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【第8部〜龍戦争〜】

第34話 女帝の脅威

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「長いトイレだったな、酒に酔って吐いていたか?」
「ええ、お色直しを少々…」
 再び、乾杯ラッシュとなった。
「あの、あそこにいる関羽殿に似た雰囲気の方は、どなたですか?」
「ん?ああ、韓世忠ハン・シーヂョン殿です」
 韓世忠までいるのか、岳飛がいたのだ不思議では無いな、と思った。ふと、阿籍ア・ジーの事が頭に浮かび、楊太眼ヤン・タイイェンがいないのかと思った。個の武勇では阿籍ア・ジーが真っ先に浮かぶが、それに次ぐのが楊太眼と言われている。
 非常に身体能力に優れ、3丈(およそ9m)の縄を髪のまげに括り付けて走り、縄はピーンと張ったまま地面を引き摺らず、誰にも真似が出来なかったと言う。また、およそ70kgの鎧を着たままバク転をして見せた事もある。関羽・張飛が蘇っても絶対に勝てなかっただろうと、恐れられた人物だ。
「あの、楊太眼ヤン・タイイェン殿もいらっしゃるのですか?」
「おりますよ。我が軍の副頭領です。今は、女帝の軍と戦争中ですよ」
「女帝?」
「ええ、我々もあまり良く分かってはいないのですが、同盟を結ぼうと送った使者は斬られ、派遣した先遣隊も撃ち破られた為、本格的に戦争となりました」
「突然冥界に現れて、弱小勢力を吸収して勢力を拡大したので、同盟と言うより傘下に加わる様に打診したんだ。まぁ、阿哥アグァが蹴散らして凱旋するさ」
 まぁ、待っていれば楊太眼ヤン・タイイェンには会えそうだ。そう言えば、諸葛亮はいないのか?とか思っていると、急に眩暈めまいを感じて頭を押さえた。
 すると見覚えのある女性が堂々と入って来た。
「何だ、お前は?」
「あら、私の所にお見舞いに来てくれたのは、忘れたのかしら?お礼を兼ねて手土産をお持ちしたの」
 そう言って床に放り投げたのは、2つの首だった。
楊哥哥ヤングァグァ!(楊兄貴!)」
「貴様アァ!」
 斎藤一が斬りかかると、その女性は緩やかに見える無駄の無い動きで躱わして、剣の切先を指で摘んだ。指先で摘んでいるだけなのに、微塵も剣が動かなかった。
「あらあら、レディに刃を向けるなんてしつけがなってないわね?」
 次の瞬間、手刀で斎藤一の首を落とした。関羽と韓世忠が同時に大刀を振り下ろしたが、スルリと身体は抜けて躱わされ、掌底を受けてそれぞれ左右に吹き飛んだ。
大王ダーワン、ここで貴方を殺すのは容易い。でもそれでは配下が納得しないでしょう?皆殺しにしても良いけど、それでは私に得は無いのよ。明日の朝、決戦しましょう。負けた方が傘下に入るって事で。それと、このは戦利品として、貰って行くわよ?」
 私は眠らされて、連れ去られた。来夢が私を取り戻そうとしたが、その女性は来夢対策をしていて、魔法道具マジックアイテムを使って来夢を凍らせた。他の武将達が口々に怒鳴りながら斬りかかったが、全員床に崩れ落ちて動けなくなり、悠々と逃げ仰せた。

 目を覚ますと、両手両足が鎖で繋がれていて、牢屋の中にいるみたいだった。
「目覚めたかしら?」
 私を連れ去った女性がいた。
「お母さん…」
「あら?まだ私の事を母と呼んでくれるのね?」
 そう言って牢屋の中に入って来た。
「実の母を手にかけるなんてね?どんな拷問にかけてやろうかしら?」
「だって、あの時はそうするしか無かった。でも後から生き返らせるつもりだったの」
「あははは、何とでも言えるわね?あなたと私は母娘おやこでも、仲が良くなかったからね。私の髪の毛1本ですら持って無かったでしょう?それでどうするつもりだったの?」
「…お父さんに会いに行って貰うつもりだったの」
「くっ、はははは…滑稽だねぇ。全く…あの人がそんな物を持っているはずが無いじゃないの」 
 もう生き返れないと思ったのか、少し寂しそうな目をした。
「まぁ良い。お前の死者蘇生スキルは利用価値がある」
 母は去り際に、私を世話しろと言い残したので、どうやら酷い目に合わなくて済みそうだ。てっきり拷問されたり、兵士達の慰み者にされて、レイプされるものだと思っていた。
 すると男達が数人、牢の中に入って来て、私に猿ぐつわをして声が出せない様にした。猿ぐつわは、口を開けた状態で固定されるものだった。数人が後ろから私を押さえつけて、前にいる牢番が下半身のモノを取り出すと、猿ぐつわで固定されている口の中に入れて来た。
「ふふふ、歯が当たる事は無いから、噛みちぎって逃れる事も出来んぞ?」
 無理矢理に口淫をさせられ、口が閉じられない為、だらしなくヨダレを垂らしていた。
「うっ、イクぅ…うぁ…はぁ、はぁ、はぁ…気持ち良かったよ。俺の、残らず飲み干せよ」
 四つん這いにされ、2人目に口淫させられていると、後ろから性器やお尻の穴を舐められ、「頃合いだろう?」と、そそり勃ったモノをお尻に入れられそうになった。
「うぅぅ…うぅっ…」
 声にならない呻き声を上げて抵抗したが、3人がかりで背中を押さえ付けられて、抵抗が出来なかった。
「何をしている!」
 いつの間にかに立っていた男が牢番達を怒鳴りつけると、牢番達は謝りながら自分の下着を拾って逃げる様に出て行った。
 私の着ていた服は引き裂かれ、ほぼ全裸だった。男は猿ぐつわを外してくれた。
「おっと、この牢屋は魔法が封じてある。変な真似はしないでくれ。手荒な真似はしたく無いのだ」
 そう言って着ていた上着を、私に羽織ってくれた。
「後で着る物を持って来させよう」
 男は食事を運ばせた。食事のタイミングになり、この男が来たお陰でアナルレイプされずに済んだ。
謝謝你シェーシェーニー(有難う)」
 男は微笑んで去って行った。恐らく母の命令で、私の世話係となった者だろう。食事は、ご飯に味噌汁、焼いたメザシが2匹とサラダだった。それを綺麗に平らげて、お皿を牢屋の縁に置いた。
 トイレに行きたくなったが、牢屋にはそんな気の利いた物は無い。隅っこに行って、用を足した。見えない様に背を向けたが、音も恥ずかしいし、匂いも気になるし、牢番はイヤラしい目でガン見していた。
 眠くなって目を閉じると、牢番達が中に入って来て私を襲った。声が出せない様に口を押さえられ、代わる代わる胸を揉まれて吸われた。
「コイツ、レイプされてるのに濡れて興奮してるぜ?」
「ははは、売女ばいため、遊んでるんだろう?」
 そう言って指を2本無造作に突っ込むと、掻き回して来た。
「へへへ、女はこうすると気持ちいいらしいな?」
 無理矢理に突っ込まれて、気持ちいい訳が無い。痛いだけだ。それを回避したいので、目を閉じて来夢とHしている所を思い浮かべると濡れて来た。滑り始めると、自分でもそのヌルヌルが気持ち良くなって来る。
「今度は邪魔はいないぜ?」
 私の秘部を舐め回しながら言い、慌てる様に下着を下ろして自分のモノをワレメに押し当てると、ズブズブと挿入して来た。
「くぅ~凄い締め付けだ。最高に気持ちいい。名器って言うのか?それに美女に挿入れてるってだけで、もうイキそうだぜ」
 男は腰を突く速さを増すと、私の膣内なかで果てた。
「おい、膣内なかで出してんじゃねぇよ、汚ねえな!」
「お前らも膣内なかに出せば良いだろう?」
「ちっ」
 吐き捨てる様に言い、その男も私の膣内なか挿入いって来ると、直ぐに果てた。
「はぁ、はぁ、最高だ。朝までに何発ヤレるかな?ははは…」
 男達は、代わる代わる私の膣内なか挿入いって来た。
 翌朝、レイプされてボロボロになった私を、昨晩私を助けてくれた男に発見された。
「何て事だ…」
 男は絶句し、直ぐに私を犯した牢番達を捕らえた。
「お前達は、然るべき裁きが待っている」
「その必要は無い」
 母が入って来ると、男はうやうやしく平伏した。
「即刻この者らの首を刎ねよ」
「はっ!」
 男達は、自分達が間違ってましたと、泣いて赦しを請うたが、外に引き摺り出されて斬首された。
「お前を犯した男達の首だ」
「…お母さん。お母さんは、私をどうしたいの?殺すなら早く殺して…」
「そうしてやろうか?」
 母は鬼の形相になり、私の顔を変形するほど何度も殴り、馬乗りになると腹を引き裂いて手を突っ込んだ。そして内臓を引き摺り出した。
「これが、腎臓だ。そしてこれは肝臓。ほら直接触られるのは初めてだろう?これが子宮だ」
 子宮を手で暫く触られると、取り出された。
「ふふふ、お前を犯した男達の精子でパンパンになっているぞ?」
 そう言って握ると、血と共に白濁色の液体が垂れた。私は不死である為に、内臓を引き摺り出されても死ねず、地獄の様な苦しみを受けていた。
「あぁ、痛い、痛いよ、お母さん。止めて!もう止めてよぉ。なぶり殺しにしなくても良いじゃない。痛い、痛いよぉ」
 私が泣いて赦しを請うても、母は気にもせず今度は腸を引き摺り出した。
「全部出してあげるわ」
 私は気が狂いそうになるほどの痛みを感じて、もう耐えられないと舌を噛んで自殺した。
「ふん、まだまだこれからなのに、根性が無いわね?」
 母は私を打ち捨てて、牢屋から去った。
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