53 / 57
花街編
53:慈雨*
しおりを挟む
ソファーの柔らかさに身を沈めていたら、微睡む間だけ優しい雨の夢を見た。
甘ったるいくらいの心地良さに逆らって上体を起こしながら瞼も開けば、夏の陽射しがリヴィアンの目に光を突き刺す。
高級感と清潔感溢れる白を基調としたホテルの部屋は少し眩しかった。
雨と錯覚したのはシャワーの音か。
散歩と一泳ぎの後に部屋へ戻って早々、バスルームに消えたレピドはまだ出てきていない。
浸かっても問題無い真水ではあるが、泳いだ後なので一応シャワーを浴びておきたいという。
今日は朝早く列車に乗り、ここに着いたのは昼前。
早めに食事を済ませておいたので、まだ小腹が空いた程度。
これから下のカフェで甘いパイとお茶の予定。
そろそろリヴィアンも着替えて支度をせねばならないのだが、まだ水着のままだった。
紺地に細い白のボーダー柄、膝下丈のワンピース。
現世の感覚ではカジュアルな服としてもおかしくない上、泳いでいないので急いで脱ぐ必要も無し。
レピドが湖から上がる際、抱き留められた形に濡れただけ。
暑くて少しぼんやりしていた中で冷たい雫が染み込み、背筋が密かに震えた。
ただ温度差に吃驚しただけなら説明がつくのに。
もう陽射しと風を浴びながらの道すがらで乾いてしまって跡形も無し。
何なのだろうか、この惜しい気持ちは。
先程からずっと抱えても答えは出ず。
それだけにリヴィアンの中で小さな焼け焦げを作る。
一人で考えているだけでは駄目なのだ。
確かめる為に、腰を上げた。
「ん?あぁ待たせて悪ィな、今出るから……」
ガラス戸を叩くと、シャワーの音が止んでレピドの声だけが返る。
長風呂の自覚ならあったのだろう。
こちらが何も言わずとも、注意しに来たとばかり。
リヴィアンが手を掛けると戸は簡単に開いた。
閉じ込められていた湯気が一斉に流れ込み、髪や顔に湿気を浴びる。
施錠もしないとは魔物相手に無警戒な。
もしナイフを持っていれば襲撃成功していたところ。
「いや見ても構わねぇけどよ……何だ、お前も風呂入りたいのか?」
一方レピドは肝が据わっていることで反応が薄い。
訝しげに目を細めるだけ、静かに出方を待つ。
上がるところだったのは事実らしく、先程のシャワーは最後に身体の泡を洗い流す為。
栓を抜かれたバスタブはシャボンの香る湯が見る間に減っていく。
部屋と同じく真っ白なバスルームは広さといい実に居心地が良さそうで、なるほどつい長風呂してしまった気持ちも分かる。
日頃束ねられて尻尾じみたレピドの黒髪は解かれており、しっとり艶めいて頬や首筋に張り付いている。
頭から被ったタオルで無造作に拭くと、毛先が揺れるたび滴り落ちる雫。
均整の取れた筋肉質の身体は下腹部の陰りから項垂れた雄まで晒されたまま。
散々見たり触ったりと隠す仲でもあるまい、今更。
「……ん」
対するリヴィアンは広げた両手を差し出すだけ。
子供のように抱擁を強請るポーズ。
「それ、後じゃダメなやつか?」
「はい、濡れたままで良いですから今すぐ」
やたら強い声での我儘に戸惑いつつも、レピドは応えてくれるらしい。
バスタブからこちらへ一歩、二歩、水音が跳ねる。
髪を拭いて湿ったタオルは腰に巻かれ、さりげなく前を隠しながら。
明るいバスルーム、まるで大人と子供の身長差なのでリヴィアンに影が落ちる。
そのままでも構わないのにあちらから片膝を着いて目線を合わせてくれた。
大きな手で撫でられて濡れる頬。
そのまま首や背中に滑り、竜の腕でしっかりと絡め取られていく。
今度こそ嗅ぎ慣れた香水は消えており、バスルームに噎せ返る入浴剤のラベンダーがレピドの全身からも香り立っていた。
特産品なのでアメニティにも共通しているのは当然としても、地平線に広がる花畑で嗅いだ野性味ある風とは違う。
ボトルに詰められた液体は幾つかのハーブとブレンドしているらしく、シトラスを思わせる清々しさと甘さも感じられる。
泳いでいた時に冷え切っていた巨体は湯上がりでそこかしこが熱い。
ずぶ濡れのままなので水着にもじわじわと染み込んで、肌が溶け合う錯覚すら。
その気になればリヴィアンなど一捻りであろう強い腕。
けれど、決して痛いことも怖いこともしない。
包まれるように抱き締められる安心感に何だか泣きたくなった。
腕の力が緩んできても「もう終わり」なんて言わせない。
リヴィアンからレピドの唇を塞いで、舌先が甘い水音を立てる。
拒まれないという確信ならあった。
そうやって空気を作られてもレピドは流されない。
一度離れた唇で確認を忘れず。
「パイの前にお前も食って良いってことだよな?」
「ん……一回だけ、お願いします……」
あちらとこちら、ガラス戸で仕切られてしまう境目。
引き寄せられて踏み越えれば、リヴィアンの足にも水が跳ねる。
そのまま抱き上げられたら降ろされたのはバスタブの縁。
リヴィアンが腰掛けても支えられる広さ、僅かに残った泡で水着の尻まで濡れてくる。
「脱いだ方が良いですか?」
「あー、何か勿体ねぇかな……可愛い」
再び床に片膝を着きながら、褒める時は相変わらず愛しげに真っ直ぐと。
身体を離すとレピドもリヴィアンがすっかり濡れてしまったことに今更気付いたらしい。
上から下まで触れた部分だけ汚してしまったような。
水着とはいえ一見すると単なるカジュアルなワンピースなのでどちらかといえば健康美という印象だった。
今は濡れたことで透けて、浮き出たグラマラスな身体のラインが艶めかしい。
先程のように陽射しの強い外じゃあるまいし、待っているだけでは乾きそうもなし。
キスを重ねながら、もっと。
それこそ全身に触れて潤してほしい。
水着はカップが入っているので濡れても乳房の先は見えず。
布の上から探り当ててくる無骨な指に摘まれると、刺激の強さにリヴィアンの吐息が乱れた。
脱がされないので直接触れられないのがもどかしい。
「ん……っ」
少し端ない真似も、情交の時ならスパイス。
それならこちらを愛でてほしいと、太腿に張り付くワンピースの裾を持ち上げて目の前で捲ってみせる。
ワンピースの下はボクサーパンツタイプの水着。
すっぽり包む形なので本来なら色気のあるものではないのだが、自分から脚を開いて露わにする行為は酷く淫ら。
レピドから突き刺さってくる無遠慮な視線には確かに欲情が絡んでいた。
鋭いマゼンタに布一枚の下までしっかり見透かされているようで、水浸しの花弁が戦慄いてしまう。
そんな要望までお見通しか。
リヴィアンの片足を持ち上げたレピドは自分の肩に載せると、大きな手でボクサーパンツを脱がしに掛かる。
本来ならリラックス効果の高いラベンダーで満たされたバスルームに、匂い立つ蜜。
誘われるように下腹部へ顔を近付け、剥き出しになった花弁を男の舌先が開いた。
「なぁ、今夜はチンポずっとハメっぱなしでイかし続けてやるつもりでいたけどよ……明日一日そうしても良いか?」
提案のようでほとんど宣言に近い。
唾液と蜜を泥々に混ぜ合わせて滴らせながら、艶やかな低音。
こんなの返事は決まっている。
「約束な」
恥じらいつつ頷いたリヴィアンに笑って、レピドが腰を上げた。
先程こちらから強請った時とは違う抱擁。
聳え立つ雄で奥深く突き刺しながら、息苦しくなるくらいの甘さで力強く。
甘ったるいくらいの心地良さに逆らって上体を起こしながら瞼も開けば、夏の陽射しがリヴィアンの目に光を突き刺す。
高級感と清潔感溢れる白を基調としたホテルの部屋は少し眩しかった。
雨と錯覚したのはシャワーの音か。
散歩と一泳ぎの後に部屋へ戻って早々、バスルームに消えたレピドはまだ出てきていない。
浸かっても問題無い真水ではあるが、泳いだ後なので一応シャワーを浴びておきたいという。
今日は朝早く列車に乗り、ここに着いたのは昼前。
早めに食事を済ませておいたので、まだ小腹が空いた程度。
これから下のカフェで甘いパイとお茶の予定。
そろそろリヴィアンも着替えて支度をせねばならないのだが、まだ水着のままだった。
紺地に細い白のボーダー柄、膝下丈のワンピース。
現世の感覚ではカジュアルな服としてもおかしくない上、泳いでいないので急いで脱ぐ必要も無し。
レピドが湖から上がる際、抱き留められた形に濡れただけ。
暑くて少しぼんやりしていた中で冷たい雫が染み込み、背筋が密かに震えた。
ただ温度差に吃驚しただけなら説明がつくのに。
もう陽射しと風を浴びながらの道すがらで乾いてしまって跡形も無し。
何なのだろうか、この惜しい気持ちは。
先程からずっと抱えても答えは出ず。
それだけにリヴィアンの中で小さな焼け焦げを作る。
一人で考えているだけでは駄目なのだ。
確かめる為に、腰を上げた。
「ん?あぁ待たせて悪ィな、今出るから……」
ガラス戸を叩くと、シャワーの音が止んでレピドの声だけが返る。
長風呂の自覚ならあったのだろう。
こちらが何も言わずとも、注意しに来たとばかり。
リヴィアンが手を掛けると戸は簡単に開いた。
閉じ込められていた湯気が一斉に流れ込み、髪や顔に湿気を浴びる。
施錠もしないとは魔物相手に無警戒な。
もしナイフを持っていれば襲撃成功していたところ。
「いや見ても構わねぇけどよ……何だ、お前も風呂入りたいのか?」
一方レピドは肝が据わっていることで反応が薄い。
訝しげに目を細めるだけ、静かに出方を待つ。
上がるところだったのは事実らしく、先程のシャワーは最後に身体の泡を洗い流す為。
栓を抜かれたバスタブはシャボンの香る湯が見る間に減っていく。
部屋と同じく真っ白なバスルームは広さといい実に居心地が良さそうで、なるほどつい長風呂してしまった気持ちも分かる。
日頃束ねられて尻尾じみたレピドの黒髪は解かれており、しっとり艶めいて頬や首筋に張り付いている。
頭から被ったタオルで無造作に拭くと、毛先が揺れるたび滴り落ちる雫。
均整の取れた筋肉質の身体は下腹部の陰りから項垂れた雄まで晒されたまま。
散々見たり触ったりと隠す仲でもあるまい、今更。
「……ん」
対するリヴィアンは広げた両手を差し出すだけ。
子供のように抱擁を強請るポーズ。
「それ、後じゃダメなやつか?」
「はい、濡れたままで良いですから今すぐ」
やたら強い声での我儘に戸惑いつつも、レピドは応えてくれるらしい。
バスタブからこちらへ一歩、二歩、水音が跳ねる。
髪を拭いて湿ったタオルは腰に巻かれ、さりげなく前を隠しながら。
明るいバスルーム、まるで大人と子供の身長差なのでリヴィアンに影が落ちる。
そのままでも構わないのにあちらから片膝を着いて目線を合わせてくれた。
大きな手で撫でられて濡れる頬。
そのまま首や背中に滑り、竜の腕でしっかりと絡め取られていく。
今度こそ嗅ぎ慣れた香水は消えており、バスルームに噎せ返る入浴剤のラベンダーがレピドの全身からも香り立っていた。
特産品なのでアメニティにも共通しているのは当然としても、地平線に広がる花畑で嗅いだ野性味ある風とは違う。
ボトルに詰められた液体は幾つかのハーブとブレンドしているらしく、シトラスを思わせる清々しさと甘さも感じられる。
泳いでいた時に冷え切っていた巨体は湯上がりでそこかしこが熱い。
ずぶ濡れのままなので水着にもじわじわと染み込んで、肌が溶け合う錯覚すら。
その気になればリヴィアンなど一捻りであろう強い腕。
けれど、決して痛いことも怖いこともしない。
包まれるように抱き締められる安心感に何だか泣きたくなった。
腕の力が緩んできても「もう終わり」なんて言わせない。
リヴィアンからレピドの唇を塞いで、舌先が甘い水音を立てる。
拒まれないという確信ならあった。
そうやって空気を作られてもレピドは流されない。
一度離れた唇で確認を忘れず。
「パイの前にお前も食って良いってことだよな?」
「ん……一回だけ、お願いします……」
あちらとこちら、ガラス戸で仕切られてしまう境目。
引き寄せられて踏み越えれば、リヴィアンの足にも水が跳ねる。
そのまま抱き上げられたら降ろされたのはバスタブの縁。
リヴィアンが腰掛けても支えられる広さ、僅かに残った泡で水着の尻まで濡れてくる。
「脱いだ方が良いですか?」
「あー、何か勿体ねぇかな……可愛い」
再び床に片膝を着きながら、褒める時は相変わらず愛しげに真っ直ぐと。
身体を離すとレピドもリヴィアンがすっかり濡れてしまったことに今更気付いたらしい。
上から下まで触れた部分だけ汚してしまったような。
水着とはいえ一見すると単なるカジュアルなワンピースなのでどちらかといえば健康美という印象だった。
今は濡れたことで透けて、浮き出たグラマラスな身体のラインが艶めかしい。
先程のように陽射しの強い外じゃあるまいし、待っているだけでは乾きそうもなし。
キスを重ねながら、もっと。
それこそ全身に触れて潤してほしい。
水着はカップが入っているので濡れても乳房の先は見えず。
布の上から探り当ててくる無骨な指に摘まれると、刺激の強さにリヴィアンの吐息が乱れた。
脱がされないので直接触れられないのがもどかしい。
「ん……っ」
少し端ない真似も、情交の時ならスパイス。
それならこちらを愛でてほしいと、太腿に張り付くワンピースの裾を持ち上げて目の前で捲ってみせる。
ワンピースの下はボクサーパンツタイプの水着。
すっぽり包む形なので本来なら色気のあるものではないのだが、自分から脚を開いて露わにする行為は酷く淫ら。
レピドから突き刺さってくる無遠慮な視線には確かに欲情が絡んでいた。
鋭いマゼンタに布一枚の下までしっかり見透かされているようで、水浸しの花弁が戦慄いてしまう。
そんな要望までお見通しか。
リヴィアンの片足を持ち上げたレピドは自分の肩に載せると、大きな手でボクサーパンツを脱がしに掛かる。
本来ならリラックス効果の高いラベンダーで満たされたバスルームに、匂い立つ蜜。
誘われるように下腹部へ顔を近付け、剥き出しになった花弁を男の舌先が開いた。
「なぁ、今夜はチンポずっとハメっぱなしでイかし続けてやるつもりでいたけどよ……明日一日そうしても良いか?」
提案のようでほとんど宣言に近い。
唾液と蜜を泥々に混ぜ合わせて滴らせながら、艶やかな低音。
こんなの返事は決まっている。
「約束な」
恥じらいつつ頷いたリヴィアンに笑って、レピドが腰を上げた。
先程こちらから強請った時とは違う抱擁。
聳え立つ雄で奥深く突き刺しながら、息苦しくなるくらいの甘さで力強く。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
婚約したら幼馴染から絶縁状が届きました。
黒蜜きな粉
恋愛
婚約が決まった翌日、登校してくると机の上に一通の手紙が置いてあった。
差出人は幼馴染。
手紙には絶縁状と書かれている。
手紙の内容は、婚約することを発表するまで自分に黙っていたから傷ついたというもの。
いや、幼馴染だからって何でもかんでも報告しませんよ。
そもそも幼馴染は親友って、そんなことはないと思うのだけど……?
そのうち機嫌を直すだろうと思っていたら、嫌がらせがはじまってしまった。
しかも、婚約者や周囲の友人たちまで巻き込むから大変。
どうやら私の評判を落として婚約を破談にさせたいらしい。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
変な転入生が現れましたので色々ご指摘さしあげたら、悪役令嬢呼ばわりされましたわ
奏音 美都
恋愛
上流階級の貴族子息や令嬢が通うロイヤル学院に、庶民階級からの特待生が転入してきましたの。
スチュワートやロナルド、アリアにジョセフィーンといった名前が並ぶ中……ハルコだなんて、おかしな
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる