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【第5部〜旧世界の魔神編〜】
第2章 みっちゃん
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春町に作られた研究室に着いた。
もう夜も遅いので、部屋を案内されると、眠りについた。検査は明日の朝行われる。
「ふわぁ~ぁ!」
大きく背伸びをしながら欠伸をして、目を覚ました。
シャワー室が付いていたので、シャワーを浴びて、髪の毛をドライヤーで乾かしていると、部屋の呼び鈴が鳴った。
「はい」
「朝食の時間です。支度をしたら、食堂へお願いします」
「分かりました」
ドアホンで応答すると、足音が遠ざかった。
急いで着替えて食堂へ向かった。
「もしかして、青山か?」
声を掛けられて振り向くと、男性が立っていたが、誰だか分からなかった。
「俺だよ、あ、私は田中だよ」
「えーっ!まさか、みっちゃん?」
彼女は、今ではすっかり逞しい男性だが、元カノの親友の田中美智子さんだった。
「すっごく綺麗になって…、ユリとはもう別れたんだろう?だったら、俺と付き合わないか?」
「えっ?」
「性別が入れ替わってから、最初の頃は戸惑って泣いてたけれど、今は自分が女だった事も思い出せないよ。男になって、女の子8人と経験したしね。俺、上手いって言われるよ?満足させてあげるからさ。俺と付き合ってよ」
「あははは、考えとく…」
みっちゃん、女性だった時とキャラ変してるんだけど…。
まぁ、確かに友梨奈とは違って、女性だった時も男子とHして遊んでる噂はあったけども。
「ねぇ、友梨奈…いや、友徳くん見てない?」
「あー、ユリの男名を知ってるんだ?ユリもここにいるけど、まだ未練があるの?」
「まさか…私、好きな男の人と失恋したばかりで、ここに来たのよ…」
「へぇ、そうなんだ。だったら、俺が癒してあげるから、付き合おうよ。元々友達だったし、知らない仲じゃないんだからさ」
友梨奈と付き合っている時に、みっちゃんが失恋したのを慰めていると、私の事を好きになれば良かった、と言われてキスされた事がある。
あの時、不可抗力だったとは言え、友梨奈以外とキスをして、浮気してしまった罪悪感に苛まされた。
その事を言っているのだろう。
「ごめんなさい。失恋したばかりで、まだそんな気になれないから…」
そう言って断った。
「失恋から立ち直る近道は、新しい恋だよ。他に好きな人を作れば、すぐに忘れられるから」
みっちゃんに案内されて、食堂に行った。
「じゃ、じゃ~ん!この美女は誰だと思う?」
「えー!まさかの瑞稀!?」
「即答かい!」
「青山くん。いや、青山さん、俺と付き合って~!」
ほとんど、同窓会の様なノリでワイワイと騒いだ。
「ほら、他の人もいるんだから、静かにしないと!」
私が周りの目を気にして言うと、皆んな返事をして小声になった。
ふと、友梨奈と目が合うとドキッとした。
「あははは、ユリが気になる?」
そう言うと友梨奈の隣に私を座らせて、私を挟んだ。
「あ、あのー。久しぶりだね?」
「そうだね」
「あははは、何なの、その他人行儀みたいな感じは?別れちゃうと、そんな感じになるんだ?」
「そう言う訳では…。ちょっと緊張しちゃって」
「緊張かぁ。瑞稀、めっちゃ可愛くなっちゃって。別れるんじゃなかったなぁ」
「だって、友梨奈…いえ、友徳くん、彼女作ったじゃない?」
「あー、あれは勝手に誤解しただけだろ?彼女じゃないし。俺は、お前しか彼女がいた事がないよ」
「えっ!嘘っ…」
「ユリはね、ずっと瑞稀の事が好きで、忘れられなかったんだよ?俺は、今日2人をくっつける手伝いをしようと思ったんだけど、気が変わったわ。だって、瑞稀がこんなにめちゃくちゃ可愛いんだもんな。寄りを戻す気なんて無いだろう?俺にしとけよ!」
「もう、みっちゃん強引過ぎだよ。そんなんじゃ、友達にもなれないよ」
「昔、何があったかユリに言ってやろうか?」
そう言うと、顎クイされて友梨奈の目の前で口付けをされた。離れようとしたが、頭を押さえ付けられて舌を絡められた。
「嫌だ、皆んな見てるのに」
「2人っきりなら良いのか?俺もう我慢出来ないよ。部屋に戻ってHしようぜ」
私の右手首を掴んで、左腰に手を回すと、部屋に連れ込もうとした。
踏ん張っても力では敵わずに引き摺られた。
「嫌だぁ、助けて!」
「みっちゃん、いい加減にしなよ!」
友梨奈が助けに入ってくれた。
「ユリ、こいつとはもう終わったんだろう?だったら俺がもらっても良いだろう?」
「本人が嫌がってるんだから、無理矢理はダメだろう?」
「嫌よ嫌よも好きのうち。絶対、気持ち良くさせてやるから、やらせろよ」
「嫌だぁ。止めて、みっちゃん。お願い」
友梨奈が間に入って、みっちゃんから引き離すと睨んだ。
「瑞稀は可愛いなぁ。ユリに免じて今回は止めるよ。でも俺は絶対に諦めないからな」
みっちゃんは、自分の部屋に戻って行った。
「友梨奈、あっ…えと、友徳くん、助けてくれて、ありがとう」
「お礼は良いよ…元カレが、犯されると分かって見殺しには出来ないよ」
「犯されるって…」
「あははは、何だか変だね。男だったのに、犯されるってどうなの?」
「ははは、本当、変だよね…春町の皆んなだけ…何でこんな思いをしなくちゃいけないんだろう」
