29 / 37
第29話 第九章 集う力と交わされる密約③
しおりを挟む
「料理は全員に行き渡ったか」
「はい」
騎士達の返事を聞き、キースは黒羽に頷いた。
「では、どうぞ熱いうちに食べてください」
「皆の者、黒羽殿に感謝して食べろ」
バッと照らし合わせたかのように、男達は皿に飛びつく。
食欲を誘う香りが、胃袋に早く送り込めと命じて仕方なかったのだ。スプーンを使って、真っ白い白米に茶色いルーがかかった食べ物を口に運ぶ。
「う、美味い」
「辛さの後に、濃厚な味がするぜ。やっべ、早く食べないとおかわりできないな」
「水をくれ。ハハハ、スプーンが止まらん」
黒羽が作った品は、海と山の幸をふんだんに使ったカレーである。むろん、ただのカレーではない。
「秋仁、コレって」
「トゥルーの食材とスパイスを配合したスペシャルカレーだ」
「く、黒羽殿」
口ひげにご飯粒を張り付けた隊長は、目を輝かせて叫ぶ。
「一体、どのように調理したのですか? 城の調理場のように、ちゃんとした設備や食材などないはずなのに」
「この食べ物は、キャンプとかでも食べられているものでして、設備が整っていなくとも作れますよ。皆様が持っていた鋼鉄貝の干物と、ここらで採れた爆裂キノコ。そして、僕が持っていた調味料を使って作ったんですよ」
「な、なるほど。この辛さはどのような調味料を使ったのですか」
キースの異常な食いつきに、黒羽は苦笑する。
「レッド・ペインを使っています。何でも皆さん辛い料理がお好きなようですから、大量に使いましたよ」
「そうですか。見事な采配です。では、他にどんな調味料を」
キースは、期待を込めた眼差しで黒羽を見つめた。喫茶店の経営者は、その瞳を真っすぐに見据え、ニヤリと笑った。
「申し訳ございません。企業秘密です」
「企業秘密、ですか。なんだか、冒険者より商人みたいなセリフですな」
「惜しいわね。その人、飲食店の経営者よ」
「アッハハハハ、ご冗談を」
「本当です。冒険者は副業みたいなものでして」
沈黙が流れる。
「……最強の力を操れるあなたの本業が、飲食店の経営者ですか。フフフ、私はどうやらもっと見聞を広げなければならないようだ」
キースは笑い、カレーを口に放り込む作業に没頭した。
風が、髪を揺らさない程度に緩く吹き、トンボに似た虫が騎士達の合間を通り抜けていった。
黒羽は、ぼんやりとそれを見届けて、カレーを一口食べた。
スパイスの香りが突き抜け、深いコクが舌に満ちて、辛さが遅れてやってくる。
噛めば、よく煮込んだ具材がホロホロと崩れ、喉を通って胃へと流れていった。
「上手にできたな」
美味い。けれども、味気ない。
自分と同じ、ウロボロスを操れる人間。決して、侮っていたわけではない。ないが、想定が甘すぎた。おかげで、ニコロに辛い決断をさせてしまったのだ。
「秋仁……」
彩希の手が、スプーンを握る手に重なった時、柄が曲がるほど強く握りしめていたことに初めて気付く。
「悔しいのは私も同じよ。だから、絶対に終わらせましょう。狂った男の暴走を」
「もちろんだ。代弁者に分からせてやるさ。経営者は、一度の失敗でめげるような生き物じゃないってな」
そうさ、分からせてやる、と黒羽は意気込み、カレーをかきこむ。彩希は驚いた顔をするが、すぐに破顔した。
(それでこそよ、秋仁。で、彼らはどういう答えを出すかしら)
彩希が視線を騎士達に向けると、キースがよく聞こえる声で言った。
「彩希殿。アジトへの突入は、あなた方と私だけで行いましょう」
「あなただけ? それだとさっきの技は使えないのではなくて」
「使えます。もちろん近いにこしたことはないのですが、ある程度の距離があっても問題ありません。今回私は、あなた方の支援に徹します。それならば、同行を許してもらえますかな」
決して引かぬと告げる不退転の瞳を見て、彩希は理解する。説得はできぬし、断っても付いてくるだろうと。
「ハア、どうなっても知らないわよ」
「結構。ここで退く程度の覚悟で騎士は務まりませんからな。さあ、食事を終えたら、作戦会議を行いましょう。と、その前におかわりをさせていただきます」
キースは立ち上がり、白米・ルーの両方を山のように盛る。
よく食べる人ね、と彩希は思い、その様を見ていたわけだが、なにを思ったか照れくさそうにキースは頭を掻いた。
「いや、面目ない。騎士と言っても、生粋の貴族生まれではなく、平民の出でしてな。どうも上品な食事の作法は肌に合わぬのですよ」
