7 / 32
第7話 第一章 企業秘密の謎解きは開店後に⑥
しおりを挟む
「森へ? 気を付けてね」
期待はあっさりと裏切られた。近所のお店に出かけるかのような気軽さである。
「ちょ、ちょっと待ってください。エメさん。誘拐犯らしき集団とドラゴンがいる森へ行くんですよ。心配じゃないんですか?」
「黒羽さん。この子はもう十八歳です。そろそろ自分の行動に責任が持てる年齢なんですよ。心配ですけど、過保護はいけません。それに、自分の身は自分で守れるほどの力は、身につけさせてきました。今のレアなら、魔法で大抵の出来事には対処できるはずです」
エメは暖かい瞳でレアを見つめ、微笑む。娘を信頼している母親の姿は、両親がいない黒羽には少し眩しい。エメから視線を外し、どうすれば、納得してもらえるのだろうと考える。と、その時
「連れてってやんな」
調理場の奥から昨日の中年男性が姿を現した。額に脂汗を掻いているところを見る限り、懸命に働いているようだが、服の所々が焼け焦げているのはどういうことだろうか?
黒羽の視線に気付いた男が、ぶるりと身を震わせると渋々といった様子で答えた。
「さっきよ……え、エメ様のむ、胸を触ろうとしたらさ。凄まじい魔法でちょっとな。なんでも、そのレアお嬢様も魔法をかなり使うらしいからよ。心配いらねえと思うぜ」
この男がこんな様子になるまでの経緯が、映像を見るように鮮やかにイメージできる。呆れを通り越して感心すら覚えそうだ。黒羽は一瞬間をおいてから、首を振った。
「いいや、やっぱり駄目だ。フラデンの一大事なのは分かりますが、自警団に任せた方が良いです。でも、俺には時間がない。馬鹿らしいと思うかもしれませんが、顧客の信頼を裏切るくらいなら、危険を承知で行きます。でも、レア。君は行ってはいけない。どんなに魔法が凄くても、何が起こるか分からない。残るんだ」
目をぱちくりとさせ、レアは母と視線を合わせて笑う。黒羽に近づくと、手を彼の胸に当てて、温かい口調で言った。
「黒羽さん。私はあなたが怪我でもしないか心配なんです。微力かもしれないですけど、ちょっとでもお役に立てるなら、一緒に行って手助けをしたい。……それに、もう見送って後悔するのは嫌かな」
(見送って後悔する?)
どういう意味なのか計りかねたが、その言葉に込められた想いは、聞き返すのをためらうほど、重いと黒羽は感じた。それと同時に、じんわりとしたぬくもりが体の隅々まで染み渡った気がする。異世界でこんなにも自分を心配してくれる人がいる。それは、何とありがたいことなのだろう。
「私からもお願いします。あなたに何かあれば、娘はすごく落ち込みます。どうか連れて行ってくださいな。業種は違えど、同じ経営者として、あなたのこだわりは分かる気がしますし、応援します。でも、一つ約束を。決して無理をしない。よろしいですね」
こう言われては、頷くしかなかった。エメに頭を下げ、黒羽は、レアを連れて宿を出る。
ドアを開けた時、風が頬を撫でた。心地良い風だが、残念ながら黒羽の心に巣くう不安を癒してはくれなかった。
※
「黒羽さん。ひとまず、どうしますか?」
二人は現在、フラデンの東門を抜けた先の街道にいる。町の商人達に聞いたところ、自警団はこの街道から森へ入って行ったのを見たと話してくれた。
「ウーン。たぶん彼らはここから入っていったな。地面に足跡が沢山残ってる」
「本当だ。ねえ、黒羽さん。あの人達とは違うところから森に入りませんか。見つかると、連れ戻されちゃうと思います」
だろうな、と思った黒羽はレアの案に乗ることにした。街道は、森に左右を挟まれる形で遠くまで続いている。黒羽達は彼らが捜索しているであろう場所から反対側の森へと足を踏み入れた。
「黒羽さん。足元に注意してくださいね」
森はまだ、朝だというのに薄暗く、木や土の濃い匂いが漂っている。猿に似た生き物が時折、枝から枝へ伝わり、遠くから威嚇をしてきたがそれを除けば、辺りは耳に痛いほど、静寂さが支配していた。
「レア、まずはムーンドリップフラワーと川の様子を確かめたい。この近くに川はあるかい?」
「ありますよ。近いって言っても森の奥深くですけどね」
黒羽にとってはどこもかしこも変わらない風景だが、レアには区別がつくらしい。特に迷う様子もなく、確かな足取りで進み始めた。
――時間にして二十分ほど経過した頃。草をかき分け、先導していたレアが、後ろを振り返ることなく、唐突にポツリと話しかけてきた。
「黒羽さん。さっき私が”見送って後悔するのは嫌かな”って言ったこと、覚えてますか」
「ああ、覚えている」
「なんで、あんなこと言ったと思いますか?」
足音と草の擦れる音。それ以外は、再び一切の音がしなくなった。黒羽が分かるはずもなく、すぐには答えられない。考えて、迷って、やっと、とある可能性に辿り着く。
「もしかしてだけど、お父さんのことかい?」
前々から気にはなっていた。憩いの宿アルシェで、父親の姿を見たことがなかったのだ。何か深い事情があるかもしれないと思っていただけに、黒羽はこの答えに自信があった。
「ええ、正解です。こういうことは鋭いですね」
「こういうこと?」
「何でもありません。昔のお話なんですけど、うちのお父さんはお母さんと結婚した後に、宿を開業したんです。私も生まれて、家族三人で幸せに過ごしてました。けど……」
レアは相変わらず、後ろを振り向かず話をしているので、表情は読み取れなかったが、声のトーンが変化した。黒羽は口を引き結び、耳に意識を集中させる。
「激しい雨が降っていた日でした。今でも、壁に叩きつけられる雨の音を覚えています。お父さんは、宿に来ることになっていたお客さんが、一向に来ないことを心配して、探しに外に出たんです。そしたら……しばらくしてそのお客さんが、泥だらけの状態で宿に来ました。タオルを持ってきたお母さんの手にしがみついて、震えた声で言ったんです」
次の言葉は、たっぷり三秒ほど時間をかけた後、絞り出すように彼女の口から飛び出した。
「土砂崩れが起きて、突き飛ばされた俺は助かった。けど、あの人は巻き込まれてしまったって。外に出る時、お父さん、私の頭を撫でて大丈夫だよって言ってくれたんです。それなのに……」
たまらず、黒羽は彼女の肩に手を置き、強引にこちらに振り向かせた。辛うじて泣いてはいなかったが、毒々しい辛さを必死に耐えているような表情が見ていて辛い。思わず、彼女を抱きしめた。
「すいません。こんな話をいきなり。でも、考えてしまうんです。あの時、何か私がしてさえいれば、お父さんも無事だったかもって。もう、後悔するのは嫌。だから……だからね、黒羽さんを一人で行かせちゃいけないって思ったんです」
(そうか。そうだったのか)
黒羽の胸は、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、抱きしめる力を少し強めた。
レアは、しばらく黒羽の胸に頭を乗せ、ジッと動かなかったが、頭が少し冷えると物凄い勢いで離れた。
「ごめんなさい。私ったら。アハハ、えーと。行きましょうか」
顔中余すところなくまっ赤に染め上がったレアは、いつもよりも速い速度で歩きはじめる。黒羽は、そんな彼女に声をかけた。
「レア、ありがとう。君が心配してくれて嬉しいし、こうして案内までしてくれて助かってる」
立ち止まると、レアは振り返り、太陽のように明るく笑った。
「いいえ。いつも助けてもらっているのは私ですから、これくらい恩返しさせてください。川にはもう少しで到着しますから、しっかりついてきてくださいね」
進むほどに、変わった形の大きな木を沢山見かけるようになった。大男が横に三人は並べるほど太く、長さは三十メートルほどあるだろう。枝は微風で揺れるほど細く、先端は地面に触れるほど長く伸びている。ちょうど、釣り竿と釣り糸のような感じである。普段は、この先端が地中の水分を吸い上げ、木々全体に水を行き渡らせているのだが、吸い上げるべき水が不足しているようだ。枝は乾燥しきっていた。
期待はあっさりと裏切られた。近所のお店に出かけるかのような気軽さである。
「ちょ、ちょっと待ってください。エメさん。誘拐犯らしき集団とドラゴンがいる森へ行くんですよ。心配じゃないんですか?」
「黒羽さん。この子はもう十八歳です。そろそろ自分の行動に責任が持てる年齢なんですよ。心配ですけど、過保護はいけません。それに、自分の身は自分で守れるほどの力は、身につけさせてきました。今のレアなら、魔法で大抵の出来事には対処できるはずです」
エメは暖かい瞳でレアを見つめ、微笑む。娘を信頼している母親の姿は、両親がいない黒羽には少し眩しい。エメから視線を外し、どうすれば、納得してもらえるのだろうと考える。と、その時
「連れてってやんな」
調理場の奥から昨日の中年男性が姿を現した。額に脂汗を掻いているところを見る限り、懸命に働いているようだが、服の所々が焼け焦げているのはどういうことだろうか?
黒羽の視線に気付いた男が、ぶるりと身を震わせると渋々といった様子で答えた。
「さっきよ……え、エメ様のむ、胸を触ろうとしたらさ。凄まじい魔法でちょっとな。なんでも、そのレアお嬢様も魔法をかなり使うらしいからよ。心配いらねえと思うぜ」
この男がこんな様子になるまでの経緯が、映像を見るように鮮やかにイメージできる。呆れを通り越して感心すら覚えそうだ。黒羽は一瞬間をおいてから、首を振った。
「いいや、やっぱり駄目だ。フラデンの一大事なのは分かりますが、自警団に任せた方が良いです。でも、俺には時間がない。馬鹿らしいと思うかもしれませんが、顧客の信頼を裏切るくらいなら、危険を承知で行きます。でも、レア。君は行ってはいけない。どんなに魔法が凄くても、何が起こるか分からない。残るんだ」
目をぱちくりとさせ、レアは母と視線を合わせて笑う。黒羽に近づくと、手を彼の胸に当てて、温かい口調で言った。
「黒羽さん。私はあなたが怪我でもしないか心配なんです。微力かもしれないですけど、ちょっとでもお役に立てるなら、一緒に行って手助けをしたい。……それに、もう見送って後悔するのは嫌かな」
(見送って後悔する?)
