ、触って」
と言いながら私の目の前で私の蜜壺にゆっくりとまた二本の指を挿入していった。
「あぁぁー、だめ・・恥ずかしい・・んんっ」
私が声を上げながら喘いでいると首元に口づけさらに蜜壺の中の指を抜き差しし始めた。
「あぁぁーだめー」
私が腰を揺らしながらその衝撃に耐えていると、ドラガル様は熱をはらんだ目で私を見つめながら
「エリーゼ、触って」
と繰り返した。私は必死にドラガル様の陰茎を擦った。すると途中でドラガル様は指を私の蜜壺から一度引き抜くと私の秘所を撫で、愛液を手に絡めるとその手で自分の陰茎を触り私の愛液を塗り広げ、その後再び指を私の中へと戻した。私は私の愛液を纏い滑りやすくなった陰茎を擦りながら時々先にも触れた。先に触れるとドラガル様は体をビクつかせ声を漏らすからだ。その光景を目にすると堪らなかった。
「エリーゼ、そろそろいこうか」
とドラガル様は言うと、蜜壺の指を激しく抜き差しし始めた。私もドラガル様の陰茎を擦った。
「あぁぁーだめードラガル様、いっちゃうーあぁあぁー」
私はドラガル様の手で再びいってしまった。私がいったと同時にドラガル様の陰茎からも子種が飛び出し私の顔にかかった。私は息を弾ませながら子種をボーと見ていると息が整ったドラガル様が
「エリーゼ、顔にかかってしまったな。すまない」
と言ってきた。私はまたドラガル様が私の手でいってくれたことが嬉しかったので首を振ると
「私は今とっても幸せです」
と微笑んだ。するとドラガル様が私を抱き締めた。
しばらくして私から離れると
「あっ、エリーゼすまない、もっとひどいことになってしまった」
と私の体にも子種が付いているのを見て苦笑いしながら言った。私はつられて笑ってしまった。するとドラガル様は私を抱き上げると私をどこかへ運ぼうとした。
「ドラガル様、どこへ行くんですか」
と私が尋ねると
「湯あみだ」
とドラガル様は返答した。
「えっ、もしかして一緒に入るんですか」
「そうだが」
「ドラガル様、待ってください。一人で入れます。下ろしてください」
「嫌だ」
ドラガル様はそう言うとそのまま湯あみへと連れて行った。ドラガル様の部屋は私の部屋と違い大きな浴槽があった。そこにはお湯が張ってあった。
「ドラガル様の部屋の浴槽はとても大きいんですねぇ。私の部屋の倍以上あります。いつも浴槽に浸かられるんですか」
と私は尋ねた。すると
「いつもは浴びるだけで浸からない。今日はたまたま浴槽にお湯が張ってあったことを思い出したからエリーゼを連れてきた」
そう言うと私を洗い場に立たせた。私は恥ずかしかったので急いでドラガル様に背中を見せる形をとった。するとドラガル様が後ろからお湯をかけてくれた。
そうして椅子に座ると私にも座るようにすすめ
「俺が洗おうか」
と私に尋ねてきた。私は
「大丈夫です。自分で洗えます」
と即答するとドラガル様の横に並んで洗うことにした。横ならあまり裸は見られないと思ったからだ。私が急いで洗っているとドラガル様は横で楽しそうに体を洗いだした。私が洗い終わると、ドラガル様は立ち上がり私を再び抱き上げ浴槽へと入った。
「エリーゼ、気持ちいいなぁ」
ドラガル様は私を自分の膝に座らせながらそう言うと浴槽の縁に頭を置いて天井を見上げた。私も気持ちよかったためドラガル様の胸に頭を乗せて目を閉じた。そうしているとドラガル様の体温を直に感じられ凄く安心した・・
「エリーゼ、エリーゼ、そろそろあがろうか」
遠くで私を呼ぶ声が聞こえてきた。私がゆっくり瞼を開けるとそこには心配そうに私の顔を覗くドラガル様の顔があった。
「えっ、私もしかして寝てました?」
私がそう言うとドラガル様は笑いながら私を抱き上げ浴槽から上がった。そうして脱衣所に立たせると私の体をタオルで拭きだした。
「ドラガル様、自分で拭けます」
私がそう言うと
「俺が拭きたいんだ」
と言って私の体を拭くとまた私を抱き上げ寝台へと連れて行った。寝台の横にはお互いの着ていたものが散らばっていた。私はその光景を見ると急に恥ずかしくなった。私が顔に熱が溜まるのを感じていると
「エリーゼ、どうしたんだ、急に赤くなって」
と言ってきた。私は恥ずかしくなり
「なんでもないです」
と言った。ドラガル様は首を傾げながら私を寝台に下ろすと自分も横になり私を抱き締めた。
「このまま一緒に寝ようか」
と言ってきた。私は
「ドラガル様、服を着ないんですか」
と尋ねた。すると
「エリーゼはこのままは嫌?」
と聞いてきた。私は裸の方がよりドラガル様を感じることができたのでドラガル様の胸に顔を埋め首を振った。するとドラガル様は私を強く抱き締めた。するとさらにドラガル様の体に密着した。私はもっとドラガル様に触れたくて
「ドラガル様、後ろを向いてもいいですか」
と顔を上げてドラガル様の顔を見ながら言った。するとドラガル様は
「どうして、後ろを向くんだ」
と聞いてきた。私は照れながら
