狂女は静かに眠りたい

月夢(らいむ)

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第一章

だからころげ落ちたわけ

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 あいつが仕事に行ったから、下に行ってみる。
 
 天板が裏返し、座卓の枠が折れてそして、脚が一本取れて、転がっていた。

 昨日の生姜焼きが、皿ごとひっくり返り、棚の二段目の、百均で、買った小物入れに、無造作に突っ込んであった化粧水の瓶とかの上に、絶妙な角度でひっかかっていた。

 細切りにした、生姜も垂れ下がっていた。

 あたしは、生姜焼きも、千切りにした生姜を、タレで炒めてかける。そうすると、とても良い美味しいから、自分が好きだから

 「月夢のご飯は、何を食べても美味しいし、毎日が楽しみ。」って言っていたよね。
最近は、「月夢の、ご飯で食べたいものはないな」って言った。

 あたしは、知ってる。

 あいつは、好きな人のご飯しか食べないようだ。

 あの女のせいなんだろう。

 あの女は、最近引っ越した。旦那がお金を貸していたのに、えっよく引っ越しできたよね。一円も返していないくせに、クソみたいに、ずうずうしい女。

 ねぇお金返してもらえばいいじゃん。
ってあたしが言ったら、ブチ切れた。
 
 よくわからないけど、あの女のことを聞くのもいけないようだ。

 あの女が引っ越した家を、Googleで見たけど何もなかった。
 まぁ5年前の映像だからかもしれないけど

 ガラスは、今日は、そこまで割れてなかった。 みんながいなくなってから本当にひどくなった。狭いと思っていた我が家、今では広く苦痛な場所となっていた。

 ついこの前までは、賑やかだったのに、
そしてここまでものが壊れることも一年に一度あるかどうかだった。

 正直それでも、あたしは大騒ぎしていた。

 そんなことするやついない。お前は、イカれてると言って

 事あるごとにに、思い出し、腹が立った。



 あの女のせいなのか?


 気持ち悪い男だ。最近妙に、ニヤニヤしている

 ヘドが出る。

 自分が壊した物ぐらい自分で直せクソ男。

 だから、ガムテープで、止めてなんとかテーブルの形を保っていたので、指輪を見ようと、取る時は、背伸びをしてとったんだけど、おくときは、わたしの、ガーネットが、台から外れていたというびっくりの出来事で、ガムテープで止めていたテーブルのうえにうっかり乗って壊れたということだ。
 
 それが、あの漫画のように、ひっくり返り、コーヒーを、かぶったてんまつだ。
 
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