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■第4章: キス! キス! キス!

【 第6話: 新婚初夜① 】

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 食事が終わると、ダガヤ王が俺たちの元にやってきて、興奮気味にこう言った。

「ミャーよ。今夜はしっかりとタローに尽くすのじゃぞ」
「はい、お父様。ミャー精一杯頑張るにゃ♪」

「タローよ。今夜はミャーを頼んだぞ。わしは早く孫が見たいのじゃ」
「は、はい……、お父様。可能な限り頑張ります……」
「うん、うん。じゃあ、早く寝室に行き給え」

 ダガヤ王はそう言うと、満足そうに去って行った。
 グリフも、俺たちを寝室に案内すると、そそくさと部屋を出て行った。
 またしても、俺とミャーだけだ……。

「今日は、ミャーが先にシャワー浴びてくるにゃ……」
「あ、ああ……」

『シャーーーーッ!』

 俺はまたしても、ミャーのシャワーを浴びている姿を妄想してしまった……。
 あのモカブラウンのショートヘアーが水に濡れる……。
 そして、あの透き通るような白い肌を弾ける水たち……。
 ああ、今日遂に、ミャーは俺の本当の妻になるのか……。

「あっ、いけね。また鼻血が出てきちゃった……」

 しばらくすると、ミャーは、また恥ずかしそうに浴室から出てきた。
 今日は、胸にうさぎちゃんが付いているピンク色のガウンだ。
 実に、かわいらしい。

「お、俺もシャワー浴びてくるね……」
「うん……」

 俺がシャワーから出てくると、ミャーは既に髪を乾かし、例の円形の天蓋カーテン付きのベッドに女の子座りをして待っていた。
 おしりのしっぽは、今日は一段と立っている。
 相当、興奮しているようだ……。

 俺も天蓋カーテンをくぐり、ベッドへ入る。
 ミャーの顔は、既に真っ赤だ……。

「さ、さあ、寝ようか……」
「うん……」

 ミャーの声は、一段とかわいさを増している。
 俺は、ミャーの方をじっと見つめ、ミャーの両肩を掴み、男らしく一気に抱き寄せた。

「きゃっ」

 ミャーは小さく声を上げたが、嫌がる素振りはない。
 今日は行けそうだ。
 俺は、男らしく、右手でミャーのあごを持ち、少し上に持ち上げた。
 そう、いわゆる『顎クイあごくい』というやつだ。

 ミャーは嫌がらない。
 俺を受け入れてくれるようだ。
 俺は、ゆっくりとミャーに顔を近づける。
 ミャーは、そっとその大きな瞳を閉じる。
 俺は、そのマシュマロのような柔らかなミャーの唇を奪う……。

『チュ~、チュ~、チュ~……』

 そう、チュ~チュ~チュ~と……。んっ? チュ~チュ~チュ~……?

「痛ててててて……!! また血ぃ吸っとるがやぁーーーーっ!!」


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