「できれば・・後ろから抱き締めてもらいながら眠りたいです」
と言った。すると
「分かった」
ドラガル様はそう言うと私を抱き締めていた手を緩めた。私はドラガル様の腕の中で向きをかえた。私が背中を向けるとすぐにドラガル様は後ろから私を抱き締め私の首元に顔を埋めた。私は私の前で組まれているドラガル様の手を握り締めた。するとドラガル様は私の足に自分の足を絡めてきた。ドラガル様の足は私の足とは違って太くて硬く毛が私の足に触れて少しザラザラしていた。私は全身でドラガル様を感じながら眠りについた。
「エリーゼ、エリーゼ、そろそろ起きようか」
ドラガル様の声が遠くから聞こえてきた。私は寝ぼけながら振り向いた。すると何かが口に当たった。私がボーとしながら目を開けるとそこには微笑むドラガル様がいた。
「えっ」
私が驚いていると
「エリーゼ、寝ぼけているのか、可愛いなぁ」
と言ってまた口づけてきた。そこで初めてドラガル様と一緒に生家に来ていることを思い出した。今もまだ眠った時と同じようにドラガル様に後ろから抱き締められていた。
「すみません。ずっと同じ体勢で疲れますねぇ」
と言って私が起き上がろうとするとドラガル様は腕を回したまま離してくれず起き上がれなかった。
「俺はずっとこのままでもかまわないが」
とドラガル様は耳元で囁いた。私たちが寝台の中で話をしているとドアをノックする音が聞こえてきた。
「坊ちゃま、そろそろ起きられますか。夕食はどのようにさせてもらいましょうか」
と遠くからマルクさんの声が聞こえてきた。するとドラガル様はガウンを羽織ると寝室から出て行った。そうして、しばらくしてガウンを着たまま寝台に横になった。
「マルクに準備が出来たら声を掛けるように言ってきた。だからもうしばらくこうして横になっていようか」
と言った。私もまだ離れたくなかったのでドラガル様の意見に頷きドラガル様に抱き付いた。するとドラガル様はちょっと困った表情で
「エリーゼ、あまり引っ付かれると・・また触りたくなるのだが・・」
と言ってきた。私は自分が裸でいることを思い出し
「すみません」
と謝り少し距離を取り
「でも、もっとドラガル様に触れていたいです」
と呟いた。ドラガル様は
「仕方ないなぁ」
と言うと起き上がりガウンを脱ぐと後ろから私を抱き締めた。私は嬉しくてまたドラガル様の手を握ると口づけていた。そうしているとふいにドラガル様の手が私の乳頭に触れた。
「あぁっ」
私が声を上げると
「エリーゼ、少しぐらいはいいだろう」
と言って私が握っていない手で私の乳房に触れてきた。そうして私の足の間に膝を割り込ませると膝で秘所を擦りだしたのだ。
「あぁ、だめ・・もっと触れてほしくなっちゃう」
と私が言うとドラガル様は今度は両手で私の乳房に触れ時々乳頭を軽く摘まんだり引っ張ったりを始めた。
「ドラガル様、あぁっ気持ちいい・・・あぁっ」
私が声を上げていると腰のあたりにドラガル様の高ぶりを感じた。ドラガル様は高ぶりを私に押し付けながらなおも私の体に触れ続けた。そうして
「エリーゼ、ここが濡れてきた」
と言って私の秘所に膝を当てながら細かく揺すった。
「あぁーだめ・・気持ちいい・・」
私が振り向きながらそう言うとドラガル様が私に口づけてきた。私が口づけに応えているとドラガル様の片手が乳房から離れ秘所へと下がっていった。そうして私の陰核に辿り着くと蜜壺の愛液を掬い取り陰核に絡めると指で刺激を与えてきた。
「いやーだめーあぁっあぁっーいっちゃうー」
私はすぐにいってしまわないように耐えたつもりだったが・・やっぱりすぐにいってしまった。私がぐったりとしながら息を弾ませているとドラガル様が
「エリーゼ、もう少し続けてもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は頷くとドラガル様の方に体を向けようとした。すると
「エリーゼ、このままで・・足を閉じていてくれるか」
とドラガル様が言ってきた。私は再び背中をドラガル様に預けるとドラガル様の腕に掴まった。するとドラガル様が陰茎を私の股の間に差し込んできたのだ。ドラガル様の陰茎は屹立していたため股に挟まると私の秘所に触れ腰を動かされると愛液が陰茎に絡まり潤滑油となってさらに滑りが良くなった。そうすると私の秘所への刺激は強くなり時々陰核に触れるため私の体はその度にビクビクと反応した。
「エリーゼ、エリーゼの愛液が絡まって気持ちいい、このまま続けてもいいだろうか」
と再び聞いてきた。私も気持ちよかったので
「ドラガル様、もっとしてほしいです」
と振り向き言った。ドラガル様の顔は上気し目は潤み何とも言えない色気が出ていた。私はその表情を見るとまた下腹部がキューとなる感じを覚えた。私の秘所からはドラガル様の陰茎とが擦れる時にくちゅくちゅと音が出ていた。その音は静かな寝室に響き渡り何とも言えないいやらしい雰囲気を醸し出していた。
