28 / 63
■第4章: キス! キス! キス!
【 第1話: お披露目だにゃ♪ 】
しおりを挟む
『パンパカパパパパパーーーーンッ!♪』
「ワァーーーーッ!」
婚礼の儀が終了すると、何やら外が騒がしくなっていた。
大勢の人たちが、このお城の周りに集まってきているようだ。
一体、何が始まるのか……。
すると、グリフが俺たちの元へ現れ、膝を付くとこんなことを口にする。
「タロー様、ミャー様、只今から、民衆に向けて、お二人のご結婚の報告を致します。そろそろ、3階のバルコニーへ参りましょう」
「民衆に結婚の報告を?」
「はい。お二人は、正式に次期王と王妃候補になられたのです。ですから、民衆に結婚のご報告を」
「わ、分かった……。(もう、後に引けないぞ……。観念するしかないな……)」
俺は、もう覚悟を決めるしかなかった……。
何故か知らないが、2日の内に、俺はニヤ国の王子として迎えられてしまったのだ。
こんなことが、トントン拍子に行っちゃってもいいんだろうか……。
俺は、そんな不安を抱えながらも、ミャーと一緒に、民衆の待つバルコニーへ向かった。
お城の3階のバルコニーへ出てみると、城の周りに何百、いや、何千という民衆が既に集まっていた。
そして、俺たち二人の姿を見ると、一段と大きな歓声が上がる。
「ワァーーーーーーッ!! おめでとうございます! タロー様、ミャー様!」
俺は、その人数の多さに圧倒された。
お城をぐるりと囲むように、人々が押し寄せていたのだ。
とりあえず、俺は、民衆に向かって手を振ってみた。
すると、一段と大きな歓声が上がった。
「ワァァーーーーーーーーーーッ!!」
俺とミャーがバルコニーの中央へ到着すると、ダガヤ王がこう宣言した。
「皆の者! 本日先ほど、タロー王子とミャー王女、二人の婚礼の儀が無事終了した! ここに、二人が正式に結婚したことを報告する!」
『パンパカパパパパパーーーーンッ!♪』
「ワァーーーーーーッ!! おめでとうございます! タロー様、ミャー様!」
「(これで、俺はこのニヤ国の王子になっちゃったのか……。名古屋の父ちゃんと母ちゃんに、なんて報告したらいいんだ……)」
俺は、訳も分からず、顔を引きつらせながら、ただただ、蟻んこのような民衆に手を振り続けていた……。
「ワァーーーーッ!」
婚礼の儀が終了すると、何やら外が騒がしくなっていた。
大勢の人たちが、このお城の周りに集まってきているようだ。
一体、何が始まるのか……。
すると、グリフが俺たちの元へ現れ、膝を付くとこんなことを口にする。
「タロー様、ミャー様、只今から、民衆に向けて、お二人のご結婚の報告を致します。そろそろ、3階のバルコニーへ参りましょう」
「民衆に結婚の報告を?」
「はい。お二人は、正式に次期王と王妃候補になられたのです。ですから、民衆に結婚のご報告を」
「わ、分かった……。(もう、後に引けないぞ……。観念するしかないな……)」
俺は、もう覚悟を決めるしかなかった……。
何故か知らないが、2日の内に、俺はニヤ国の王子として迎えられてしまったのだ。
こんなことが、トントン拍子に行っちゃってもいいんだろうか……。
俺は、そんな不安を抱えながらも、ミャーと一緒に、民衆の待つバルコニーへ向かった。
お城の3階のバルコニーへ出てみると、城の周りに何百、いや、何千という民衆が既に集まっていた。
そして、俺たち二人の姿を見ると、一段と大きな歓声が上がる。
「ワァーーーーーーッ!! おめでとうございます! タロー様、ミャー様!」
俺は、その人数の多さに圧倒された。
お城をぐるりと囲むように、人々が押し寄せていたのだ。
とりあえず、俺は、民衆に向かって手を振ってみた。
すると、一段と大きな歓声が上がった。
「ワァァーーーーーーーーーーッ!!」
俺とミャーがバルコニーの中央へ到着すると、ダガヤ王がこう宣言した。
「皆の者! 本日先ほど、タロー王子とミャー王女、二人の婚礼の儀が無事終了した! ここに、二人が正式に結婚したことを報告する!」
『パンパカパパパパパーーーーンッ!♪』
「ワァーーーーーーッ!! おめでとうございます! タロー様、ミャー様!」
「(これで、俺はこのニヤ国の王子になっちゃったのか……。名古屋の父ちゃんと母ちゃんに、なんて報告したらいいんだ……)」
俺は、訳も分からず、顔を引きつらせながら、ただただ、蟻んこのような民衆に手を振り続けていた……。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
シチュボ(女性向け)
身喰らう白蛇
恋愛
自発さえしなければ好きに使用してください。
アドリブ、改変、なんでもOKです。
他人を害することだけはお止め下さい。
使用報告は無しで商用でも練習でもなんでもOKです。
Twitterやコメント欄等にリアクションあるとむせながら喜びます✌︎︎(´ °∀︎°`)✌︎︎ゲホゴホ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる