上 下
77 / 343
【第4部〜西洋の神々編〜】

第9章 西洋の神々13

しおりを挟む
 宮殿に戻ると、アダムが待っていた。
「何処に行ってたの?もう少し遅かったら、あの2人は死んでたよ?」
侍女2人は、全裸で犯されていて、両膝から下は引きちぎられて床に転がり、両手の指も失っていた。砕かれた顎で口淫させられたのだろうか、顔に精子がかけられ、血の泡を吹いて苦しそうに呼吸をしていた。
「何て事してるのよ!」
カッとなって、アダムを怒鳴った。
バチーン、バチーンと床に転がるほどの力で頬を打たれると、馬乗りになって来た。服を引き裂きながら、アダムは怒鳴り返して来た。
「調子に乗るのも良い加減にしろよ!何処に行っていたのかと聞いているんだ!」
性器に指を入れられて、グリグリと掻き回された。
「痛っ!痛い!ダメ、ダメ、ダメ!それ以上したら、死んでやるんだから!」
私は泣きながら絶叫した。
「くそっ!」
アダムは、私をひっくり返して後背位にすると、お尻を犯した。いつもより早く精を吐き出すと、まだ怒ったまま部屋から出て行った。
「完全回復(パーフェクトヒール)」
侍女2人の身体を元に戻すと、自分のステイタスを確認して『聖女』の文字を見ると安心して泣いた。
「申し訳ございません。私達の為に…」
「どうか私に死を賜り下さいませ」
そう言って平伏した。
「貴女を死なせたら、今庇った意味が無くなるでしょう?」
「本当に申し訳ございません」
「それにしても…うっ、う、うっ…、アダムってDV男だったんだ…。彼氏や旦那から暴力受けるなんて耐えられない…。男を見る目がなさ過ぎたよ」
「虞帝様、もしも逃げ出されるならお力添え致します」
「え?西洋天界に歯向かう事になっちゃうけど良いの?」
「構いません。私達の主は、虞帝様です」
「うん、分かった。その時が来たらお願いするよ。所で、ソロモンって知ってるかな?」
「ソロモン…様でございますか?」
「呼び捨てで構わないよ」
「私は存知上げております」
「えぇ!本当に?」
「はい、でもその前にどうして探されているのですか?」
「私が闇の女帝だって知ってるでしょう?仲間を助け出したいのよ」
「分かりました。ただ1つだけ約束して下さい。彼を殺さないと」
「もしかして好きなの?」
「あ、いえ…そう言う訳では…」
「何だかしっくり来ないけど、言いたくなったら言ってね。私は、誰も殺したくなんかないよ。万が一、死んじゃっても蘇生魔法で生き返らせられるしね」
「ありがとうございます」
生活魔法の『自動洗浄(オートクリーン)』で侍女達の身体を綺麗にしてあげた。
床を見ると、初めての印があった。
「2人とも初めてだったの?」と私が聞くと、耐えられなくなったのか泣き出してしまった。初体験が強姦だなんて耐えられないよね。私のせいだ。
「2人とも私のせいで、ごめんなさい。本当に、取り返しのつかない事をしてしまって、ごめんなさい」
「虞帝様、謝らないで下さい。私達は、アダム様の持ち物なのです。アダム様になぶられ痛めつけられ様とも、恨む事は出来ない立場なのです」
「立場?立場って何?そんなのおかしいよ」
私は侍女を抱きしめて泣いた。3人で泣いた。この出来事で何となく私達の絆は深まった気がした。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました

ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら…… という、とんでもないお話を書きました。 ぜひ読んでください。

連続寸止めで、イキたくて泣かされちゃう女の子のお話

まゆら
恋愛
投稿を閲覧いただき、ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)   「一日中、イかされちゃうのと、イケないままと、どっちが良い?」 久しぶりの恋人とのお休みに、食事中も映画を見ている時も、ずっと気持ち良くされちゃう女の子のお話です。

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

調教専門学校の奴隷…

ノノ
恋愛
調教師を育てるこの学校で、教材の奴隷として売られ、調教師訓練生徒に調教されていくお話

ロリっ子がおじさんに種付けされる話

オニオン太郎
大衆娯楽
なろうにも投稿した奴です

処理中です...