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【 エピローグ: 暗闇の中 】
しおりを挟む私は再び、暗闇の中へと戻った。
でも、ここには、誠一さんがいる。
もう、二度と離れることはない。
この暗い地獄の中で、ふたりはいつまでも、愛し合い、そして、苦しみ合うんだ……。
数日後、この暗い地獄へ、何故かあのやさしかった父がやってきた。
どうやら、父も悪いことをして地獄へ来てしまったようだ。
父は自ら命を絶ったという……。
しかし、それは、私が原因ではない……。
あの実家の庭にある、
柿の木の下で、
お母さんの白骨化した遺体が見つかったんだ……。
~小鳥さんが死んだから~
(了)
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