朝食を食べ終わると、広い会議室に私達は集められた。
もう夜も遅いので、部屋を案内されると、眠りについた。検査は明日の朝行われる。
「ふわぁ~ぁ!」
大きく背伸びをしながら欠伸をして、目を覚ました。
シャワー室が付いていたので、シャワーを浴びて、髪の毛をドライヤーで乾かしていると、部屋の呼び鈴が鳴った。
「はい」
「朝食の時間です。支度をしたら、食堂へお願いします」
「分かりました」
ドアホンで応答すると、足音が遠ざかった。
急いで着替えて食堂へ向かった。
「もしかして、青山か?」
声を掛けられて振り向くと、男性が立っていたが、誰だか分からなかった。
「俺だよ、あ、私は田中だよ」
「えーっ!まさか、みっちゃん?」
彼女は、今ではすっかり逞しい男性だが、元カノの親友の田中美智子さんだった。
「すっごく綺麗になって…、ユリとはもう別れたんだろう?だったら、俺と付き合わないか?」
「えっ?」
「性別が入れ替わってから、最初の頃は戸惑って泣いてたけれど、今は自分が女だった事も思い出せないよ。男になって、女の子8人と経験したしね。俺、上手いって言われるよ?満足させてあげるからさ。俺と付き合ってよ」
「あははは、考えとく…」
みっちゃん、女性だった時とキャラ変してるんだけど…。
まぁ、確かに友梨奈とは違って、女性だった時も男子とHして遊んでる噂はあったけども。
「ねぇ、友梨奈…いや、友徳くん見てない?」
「あー、ユリの男名を知ってるんだ?ユリもここにいるけど、まだ未練があるの?」
「まさか…私、好きな男の人と失恋したばかりで、ここに来たのよ…」
「へぇ、そうなんだ。だったら、俺が癒してあげるから、付き合おうよ。元々友達だったし、知らない仲じゃないんだからさ」
友梨奈と付き合っている時に、みっちゃんが失恋したのを慰めていると、私の事を好きになれば良かった、と言われてキスされた事がある。
あの時、不可抗力だったとは言え、友梨奈以外とキスをして、浮気してしまった罪悪感に苛まされた。
その事を言っているのだろう。
「ごめんなさい。失恋したばかりで、まだそんな気になれないから…」
そう言って断った。
「失恋から立ち直る近道は、新しい恋だよ。他に好きな人を作れば、すぐに忘れられるから」
みっちゃんに案内されて、食堂に行った。
「じゃ、じゃ~ん!この美女は誰だと思う?」
「えー!まさかの瑞稀!?」
「即答かい!」
「青山くん。いや、青山さん、俺と付き合って~!」
ほとんど、同窓会の様なノリでワイワイと騒いだ。
「ほら、他の人もいるんだから、静かにしないと!」
私が周りの目を気にして言うと、皆んな返事をして小声になった。
ふと、友梨奈と目が合うとドキッとした。
「あははは、ユリが気になる?」
そう言うと友梨奈の隣に私を座らせて、私を挟んだ。
「あ、あのー。久しぶりだね?」
「そうだね」
「あははは、何なの、その他人行儀みたいな感じは?別れちゃうと、そんな感じになるんだ?」
「そう言う訳では…。ちょっと緊張しちゃって」
「緊張かぁ。瑞稀、めっちゃ可愛くなっちゃって。別れるんじゃなかったなぁ」
「だって、友梨奈…いえ、友徳くん、彼女作ったじゃない?」
「あー、あれは勝手に誤解しただけだろ?彼女じゃないし。俺は、お前しか彼女がいた事がないよ」
「えっ!嘘っ…」
「ユリはね、ずっと瑞稀の事が好きで、忘れられなかったんだよ?俺は、今日2人をくっつける手伝いをしようと思ったんだけど、気が変わったわ。だって、瑞稀がこんなにめちゃくちゃ可愛いんだもんな。寄りを戻す気なんて無いだろう?俺にしとけよ!」
「もう、みっちゃん強引過ぎだよ。そんなんじゃ、友達にもなれないよ」
「昔、何があったかユリに言ってやろうか?」
そう言うと、顎クイされて友梨奈の目の前で口付けをされた。離れようとしたが、頭を押さえ付けられて舌を絡められた。
「嫌だ、皆んな見てるのに」
「2人っきりなら良いのか?俺もう我慢出来ないよ。部屋に戻ってHしようぜ」
私の右手首を掴んで、左腰に手を回すと、部屋に連れ込もうとした。
踏ん張っても力では敵わずに引き摺られた。
「嫌だぁ、助けて!」
「みっちゃん、いい加減にしなよ!」
友梨奈が助けに入ってくれた。
「ユリ、こいつとはもう終わったんだろう?だったら俺がもらっても良いだろう?」
「本人が嫌がってるんだから、無理矢理はダメだろう?」
「嫌よ嫌よも好きのうち。絶対、気持ち良くさせてやるから、やらせろよ」
「嫌だぁ。止めて、みっちゃん。お願い」
友梨奈が間に入って、みっちゃんから引き離すと睨んだ。
「瑞稀は可愛いなぁ。ユリに免じて今回は止めるよ。でも俺は絶対に諦めないからな」
みっちゃんは、自分の部屋に戻って行った。
「友梨奈、あっ…えと、友徳くん、助けてくれて、ありがとう」
「お礼は良いよ…元カレが、犯されると分かって見殺しには出来ないよ」
「犯されるって…」
「あははは、何だか変だね。男だったのに、犯されるってどうなの?」
「ははは、本当、変だよね…春町の皆んなだけ…何でこんな思いをしなくちゃいけないんだろう」
朝食を食べ終わると、広い会議室に私達は集められた。
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