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【第4部〜西洋の神々編〜】

第9章 西洋の神々⑤

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「陛下?」
「大丈夫。ちょっとホームシックになっただけだから」
 私は眠たくなって横になっていると、ロードが滑り込む様に入って来た。
「陛下…」
ロードに口付けされ舌を絡められると、身体が熱くなってきた。ロードの背に手を回すと、這う様にして指で秘部を擦られと、直ぐに濡れて来た。クチュクチュと卑猥な音が聞こえると、淫靡な感じが更に高揚して溢れるほど濡れているのが分かる。
「あっ…あぁ…イクっ、イっちゃう…」
久しぶりで、あっという間に1回目の絶頂を迎えた。ロードは指を止めず、そのまま執拗に秘部の敏感な部分を攻めて来た。私は足の指先までピン立って痙攣した後、力が抜けて溜息の様な吐息を漏らした。
「あぁ…良い…、気持ち良い…」
2回目の絶頂を迎えると、今度は秘部に舌を這わされて舐められた。既に感度はMAXである為、すぐに高揚する。
「あぁ、ダメ…もう、イってる…イってるから…あーっ」
気が付くとロードに口付けをされながら、胸を揉みほぐされていた。
「気を失うほど良かったか?」
そう言って舌を絡められた。
「次は私を良くしてくれ」
私は頷いてロードと入れ替わって上になり、首筋から肩甲骨にかけて舌を這わせながら胸に触れた。透き通る様な白い肌は、きめ細かくスベスベで出感触が良い。胸はお椀型で形良く、程よく引き締まった腹筋は情欲が唆る。一見すると白人にしか見えないロードも、『絶世の美女』のスキル持ちだ。私が男なら、ほっとかないだろう。
「う、あぁっ…」
ロードは短い喘ぎ声を出すと、果てて放心すると、焦点の合わない目で天井を見ていた。
「良かった?」
背中に手を回して抱き合うと、ロードは軽く頷いた。そのまま無言で舌を絡め合っていると、勢いよく戸を開けられた。
「何っ?」と思って見ると、阿籍(ア・ジー)が押し入って来た。
「ちょっと、何考えてるのよ!ロードもいるのよ!」
「何考えているとは、こちらの台詞だ!」
そう言って私の手首を掴んで立たせると、部屋を出ようとした。
(私を抱くつもりだ…)
咄嗟に頭によぎった。
「阿籍(ア・ジー)ダメよ、お願い止めて!処女じゃ無くなると、唯一神に勝てなくなる。今まで守ってた意味も無くなるの。お願い止めて!」
私の言葉に耳を貸さず、暴れる私を抱え上げた。
「止めろ、項羽!私が陛下を誘ったのだ。嫉妬と欲情なら私が受け止める。陛下には手を出すな!」
「良いだろう。だが抵抗すれば、小虞(シャオ・ユー)を有無を言わさず抱く」
「分かった」
ロードはそのままベッドに横になると、両足を広げた。
「小虞(シャオ・ユー)、よく見ておけ!お前の代わりに抱かれるロードの姿を。お前は見届ける義務がある」
そう言うと阿籍(ア・ジー)は、私の目の前でロードの膣内に挿入した。激しく腰を振り、わざと私に見える様に出し入れした。そして結合部が見える体位にし、更に激しく抱き合うと、抑え切れないロードの喘ぎ声が大きくなり、部屋中に響いた。そのまま阿籍(ア・ジー)は膣内に精を放った。私は泣きながら目を背ける事が出来ずに、行為を見ていた。何が起こっているのか頭が追い付かず、混乱していた。阿籍(ア・ジー)はその後も朝まで、ロードの身体を貪り続けた。
「うっ、うぅ…うっ…ロードが妊娠したどうするの?」
私は泣きながら声に出していた。膣内出しするなんて信じられない。責任を取ってロードと結婚するつもりなの?では、私の事を好きだって言うのは何なの?とか思って涙が止まらなかった。愛してる私の目の前で、当て付ける様に他の女を抱くなんて許せない。逆ギレした私は段々と腹が立って来た。
「もう別れるから!」
私は、泣きながら部屋を飛び出した。
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