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第1章「今の故郷」
第9話「俺様・何様・お金様」
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アスチルベ目線
_________________________________________________
「うわぁ!すごいすごい!!」
本日は約束の通りに市場にやってきましたー!!
行き交う人々はそれぞれの目的を達成する為なのか忙しそうに走り回っている。
他国の異なる服装や言葉の訛り。香り。全てにおいて好奇心を擽られる。近くにあるお店を片っ端から制覇しようと身を乗り出す。
「おっと待った。オチビちゃん早速迷子になりそうだよ。見てるこっちがヒヤヒヤする……」
「アスチルベ。好きに回っていいぞ。
我がいるからな。」
「あ?ちょっと、もう脳が老化しているんですか?」
「お主こそ頭に小石でも住ませておるのか?硬すぎだ。」
「貴方が柔らかすぎなのでは?」
勝手に二人で喧嘩を始めてしまう。
全くいい年したおじさんは大人げないなぁ……。
「はい二人ともそこまで。私はグラデウスと手をつないだらいいんでしょ?」
「……クソ……」
「そういう事だ若造。」
「ジャックはリリーお姉ちゃんとミュール君を宜しくね。しっかりしてるんだから子供二人守ってよ?」
「……ハッ。おいおじさん。俺のほうが信頼されてるぞ。」
「何とでも言うがいいさ。行くぞアスチルベ。」
「うん!」
こうして二手に別れた。
「あ!グラデウスこっち来て!」
「なんだ?まだ見るのか?」
「いいじゃん別に!ほら、この耳飾りグラデウス瞳の色に似てる!」
偶然見つけたのは余り派手な装飾は施されていないイヤリングの様な耳飾りだった。グラデウス特有の独特な輝き具合がよく似ている。
「ふむ……、之は良き物を見つけたな。」
「え?そうなの?」
「恐らく我の寝床にあった『ターニャの真珠』であろう。魔力の付与がしやすく持ち主の危機が迫ったとき、一度だけ命の代わりになってくれる代物だ。」
「それ、S級鉱石の三大物でしょ!
なんでこんな隅のお店に売ってるの?」
「我に聞かれても知らぬ。」
確かに私について来る前に数千年引きこもっていたらしい。そりゃ分からないね。
「お客サン。ソレ買います?」
「え、えーと。どうしよう。」
「貰おう。これで足りるか?」
「大丈夫デス。毎度アリー。」
グラデウスがいつ手に入れたか分からない硬貨を店員さんに渡し、耳飾りを買ってくれた。
「やる。つけてやろう。」
「え!あ、ありがとう…ございます?」
グラデウスも人に贈り物をするんだ。
申し訳ないけど全くそのように見えないし、想像も出来なかった。
耳に優しく触れる大きな手。
器用につけたグラデウスは満足そうに私の耳を見る。
「いい虫除けだ。」
「ムシヨケ?虫を追い返してくれるの?」
「ああ。」
「最高じゃん!ありがとうグラデウス!」
「どういたしまして。それよりもう満足したか?」
「いや全く。まだまだ行くよぉ!」
「はぁ……子供の体力と言うものは末恐ろしいものだな。」
次はどこに行こうかと探索。塩は売ってないだろうか?
___ある広場にて____
「うるっせぇな!!俺様の商品を真似すんじゃねえ!!」
「ヒッ!し、しかしこの商品は元々僕が……」
ん?屈強そうな男性と気弱そうな男性が言い争いをしている。いや、一方的に気弱男が怒鳴られている。
「ほ、ほら皆さん迷惑そうですよ?」
いつの間にか二人を中心に輪がひろがっており、屈強男に冷たい視線が集まっていた。
「…ッチ。覚えとけよ!!」
「ヘイ……。皆様ありがとうございます。しかしあの方を責めないでくださいませ。根はいい方なのです。」
ザワザワと周囲の人々に気弱男が謝り始め、必死に屈強男を庇おうとしている。
「……うーん。なんか納得がいかない……」
「我も同意する。あ奴は嘘を吐き出しておるな。嫌な『気』が舞っておる」
「だよねー。私もなんか嫌な感じがする。屈強男が正直者だと思うんだけど。」
「愚かな人間はそうは思っていないようだぞ?」
グラデウスの言葉でようやく気づく。周りにいた人達は気弱男の事を信じきっている。労るような雰囲気で気弱男に声をかけて自身の仕事に戻っていく。
「……なにか引っかかる。屈強男を尾行しようよ」
「好きにしろ。我は主に従うまでだ。」
「格好いい事を言ってるけど要するに面倒くさいんでしょ」
「正解。」
はぁ……っとため息をつき、屈強男の尾行を開始!
勝手に脳内が一昔前の探偵テーマが流れる。
「おい……。」
そもそも私は探偵者は見たことがないので適当なテーマを脳内再生してるだけだけどね。
「おい。気づかれてるぞ。」
いや、私ってば天才なのかもしれない。少し屈強男の姿は見えないけど近くに気配があるから大丈夫。
「よお糞ガキ。俺様になんのご用事かな?」
「えええ?!い、いつの間に?!」
「先程から我が忠告しようとしているのに気づかないからだ。」
「ハン。尾行してるのがバレバレ。しかも尾行してるのが父親連れの子供かよ。」
ふむ……いい考えだな。
グラデウス、その関係で乗り切ろう。
((いいだろう。賛成だ。))
「で?何?」
「えーっと、、、塩を売って欲しいなぁなんて……」
「塩ぉ? なんだ?ヤギにでもやるのか?」
「ううん。料理に使うんだ!」
「はぁ?!頭おかしいぜこのガキ!おい親父さんも教育してやれよ。」
「興味深いな。」
「でしょでしょ?!」
「うわ……親子仲良く狂ってやがる…。
まあ売ってもいいが、もし死んでも俺様に責任を負わせんなよ?」
垂れてくる前髪がうざったいのか後ろに全て掻き揚げ顔立ちが顕になる。
うーわ…またこりゃ強面なおじさん。
きゃー怖い、好き。
髭は顎に少しだけ生やしているが、暫く放置していたのか余り綺麗には見えない。
髪もボサボサであちこち跳ね上がってはいるが元々の髪質は綺麗なのだろう。
艶が僅かに見える。
何より好きなのは三白目。目つきが悪いと評判の瞳。
最&高。
ひたすら見惚れていると、グラデウスが私の目を覆った。
「あまり見つめないほうがいいぞ。
あ奴は熟練の遊び人だ。」
「いやそれは見て分かる。」
「あ"?うるせぇな。ストレスに効くのは女と酒だろうがよ!」
…私一応子供なんですけど?
「学のない猿とは……これまた奇怪だな。」
「チッ 塩いらねぇのかよ。俺は気分屋で有名だぜ?」
何処かでお母さんが言っていた気がする……。『気分屋アシュレイ』には気をつけてと……。
「あ!アシュレイさんか!」
「……あ"?んだよ知ってんのかよ。」
「それは誰だアスチルベ。」
「んーっと、確か気に入らないお客様に商品を買い取らせない一匹商売人で、商品の品質は最高なのに売人は最低で有名だよ。」
「ご本人様がいるってのに堂々と言うな糞ガキが。ああん?!」
「わーコワイコワイ。」
「もう売らねぇ。帰れ。」
「アスチルベ。お主はどうする?」
「帰らない。」
そう捻くれてると、世の中生きづらいのにどうして足掻くのかな?
To be continue⇨
また好みを増やしてしまった……
誰かイラストや感想くれないかなぁ……
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「うわぁ!すごいすごい!!」
本日は約束の通りに市場にやってきましたー!!
行き交う人々はそれぞれの目的を達成する為なのか忙しそうに走り回っている。
他国の異なる服装や言葉の訛り。香り。全てにおいて好奇心を擽られる。近くにあるお店を片っ端から制覇しようと身を乗り出す。
「おっと待った。オチビちゃん早速迷子になりそうだよ。見てるこっちがヒヤヒヤする……」
「アスチルベ。好きに回っていいぞ。
我がいるからな。」
「あ?ちょっと、もう脳が老化しているんですか?」
「お主こそ頭に小石でも住ませておるのか?硬すぎだ。」
「貴方が柔らかすぎなのでは?」
勝手に二人で喧嘩を始めてしまう。
全くいい年したおじさんは大人げないなぁ……。
「はい二人ともそこまで。私はグラデウスと手をつないだらいいんでしょ?」
「……クソ……」
「そういう事だ若造。」
「ジャックはリリーお姉ちゃんとミュール君を宜しくね。しっかりしてるんだから子供二人守ってよ?」
「……ハッ。おいおじさん。俺のほうが信頼されてるぞ。」
「何とでも言うがいいさ。行くぞアスチルベ。」
「うん!」
こうして二手に別れた。
「あ!グラデウスこっち来て!」
「なんだ?まだ見るのか?」
「いいじゃん別に!ほら、この耳飾りグラデウス瞳の色に似てる!」
偶然見つけたのは余り派手な装飾は施されていないイヤリングの様な耳飾りだった。グラデウス特有の独特な輝き具合がよく似ている。
「ふむ……、之は良き物を見つけたな。」
「え?そうなの?」
「恐らく我の寝床にあった『ターニャの真珠』であろう。魔力の付与がしやすく持ち主の危機が迫ったとき、一度だけ命の代わりになってくれる代物だ。」
「それ、S級鉱石の三大物でしょ!
なんでこんな隅のお店に売ってるの?」
「我に聞かれても知らぬ。」
確かに私について来る前に数千年引きこもっていたらしい。そりゃ分からないね。
「お客サン。ソレ買います?」
「え、えーと。どうしよう。」
「貰おう。これで足りるか?」
「大丈夫デス。毎度アリー。」
グラデウスがいつ手に入れたか分からない硬貨を店員さんに渡し、耳飾りを買ってくれた。
「やる。つけてやろう。」
「え!あ、ありがとう…ございます?」
グラデウスも人に贈り物をするんだ。
申し訳ないけど全くそのように見えないし、想像も出来なかった。
耳に優しく触れる大きな手。
器用につけたグラデウスは満足そうに私の耳を見る。
「いい虫除けだ。」
「ムシヨケ?虫を追い返してくれるの?」
「ああ。」
「最高じゃん!ありがとうグラデウス!」
「どういたしまして。それよりもう満足したか?」
「いや全く。まだまだ行くよぉ!」
「はぁ……子供の体力と言うものは末恐ろしいものだな。」
次はどこに行こうかと探索。塩は売ってないだろうか?
___ある広場にて____
「うるっせぇな!!俺様の商品を真似すんじゃねえ!!」
「ヒッ!し、しかしこの商品は元々僕が……」
ん?屈強そうな男性と気弱そうな男性が言い争いをしている。いや、一方的に気弱男が怒鳴られている。
「ほ、ほら皆さん迷惑そうですよ?」
いつの間にか二人を中心に輪がひろがっており、屈強男に冷たい視線が集まっていた。
「…ッチ。覚えとけよ!!」
「ヘイ……。皆様ありがとうございます。しかしあの方を責めないでくださいませ。根はいい方なのです。」
ザワザワと周囲の人々に気弱男が謝り始め、必死に屈強男を庇おうとしている。
「……うーん。なんか納得がいかない……」
「我も同意する。あ奴は嘘を吐き出しておるな。嫌な『気』が舞っておる」
「だよねー。私もなんか嫌な感じがする。屈強男が正直者だと思うんだけど。」
「愚かな人間はそうは思っていないようだぞ?」
グラデウスの言葉でようやく気づく。周りにいた人達は気弱男の事を信じきっている。労るような雰囲気で気弱男に声をかけて自身の仕事に戻っていく。
「……なにか引っかかる。屈強男を尾行しようよ」
「好きにしろ。我は主に従うまでだ。」
「格好いい事を言ってるけど要するに面倒くさいんでしょ」
「正解。」
はぁ……っとため息をつき、屈強男の尾行を開始!
勝手に脳内が一昔前の探偵テーマが流れる。
「おい……。」
そもそも私は探偵者は見たことがないので適当なテーマを脳内再生してるだけだけどね。
「おい。気づかれてるぞ。」
いや、私ってば天才なのかもしれない。少し屈強男の姿は見えないけど近くに気配があるから大丈夫。
「よお糞ガキ。俺様になんのご用事かな?」
「えええ?!い、いつの間に?!」
「先程から我が忠告しようとしているのに気づかないからだ。」
「ハン。尾行してるのがバレバレ。しかも尾行してるのが父親連れの子供かよ。」
ふむ……いい考えだな。
グラデウス、その関係で乗り切ろう。
((いいだろう。賛成だ。))
「で?何?」
「えーっと、、、塩を売って欲しいなぁなんて……」
「塩ぉ? なんだ?ヤギにでもやるのか?」
「ううん。料理に使うんだ!」
「はぁ?!頭おかしいぜこのガキ!おい親父さんも教育してやれよ。」
「興味深いな。」
「でしょでしょ?!」
「うわ……親子仲良く狂ってやがる…。
まあ売ってもいいが、もし死んでも俺様に責任を負わせんなよ?」
垂れてくる前髪がうざったいのか後ろに全て掻き揚げ顔立ちが顕になる。
うーわ…またこりゃ強面なおじさん。
きゃー怖い、好き。
髭は顎に少しだけ生やしているが、暫く放置していたのか余り綺麗には見えない。
髪もボサボサであちこち跳ね上がってはいるが元々の髪質は綺麗なのだろう。
艶が僅かに見える。
何より好きなのは三白目。目つきが悪いと評判の瞳。
最&高。
ひたすら見惚れていると、グラデウスが私の目を覆った。
「あまり見つめないほうがいいぞ。
あ奴は熟練の遊び人だ。」
「いやそれは見て分かる。」
「あ"?うるせぇな。ストレスに効くのは女と酒だろうがよ!」
…私一応子供なんですけど?
「学のない猿とは……これまた奇怪だな。」
「チッ 塩いらねぇのかよ。俺は気分屋で有名だぜ?」
何処かでお母さんが言っていた気がする……。『気分屋アシュレイ』には気をつけてと……。
「あ!アシュレイさんか!」
「……あ"?んだよ知ってんのかよ。」
「それは誰だアスチルベ。」
「んーっと、確か気に入らないお客様に商品を買い取らせない一匹商売人で、商品の品質は最高なのに売人は最低で有名だよ。」
「ご本人様がいるってのに堂々と言うな糞ガキが。ああん?!」
「わーコワイコワイ。」
「もう売らねぇ。帰れ。」
「アスチルベ。お主はどうする?」
「帰らない。」
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