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■第3章: 幼な妻

【 第2話: カプッとしちゃうぞ♪ 】

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 俺は、不覚だった……。
 32歳の俺が、15歳のミャーの魅力に負け、鼻血を出してしまったのだ。
 しかも、その鼻血をミャーが『ペロッ』と舐め取った……。

 そのミャーの舌触したざわりは、まるで、子猫ちゃんに舐められた時のような、柔らかくザラザラとした感覚だった。
 俺は、後方へ体を反らして、ミャーに思わずこう言った。

「あ、ありがとう……。ミャー……」
「どういたしましてにゃ♪ おいしかったにゃ♪」
「お、おいしかった……?」

 この小娘は、何を言っているんだろう……。
 32歳のおやじの鼻から出た、汚い汚い鼻血を、おいしかったなんて……。

 やっぱり、イカれた野郎だ……。この猫ニャンニャン野郎は……。

「タロー、ミャーもう我慢できないにゃ……。早くタローと『カプッ』したいにゃ……」

『ゾワワワワワ……』

 俺は、全身に電気が走った。
 遂に、『カプッ』というプレイが始まってしまうのか……?

 イカれた野郎のプレイだから、とんでもないプレイに違いない……。
 俺は、そんなプレイを今夜、初体験するのか……?
 怖い……。ドキドキする……。

「タロ~、『カプッ』してもいいにゃ?」

 ミャーは、甘えた子猫ちゃんのようなかわいい声で、両手を胸の前で猫の手のように丸めて、首を斜めに傾けてお願いしてくる。
 かわいい……。癒される……。
 遂に、その『カプッ』というプレイが始まっちゃうのか……。

「あ、ああ……、い、いいよ……」

 俺は、受け入れてしまった……。
 このかわい過ぎるミャーの魅力に、32歳のおっさんは、完全にノックアウトされてしまったんだ……。
 俺はもう、どんなプレイも受け入れようと思っていた。

 すると、ミャーは、そのかわいいお口を開くと、かわいい八重歯を見せながら、笑顔で俺に近付いた。
 俺は、思わずそっと、瞳を閉じた。

 近くにミャーの吐息といきを感じる。
 俺の顔に近づく……。

 そして、何故か、俺の首元へ……。
 んっ? 首元……?

『カプッ!』

「ぎゃぁぁーーーーーーっ!!」


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