どういう意味なのか計りかねたが、その言葉に込められた想いは、聞き返すのをためらうほど、重いと黒羽は感じた。それと同時に、じんわりとしたぬくもりが体の隅々まで染み渡った気がする。異世界でこんなにも自分を心配してくれる人がいる。それは、何とありがたいことなのだろう。
「私からもお願いします。あなたに何かあれば、娘はすごく落ち込みます。どうか連れて行ってくださいな。業種は違えど、同じ経営者として、あなたのこだわりは分かる気がしますし、応援します。でも、一つ約束を。決して無理をしない。よろしいですね」
こう言われては、頷くしかなかった。エメに頭を下げ、黒羽は、レアを連れて宿を出る。
ドアを開けた時、風が頬を撫でた。心地良い風だが、残念ながら黒羽の心に巣くう不安を癒してはくれなかった。
※
「黒羽さん。ひとまず、どうしますか?」
二人は現在、フラデンの東門を抜けた先の街道にいる。町の商人達に聞いたところ、自警団はこの街道から森へ入って行ったのを見たと話してくれた。
「ウーン。たぶん彼らはここから入っていったな。地面に足跡が沢山残ってる」
「本当だ。ねえ、黒羽さん。あの人達とは違うところから森に入りませんか。見つかると、連れ戻されちゃうと思います」
だろうな、と思った黒羽はレアの案に乗ることにした。街道は、森に左右を挟まれる形で遠くまで続いている。黒羽達は彼らが捜索しているであろう場所から反対側の森へと足を踏み入れた。
「黒羽さん。足元に注意してくださいね」
森はまだ、朝だというのに薄暗く、木や土の濃い匂いが漂っている。猿に似た生き物が時折、枝から枝へ伝わり、遠くから威嚇をしてきたがそれを除けば、辺りは耳に痛いほど、静寂さが支配していた。
「レア、まずはムーンドリップフラワーと川の様子を確かめたい。この近くに川はあるかい?」
「ありますよ。近いって言っても森の奥深くですけどね」
黒羽にとってはどこもかしこも変わらない風景だが、レアには区別がつくらしい。特に迷う様子もなく、確かな足取りで進み始めた。
――時間にして二十分ほど経過した頃。草をかき分け、先導していたレアが、後ろを振り返ることなく、唐突にポツリと話しかけてきた。
「黒羽さん。さっき私が”見送って後悔するのは嫌かな”って言ったこと、覚えてますか」
「ああ、覚えている」
「なんで、あんなこと言ったと思いますか?」
足音と草の擦れる音。それ以外は、再び一切の音がしなくなった。黒羽が分かるはずもなく、すぐには答えられない。考えて、迷って、やっと、とある可能性に辿り着く。
「もしかしてだけど、お父さんのことかい?」
前々から気にはなっていた。憩いの宿アルシェで、父親の姿を見たことがなかったのだ。何か深い事情があるかもしれないと思っていただけに、黒羽はこの答えに自信があった。
「ええ、正解です。こういうことは鋭いですね」
「こういうこと?」
「何でもありません。昔のお話なんですけど、うちのお父さんはお母さんと結婚した後に、宿を開業したんです。私も生まれて、家族三人で幸せに過ごしてました。けど……」
レアは相変わらず、後ろを振り向かず話をしているので、表情は読み取れなかったが、声のトーンが変化した。黒羽は口を引き結び、耳に意識を集中させる。
「激しい雨が降っていた日でした。今でも、壁に叩きつけられる雨の音を覚えています。お父さんは、宿に来ることになっていたお客さんが、一向に来ないことを心配して、探しに外に出たんです。そしたら……しばらくしてそのお客さんが、泥だらけの状態で宿に来ました。タオルを持ってきたお母さんの手にしがみついて、震えた声で言ったんです」
次の言葉は、たっぷり三秒ほど時間をかけた後、絞り出すように彼女の口から飛び出した。
「土砂崩れが起きて、突き飛ばされた俺は助かった。けど、あの人は巻き込まれてしまったって。外に出る時、お父さん、私の頭を撫でて大丈夫だよって言ってくれたんです。それなのに……」
たまらず、黒羽は彼女の肩に手を置き、強引にこちらに振り向かせた。辛うじて泣いてはいなかったが、毒々しい辛さを必死に耐えているような表情が見ていて辛い。思わず、彼女を抱きしめた。
「すいません。こんな話をいきなり。でも、考えてしまうんです。あの時、何か私がしてさえいれば、お父さんも無事だったかもって。もう、後悔するのは嫌。だから……だからね、黒羽さんを一人で行かせちゃいけないって思ったんです」
(そうか。そうだったのか)
黒羽の胸は、申し訳ない気持ちでいっぱいになり、抱きしめる力を少し強めた。
レアは、しばらく黒羽の胸に頭を乗せ、ジッと動かなかったが、頭が少し冷えると物凄い勢いで離れた。
「ごめんなさい。私ったら。アハハ、えーと。行きましょうか」
顔中余すところなくまっ赤に染め上がったレアは、いつもよりも速い速度で歩きはじめる。黒羽は、そんな彼女に声をかけた。
「レア、ありがとう。君が心配してくれて嬉しいし、こうして案内までしてくれて助かってる」
立ち止まると、レアは振り返り、太陽のように明るく笑った。
「いいえ。いつも助けてもらっているのは私ですから、これくらい恩返しさせてください。川にはもう少しで到着しますから、しっかりついてきてくださいね」
進むほどに、変わった形の大きな木を沢山見かけるようになった。大男が横に三人は並べるほど太く、長さは三十メートルほどあるだろう。枝は微風で揺れるほど細く、先端は地面に触れるほど長く伸びている。ちょうど、釣り竿と釣り糸のような感じである。普段は、この先端が地中の水分を吸い上げ、木々全体に水を行き渡らせているのだが、吸い上げるべき水が不足しているようだ。枝は乾燥しきっていた。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
好色一代勇者 〜ナンパ師勇者は、ハッタリと機転で窮地を切り抜ける!〜(アルファポリス版)
朽縄咲良
ファンタジー
【HJ小説大賞2020後期1次選考通過作品(ノベルアッププラスにて)】
バルサ王国首都チュプリの夜の街を闊歩する、自称「天下無敵の色事師」ジャスミンが、自分の下半身の不始末から招いたピンチ。その危地を救ってくれたラバッテリア教の大教主に誘われ、神殿の下働きとして身を隠す。
それと同じ頃、バルサ王国東端のダリア山では、最近メキメキと発展し、王国の平和を脅かすダリア傭兵団と、王国最強のワイマーレ騎士団が激突する。
ワイマーレ騎士団の圧勝かと思われたその時、ダリア傭兵団団長シュダと、謎の老女が戦場に現れ――。
ジャスミンは、口先とハッタリと機転で、一筋縄ではいかない状況を飄々と渡り歩いていく――!
天下無敵の色事師ジャスミン。
新米神官パーム。
傭兵ヒース。
ダリア傭兵団団長シュダ。
銀の死神ゼラ。
復讐者アザレア。
…………
様々な人物が、徐々に絡まり、収束する……
壮大(?)なハイファンタジー!
*表紙イラストは、澄石アラン様から頂きました! ありがとうございます!
・小説家になろう、ノベルアッププラスにも掲載しております(一部加筆・補筆あり)。
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
【ガチ恋プリンセス】これがVtuberのおしごと~後輩はガチで陰キャでコミュ障。。。『ましのん』コンビでトップVtuberを目指します!
夕姫
ライト文芸
Vtuber事務所『Fmすたーらいぶ』の1期生として活動する、清楚担当Vtuber『姫宮ましろ』。そんな彼女にはある秘密がある。それは中の人が男ということ……。
そんな『姫宮ましろ』の中の人こと、主人公の神崎颯太は『Fmすたーらいぶ』のマネージャーである姉の神崎桃を助けるためにVtuberとして活動していた。
同じ事務所のライバーとはほとんど絡まない、連絡も必要最低限。そんな生活を2年続けていたある日。事務所の不手際で半年前にデビューした3期生のVtuber『双葉かのん』こと鈴町彩芽に正体が知られて……
この物語は正体を隠しながら『姫宮ましろ』として活動する主人公とガチで陰キャでコミュ障な後輩ちゃんのVtuberお仕事ラブコメディ
※2人の恋愛模様は中学生並みにゆっくりです。温かく見守ってください
※配信パートは在籍ライバーが織り成す感動あり、涙あり、笑いありw箱推しリスナーの気分で読んでください
AIイラストで作ったFA(ファンアート)
⬇️
https://www.alphapolis.co.jp/novel/187178688/738771100
も不定期更新中。こちらも応援よろしくです
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる