107 / 343
【第5部〜旧世界の魔神編〜】
第1章 ダンジョン⑧
しおりを挟む
巧の髑髏を魔法箱に入れた。後で必ず生き返らせる。でも今は、トリプルAAAで勝てる者などいないから、生き返らせても直ぐに殺されてしまうかも知れない。だから、今はまだ早い。さて、これからどうしようかと思案に暮れた。
「アレースは強い。舐めていたのが敗因だし、それに軍神であるアレースが戦争すると、死者が増えるから伯父の冥界神ハーデスとも懇意の仲だ。ハーデスまで敵に回るなら、アナトの封印を解いてテンダラース(S10)に戻らなければ勝てない」
全く頭が痛い問題だ。まてよ、ゲームのシナリオ通りに進められてしまっているが、ゼウスと戦うかアポロンと戦うかの選択肢しかない様に思い込まされている。ここは私のゲームの世界だ。ならば、私はゲームマスターだ。シナリオを自由に作り変えられるのでは?と思った。もしそれが可能なら、私はこの世界では無敵だ。この世界に引き摺り込んだからこそ、ヤハウェに勝てたのだ。
『Game Start』
〝既にGame Startしている〟
「やはりそうか…」
ここは、私のゲーム世界の中で間違いない。
『Game Making』
私はゲームのシナリオを作り変えて、「ラスボスの間」に来た。
「さあ、ゲームクリアの時間だ」
扉を開けてラスボスと対峙すると、1ターンで倒した。ラスボスのステイタスをイジって弱くしていたのだ。
「これが本当のチートよね」
ファンファーレと共に、エンディングミュージックが流れる。
〝ゲーム世界から出られますか?〟
▶︎はい
光に包まれると、ゲーム世界も、私も光の結晶となって、散る様に掻き消えた。
目を開けると、ロードが心配そうに私の顔を覗き込んでいた。
「ここは…?」
「良かった。お目覚めですね。無事にヤハウェを倒したみたいですね?」
「え、うん。そうみたい」
起き上がると、魔族や東洋天界の神々から拍手された。
「終わった」
「本当に終わったんだ」
皆んなが、喜びに浸っていると、天から声がした。
「愚かな…最弱とは言え、XNUMX人の面汚しめ!ほぉ、お前もXNUMX人か?父殺しの気分はどうだ?私が成敗してやろう…いや、まだXNUMX人がいたな…。お前も終わりだ。生き延びる事が出来たら、また会おう」
新たに現れた謎のXNUMX人は、消えた。入れ替わる様にして、1人の女性が現れた。私はそれが誰だか知っている。
「お母さん…」
ヤハウェの妻でアナトの母であるアシェラだった。アシェラもXNUMX人だ。
「貴女、自分が何をしたのか分かっているの?私の愛する夫を、貴女は自分の父親を殺してしまったのよ…罪深い娘…」
その瞬間、アシェラから発せられた凄まじい殺気に充てられ、足が、身体が恐怖で震えた。絶対的な戦力差に恐怖で身体が固まった。母がこんなに強かったなんて知らなかった。
アシェラが右手を此方に向けた瞬間、意識が遠ざかった。(攻撃された!?)身体が光の結晶となって崩れていくのが見えた。
「嘘でしょ?お母さん!」
その声を残すと、私は光となって散った。
「アレースは強い。舐めていたのが敗因だし、それに軍神であるアレースが戦争すると、死者が増えるから伯父の冥界神ハーデスとも懇意の仲だ。ハーデスまで敵に回るなら、アナトの封印を解いてテンダラース(S10)に戻らなければ勝てない」
全く頭が痛い問題だ。まてよ、ゲームのシナリオ通りに進められてしまっているが、ゼウスと戦うかアポロンと戦うかの選択肢しかない様に思い込まされている。ここは私のゲームの世界だ。ならば、私はゲームマスターだ。シナリオを自由に作り変えられるのでは?と思った。もしそれが可能なら、私はこの世界では無敵だ。この世界に引き摺り込んだからこそ、ヤハウェに勝てたのだ。
『Game Start』
〝既にGame Startしている〟
「やはりそうか…」
ここは、私のゲーム世界の中で間違いない。
『Game Making』
私はゲームのシナリオを作り変えて、「ラスボスの間」に来た。
「さあ、ゲームクリアの時間だ」
扉を開けてラスボスと対峙すると、1ターンで倒した。ラスボスのステイタスをイジって弱くしていたのだ。
「これが本当のチートよね」
ファンファーレと共に、エンディングミュージックが流れる。
〝ゲーム世界から出られますか?〟
▶︎はい
光に包まれると、ゲーム世界も、私も光の結晶となって、散る様に掻き消えた。
目を開けると、ロードが心配そうに私の顔を覗き込んでいた。
「ここは…?」
「良かった。お目覚めですね。無事にヤハウェを倒したみたいですね?」
「え、うん。そうみたい」
起き上がると、魔族や東洋天界の神々から拍手された。
「終わった」
「本当に終わったんだ」
皆んなが、喜びに浸っていると、天から声がした。
「愚かな…最弱とは言え、XNUMX人の面汚しめ!ほぉ、お前もXNUMX人か?父殺しの気分はどうだ?私が成敗してやろう…いや、まだXNUMX人がいたな…。お前も終わりだ。生き延びる事が出来たら、また会おう」
新たに現れた謎のXNUMX人は、消えた。入れ替わる様にして、1人の女性が現れた。私はそれが誰だか知っている。
「お母さん…」
ヤハウェの妻でアナトの母であるアシェラだった。アシェラもXNUMX人だ。
「貴女、自分が何をしたのか分かっているの?私の愛する夫を、貴女は自分の父親を殺してしまったのよ…罪深い娘…」
その瞬間、アシェラから発せられた凄まじい殺気に充てられ、足が、身体が恐怖で震えた。絶対的な戦力差に恐怖で身体が固まった。母がこんなに強かったなんて知らなかった。
アシェラが右手を此方に向けた瞬間、意識が遠ざかった。(攻撃された!?)身体が光の結晶となって崩れていくのが見えた。
「嘘でしょ?お母さん!」
その声を残すと、私は光となって散った。
10
お気に入りに追加
274
あなたにおすすめの小説
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話
まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)
「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」
久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる