狂女は静かに眠りたい
あたしは、あの男が許せなかった。
結婚、25年、子供3人。
もう大きいけど、、、。
掃除は、苦手だけど、料理は、そこそこ上手。 特に餃子は、みんなの大好物。
ケンカも多いけど、夫婦喧嘩は、犬も食わない。とか言うでしょ、あたしたちは、秘密がない。
言いたいことを言い合える、そんな夫婦だと思っていた。
違ったの?
21時から22時の間に帰ってくる旦那とは、あたしがお風呂に入っている時に帰ってきたら、そのまま旦那と風呂入って今日一日の報告をしたりしていた。
ほんとは、いやだったけど。ほんとは、いやだったけど。
お風呂に入ってこられるのはいやだ。
夫婦で、風呂に入っていることは、家族誰も不思議とは思わず、その日一日あったことの報告をする時間で、結構大事な時間だった。
結構ベタベタしている夫婦だった。
ここ半年ほど前まで、旦那が休みの日は、ランチを、食べに行ったり、なんだかんだ仲いいじゃんと言われていたし、あたしもそう思っていた。
子供が大きくなって、2人きりで行った。宮古島、新婚旅行みたいだったね。
これからは、たくさん2人で旅行に行って美味しいものを食べに行くんじゃなかったの?
ねぇ、どうして、あたしの大事なものばかり壊すの、なんで、あたしは、物を壊されるの大嫌いなの、
知っているくせに、クソ男。
お前は、何様だよ、てめーは、
この人は、力が強いから寝ている時しか、勝てないから、だけど、眠りが浅いから、ためらわず、一気にやるしかない、
あいつの頭のてっぺんに、包丁を、つきさす。
第一章
第ニ章
第三章
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