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【第9部〜巨人の王国編〜】
第26話 最終決戦②
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「ふふふふ、さぁて何処から手を付けようかしら?先ずは目玉をくり抜いて、しゃぶろうかしら?それとも薄皮を剥いで、その皮で太鼓でも造ろうかしら?それか…」
終わりの方はブツブツと小声になり、聴き取る事が出来なかった。
「うっ、うぅぅ…」
猿ぐつわをされている為、声にならない呻き声を高は上げた。
「うふふふ、あの娘が助けに来るのが早いか、私があなたを解体にするのが早いか、楽しみね。あの娘が来るまで死なないでね。愛の力を見せて頂戴。あははは」
苦悶の表情を見せる高に、戚は興奮した。
「でも…殺すのはいつでも出来るわね。私はね、あんたのそのスカした顔が気に入らなかったのよ。」
戚は高の下半身を弄って大切なモノを取り出すと、竿を上下にしごき始めた。
「うーっ、うぅっ!」
「ふふふ、良い表情するじゃない?気持ち良いわよね、好きでも無い女にされてもね。身体は反応してるわよ。あの娘が来るまで楽しみましょう」
高は、闇荊棘拘束で身動きが取れず、手足に食い込むほど抵抗して見せたが無駄だった。
「ふふふ一層の事、見せつけてやるわ。きっと卒倒して、冷静じゃいられなくなる。そして目の前であんたを嬲り殺しにしてやるの。泣いて私に赦しを乞うわよ?あははは、想像しただけで濡れて来たわ」
戚は高のモノをそそり勃たせると、その上に跨って深く腰を落とした。
「あぁんっ、良いわぁ!あん、あん、うっ、うん、はぁん。最高!あーっ、はぁ、はぁ、気持ちいい、気持ちいいわぁ。あの娘が羨ましいわね。高、今度は下から突いてイかせるのよ。言う事を聞かないと、あの娘に見せるわよ?だってこれ、撮影中だからね。あははは」
高に激しく突き勃てられると、自ら腰を激しく振って絶頂に達したが、焦点が合わず虚ろな目をしたまま腰を振り続けて、高の射精を膣内に受け入れた。
「あはぁっ…あっ、あっ、あ…。これよ、これ。膣内出しされるのが1番気持ち良いわぁ。」
性行為で女性がオルガズムを感じている最中に膣内に出されると、更に1段階上の快楽を得る。
そもそも男性だけでなく、女性も気持ち良くなければ性交渉の同意なんて得られない。女性が男性のHの誘いを受け入れるのは、気持ち良くさせて欲しいからだ。
不意にドアを蹴破って入って来た者がいた。
「な、何をやっているの?」
高は意識が混濁する頭で入って来た方向に首を傾けると、呆然と立ち尽くす女性が見えた。その顔には見覚えがある。虚ろな目で呟いた。
「ま・り・な…」
愛しい男の上に乗って、この状況でもまだ腰を振っている女は、この世で最も憎い女だった。
「この売女!早く私の男から離れろ!」
頭に血が昇った麻里奈は、後先考えられずに真っ直ぐに戚目掛けて突っ込むと、罠を作動させるスイッチを踏んでしまい、雨嵐の様に飛んで来た矢を受けてハリネズミの様になった。
「あははは、単細胞ね?もうイクところだから、もう少し待ちな。うっ、あっ、あぁぁ…うん、はあっ、あんっ、はぁ、はぁ、イクっ…イキそう…んっあっ!!」
戚はリズムよくパンパンと鳴る音を急激に早めると、絶頂に達して恍惚に浸った。
「はぁ、はぁ、はぁ…何度ヤっても良いわ、このチ◯ポ」
だが麻里奈には、戚の言葉は届いていなかった。何故なら自分を庇い全身に矢を受けて、ロードが絶命していたからだ。
「そ、そんな…ロード…お願い、目を開けて…」
こんな単純な挑発に乗って、見え見えの罠にかかって、死んだのが自分ではなくて、私に生命を捧げると誓ったロードなのだ。そうはならないし、させないと私は心に誓っていた。それなのに…私の為にロードが、あのロードが死んでしまったのだ。
「さて、お前の男で散々愉しんだが、お楽しみはこれからだ」
戚はそう言うと、高の右目に指を2本突っ込んで、抉り出した。
「…!!」
猿ぐつわをされているから、声にならない悲鳴を高は上げた。麻里奈は憎悪を込めて睨み、戚に斬り掛かろうとした。
「待て!そこから1歩でも動けば、高の心臓を抉り出す!私が心臓を抉るのと、お前が私を斬るのと、どちらが速いか勝負しようかしら?」
私は動きを止め、戚を睨み続けた。
「先ずは…」
そう言うと、高の左耳を引きちぎった。
「止めて!お願い、止めて…止めて下さい…」
「ふふふ、人に物を頼む時は、どうするのかしらね?」
私は屈辱を噛み締め、悔しさで涙を流して跪き、額を床に擦りつけた。
「…お願いします。その人をこれ以上、傷付けないで下さい。私が身代わりになります。私の負けです。申し訳ございませんでした。どうか私の生命で許して下さい!」
戚は勝ち誇って高笑いをした。
「あははは、大人しくこっちに来な!変な真似はするなよ?」
私は力無くフラフラと近寄ると、戚は力を込めて蹴りの態勢を取り、「防御はするな!男を殺すぞ?」と言われ、手で身体を守る事なく、それを大人しく受けた。
ボキっ、ゴキっ。そんな音が聞こえた。次の瞬間口から血を吐いて、苦痛で床を転げ回った。
そこへ戚が顔面にヒールで、トウキックを喰らわした。私は口を押さえて更に転げ回ると、奥歯を残して前側の上下の歯が全て折れていた。
それでも怒りの収まらない戚は、ヒールで顔を踏みつけると、グジュと言う音と共に私の右目を踏み潰していた。
「もう、もう勘弁して下さい…」
私は惨めに戚の足首を掴んで懇願した。
「勘弁?あははは、お前は凌遅刑(生きたまま死ぬまで少しずつ肉を切り取るなどして長時間に渡って苦痛を与える死刑)にするんだ。こんなものが生温く感じるほどにな」
私は絶望して大声で号泣した。戚は私の髪を掴んで頭を起こすと、力一杯床に顔を何度も叩き付けた。鼻は折れて潰れ、床は血溜まりとなった。
「あははは、良い顔になったわね?グシャグシャ潰れたその顔がお似合いだわ」
「もう、そのくらいにしてやってくれ」
戚の背後に回ったバートリが、素手で戚の心臓を掴み出していた。
「あっ?」
戚は首を後ろに向けて、バートリに目を合わせたまま前のめりに倒れ込んで動かなくなった。
「麻里奈、愛する男を救うんだろう?力を振り絞って回復呪文を唱えるんだ」
私はもう指一本動かす力も無く、虫の息だった。
『完全…回復…』
息も絶え絶えにようやく呪文を発すると、瞬時に傷は回復した。
「高さん…?嘘っ!高さん!高さーん!」
高の身体は、既に冷たくなっていた。私は過呼吸になる程むせ返って、泣きじゃくった。
「そうだ、アーシャ。アーシャがいればまだ、どうにかなるわ」
そこへ項羽が1人戻って来た。
「他の皆んなは?アーシャは?」
「…余の他には誰も戻らない。全員相打ちか、殺されたので余が仇を討って来た所だ」
「何言って…。ビゼルは?ミューズは?アーシャ、アーシャも?」
項羽は首を横に振り、私は力無くその場に崩れ落ちた。
「そんな…アーシャがいなければ、誰も生き返らない…」
室内の気温が急激に下がった気がした。だがこれは、強大な魔素によるものだと言う事は瞬時に理解した。
「久しぶりだな、バートリ」
凍てつく様な冷気を纏って現れたのは、無知な私でもそれが誰だか分かった。
「麻里奈!悲しむのは後にしなさい!皆んな何の為に生命をかけたのか考えて、先に行くのよ!」
バートリは、現れた者から視線を外す事なく、麻里奈に後を託した。促されるまま項羽と、楊の元へと急いだ。
終わりの方はブツブツと小声になり、聴き取る事が出来なかった。
「うっ、うぅぅ…」
猿ぐつわをされている為、声にならない呻き声を高は上げた。
「うふふふ、あの娘が助けに来るのが早いか、私があなたを解体にするのが早いか、楽しみね。あの娘が来るまで死なないでね。愛の力を見せて頂戴。あははは」
苦悶の表情を見せる高に、戚は興奮した。
「でも…殺すのはいつでも出来るわね。私はね、あんたのそのスカした顔が気に入らなかったのよ。」
戚は高の下半身を弄って大切なモノを取り出すと、竿を上下にしごき始めた。
「うーっ、うぅっ!」
「ふふふ、良い表情するじゃない?気持ち良いわよね、好きでも無い女にされてもね。身体は反応してるわよ。あの娘が来るまで楽しみましょう」
高は、闇荊棘拘束で身動きが取れず、手足に食い込むほど抵抗して見せたが無駄だった。
「ふふふ一層の事、見せつけてやるわ。きっと卒倒して、冷静じゃいられなくなる。そして目の前であんたを嬲り殺しにしてやるの。泣いて私に赦しを乞うわよ?あははは、想像しただけで濡れて来たわ」
戚は高のモノをそそり勃たせると、その上に跨って深く腰を落とした。
「あぁんっ、良いわぁ!あん、あん、うっ、うん、はぁん。最高!あーっ、はぁ、はぁ、気持ちいい、気持ちいいわぁ。あの娘が羨ましいわね。高、今度は下から突いてイかせるのよ。言う事を聞かないと、あの娘に見せるわよ?だってこれ、撮影中だからね。あははは」
高に激しく突き勃てられると、自ら腰を激しく振って絶頂に達したが、焦点が合わず虚ろな目をしたまま腰を振り続けて、高の射精を膣内に受け入れた。
「あはぁっ…あっ、あっ、あ…。これよ、これ。膣内出しされるのが1番気持ち良いわぁ。」
性行為で女性がオルガズムを感じている最中に膣内に出されると、更に1段階上の快楽を得る。
そもそも男性だけでなく、女性も気持ち良くなければ性交渉の同意なんて得られない。女性が男性のHの誘いを受け入れるのは、気持ち良くさせて欲しいからだ。
不意にドアを蹴破って入って来た者がいた。
「な、何をやっているの?」
高は意識が混濁する頭で入って来た方向に首を傾けると、呆然と立ち尽くす女性が見えた。その顔には見覚えがある。虚ろな目で呟いた。
「ま・り・な…」
愛しい男の上に乗って、この状況でもまだ腰を振っている女は、この世で最も憎い女だった。
「この売女!早く私の男から離れろ!」
頭に血が昇った麻里奈は、後先考えられずに真っ直ぐに戚目掛けて突っ込むと、罠を作動させるスイッチを踏んでしまい、雨嵐の様に飛んで来た矢を受けてハリネズミの様になった。
「あははは、単細胞ね?もうイクところだから、もう少し待ちな。うっ、あっ、あぁぁ…うん、はあっ、あんっ、はぁ、はぁ、イクっ…イキそう…んっあっ!!」
戚はリズムよくパンパンと鳴る音を急激に早めると、絶頂に達して恍惚に浸った。
「はぁ、はぁ、はぁ…何度ヤっても良いわ、このチ◯ポ」
だが麻里奈には、戚の言葉は届いていなかった。何故なら自分を庇い全身に矢を受けて、ロードが絶命していたからだ。
「そ、そんな…ロード…お願い、目を開けて…」
こんな単純な挑発に乗って、見え見えの罠にかかって、死んだのが自分ではなくて、私に生命を捧げると誓ったロードなのだ。そうはならないし、させないと私は心に誓っていた。それなのに…私の為にロードが、あのロードが死んでしまったのだ。
「さて、お前の男で散々愉しんだが、お楽しみはこれからだ」
戚はそう言うと、高の右目に指を2本突っ込んで、抉り出した。
「…!!」
猿ぐつわをされているから、声にならない悲鳴を高は上げた。麻里奈は憎悪を込めて睨み、戚に斬り掛かろうとした。
「待て!そこから1歩でも動けば、高の心臓を抉り出す!私が心臓を抉るのと、お前が私を斬るのと、どちらが速いか勝負しようかしら?」
私は動きを止め、戚を睨み続けた。
「先ずは…」
そう言うと、高の左耳を引きちぎった。
「止めて!お願い、止めて…止めて下さい…」
「ふふふ、人に物を頼む時は、どうするのかしらね?」
私は屈辱を噛み締め、悔しさで涙を流して跪き、額を床に擦りつけた。
「…お願いします。その人をこれ以上、傷付けないで下さい。私が身代わりになります。私の負けです。申し訳ございませんでした。どうか私の生命で許して下さい!」
戚は勝ち誇って高笑いをした。
「あははは、大人しくこっちに来な!変な真似はするなよ?」
私は力無くフラフラと近寄ると、戚は力を込めて蹴りの態勢を取り、「防御はするな!男を殺すぞ?」と言われ、手で身体を守る事なく、それを大人しく受けた。
ボキっ、ゴキっ。そんな音が聞こえた。次の瞬間口から血を吐いて、苦痛で床を転げ回った。
そこへ戚が顔面にヒールで、トウキックを喰らわした。私は口を押さえて更に転げ回ると、奥歯を残して前側の上下の歯が全て折れていた。
それでも怒りの収まらない戚は、ヒールで顔を踏みつけると、グジュと言う音と共に私の右目を踏み潰していた。
「もう、もう勘弁して下さい…」
私は惨めに戚の足首を掴んで懇願した。
「勘弁?あははは、お前は凌遅刑(生きたまま死ぬまで少しずつ肉を切り取るなどして長時間に渡って苦痛を与える死刑)にするんだ。こんなものが生温く感じるほどにな」
私は絶望して大声で号泣した。戚は私の髪を掴んで頭を起こすと、力一杯床に顔を何度も叩き付けた。鼻は折れて潰れ、床は血溜まりとなった。
「あははは、良い顔になったわね?グシャグシャ潰れたその顔がお似合いだわ」
「もう、そのくらいにしてやってくれ」
戚の背後に回ったバートリが、素手で戚の心臓を掴み出していた。
「あっ?」
戚は首を後ろに向けて、バートリに目を合わせたまま前のめりに倒れ込んで動かなくなった。
「麻里奈、愛する男を救うんだろう?力を振り絞って回復呪文を唱えるんだ」
私はもう指一本動かす力も無く、虫の息だった。
『完全…回復…』
息も絶え絶えにようやく呪文を発すると、瞬時に傷は回復した。
「高さん…?嘘っ!高さん!高さーん!」
高の身体は、既に冷たくなっていた。私は過呼吸になる程むせ返って、泣きじゃくった。
「そうだ、アーシャ。アーシャがいればまだ、どうにかなるわ」
そこへ項羽が1人戻って来た。
「他の皆んなは?アーシャは?」
「…余の他には誰も戻らない。全員相打ちか、殺されたので余が仇を討って来た所だ」
「何言って…。ビゼルは?ミューズは?アーシャ、アーシャも?」
項羽は首を横に振り、私は力無くその場に崩れ落ちた。
「そんな…アーシャがいなければ、誰も生き返らない…」
室内の気温が急激に下がった気がした。だがこれは、強大な魔素によるものだと言う事は瞬時に理解した。
「久しぶりだな、バートリ」
凍てつく様な冷気を纏って現れたのは、無知な私でもそれが誰だか分かった。
「麻里奈!悲しむのは後にしなさい!皆んな何の為に生命をかけたのか考えて、先に行くのよ!」
バートリは、現れた者から視線を外す事なく、麻里奈に後を託した。促されるまま項羽と、楊の元へと急いだ。
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