「あぁエリーゼ、俺もいきそうだ」
ドラガル様はそう言うと一層激しく腰を動かした。
「あぁあぁ・・ドラガル様気持ちいい・・」
私がそう言うと同時にドラガル様の陰茎から子種が飛び出した。直後ドラガル様は私の首元で息を弾ませながら私をきつく抱き締めた。しばらくその体勢で過ごした後
「エリーゼ、また汚してしまったな」
と言ってきた。私は何度も私の体でいってくれることが嬉しく
「大丈夫です。今度は私がタオルを持ってきますと言ってガウンを羽織るとタオルを洗面所から持ってきた。そうして
「ドラガル様、私が拭きましょうか」
と仰向けで休んでいるドラガル様に声を掛けた。ドラガル様は驚いていたが
「頼む」
と言うと天井を見上げた。私はドラガル様に背中を向ける格好で私の愛液を纏って艶めいているドラガル様の陰茎を広げたタオルで丁寧に優しく拭いていった。私が真剣になって拭いているとドラガル様の手が後ろから私の秘所へと伸ばされた。
「きゃぁっ」
私が振り向くと
「エリーゼ、またここが濡れているようだがどうしてかな」
と言ってきた。
「ドラガル様、意地悪です。ドラガル様の高ぶりに触れているとなんだか・・」
と素直に言った。
「興奮したのか」
ドラガル様はそう言うと急に起き上がり私に口づけてきた。私が驚いていると
「エリーゼ、なんでいつも俺が欲しい言葉を言ってくれるんだ」
と言って私を抱き締めた。その時ドアが再びノックされた。
「坊ちゃま、準備が整いました」
マルクさんの声が聞こえてきた。
「今、下りる」
ドラガル様はドアに向かってそう言うと、今度は私の耳元で
「残念だが時間がきたみたいだ。続きは夕食の後にしようか」
と言ってきた。私は恥ずかしかったが静かに頷いた。私たちは服を着ると一緒にダイニングへと向かった。そうしていつものようにみんなと一緒に夕食を食べた。今日の夕食も肉料理だった。この前とは味付けは違っていたが絶品には変わりなかった。夕食後デザートを食べてから部屋へと戻った。私は湯あみをするとこの日のために購入した夜着を着てガウンを羽織った。そうしてこれからどうすればいいのかだろうと考えながらソファーに座っているとドラガル様と続きになっているドアがノックされた。
私はまた夜着を購入すべくソフィアに頼んで夜着を取り扱う業者に王宮の私の部屋に来てもらうよう依頼した。今回は、一緒に見るのはソフィアではなくメアリーである。メアリーも今は、アワード様と交際しているので夜着について教えてあげようと考えたからだ。私が自室で業者の女性と待っているとメアリーが遅れてやって来た。
「エリーゼ、ごめんなさい。用事をしてから向かおうとしたら用事が長引いてしまって遅れてしまったわ」
と言うと息を切らしながら私の横に座った。私たちが揃ったのを確認すると女性は鞄から夜着を何枚か取り出しテーブルの上に並べ始めた。私たちが興味津々に眺めていると
「どのようなものがご希望ですか」
と尋ねてきた。私は少し考えてから
「焦らすタイプは嫌です。可愛いのがいいです」
と返答した。するとメアリーは
「私は・・焦らすタイプがいいです」
と言ってきたのだ。私は夜着よりもメアリーの発言が気になり
「メアリー、それってどうゆうことなの」
と思わず聞いてしまっていた。するとメアリーは照れながら
「だって、アワード様はなんでも慣れておられるから・・」
と言ったのだ。私は「なにー」と心の中で叫んでいた。「メアリーはもうアワード様としたのかしら・・でも二人は交際はしているけど、まだ婚約はしていないはずだけど・・」私が一人で考えている間にメアリーが焦らすタイプの夜着を見せてもらっていた。その夜着は、以前私が購入した後ろにボタンがつているのもや前に大きさの違うボタンが付いているのも前のリボンの紐が幾重にも重なっているものだった。メアリーは前にボタンがついた夜着を購入するようだった。私は私の前に並べてある可愛い夜着を見ていた。色は赤・青・白・黒があったが、私は白の夜着を購入すると決めていたので白色の夜着を選んで見比べていた。
「エリーゼはどれにするの」
メアリーが聞いてきた。
「私は白色で可愛いのがいいのだけど・・」
私がそう言って悩んでいると女性が鞄の中から
「これは、まだ発売前の品物になるのですが、どうでしょうか」
と言って一枚の夜着を取り出した。それは普通の夜着と違い丈が長く膝上まであった。そして両肩と胸の所に大きめのリボンがついて全体的にふわふわとした感じで所々にフリルが付いているためかなり可愛い感じに仕上がっていた。私が手に取り見ていると女性が
「ちょっと、リボンをほどいてみてください」