「ウトバルクでは、生まれに関係なく騎士になれるのですか?」
黒羽の問いに、キースは頷いた。
「ええ。現君主の指針で、全ての者に平等の機会を与えることになっているのです。年に一度、二十七歳までならば、誰でも入団テストを受けることができ、合格できれば晴れて騎士の一員になれます」
「へえ。平民は一生平民のままって国も多いと聞いてましたが、素晴らしいですね」
「まったくです。女王陛下が在位されてからというもの、民の笑顔も増えた気がします。この前など、パレード中に道に飛び出した子供が怪我をしましてな。その時、自ら傷の手当てを行ったのですよ。なんと、お優しい方なのか」
顔を紅潮させ、幼子のように生き生きと話すキースを見て、彩希はニタリと悪い笑みを浮かべた。
「キース。あなた、その女王様のこと大好きなのね」
「な、なにをおっしゃられる。陛下に使える身でありながら、そのような感情などは」
「あら? 変に慌てるのね。私はただ、人として好ましいと思っているのねと言っただけだわ。おやまあ、恋愛感情の方だったかしら」
人が悪過ぎる、と黒羽は彩希の腕をつつき、キースを盗み見る。彼は、顔を茹でだこのように赤くし、鎧の上に汗を滝のように垂らしている。黒羽は口元を手で隠し、笑みを堪えた。
「と、とんでもない言いがかりですな。女性はそういった話が好きで困ります」
「アラ? いけないかしら」
「ちょ、ちょっと彩希、黙れって。すいません。妙なことを。え、ええっと。そろそろ、ニコロの救出に向けて、具体的な策を考えますか」
「そ、そうですな。私も食べおえたらすぐに加わります」
彩希がつまらなそうに片眉を上げるが、隊長と経営者は気付かないふりをする。
傍で話を聞いていた騎士は、呆れたように頬をかいた。
「はい」
騎士達の返事を聞き、キースは黒羽に頷いた。
「では、どうぞ熱いうちに食べてください」
「皆の者、黒羽殿に感謝して食べろ」
バッと照らし合わせたかのように、男達は皿に飛びつく。
食欲を誘う香りが、胃袋に早く送り込めと命じて仕方なかったのだ。スプーンを使って、真っ白い白米に茶色いルーがかかった食べ物を口に運ぶ。
「う、美味い」
「辛さの後に、濃厚な味がするぜ。やっべ、早く食べないとおかわりできないな」
「水をくれ。ハハハ、スプーンが止まらん」
黒羽が作った品は、海と山の幸をふんだんに使ったカレーである。むろん、ただのカレーではない。
「秋仁、コレって」
「トゥルーの食材とスパイスを配合したスペシャルカレーだ」
「く、黒羽殿」
口ひげにご飯粒を張り付けた隊長は、目を輝かせて叫ぶ。
「一体、どのように調理したのですか? 城の調理場のように、ちゃんとした設備や食材などないはずなのに」
「この食べ物は、キャンプとかでも食べられているものでして、設備が整っていなくとも作れますよ。皆様が持っていた鋼鉄貝の干物と、ここらで採れた爆裂キノコ。そして、僕が持っていた調味料を使って作ったんですよ」
「な、なるほど。この辛さはどのような調味料を使ったのですか」
キースの異常な食いつきに、黒羽は苦笑する。
「レッド・ペインを使っています。何でも皆さん辛い料理がお好きなようですから、大量に使いましたよ」
「そうですか。見事な采配です。では、他にどんな調味料を」
キースは、期待を込めた眼差しで黒羽を見つめた。喫茶店の経営者は、その瞳を真っすぐに見据え、ニヤリと笑った。
「申し訳ございません。企業秘密です」
「企業秘密、ですか。なんだか、冒険者より商人みたいなセリフですな」
「惜しいわね。その人、飲食店の経営者よ」
「アッハハハハ、ご冗談を」
「本当です。冒険者は副業みたいなものでして」
沈黙が流れる。
「……最強の力を操れるあなたの本業が、飲食店の経営者ですか。フフフ、私はどうやらもっと見聞を広げなければならないようだ」
キースは笑い、カレーを口に放り込む作業に没頭した。
風が、髪を揺らさない程度に緩く吹き、トンボに似た虫が騎士達の合間を通り抜けていった。
黒羽は、ぼんやりとそれを見届けて、カレーを一口食べた。
スパイスの香りが突き抜け、深いコクが舌に満ちて、辛さが遅れてやってくる。
噛めば、よく煮込んだ具材がホロホロと崩れ、喉を通って胃へと流れていった。
「上手にできたな」
美味い。けれども、味気ない。
自分と同じ、ウロボロスを操れる人間。決して、侮っていたわけではない。ないが、想定が甘すぎた。おかげで、ニコロに辛い決断をさせてしまったのだ。
「秋仁……」
彩希の手が、スプーンを握る手に重なった時、柄が曲がるほど強く握りしめていたことに初めて気付く。
「悔しいのは私も同じよ。だから、絶対に終わらせましょう。狂った男の暴走を」
「もちろんだ。代弁者に分からせてやるさ。経営者は、一度の失敗でめげるような生き物じゃないってな」
そうさ、分からせてやる、と黒羽は意気込み、カレーをかきこむ。彩希は驚いた顔をするが、すぐに破顔した。
(それでこそよ、秋仁。で、彼らはどういう答えを出すかしら)
彩希が視線を騎士達に向けると、キースがよく聞こえる声で言った。
「彩希殿。アジトへの突入は、あなた方と私だけで行いましょう」
「あなただけ? それだとさっきの技は使えないのではなくて」
「使えます。もちろん近いにこしたことはないのですが、ある程度の距離があっても問題ありません。今回私は、あなた方の支援に徹します。それならば、同行を許してもらえますかな」
決して引かぬと告げる不退転の瞳を見て、彩希は理解する。説得はできぬし、断っても付いてくるだろうと。
「ハア、どうなっても知らないわよ」
「結構。ここで退く程度の覚悟で騎士は務まりませんからな。さあ、食事を終えたら、作戦会議を行いましょう。と、その前におかわりをさせていただきます」
キースは立ち上がり、白米・ルーの両方を山のように盛る。
よく食べる人ね、と彩希は思い、その様を見ていたわけだが、なにを思ったか照れくさそうにキースは頭を掻いた。
「いや、面目ない。騎士と言っても、生粋の貴族生まれではなく、平民の出でしてな。どうも上品な食事の作法は肌に合わぬのですよ」
「ウトバルクでは、生まれに関係なく騎士になれるのですか?」
黒羽の問いに、キースは頷いた。
「ええ。現君主の指針で、全ての者に平等の機会を与えることになっているのです。年に一度、二十七歳までならば、誰でも入団テストを受けることができ、合格できれば晴れて騎士の一員になれます」
「へえ。平民は一生平民のままって国も多いと聞いてましたが、素晴らしいですね」
「まったくです。女王陛下が在位されてからというもの、民の笑顔も増えた気がします。この前など、パレード中に道に飛び出した子供が怪我をしましてな。その時、自ら傷の手当てを行ったのですよ。なんと、お優しい方なのか」
顔を紅潮させ、幼子のように生き生きと話すキースを見て、彩希はニタリと悪い笑みを浮かべた。
「キース。あなた、その女王様のこと大好きなのね」
「な、なにをおっしゃられる。陛下に使える身でありながら、そのような感情などは」
「あら? 変に慌てるのね。私はただ、人として好ましいと思っているのねと言っただけだわ。おやまあ、恋愛感情の方だったかしら」
人が悪過ぎる、と黒羽は彩希の腕をつつき、キースを盗み見る。彼は、顔を茹でだこのように赤くし、鎧の上に汗を滝のように垂らしている。黒羽は口元を手で隠し、笑みを堪えた。
「と、とんでもない言いがかりですな。女性はそういった話が好きで困ります」
「アラ? いけないかしら」
「ちょ、ちょっと彩希、黙れって。すいません。妙なことを。え、ええっと。そろそろ、ニコロの救出に向けて、具体的な策を考えますか」
「そ、そうですな。私も食べおえたらすぐに加わります」
彩希がつまらなそうに片眉を上げるが、隊長と経営者は気付かないふりをする。
傍で話を聞いていた騎士は、呆れたように頬をかいた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
この称号、削除しますよ!?いいですね!!
布浦 りぃん
ファンタジー
元財閥の一人娘だった神無月 英(あずさ)。今は、親戚からも疎まれ孤独な企業研究員・27歳だ。
ある日、帰宅途中に聖女召喚に巻き込まれて異世界へ。人間不信と警戒心から、さっさとその場から逃走。実は、彼女も聖女だった!なんてことはなく、称号の部分に記されていたのは、この世界では異端の『森羅万象の魔女(チート)』―――なんて、よくある異世界巻き込まれ奇譚。
注意:悪役令嬢もダンジョンも冒険者ギルド登録も出てきません!その上、60話くらいまで戦闘シーンはほとんどありません!
*不定期更新。話数が進むたびに、文字数激増中。
*R15指定は、戦闘・暴力シーン有ゆえの保険に。
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる