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【第8部〜龍戦争〜】
第41話 大魔王サタンの脅威⑦
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木蘭は猿ぐつわをされ、抵抗出来ない様に手足は拘束されていた。猿ぐつわは、レイプに絶望して舌を噛んで自害しない為である。
秀吉は木蘭の膣内で3度射精すると、横になった。
「ふー、もう勃たんわぃ」
秀吉は暫く木蘭の頭を撫でていると、その横でイビキをかいて眠った。私は呆れてその様子を見ていた。私に対しての警戒が薄いので、どうやら秀吉は、私をただの女官だと思っているみたいだ。
「木蘭…」
行為が終わって、嗚咽して泣いている木蘭に優しく声を掛けて、シーツで身体を隠した。ベッドには初めての印が赤く染めていた。
(まだ処女だったんだ…)
可哀想に、好きな男性に初めてを捧げたかった事だろう。
私は急に眠気に襲われて、木蘭の右横で目を閉じると、すぐに眠りについた。
身体が揺すられる感覚で目を覚ました。
「アナト、アナト」
「う、んっ…。朝早いんだね?」
「寝惚けているの?これ見て」
木蘭の拘束は解かれ、逆に秀吉は拘束されて眠っていた。
「どうやったの、木蘭?」
「私が聞きたいわよ。目が覚めたら拘束は解かれていて、コイツはこうなっていたの。てっきりアナトがやったのかと思ったわ」
寝室から出ると、織田の兵は皆んな拘束されて眠っていた。
「これは一体…!?」
秀吉だけで無く、滝川一益や明智光秀、塚原卜伝と上泉信綱までもが拘束されて眠っていた。
「こんな事が出来るの、お母さんしかいないじゃない?」
母の姿を探したが、城内にいる形跡はなかった。
「アナト、これを!」
母からの置き手紙には、「織田の将全員の首を刎ねて、生き返らせて手下にしなさい」と書かれており、側には最高級の魔石が置かれていた。
「これで回復して行えって事ね」
剣を握るとガタガタと震えた。
「出来ないよ…。戦っている時は無我夢中で相手を斬れるけど、無抵抗の相手の首を斬るなんて…私には無理だ…」
弱々しくボヤいた。すると花木蘭が、上泉信綱の首を斬り落とした。
「私もただの村娘だった。病気の年老いた父が徴兵されそうになり、私は髪を切って男装し、父以外に男子がいる様に装って出征したわ。運良く手柄を立てて将軍にまで登り詰める事が出来、故郷に戻って女の姿で皆んなの前に現れたら、皆んな驚いてたわ。それまでずっと私の事を男だと思われていたのよ?失礼しちゃうでしょう?女だった事がバレて、君主を欺いた罪で処刑される所だったけど、全ての功績を返上してチャラにされたの。お陰でまた普通の村娘に戻る事が出来た。私だって最初から人を殺せた訳じゃないのよ。私みたいな、ただの村娘が戦に巻き込まれなくても良い時代を築きたかっただけ…」
「有難う木蘭、何が言いたいのか、ちゃんと伝わったよ」
目を閉じて大きく深呼吸すると、手足の震えは止まった。練気剣を一閃して塚原卜伝の首を落とした。
それからは一方的な虐殺となったが、躊躇う事なく剣を振るった。捕虜にしていた新撰組も斬首した。
『黄泉還反魂!』
この呪文で蘇生した者は、私には逆らえなくなる。
「勝って強くなるとは、まさにこの事だな?」
成吉思汗に肩を叩かれて言われた。
「有難う、皆んな感謝している。アナト殿がいなければ、我が軍は終わっていた」
皆に感謝され、中には涙を流してお礼を述べている者もいた。だけど因果なもので、ここは冥界だ。死者の国だ。死者の国で死んでしまうと、魂は消滅してしまい、輪廻転生が出来なくなるらしい。
地上に有るお墓に骨が残っていれば、本当に生き返らせてあげられるのだけど、戦国時代の人間が現代で生活出来るとは考えられない。このままそっとしておくのが一番だろう。
城内を平定し民を安堵させ、城壁の修繕を行なった。織田四天王は全員、こちら側にいる。信長の配下で、他に有力な者がいるのか尋ねた。
すると、驚くべき答えが返って来た。戦国大名で信長の配下についていないのは、上杉謙信だけだと。まさか?と聞けば、あの武田信玄もいると言う。ただ信玄は、冥界の王ハーデス攻めに参加しているらしい。そこで尋ねると、伊達政宗や立花道雪、島津義弘らも居ると言う。
「島津家…私も書物読んだだけの知識で、戦術を真似させてもらったけど(第2部魔界編を参照)、本家本元が相手か…」
歴史で知っている武将達に会えるのは、テンション上がるが、戦うとなると話しは別だ。
「何なのコレ?もう信長の◯望じゃないの」
織田家一国に集められたドリームチームの様だ。となると、まだ見ぬヤバい相手に気を付けるべきだ。
