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【第6部〜アイドル編〜】
第4話
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「良いねぇ。あの子、最近垢抜けて来たねぇ」
今日は、雑誌の誌面を飾る水着グラビアを撮影している。男の俺が水着になって肌を露出し、不特定多数の男の目に触れるなんて、冗談じゃ無いと思っていた。しかし男に抱かれ、水着くらい何とも無いと思える様になっていた。
俺はあれから、あのプロデューサーが、全力でバックアップすると言っていたお陰なのか分からないが、バラエティー番組やトークショーなどの出演が増え、メディアでの露出が増えた。テレビに映る機会が増えると、徐々に人気が出始め、CMのオファーを受けるまでに成長した。
そうなってくると、ユニットのグループ内で格差が生じ始めた。事務所の社長も手のひらを返した様に、俺を大切に扱い始めた。これまで自腹だったダンスやボイストレーニングの費用は全て事務所持ちになり、運転手が付いて車で送迎してくれる様になった為、交通費も自腹では無くなった。
「瑞稀、オーディションを受けて見ない?」
「どんなオーディションですか?」
それは、中国の歴史を題材にした漫画が原作の映画だった。
「やります!是非やらせて下さい!」
「まだオーディションだから受かるとは限らないわよ?」
俺は、中国史に興味があり、よく華流ドラマを観ていたので、出て見たいと思った。それにその漫画も好きで良く読んでいたからだ。
オーディション会場に着くと、テレビで見知った顔が大勢いて、この人達と競って役柄を獲得しようなんて、身の程知らずだと思い始めると、急に緊張して来て手足が震えて出した。
面接室の様な部屋に1人1人入って行き、与えられた題材の演技を行う。緊張しながらもやり切った感があり、ホッと一息つくと、あのプロデューサーが審査委員長として座っていた。目が合い、青ざめた。そして、他の審査員達がコメントを述べるよりも早く、感想を言い出した。
「良い!良いね、キミ!演技が自然な感じが、凄く良い。まだ新人だから、これから勉強して行けば、すぐに良い女優さんになれるよ!」
審査委員長のプロデューサーがベタ褒めすると、他の審査員達は、「あぁ、この子は合格なんだ」と悟り、皆が続いて褒め出した。
なるほどね、プロデューサーってこう言う時に力を発揮するのね…。そう思い、名札を見た。矢沢プロデューサーと書いてあり、2度も寝た相手なのに、今初めて名前を知った。
「やったわよ、瑞稀!おめでとう!」
後日、事務所の社長から呼び出されると、オーディションの合格通知が届いた報せだった。それもヒロイン役での合格だった。
それからは目覚ましく忙しくなった。それこそ本当に寝る暇も無いほどに。映画のヒロイン抜擢へのインタビューや、朝やお昼の報道番組やバラエティーに引っ張りダコとなり、撮影前の集合写真などが公開されると、更に俺の人気は高まった。
学校前にはファンが押し寄せたが、忙しくて学校にも殆ど行けてなく、ファンは会えないと知ってガッカリして帰って行く、と言うのが日常になっていると聞いた。
空いた時間は全て、演技の為の稽古に使った。寝れるのは、車の中の移動時間だけで、仮眠しか取れなかった。
そんな中で、ようやく休みが取れると、社長から「お礼に行くわよ」と言われて連れ出された旅館に、矢沢Pが待っていた。
「もう分かるわね?十分にお礼をしなさいよ。私はこれで帰るからね」
と言って社長は帰って行った。
「矢沢さん、ありがとうございました。お陰様で、ヒロイン役を勝ち取れました」
「うん、うん。ボクがキミを大女優にしてあげるって約束しただろう?ボクの愛を信じてくれたかい?」
「えぇ、これからも宜しくお願いします」
「じゃあ、一緒に温泉に入ろうか?」
「はい」
ここに連れて来られて、矢沢Pがいて、社長がお礼をしなさいと言った時から、こうなるだろうと想像して覚悟を決めていた。
身体を擦って洗ってあげると、自分の身体を泡立てて、身体を使って洗ってくれと言われた。ソープ嬢みたいで嫌だなと感じたが、今更なので素直に従った。
どうせ後で口でやらされるので、アソコも念入りに洗ってあげると、喜びの悲鳴をあげていた。
今度はキミの番だと言われて、イヤらしい手つきで身体を撫で回しながら洗われた。泡を流すと、やはり口淫を求められた。いつもより少し激しめに行うと、口の中に射精された。
「飲んでよ」と言われたが、とても無理で吐き出した。口付けをされながら、アソコに指を激しく出し入れされると、初めて潮を吹いた。あまりにも気持ち良くて、しばらくの間、放心状態だった。
挿入れられそうになり、露天風呂だったので、他の客に声が聞こえるから止めて欲しいと頼んだ。
「ち、ち、ち、瑞稀。芸能人を舐めちゃダメだぞ?何処で誰に見られるか分からないし、週刊誌に狙われてるものだ。だから、今回はキミを抱く為だけに、旅館を丸ごと貸切にしたんだよ」
「旅館を貸切?」
一体いくら金を使ったのだろう?そこまでして、俺を抱きたいのかと思った。それでも露天風呂は、外でHしているみたいな気がして断った。
「ははは、まぁ良い。時間はたっぷりあるさ。後でまた露天風呂で楽しもうか?」
そう言われて温泉から上がり、2人とも裸のままベッドに向かった。矢沢Pに抱かれるのも3度目ともなると、もう何の抵抗も感じ無かった。
「はぁ、愛しい。愛しいよ、瑞稀。もうキミはボクのものだ。ボクだけの瑞稀だ」
男の時では、絶対に味わう事が出来ない絶頂を何度も迎えて、いつの間にかに悦びの声を上げていた。
「そんなに気持ち良いかい?」
「気持ち良い…」
「彼氏が出来たり、もう他の男とHとかしちゃったか?」
「ううん、まだ彼氏はいないし、矢沢さんしか知らない…」
「そうか、そうか。なぁ、本当にボクと付き合わないか?」
「矢沢さん、何歳ですか?」
「ボク?ボクは46歳だよ」
「46歳!?29歳も離れてるよ…」
「愛に年の差なんて関係ないさ」
「そうは言っても、私のお母さんよりも10歳以上も年上だよ…。Hはしても、付き合えないよ」
「じゃあ、これからも時々、ボクとHしてもらおうかな?セフレとして」
「…彼氏が出来るまでって約束してくれるなら…」
「ははは、その言葉で十分だよ。キミはこれからもっと大きくなる。こう見えてもボクは、人を見る目だけは確かなんだ。キミを一目見た時に感じたんだ。コイツは大物になるってね。そんな将来の大女優の初めての相手がボクだなんて、こんな光栄で嬉しい事は無い。キミは清純派アイドルで売ってるし、ボクと一緒にお泊まりデートなんてスキャンダルは、1発アウト即退場だ。だから今夜が最後だ。キミを抱くのも今夜で最後になるんだ。」
口付けをされ、押し倒された。あんなに嫌だったこの男とのHも、これで最後だと言われると不思議と少し寂しさを感じた。この人なりの優しさや、愛情を感じられたからだ。
この旅館に他に客はいない為、声を抑える必要がない。自分の艶かしい声に、いつも以上に興奮して感じた。
今日は、雑誌の誌面を飾る水着グラビアを撮影している。男の俺が水着になって肌を露出し、不特定多数の男の目に触れるなんて、冗談じゃ無いと思っていた。しかし男に抱かれ、水着くらい何とも無いと思える様になっていた。
俺はあれから、あのプロデューサーが、全力でバックアップすると言っていたお陰なのか分からないが、バラエティー番組やトークショーなどの出演が増え、メディアでの露出が増えた。テレビに映る機会が増えると、徐々に人気が出始め、CMのオファーを受けるまでに成長した。
そうなってくると、ユニットのグループ内で格差が生じ始めた。事務所の社長も手のひらを返した様に、俺を大切に扱い始めた。これまで自腹だったダンスやボイストレーニングの費用は全て事務所持ちになり、運転手が付いて車で送迎してくれる様になった為、交通費も自腹では無くなった。
「瑞稀、オーディションを受けて見ない?」
「どんなオーディションですか?」
それは、中国の歴史を題材にした漫画が原作の映画だった。
「やります!是非やらせて下さい!」
「まだオーディションだから受かるとは限らないわよ?」
俺は、中国史に興味があり、よく華流ドラマを観ていたので、出て見たいと思った。それにその漫画も好きで良く読んでいたからだ。
オーディション会場に着くと、テレビで見知った顔が大勢いて、この人達と競って役柄を獲得しようなんて、身の程知らずだと思い始めると、急に緊張して来て手足が震えて出した。
面接室の様な部屋に1人1人入って行き、与えられた題材の演技を行う。緊張しながらもやり切った感があり、ホッと一息つくと、あのプロデューサーが審査委員長として座っていた。目が合い、青ざめた。そして、他の審査員達がコメントを述べるよりも早く、感想を言い出した。
「良い!良いね、キミ!演技が自然な感じが、凄く良い。まだ新人だから、これから勉強して行けば、すぐに良い女優さんになれるよ!」
審査委員長のプロデューサーがベタ褒めすると、他の審査員達は、「あぁ、この子は合格なんだ」と悟り、皆が続いて褒め出した。
なるほどね、プロデューサーってこう言う時に力を発揮するのね…。そう思い、名札を見た。矢沢プロデューサーと書いてあり、2度も寝た相手なのに、今初めて名前を知った。
「やったわよ、瑞稀!おめでとう!」
後日、事務所の社長から呼び出されると、オーディションの合格通知が届いた報せだった。それもヒロイン役での合格だった。
それからは目覚ましく忙しくなった。それこそ本当に寝る暇も無いほどに。映画のヒロイン抜擢へのインタビューや、朝やお昼の報道番組やバラエティーに引っ張りダコとなり、撮影前の集合写真などが公開されると、更に俺の人気は高まった。
学校前にはファンが押し寄せたが、忙しくて学校にも殆ど行けてなく、ファンは会えないと知ってガッカリして帰って行く、と言うのが日常になっていると聞いた。
空いた時間は全て、演技の為の稽古に使った。寝れるのは、車の中の移動時間だけで、仮眠しか取れなかった。
そんな中で、ようやく休みが取れると、社長から「お礼に行くわよ」と言われて連れ出された旅館に、矢沢Pが待っていた。
「もう分かるわね?十分にお礼をしなさいよ。私はこれで帰るからね」
と言って社長は帰って行った。
「矢沢さん、ありがとうございました。お陰様で、ヒロイン役を勝ち取れました」
「うん、うん。ボクがキミを大女優にしてあげるって約束しただろう?ボクの愛を信じてくれたかい?」
「えぇ、これからも宜しくお願いします」
「じゃあ、一緒に温泉に入ろうか?」
「はい」
ここに連れて来られて、矢沢Pがいて、社長がお礼をしなさいと言った時から、こうなるだろうと想像して覚悟を決めていた。
身体を擦って洗ってあげると、自分の身体を泡立てて、身体を使って洗ってくれと言われた。ソープ嬢みたいで嫌だなと感じたが、今更なので素直に従った。
どうせ後で口でやらされるので、アソコも念入りに洗ってあげると、喜びの悲鳴をあげていた。
今度はキミの番だと言われて、イヤらしい手つきで身体を撫で回しながら洗われた。泡を流すと、やはり口淫を求められた。いつもより少し激しめに行うと、口の中に射精された。
「飲んでよ」と言われたが、とても無理で吐き出した。口付けをされながら、アソコに指を激しく出し入れされると、初めて潮を吹いた。あまりにも気持ち良くて、しばらくの間、放心状態だった。
挿入れられそうになり、露天風呂だったので、他の客に声が聞こえるから止めて欲しいと頼んだ。
「ち、ち、ち、瑞稀。芸能人を舐めちゃダメだぞ?何処で誰に見られるか分からないし、週刊誌に狙われてるものだ。だから、今回はキミを抱く為だけに、旅館を丸ごと貸切にしたんだよ」
「旅館を貸切?」
一体いくら金を使ったのだろう?そこまでして、俺を抱きたいのかと思った。それでも露天風呂は、外でHしているみたいな気がして断った。
「ははは、まぁ良い。時間はたっぷりあるさ。後でまた露天風呂で楽しもうか?」
そう言われて温泉から上がり、2人とも裸のままベッドに向かった。矢沢Pに抱かれるのも3度目ともなると、もう何の抵抗も感じ無かった。
「はぁ、愛しい。愛しいよ、瑞稀。もうキミはボクのものだ。ボクだけの瑞稀だ」
男の時では、絶対に味わう事が出来ない絶頂を何度も迎えて、いつの間にかに悦びの声を上げていた。
「そんなに気持ち良いかい?」
「気持ち良い…」
「彼氏が出来たり、もう他の男とHとかしちゃったか?」
「ううん、まだ彼氏はいないし、矢沢さんしか知らない…」
「そうか、そうか。なぁ、本当にボクと付き合わないか?」
「矢沢さん、何歳ですか?」
「ボク?ボクは46歳だよ」
「46歳!?29歳も離れてるよ…」
「愛に年の差なんて関係ないさ」
「そうは言っても、私のお母さんよりも10歳以上も年上だよ…。Hはしても、付き合えないよ」
「じゃあ、これからも時々、ボクとHしてもらおうかな?セフレとして」
「…彼氏が出来るまでって約束してくれるなら…」
「ははは、その言葉で十分だよ。キミはこれからもっと大きくなる。こう見えてもボクは、人を見る目だけは確かなんだ。キミを一目見た時に感じたんだ。コイツは大物になるってね。そんな将来の大女優の初めての相手がボクだなんて、こんな光栄で嬉しい事は無い。キミは清純派アイドルで売ってるし、ボクと一緒にお泊まりデートなんてスキャンダルは、1発アウト即退場だ。だから今夜が最後だ。キミを抱くのも今夜で最後になるんだ。」
口付けをされ、押し倒された。あんなに嫌だったこの男とのHも、これで最後だと言われると不思議と少し寂しさを感じた。この人なりの優しさや、愛情を感じられたからだ。
この旅館に他に客はいない為、声を抑える必要がない。自分の艶かしい声に、いつも以上に興奮して感じた。
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