と言ってきた。私は両肩のリボンをほどいた。すると両肩の布は下へ垂れ下がったが胸のリボンはそのままだった。私が構造を確認すると胸のリボンは前で結んでいるが紐自体は襟と繋がっており胸のリボンをほどくと一気に下まで夜着が落ちる仕掛けになっていたのだ。また、脱がなくても腰に飾りのようについているリボンを外すと前の布のあわせがはだけ寝たまま脱げてしまう仕掛けにもなっていた。私はその仕掛けの凄さにただただ感心した。「誰がこのような仕掛けを考えるのかしら・・」私はそう思いながら夜着を見つめていたが、実際気に入ったので購入することにした。それから普通の下着も見せてもらい数枚購入した。
「今日は購入していただきありがとうございました」
女性はそう言うと私の部屋を後にした。
「エリーゼ、いいのが買えたわねぇ。もうすぐエリーゼの誕生日でしょ。その時その夜着をつけるの?」
とメアリーが尋ねてきた。私は
「うん」
と頷いた。
「そうかぁ、いいなぁ。エリーゼは婚約者がいて・・」
「メアリーにだってアワード様がいるじゃない」
「そうなんだけど・・婚約はしていないし・・アワード様、私と接する時は他の令嬢とは違う感じで接してくれるんだけど・・なにか隠しているような感じがするのよねぇ」
とやや困った感じの表情で言ってきた。
「メアリーがそう思うんだったら、なにかあるんじゃないの。メアリーの勘ってよく当たるじゃない」
「うーん。でもアワード様が言ってくれるまで待つわ。別に時間がないわけじゃないし」
「そう。ねぇ、ところでメアリーは、アワード様とはどこまで進んでいるの」
と私はメアリーに直球で尋ねてみた。するとメアリーは顔を真っ赤にすると
「子どもができるようなことはしていないわよ」
と横を向きながら言ってきた。そうしてしばらくすると今度は私に
「エリーゼはどうなのよ。ドラガル様とどこまで進んでいるのよ」
「私はまだ・・ドラガル様と練習をしている段階だから・・メアリーが知っているのだったら教えてもらおうかと思って・・」
私は素直にそう言った。するとメアリーは
「大丈夫よ、エリーゼはドラガル様に大事にされているから私から色々聞かなくてもドラガル様に任せておけば」
と私の肩を盛大に叩きながらそう言った。
「そうね」
私は笑顔でそう言った。
「もう、エリーゼったらすっかり恋する乙女になったんだから・・前までは男の人相手でも怯むことなんてなかったのに・・ドラガル様には怯みっぱなしじゃないの。まぁ、そこが可愛いんだけど・・」
メアリーはそう言うとさっき購入した下着と夜着の入った袋を持って部屋から出て行った。
それから時間は流れ・・ついにドラガル様の生家に行く日、つまり私がドラガル様に抱かれる日がやって来た。私は昨日焼いたカップケーキと夜勤の合間に作った朝食を持って厩舎へと向かった。明日は、私の誕生日なので今日の夜勤明けからまたドラガル様の生家に二泊三日で出掛けることになっているのだ。私は厩舎に到着するとドラゴに話し掛けながらドラガル様が来るのを待った。
「ドラゴ、いよいよこの日が来てしまったわ。私上手にできるかしら・・ドラガル様に迷惑をかけてしまいそうで不安だわ。みんなドラガル様に任せておけば大丈夫って言うけど・・私になにか出来ることはないのかしら・・でも今日もちゃんといいものを準備しておいたから・・ドラガル様、喜んでくれるかしら・・」
と話しているとふいに後ろからドラガル様に抱き付かれた。
「はぁ」
ドラガル様は私に抱き付きながら溜息をついた。
「ドラガル様、どうしたんですか。お仕事大変だったんですか」
と振り返り尋ねた。すると
「エリーゼ、いいものって何なんだ」
と聞いてきたのだ。私は驚き返答に迷った。「ドラガル様はいつからいたのだろう。もしかして私がドラゴに話していた内容を全部聞いていたのかしら・・」
「ドラガル様、もしかしてドラゴとの会話を聞いていました」
私は尋ねると笑顔で
「少し」
とドラガル様は言ってきた。私が恥ずかしくて下を向いていると
「エリーゼは何も心配することはない。俺がリードするから俺の言う通りにしていてくれれば俺は嬉しい。ところで・・いいものってもしかして夜着のことか」
とストレートに聞いてきたのだ。私は
「えっ」
と思わず反応してしまった。
「そうなのか。それは楽しみだなぁ」
ドラガル様はそう言うと私と自分の荷物をドラゴに乗せるとドラゴに跨り私に手を差し出した。私はドラガル様の手を握るとドラゴに跨った。ドラガル様はいつも以上に私に引っ付くとドラゴをいきなり走らせた。いつも以上に速く・・
「エリーゼ、しっかり掴まっていろよ。とばすから」
ドラガル様は笑顔でそう言いながら楽しそうにドラゴを操っていた。屋敷に到着するといつも通りみんなが出迎えてくれた。みんなには私が明日誕生日であることは知らせていない。じゃないとまた何か策略をされてしまうとドラガル様が言ったからだ。私もその意見に賛成した。みんなにも祝ってもらいたい気持ちもあったが・・今回は純粋にドラガル様と過ごしたかったからだ。
「マルクさん、今回もお世話になります。これよかったらみんなで召し上がっていただけると嬉しいです。美味しいかどうかは保証できませんけど」
と言いながら昨日焼いたカップケーキを手渡した。
「エリーゼ様がお作りになったのですか。私たちのために・・」
マルクさんはそう言うとまた涙を流した。
「そんなに喜んでいただけて嬉しいです」
私が、笑顔で返答すると
「エリーゼ様、今回の休暇が良い思い出になるよう私たちが全力でサポートさせていただきます」
と涙を拭うと今度は拳を掲げた。相変わらずその様子をドラガル様は呆れた表情で見つめていたがみんなはマルクさんと同じように拳を掲げていた。私は相変わらずここのみんなは仲がいいなぁと思いながらその様子を眺めていた。
「エリーゼ、またあとで起こしに来る」
ドラガル様は私を部屋まで送ると自分の部屋へ入って行った。私は少し寂しく思いながら湯あみの後寝台に腰かけ窓の外を眺めた。するとドラガル様がベランダで庭を見下ろしている姿が見えたのだ。ベランダからなにか指示しているようだった。私は気になりガウンを羽織るとベランダへと出た。すると
「エリーゼ、まだ休んでいなかったのか」
とドラガル様が振り向きながら声を掛けてきた。
「ドラガル様こそまだ休まれないのですか」
「あぁ、俺はエドガーに庭の花を上から見ておかしくないか見てほしいと頼まれたから見ていたんだ」
そう言われ私が庭を見下ろすと以前来た時と景色が違っていた。
「うわー、きれー」
私は思わず歓声を上げてしまっていた。すると下からエドガーが
「坊ちゃま、エリーゼ様にもう見せてしまったんですか」
と言ってきた。私がもっと見ようと身を乗り出した時、ふいに後ろから目を手で塞がれた。
「エリーゼ、庭は明日見てくれるか、まだ完成ではないらしいから」
とドラガル様が言ってきた。すると
「エリーゼ様すみませんねぇ。明日にはちゃんと完成していますんで、今は坊ちゃまと休んできてもらえますか」
とエドガーが言ってきた。
「分かりました。明日を楽しみにしておきます」
私はドラガル様に目を塞がれながらそう言った。するとドラガル様が
「エリーゼ、まだ目を開けてはいけない」
と耳元で言うと私の手を引いて私を部屋の中へと誘導した。そうして私が部屋に入ったのを確認して目を開けようとした時
「エリーゼ、まだ開けていいとは言っていないけど」
と言ってきたのだ。私は言われるまま目を閉じていた。すると今度は急に抱きかかえ上げられどこかへ運ばれた。私がドラガル様の首に掴まっているとゆっくりと下ろされた。多分ドラガル様の寝台に・・
「エリーゼ、目を開けてもいいよ。一緒に寝ようか」
ドラガル様はそう言うと上半身裸で私の横に寝転ぶと私を後ろから抱き締めた。首にはペアリングが通ったネックレスをつけていた。私はそれが嬉しくてドラガル様の手を握ると
「はい」
と頷いた。そうして少し寂しかったので
「ドラガル様、今は私に触れられないのですか」
と呟いた。するとドラガル様は私の首元に顔を埋めると
「触ってもいいのか」
と尋ねてきた。私は静かに頷いた。今は普通の下着だったのでドラガル様ががっかりしてしまうと思い
「ドラガル様、今は夜着ではないのですが・・」
と言ってみた。すると
「別に関係ない。エリーゼだったら・・それに夜着は夜の楽しみにしておく」
そう言うと後ろからガウンの紐をほどくと脱がせ、部屋着もあっという間に取り去り気付くと下着姿にされていた。私が恥ずかしくて体を手で抱えていると
「エリーゼ、下着も取ってしまってもいいだろうか」
とさらに尋ねてきた。私が再び頷くと今度は私を自分の方に向かせ私の顔を見ながら下着を脱がせていった。そうして私を裸にすると今度は私に覆いかぶさり、いきなり乳頭を口に咥え秘所へと手を這わしてきた。私が早急な行為に身を捩りながら少し抵抗すると
「エリーゼ、膝を立てて足を開いてくれないか」
と言ってきたのだ。部屋の中はカーテンは閉まっていたがまだ昼間のため明るかった。私少し躊躇した。すると
「エリーゼ、駄目だろうか」
とドラガル様が私の目を見ながら尋ねてきたのだ。私はゆっくりと両膝を立てるとゆっくり足を開いた。その様子を無言で見たいたドラガル様は
「ありがとう」
と言うと再び秘所へと指を這わした。くちゅという音が部屋に響いた。私は恥ずかしさから目の前にいるドラガル様の首に抱き付いた。するとドラガル様が耳元で
「エリーゼ、もう濡れている。エリーゼが感じやすくて嬉しいよ」
と耳元で囁くと、顔を胸へとずらし片手で胸を揉みながら口で乳頭を口淫し指を蜜壺の中へと挿入していった。そうして指を抜き差し始めた。
「あぁーだめ・・ドラガル様、一緒に触ってわ・・あぁあぁっ・・」
私の頭は熱に浮かされボーとしてきた。するとまたドラガル様は蜜壺の中の一カ所を強く刺激し始めたのだ。
「あぁ・・ドラガル様、そこはだめーいっちゃうからーあぁぁぁあぁぁー」
私はドラガル様の指ですぐにいかされてしまった。私が全身の力が抜けた状態で息を弾ませていると
「エリーゼ、夜に備えてもう少し触れてもいいだろうか」
とドラガル様が言ってきた。私が頷くとドラガル様は起き上がり私の足元へと移動したのだ。私は急いで秘所を手で隠し足を閉じた。するとドラガル様は少し悲しげな表情で私の膝に触れながら
「エリーゼ、俺に見せてくれないか」
と言ってきたのだ。私は最初首を左右に振って拒否していたが・・このままではドラガル様は優しいから私が嫌がることはしない・・ということはこの先の展開は難しくなると思い、ドラガル様の顔を見ながら手を秘所からよけると恥ずかしかったが両足を少しずつ開いていった。すると秘所に冷気が当たる感じがした。ドラガル様は、静かに層の様子を伺っていたが秘所が露わになると視線を秘所へと移した・・ドラガル様は何も言わず私の秘所を見つめていた。ドラガル様の下着の前は大きく膨らんでいた。私はそれを目にしドラガル様が私の体で興奮していると思うとさらに体が熱くなるのを感じた。すると何かが秘所を垂れる感じがした。
「あぁっ」
その瞬間ドラガル様が生唾を飲み込み
「エリーゼ、たまらない。今、愛液がこぼれて・・蜜壺の入り口がヒクヒクしている。まるで俺を待っているみたいだ。あぁ入れたい」
と顔を上気させ潤んだ瞳で私の顔に視線を移しながら言った。私はドラガル様に向かって両手を伸ばした。するとドラガル様は私に抱き付きながら濃厚な口づけをしてきた。そうして片手を再び私の秘所へと伸ばし蜜壺の中に今度は指を二本挿入してきた。
「あぁっあぁー」
私が背中を逸らせながらその衝撃に耐えているとドラガル様は
「エリーゼ、たまらない」
と言った後、顔を下げると再び乳頭を口淫し始めた。
「あぁ、一緒は・・だめ・・んんっあぁ」
私が声をころして耐えていると
「エリーゼ、もっと声を聞かせて・・」
と言って蜜壺の中の二本の指を抜き差しし始めた。
「あぁあぁぁードラガル様、気持ちいい、あぁあぁっあぁー」
そうして私の蜜壺から愛液が今まで以上に溢れ始めると
「エリーゼ、俺のを触ってくれるか」
と私の目を見ながら言ってきた。私はドラガル様の陰茎を下着の上から触れたが熱があまり感じられず少し寂しく感じたため
「ドラガル様も裸になってください」
とお願いした。するとドラガル様は私の蜜壺から指を引き抜いた。
「あぁっ」
私がその刺激でも反応している間に下着を脱ぎ捨てるとベッドの上に胡坐をかいて座ると私を起こし私を自分の前に膝を立て足を開かせた状態で自分の太ももを跨がせ座らせた。陰部同士が向かい合う形で・・そうして私の片手を自分の陰茎へと導くと
「エリーゼ、触って」
と言いながら私の目の前で私の蜜壺にゆっくりとまた二本の指を挿入していった。
「あぁぁー、だめ・・恥ずかしい・・んんっ」
私が声を上げながら喘いでいると首元に口づけさらに蜜壺の中の指を抜き差しし始めた。
「あぁぁーだめー」
私が腰を揺らしながらその衝撃に耐えていると、ドラガル様は熱をはらんだ目で私を見つめながら
「エリーゼ、触って」
と繰り返した。私は必死にドラガル様の陰茎を擦った。すると途中でドラガル様は指を私の蜜壺から一度引き抜くと私の秘所を撫で、愛液を手に絡めるとその手で自分の陰茎を触り私の愛液を塗り広げ、その後再び指を私の中へと戻した。私は私の愛液を纏い滑りやすくなった陰茎を擦りながら時々先にも触れた。先に触れるとドラガル様は体をビクつかせ声を漏らすからだ。その光景を目にすると堪らなかった。
「エリーゼ、そろそろいこうか」
とドラガル様は言うと、蜜壺の指を激しく抜き差しし始めた。私もドラガル様の陰茎を擦った。
「あぁぁーだめードラガル様、いっちゃうーあぁあぁー」
私はドラガル様の手で再びいってしまった。私がいったと同時にドラガル様の陰茎からも子種が飛び出し私の顔にかかった。私は息を弾ませながら子種をボーと見ていると息が整ったドラガル様が
「エリーゼ、顔にかかってしまったな。すまない」
と言ってきた。私はまたドラガル様が私の手でいってくれたことが嬉しかったので首を振ると
「私は今とっても幸せです」
と微笑んだ。するとドラガル様が私を抱き締めた。
しばらくして私から離れると
「あっ、エリーゼすまない、もっとひどいことになってしまった」
と私の体にも子種が付いているのを見て苦笑いしながら言った。私はつられて笑ってしまった。するとドラガル様は私を抱き上げると私をどこかへ運ぼうとした。
「ドラガル様、どこへ行くんですか」
と私が尋ねると
「湯あみだ」
とドラガル様は返答した。
「えっ、もしかして一緒に入るんですか」
「そうだが」
「ドラガル様、待ってください。一人で入れます。下ろしてください」
「嫌だ」
ドラガル様はそう言うとそのまま湯あみへと連れて行った。ドラガル様の部屋は私の部屋と違い大きな浴槽があった。そこにはお湯が張ってあった。
「ドラガル様の部屋の浴槽はとても大きいんですねぇ。私の部屋の倍以上あります。いつも浴槽に浸かられるんですか」
と私は尋ねた。すると
「いつもは浴びるだけで浸からない。今日はたまたま浴槽にお湯が張ってあったことを思い出したからエリーゼを連れてきた」
そう言うと私を洗い場に立たせた。私は恥ずかしかったので急いでドラガル様に背中を見せる形をとった。するとドラガル様が後ろからお湯をかけてくれた。
そうして椅子に座ると私にも座るようにすすめ
「俺が洗おうか」
と私に尋ねてきた。私は
「大丈夫です。自分で洗えます」
と即答するとドラガル様の横に並んで洗うことにした。横ならあまり裸は見られないと思ったからだ。私が急いで洗っているとドラガル様は横で楽しそうに体を洗いだした。私が洗い終わると、ドラガル様は立ち上がり私を再び抱き上げ浴槽へと入った。
「エリーゼ、気持ちいいなぁ」
ドラガル様は私を自分の膝に座らせながらそう言うと浴槽の縁に頭を置いて天井を見上げた。私も気持ちよかったためドラガル様の胸に頭を乗せて目を閉じた。そうしているとドラガル様の体温を直に感じられ凄く安心した・・
「エリーゼ、エリーゼ、そろそろあがろうか」
遠くで私を呼ぶ声が聞こえてきた。私がゆっくり瞼を開けるとそこには心配そうに私の顔を覗くドラガル様の顔があった。
「えっ、私もしかして寝てました?」
私がそう言うとドラガル様は笑いながら私を抱き上げ浴槽から上がった。そうして脱衣所に立たせると私の体をタオルで拭きだした。
「ドラガル様、自分で拭けます」
私がそう言うと
「俺が拭きたいんだ」
と言って私の体を拭くとまた私を抱き上げ寝台へと連れて行った。寝台の横にはお互いの着ていたものが散らばっていた。私はその光景を見ると急に恥ずかしくなった。私が顔に熱が溜まるのを感じていると
「エリーゼ、どうしたんだ、急に赤くなって」
と言ってきた。私は恥ずかしくなり
「なんでもないです」
と言った。ドラガル様は首を傾げながら私を寝台に下ろすと自分も横になり私を抱き締めた。
「このまま一緒に寝ようか」
と言ってきた。私は
「ドラガル様、服を着ないんですか」
と尋ねた。すると
「エリーゼはこのままは嫌?」
と聞いてきた。私は裸の方がよりドラガル様を感じることができたのでドラガル様の胸に顔を埋め首を振った。するとドラガル様は私を強く抱き締めた。するとさらにドラガル様の体に密着した。私はもっとドラガル様に触れたくて
「ドラガル様、後ろを向いてもいいですか」
と顔を上げてドラガル様の顔を見ながら言った。するとドラガル様は
「どうして、後ろを向くんだ」
と聞いてきた。私は照れながら
「できれば・・後ろから抱き締めてもらいながら眠りたいです」
と言った。すると
「分かった」
ドラガル様はそう言うと私を抱き締めていた手を緩めた。私はドラガル様の腕の中で向きをかえた。私が背中を向けるとすぐにドラガル様は後ろから私を抱き締め私の首元に顔を埋めた。私は私の前で組まれているドラガル様の手を握り締めた。するとドラガル様は私の足に自分の足を絡めてきた。ドラガル様の足は私の足とは違って太くて硬く毛が私の足に触れて少しザラザラしていた。私は全身でドラガル様を感じながら眠りについた。
「エリーゼ、エリーゼ、そろそろ起きようか」
ドラガル様の声が遠くから聞こえてきた。私は寝ぼけながら振り向いた。すると何かが口に当たった。私がボーとしながら目を開けるとそこには微笑むドラガル様がいた。
「えっ」
私が驚いていると
「エリーゼ、寝ぼけているのか、可愛いなぁ」
と言ってまた口づけてきた。そこで初めてドラガル様と一緒に生家に来ていることを思い出した。今もまだ眠った時と同じようにドラガル様に後ろから抱き締められていた。
「すみません。ずっと同じ体勢で疲れますねぇ」
と言って私が起き上がろうとするとドラガル様は腕を回したまま離してくれず起き上がれなかった。
「俺はずっとこのままでもかまわないが」
とドラガル様は耳元で囁いた。私たちが寝台の中で話をしているとドアをノックする音が聞こえてきた。
「坊ちゃま、そろそろ起きられますか。夕食はどのようにさせてもらいましょうか」
と遠くからマルクさんの声が聞こえてきた。するとドラガル様はガウンを羽織ると寝室から出て行った。そうして、しばらくしてガウンを着たまま寝台に横になった。
「マルクに準備が出来たら声を掛けるように言ってきた。だからもうしばらくこうして横になっていようか」
と言った。私もまだ離れたくなかったのでドラガル様の意見に頷きドラガル様に抱き付いた。するとドラガル様はちょっと困った表情で
「エリーゼ、あまり引っ付かれると・・また触りたくなるのだが・・」
と言ってきた。私は自分が裸でいることを思い出し
「すみません」
と謝り少し距離を取り
「でも、もっとドラガル様に触れていたいです」
と呟いた。ドラガル様は
「仕方ないなぁ」