「信長の◯望ね。大魔王サタンの命令で冥界を征圧する事よね?」
「あ?あぁ、うん。そうだね…」
私は、ゲームの話しだったんだけど、と思いながら苦笑いした。
秀吉は木蘭の膣内で3度射精すると、横になった。
「ふー、もう勃たんわぃ」
秀吉は暫く木蘭の頭を撫でていると、その横でイビキをかいて眠った。私は呆れてその様子を見ていた。私に対しての警戒が薄いので、どうやら秀吉は、私をただの女官だと思っているみたいだ。
「木蘭…」
行為が終わって、嗚咽して泣いている木蘭に優しく声を掛けて、シーツで身体を隠した。ベッドには初めての印が赤く染めていた。
(まだ処女だったんだ…)
可哀想に、好きな男性に初めてを捧げたかった事だろう。
私は急に眠気に襲われて、木蘭の右横で目を閉じると、すぐに眠りについた。
身体が揺すられる感覚で目を覚ました。
「アナト、アナト」
「う、んっ…。朝早いんだね?」
「寝惚けているの?これ見て」
木蘭の拘束は解かれ、逆に秀吉は拘束されて眠っていた。
「どうやったの、木蘭?」
「私が聞きたいわよ。目が覚めたら拘束は解かれていて、コイツはこうなっていたの。てっきりアナトがやったのかと思ったわ」
寝室から出ると、織田の兵は皆んな拘束されて眠っていた。
「これは一体…!?」
秀吉だけで無く、滝川一益や明智光秀、塚原卜伝と上泉信綱までもが拘束されて眠っていた。
「こんな事が出来るの、お母さんしかいないじゃない?」
母の姿を探したが、城内にいる形跡はなかった。
「アナト、これを!」
母からの置き手紙には、「織田の将全員の首を刎ねて、生き返らせて手下にしなさい」と書かれており、側には最高級の魔石が置かれていた。
「これで回復して行えって事ね」
剣を握るとガタガタと震えた。
「出来ないよ…。戦っている時は無我夢中で相手を斬れるけど、無抵抗の相手の首を斬るなんて…私には無理だ…」
弱々しくボヤいた。すると花木蘭が、上泉信綱の首を斬り落とした。
「私もただの村娘だった。病気の年老いた父が徴兵されそうになり、私は髪を切って男装し、父以外に男子がいる様に装って出征したわ。運良く手柄を立てて将軍にまで登り詰める事が出来、故郷に戻って女の姿で皆んなの前に現れたら、皆んな驚いてたわ。それまでずっと私の事を男だと思われていたのよ?失礼しちゃうでしょう?女だった事がバレて、君主を欺いた罪で処刑される所だったけど、全ての功績を返上してチャラにされたの。お陰でまた普通の村娘に戻る事が出来た。私だって最初から人を殺せた訳じゃないのよ。私みたいな、ただの村娘が戦に巻き込まれなくても良い時代を築きたかっただけ…」
「有難う木蘭、何が言いたいのか、ちゃんと伝わったよ」
目を閉じて大きく深呼吸すると、手足の震えは止まった。練気剣を一閃して塚原卜伝の首を落とした。
それからは一方的な虐殺となったが、躊躇う事なく剣を振るった。捕虜にしていた新撰組も斬首した。
『黄泉還反魂!』
この呪文で蘇生した者は、私には逆らえなくなる。
「勝って強くなるとは、まさにこの事だな?」
成吉思汗に肩を叩かれて言われた。
「有難う、皆んな感謝している。アナト殿がいなければ、我が軍は終わっていた」
皆に感謝され、中には涙を流してお礼を述べている者もいた。だけど因果なもので、ここは冥界だ。死者の国だ。死者の国で死んでしまうと、魂は消滅してしまい、輪廻転生が出来なくなるらしい。
地上に有るお墓に骨が残っていれば、本当に生き返らせてあげられるのだけど、戦国時代の人間が現代で生活出来るとは考えられない。このままそっとしておくのが一番だろう。
城内を平定し民を安堵させ、城壁の修繕を行なった。織田四天王は全員、こちら側にいる。信長の配下で、他に有力な者がいるのか尋ねた。
すると、驚くべき答えが返って来た。戦国大名で信長の配下についていないのは、上杉謙信だけだと。まさか?と聞けば、あの武田信玄もいると言う。ただ信玄は、冥界の王ハーデス攻めに参加しているらしい。そこで尋ねると、伊達政宗や立花道雪、島津義弘らも居ると言う。
「島津家…私も書物読んだだけの知識で、戦術を真似させてもらったけど(第2部魔界編を参照)、本家本元が相手か…」
歴史で知っている武将達に会えるのは、テンション上がるが、戦うとなると話しは別だ。
「何なのコレ?もう信長の◯望じゃないの」
織田家一国に集められたドリームチームの様だ。となると、まだ見ぬヤバい相手に気を付けるべきだ。
「信長の◯望ね。大魔王サタンの命令で冥界を征圧する事よね?」
「あ?あぁ、うん。そうだね…」
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