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第2章「慌ただしい日常」
第25話「あらやだ可愛い」
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アスチルベ目線
_____________________________________________
只今の季節は冬。
雪は積もっている。
冬によって自然冷蔵庫ができ、作物は雪の下。
奇跡的に暇な期間。
条件は揃った。
「『マルガリータ雪まつり』?!」
疑問しかわかないと言った声色がある家で響き渡った。
「ええ。6年ぶりに出来そうね。アスチルベは前回熱で寝込んでたでしょ?」
「あ、成程。」
「よぉし!今年は優勝するぞ!」
リリーお姉ちゃんが鼻息を荒くして腕まくりをした。
え、そんな戦闘有りな感じ??
「このマルガリータ雪まつりでは如何に美しい像を作れるかを競うお祭りなんだ。」
お父さんが優しく説明してくれる。
つまりは『サッポ○雪まつり』と同じ様な祭りか。
サッ○ロ雪まつり?………あ、前世の記憶か。
「じゃあ私も今年は参加する!!」
「うーん。じゃあグラデウスさんが参加するなら、お父さんからは許可しようかな。」
「ええそうね。あの方ならば安心だわ。」
「ん?そんなに危険なの?」
「ああ、像を造った後のこと言ってなかったな。
実は美しさの基準として強さが要求されるんだ。
ほら、君に教えたことがあった『操作』の魔法を使うのさ。」
操作の魔法とは、一般人なら誰でもできる魔法の一つで基本中の基本だ。
主に熱い鍋を運んだり、包丁を操って野菜を切りながら別の家事をこなせるなどの利点が多く、農民・商人・貴族までもが習う魔法だ。
「雪の塊を動かす為にもその魔法が欠かせない。そして上手く操り一番強かった物が勝利ってことだ。」
の、脳筋だな皆。
「それじゃあ私はグラデウスと二人でチームってこと?」
((おい、我はまだ参加するとは言っておらんが?))
「ああ。きっとあの方なら僕のエンジェルを守ってくれるだろう!」
言葉が詰まったのかそれ以降押し黙ってしまった。
祭りまであと2週間。それまでに急いで像を作り上げ、強度をあげなければならない。
「糞ガキは参加すんのか?」
「もちのろん!!マスターは参加するんですか?」
「しねぇよ。俺様は祭りが嫌ぇなんだよ。」
「ええ…なんだつまんない。他に何かやる事でもあるんですか?」
「糞ガキとは違って大人は大忙しなんだよ。」
馬鹿にしたようにおでこにデコピンをすると、葉巻の灰皿を取りにカウンターの奥に言ってしまった。
「捻くれてたオッサンだこと。だから特定の人と幸せにならないんだよ。」
マスターは今年で恐らく三十路という台に乗っかる。
あの顔だから女性には困らないだろうけど、多分独り身になるのだと思う。
まぁ、あの人のことだからどうでもいいのだろう。
「失礼しまっす!郵便配達の者っす!」
おや?毎朝手紙を届けてくれるおじさんが今日は健康そうな青年だ。
ガタイが良く、シャツから浮き出る筋肉は陰影がはっきりついている。
笑顔は太陽が照らしたように陽気で坊主頭。
まさに『野球男子』だ。しかも身長は多分190はありそう……。
「はーい!いつもお世話になっています。」
待たせても悪いので急いで顔をだし、挨拶に回る。
「おはようございます!いやぁ、いつもお世話になっているkっ……。……っ!?え、あ……ん?!」
野球男子君(仮)は私の顔を見た瞬間に時が止まったかのように静止した。
え?どうしたどうした?私の格好なんか変ですか?
今日はこの前の休暇に購入した保温性抜群のセーターに冬らしい鹿の刺繍を凝らしたロングスカート。
髪の毛は邪魔なので高めの位置で一つに括りあげている。
「どうしました?」
え、まって静止時間長くないですか?そんなブスでした?ごめんなさいまた生まれ直してきます。
「あ、え、、あの、さーせん!!女性をまじまじと見るのは失礼っすよね!!
た、ただ…あの、貴方が綺麗過ぎて………。」
ふぁ?!この子……根っからのド天然系男子だ!
や、やだーもう、おばさん照れちゃう。ん?おばさん?私の前世ってどんだけ年老いた精神持ってたんだろう…。
「あ!!俺、最近ここの村に引っ越してきました!『ヨウタ』っす!!
今年で17になります!!」
あら、年上でしたわオホホ。
「初めまして。私は『アスチルベ』と言います。あの、年下なのでタメ口でいいデス。」
ごめんね人見知り発動中だから。笑顔引きつっちゃってるから。
「え!まじで?!全然年下で見えなかった!それじゃあ……改めて宜しく!」
「は、はい。」
「おい、うるせぇ。少しは静かにしたらっ……ヨウタ?」
「あ!アシュレイさん!!俺、最近引っ越してきました!」
「聞こえてんだからそんな大声出すなって。」
「え!知り合いですか?」
「アシュレイさんは俺の母さんを救ってくれた恩があるんだ!」
「なんでおふくろを置き去りにしてここに来た。」
「母さんは近所の人達に預けて来たっす。母さんが俺に、世界を見てきてもいいって言ってくれたから。」
「……そうか。この村で問題起こすんじゃねぇぞ?」
「了解っす!!」
「アスチルベ。案内してやれ。」
「お任せあれです!」
全く…素直じゃないんだから。
「さてと、案内係は私にまかせてください。どこを回りたいですか?」
「知っておかなきゃ駄目な所!」
相変わらず声がでかい……駄目です私、陽の氣に当てられて灰になりそう……。
あれから町中を回り、隙あらば料理を頬張っていた。
「~~っめぇ!!ここの町の料理は今まで食べたことがないほど美味しい!」
大きな口で吸い込まれるように料理が消えていく様子は見ていて楽しい。
ついつい自分で買ったものをあげてしまう。
ヨウタも初めこそは遠慮していたもの、美味しすぎたのか最終的には頬張っている。
可愛いなおい。
目を輝かせて美味しいと言いながら食べてくれる。
やだ、養いたいわこの子。
「アスチルベもちゃんと食べろよ?」
「食べてる食べてる。それよりヨウタが頬張ってくれたほうが此方としても嬉しいの。」
町を回っていく中でどんどん仲良くなっていった私達はもう自然にお互いタメで話せるようになった。
こうして楽しい町探索は終わりを迎え、ヨウタがアシュレイの店まで送ってくれる事になった。
「うへぇ…すっかり日が落ちちゃった。」
「有難うつきあってくれて!」
「いえいえ、お陰で私も楽しめたよ。」
魔法の街灯が道を照らし、冷たい風が時たま私達を急かすように吹く。
暫く沈黙が続く。流石にこんな歩いたから疲れちゃったのかな?
しかし、ピタッとヨウタが立ち止まってしまう。
どうしたのかと近づくと、顔を林檎のように紅く染めた顔が見えた。
「……駄目だ!!俺は嘘をつく事は嫌いだ!!」
何かを決心したのか勢いよく私の両肩を掴み、顔を見合わせるような姿勢になる。
「俺はアスチルベに一目惚れした!!」
「え?」
えええええぇぇえええ?!
ま、まさか今朝顔を赤らめてたのはそういう意味だったの?!
「出会ってまだ一日しかたっていないのは俺だって知っている。だが、やっぱりこの気持ちに嘘はつけない!!
故に、俺と結婚してください!!!」
ま、待て待て待てい!!!順序が何もないぞ!せめて『付き合ってください』じゃないの?!
色々とぶっ飛びすぎて、逆に清々しい!
「えっと、ごめんなさい?」
「ですよね!!」
ヨウタも予想していたようで、ニッパリの満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ、これから俺の事を好きになってくれ!あ、それじゃあ着いたんで俺は帰る!じゃあまた明日!!」
嵐のように去っていく。何か凄いこと言わなかったか??
「厄介な奴に好かれたな。糞ガキ。」
後ろを振り向くと、どこか愉快げに肩を揺らしているマスターがいた。
そこで丁度大人しかったグラデウスが人間姿で現れ、短いようで長い一日は幕を閉じた。
To be continue⇨
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只今の季節は冬。
雪は積もっている。
冬によって自然冷蔵庫ができ、作物は雪の下。
奇跡的に暇な期間。
条件は揃った。
「『マルガリータ雪まつり』?!」
疑問しかわかないと言った声色がある家で響き渡った。
「ええ。6年ぶりに出来そうね。アスチルベは前回熱で寝込んでたでしょ?」
「あ、成程。」
「よぉし!今年は優勝するぞ!」
リリーお姉ちゃんが鼻息を荒くして腕まくりをした。
え、そんな戦闘有りな感じ??
「このマルガリータ雪まつりでは如何に美しい像を作れるかを競うお祭りなんだ。」
お父さんが優しく説明してくれる。
つまりは『サッポ○雪まつり』と同じ様な祭りか。
サッ○ロ雪まつり?………あ、前世の記憶か。
「じゃあ私も今年は参加する!!」
「うーん。じゃあグラデウスさんが参加するなら、お父さんからは許可しようかな。」
「ええそうね。あの方ならば安心だわ。」
「ん?そんなに危険なの?」
「ああ、像を造った後のこと言ってなかったな。
実は美しさの基準として強さが要求されるんだ。
ほら、君に教えたことがあった『操作』の魔法を使うのさ。」
操作の魔法とは、一般人なら誰でもできる魔法の一つで基本中の基本だ。
主に熱い鍋を運んだり、包丁を操って野菜を切りながら別の家事をこなせるなどの利点が多く、農民・商人・貴族までもが習う魔法だ。
「雪の塊を動かす為にもその魔法が欠かせない。そして上手く操り一番強かった物が勝利ってことだ。」
の、脳筋だな皆。
「それじゃあ私はグラデウスと二人でチームってこと?」
((おい、我はまだ参加するとは言っておらんが?))
「ああ。きっとあの方なら僕のエンジェルを守ってくれるだろう!」
言葉が詰まったのかそれ以降押し黙ってしまった。
祭りまであと2週間。それまでに急いで像を作り上げ、強度をあげなければならない。
「糞ガキは参加すんのか?」
「もちのろん!!マスターは参加するんですか?」
「しねぇよ。俺様は祭りが嫌ぇなんだよ。」
「ええ…なんだつまんない。他に何かやる事でもあるんですか?」
「糞ガキとは違って大人は大忙しなんだよ。」
馬鹿にしたようにおでこにデコピンをすると、葉巻の灰皿を取りにカウンターの奥に言ってしまった。
「捻くれてたオッサンだこと。だから特定の人と幸せにならないんだよ。」
マスターは今年で恐らく三十路という台に乗っかる。
あの顔だから女性には困らないだろうけど、多分独り身になるのだと思う。
まぁ、あの人のことだからどうでもいいのだろう。
「失礼しまっす!郵便配達の者っす!」
おや?毎朝手紙を届けてくれるおじさんが今日は健康そうな青年だ。
ガタイが良く、シャツから浮き出る筋肉は陰影がはっきりついている。
笑顔は太陽が照らしたように陽気で坊主頭。
まさに『野球男子』だ。しかも身長は多分190はありそう……。
「はーい!いつもお世話になっています。」
待たせても悪いので急いで顔をだし、挨拶に回る。
「おはようございます!いやぁ、いつもお世話になっているkっ……。……っ!?え、あ……ん?!」
野球男子君(仮)は私の顔を見た瞬間に時が止まったかのように静止した。
え?どうしたどうした?私の格好なんか変ですか?
今日はこの前の休暇に購入した保温性抜群のセーターに冬らしい鹿の刺繍を凝らしたロングスカート。
髪の毛は邪魔なので高めの位置で一つに括りあげている。
「どうしました?」
え、まって静止時間長くないですか?そんなブスでした?ごめんなさいまた生まれ直してきます。
「あ、え、、あの、さーせん!!女性をまじまじと見るのは失礼っすよね!!
た、ただ…あの、貴方が綺麗過ぎて………。」
ふぁ?!この子……根っからのド天然系男子だ!
や、やだーもう、おばさん照れちゃう。ん?おばさん?私の前世ってどんだけ年老いた精神持ってたんだろう…。
「あ!!俺、最近ここの村に引っ越してきました!『ヨウタ』っす!!
今年で17になります!!」
あら、年上でしたわオホホ。
「初めまして。私は『アスチルベ』と言います。あの、年下なのでタメ口でいいデス。」
ごめんね人見知り発動中だから。笑顔引きつっちゃってるから。
「え!まじで?!全然年下で見えなかった!それじゃあ……改めて宜しく!」
「は、はい。」
「おい、うるせぇ。少しは静かにしたらっ……ヨウタ?」
「あ!アシュレイさん!!俺、最近引っ越してきました!」
「聞こえてんだからそんな大声出すなって。」
「え!知り合いですか?」
「アシュレイさんは俺の母さんを救ってくれた恩があるんだ!」
「なんでおふくろを置き去りにしてここに来た。」
「母さんは近所の人達に預けて来たっす。母さんが俺に、世界を見てきてもいいって言ってくれたから。」
「……そうか。この村で問題起こすんじゃねぇぞ?」
「了解っす!!」
「アスチルベ。案内してやれ。」
「お任せあれです!」
全く…素直じゃないんだから。
「さてと、案内係は私にまかせてください。どこを回りたいですか?」
「知っておかなきゃ駄目な所!」
相変わらず声がでかい……駄目です私、陽の氣に当てられて灰になりそう……。
あれから町中を回り、隙あらば料理を頬張っていた。
「~~っめぇ!!ここの町の料理は今まで食べたことがないほど美味しい!」
大きな口で吸い込まれるように料理が消えていく様子は見ていて楽しい。
ついつい自分で買ったものをあげてしまう。
ヨウタも初めこそは遠慮していたもの、美味しすぎたのか最終的には頬張っている。
可愛いなおい。
目を輝かせて美味しいと言いながら食べてくれる。
やだ、養いたいわこの子。
「アスチルベもちゃんと食べろよ?」
「食べてる食べてる。それよりヨウタが頬張ってくれたほうが此方としても嬉しいの。」
町を回っていく中でどんどん仲良くなっていった私達はもう自然にお互いタメで話せるようになった。
こうして楽しい町探索は終わりを迎え、ヨウタがアシュレイの店まで送ってくれる事になった。
「うへぇ…すっかり日が落ちちゃった。」
「有難うつきあってくれて!」
「いえいえ、お陰で私も楽しめたよ。」
魔法の街灯が道を照らし、冷たい風が時たま私達を急かすように吹く。
暫く沈黙が続く。流石にこんな歩いたから疲れちゃったのかな?
しかし、ピタッとヨウタが立ち止まってしまう。
どうしたのかと近づくと、顔を林檎のように紅く染めた顔が見えた。
「……駄目だ!!俺は嘘をつく事は嫌いだ!!」
何かを決心したのか勢いよく私の両肩を掴み、顔を見合わせるような姿勢になる。
「俺はアスチルベに一目惚れした!!」
「え?」
えええええぇぇえええ?!
ま、まさか今朝顔を赤らめてたのはそういう意味だったの?!
「出会ってまだ一日しかたっていないのは俺だって知っている。だが、やっぱりこの気持ちに嘘はつけない!!
故に、俺と結婚してください!!!」
ま、待て待て待てい!!!順序が何もないぞ!せめて『付き合ってください』じゃないの?!
色々とぶっ飛びすぎて、逆に清々しい!
「えっと、ごめんなさい?」
「ですよね!!」
ヨウタも予想していたようで、ニッパリの満面の笑みを浮かべた。
「じゃあ、これから俺の事を好きになってくれ!あ、それじゃあ着いたんで俺は帰る!じゃあまた明日!!」
嵐のように去っていく。何か凄いこと言わなかったか??
「厄介な奴に好かれたな。糞ガキ。」
後ろを振り向くと、どこか愉快げに肩を揺らしているマスターがいた。
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