ホストクラブで働く女

シュ

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「そういうんじゃなくて…
ああいうBARのキッチンとかがいい…」

と、たまたま近くにあったショットバーを指さし、
またしても普通ならキャッチ男に相談しないようなことを言った。

簡単なおつまみを作ったりするような、裏方だったらできるかな…などと思ったのだ。



でも普通に考えて、この男がそんな仕事を紹介するはずがない。


会話終了だな!帰ろう!とまた足を動かそうとした。



なのに


「マジで!あるよ!!」 


と元気な返答があった。


やった!仕事!! と思ったのも束の間、



「ホストクラブでだけど! 
今ちょうどいないの!キッチン! ちょっと待ってて、電話するね」 


「…え?」

えっ?!ホストクラブ?

なんでそうなる? とびっくりする私をおいて、
すでに男はスチャッと携帯電話をとりだし 


「あ、もしもし社長~?
キッチンやりたい子見つけちゃったんですけど~♪
…そうそう、はい… ねぇ、
君経験とかある?」


君経験とか~のあたりで電話から顔を離し、私へ聞いてきた。


「えー…と、経験はないけど、調理師免許ならある」

と答えた。


私は中学校卒業後の1年間、バイトしながら調理師専門学校へ通っていた為
本当に調理師免許は持っていた。


だがそれを活かすような仕事をした期間はそこまで長くない為、
素人に毛が生えそうで生えないあたりのレベルだ。


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