と言うと起き上がりガウンを脱ぐと後ろから私を抱き締めた。私は嬉しくてまたドラガル様の手を握ると口づけていた。そうしているとふいにドラガル様の手が私の乳頭に触れた。
「あぁっ」
私が声を上げると
「エリーゼ、少しぐらいはいいだろう」
と言って私が握っていない手で私の乳房に触れてきた。そうして私の足の間に膝を割り込ませると膝で秘所を擦りだしたのだ。
「あぁ、だめ・・もっと触れてほしくなっちゃう」
と私が言うとドラガル様は今度は両手で私の乳房に触れ時々乳頭を軽く摘まんだり引っ張ったりを始めた。
「ドラガル様、あぁっ気持ちいい・・・あぁっ」
私が声を上げていると腰のあたりにドラガル様の高ぶりを感じた。ドラガル様は高ぶりを私に押し付けながらなおも私の体に触れ続けた。そうして
「エリーゼ、ここが濡れてきた」
と言って私の秘所に膝を当てながら細かく揺すった。
「あぁーだめ・・気持ちいい・・」
私が振り向きながらそう言うとドラガル様が私に口づけてきた。私が口づけに応えているとドラガル様の片手が乳房から離れ秘所へと下がっていった。そうして私の陰核に辿り着くと蜜壺の愛液を掬い取り陰核に絡めると指で刺激を与えてきた。
「いやーだめーあぁっあぁっーいっちゃうー」
私はすぐにいってしまわないように耐えたつもりだったが・・やっぱりすぐにいってしまった。私がぐったりとしながら息を弾ませているとドラガル様が
「エリーゼ、もう少し続けてもいいだろうか」
と尋ねてきた。私は頷くとドラガル様の方に体を向けようとした。すると
「エリーゼ、このままで・・足を閉じていてくれるか」
とドラガル様が言ってきた。私は再び背中をドラガル様に預けるとドラガル様の腕に掴まった。するとドラガル様が陰茎を私の股の間に差し込んできたのだ。ドラガル様の陰茎は屹立していたため股に挟まると私の秘所に触れ腰を動かされると愛液が陰茎に絡まり潤滑油となってさらに滑りが良くなった。そうすると私の秘所への刺激は強くなり時々陰核に触れるため私の体はその度にビクビクと反応した。
「エリーゼ、エリーゼの愛液が絡まって気持ちいい、このまま続けてもいいだろうか」
と再び聞いてきた。私も気持ちよかったので
「ドラガル様、もっとしてほしいです」
と振り向き言った。ドラガル様の顔は上気し目は潤み何とも言えない色気が出ていた。私はその表情を見るとまた下腹部がキューとなる感じを覚えた。私の秘所からはドラガル様の陰茎とが擦れる時にくちゅくちゅと音が出ていた。その音は静かな寝室に響き渡り何とも言えないいやらしい雰囲気を醸し出していた。
「あぁエリーゼ、俺もいきそうだ」
ドラガル様はそう言うと一層激しく腰を動かした。
「あぁあぁ・・ドラガル様気持ちいい・・」
私がそう言うと同時にドラガル様の陰茎から子種が飛び出した。直後ドラガル様は私の首元で息を弾ませながら私をきつく抱き締めた。しばらくその体勢で過ごした後
「エリーゼ、また汚してしまったな」
と言ってきた。私は何度も私の体でいってくれることが嬉しく
「大丈夫です。今度は私がタオルを持ってきますと言ってガウンを羽織るとタオルを洗面所から持ってきた。そうして
「ドラガル様、私が拭きましょうか」
と仰向けで休んでいるドラガル様に声を掛けた。ドラガル様は驚いていたが
「頼む」
と言うと天井を見上げた。私はドラガル様に背中を向ける格好で私の愛液を纏って艶めいているドラガル様の陰茎を広げたタオルで丁寧に優しく拭いていった。私が真剣になって拭いているとドラガル様の手が後ろから私の秘所へと伸ばされた。
「きゃぁっ」
私が振り向くと
「エリーゼ、またここが濡れているようだがどうしてかな」
と言ってきた。
「ドラガル様、意地悪です。ドラガル様の高ぶりに触れているとなんだか・・」
と素直に言った。
「興奮したのか」
ドラガル様はそう言うと急に起き上がり私に口づけてきた。私が驚いていると
「エリーゼ、なんでいつも俺が欲しい言葉を言ってくれるんだ」
と言って私を抱き締めた。その時ドアが再びノックされた。
「坊ちゃま、準備が整いました」
マルクさんの声が聞こえてきた。
「今、下りる」
ドラガル様はドアに向かってそう言うと、今度は私の耳元で
「残念だが時間がきたみたいだ。続きは夕食の後にしようか」
と言ってきた。私は恥ずかしかったが静かに頷いた。私たちは服を着ると一緒にダイニングへと向かった。そうしていつものようにみんなと一緒に夕食を食べた。今日の夕食も肉料理だった。この前とは味付けは違っていたが絶品には変わりなかった。夕食後デザートを食べてから部屋へと戻った。私は湯あみをするとこの日のために購入した夜着を着てガウンを羽織った。そうしてこれからどうすればいいのかだろうと考えながらソファーに座っているとドラガル様と続きになっているドアがノックされた。
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