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第1章 幼少期編
12 社交界デビュー4
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アミリア様はまっすぐこちらへ向かってきた。
見つかってしまったのなら仕方がない。なるべく穏便に済めばいいが。
アル様が若干怯えながらも、私の前に出る。だが、アミリア様はそれをものともせず、アル様を押しのけて私の前に立った。
アミリア様の後ろからリトランデ様とグランディール様が駆け足でやってくるのが見える。
だが、アミリア様は私の顔をまじまじと見てから、はっとした表情になった。
「っ! あなたは……。い、いいわ! 私が着替えてきてあげる。下々の者と同じ色なんて着ていられないもの」
突然、意見を変えたアミリア様はくるりと踵を返して従者の元に向かう。残された私たちは、ぽかんとしてしまった。
相手に強要しないで、自分が着替えると言い出すなんて。彼女にしてみれば、相当譲歩したのだろう。
彼女を追いかけてきた二人も驚いたように顔を見合わせている。
まぁ、大きな問題にならずに済んで良かったと思うべきか。ほっと胸をなで下ろす。
そう思ったのもつかの間、再び会場にはアミリア様の甲高い声が響いた。
「だから、参加者と被らない色のドレスをすぐに準備なさい!」
「無理です、お嬢様! この人数の中、被らない色を探すなんて」
「どうにかしなさい!」
おおう、矛先が違う方に行ってしまったみたいだね。従者の女性が言うように、アミリア様の要望には無理がある。
「アミリア、あまり無理をいうものではないよ。それに、ここにいるのは君の家が招待したお客様たちだ。言い争いを見せて、不快な思いをさせてはならない」
困り果てている従者の女性を庇うように、グランディール様が間に入った。
さすがにアミリア様もこれには従うほかない。サッ、と青ざめたあと頭を下げる。
「グランディール様……お見苦しいところを。失礼いたしました」
「謝るのなら、私ではなく彼女に」
「……申し訳ありませんでした」
素直にグランディール様の言葉を受け入れ、アミリア様は無理を言ってしまった従者の女性に謝罪の言葉を述べる。
やっぱり、政略結婚だとかそういうんじゃなくて、本当に彼女はグランディール様のことが好きなんだろうなぁ。
この一件も一応の収束を見せ、パーティーは予定通りに始まった。
グランディール様はアミリア様をはじめとして、ひっきりなしにやってくる人たちの相手に追われていた。
リトランデ様はアミリア様に目を光らせつつ、ご令嬢やご子息様たちと談笑している。そう見えているだけで、色々と情報のやり取りをしているんだろうけど。
お養父様の元にも、数は多くないが大人たちが集まってきていた。こうして他の貴族たちと話している姿は新鮮だ。
どんな場面でも、いつも通りの振る舞いができるお養父様はかっこいいと思う。他の大人たちと並んでも様になるね。身内の贔屓目かな。
あまり知り合いのいない私は、アル様と一緒に食事をしたり、とりとめのないような話をしていた。
「アル様、他の方々と話さなくて大丈夫ですか?」
「知り合いもあまりいませんから。その……初対面の方と話すのはあまり得意ではなくて。こうした場では、お恥ずかしいことに、まだ兄に頼ってばかりです」
リトランデ様がとても社交的な方だから、アル様がそう感じてしまうのも無理はないのだろう。
「私もです。少しずつ慣れていかないとと思って、このパーティーに参加したんですけどね」
まだ十二歳とはいえ、コネクションができているところはできている。
すでにグループができてしまっているところに入っていくのは、なかなか勇気がいるものだ。
「今日はアル様がいてくれて心強いです」
「僕の方こそ。あの、この後ダンスがあると思うのですが、もしよければーー」
何か言いかけたアル様の言葉を、颯爽と現れた赤いドレスの少女が遮る。その顔を見て、アル様の動きがぎこちなくなった。
「今回は、お揃いで我慢して差し上げますわ」
「は、はぁ」
腕を組み、顔を逸らしたままアミリア様が言い放つ。
パーティーの参加者たちもその動きに気がつき、何事かと視線を向ける。
どうしたのだろうと、アミリア様の出方を伺っていると、意を決したように口を開いた。
「先ほどのお詫びとして、殿下の最初のダンスのお相手はあなたに譲りますわ。感謝なさい」
会場がざわつく。まさか、アミリア様がそんなことを言い出すなんて。
「心配せずとも、グランディール様の許可は取ってありますわ」
何も言えずに固まっていると、アミリア様がそう付け加える。
だが、いくらさっきのお詫びとはいえ、婚約者候補である方々を差し置いて、私が最初のお相手なのはいかがなものか。
婚約者候補筆頭のアミリア様の発言に反論できる者もそうそういないが、なぜ他の婚約者候補たちではなく、私なのか。単純に、赤いドレスを着ていた中に、アミリア様以外の婚約者候補はいなかっただけだろうか?
「折角のお誘いですし、お願いしたらいかがですか? こんな機会、滅多にありませんよ」
なかなか動けずにいる私の背中をアル様が押してくれる。
そうこうしているうちに音楽が鳴り始めた。それと同時に、事情を知っているグランディール様がこちらを見ていることに気がつく。
腑に落ちないところはあるものの、私は頷いた。
「そういえば、アル様。先程何か言いかけていたような……」
「い、いえ、お気になさらず! ほら、グランディール様をお待たせしては申し訳ありませんよ」
慌てたようにあわあわと両手を振るアル様。どうしたんだろう? 本当に話の続き聞かなくてよかったのかな?
アミリア様とアル様に急かされるようにして、私はグランディール様の元へ向かった。
「突然のことで驚かれたでしょう。でも、アミリアがああ言うのは珍しいんですよ。ここは、お言葉に甘えましょうか。それとも、すでにパートナーが決まっていますか?」
「い、いえ、それはまだですが……」
柔らかい表情で、グランディール様が手を差し伸べてくれる。本当に、表情が豊かになりましたね。
おずおずとその手を取れば、ダンスの輪の中心にエスコートされる。流石に視線が集まるのは仕方がない。何せこの国の第一王子ですからね。相手が私で申し訳ない。
ダンスの練習はしてきたけど、こういう場で実践するのは初めてなので緊張する。相手が相手なだけに尚更だ。
足を踏んでしまわないだろうか、など常に気を張っていたが、グランディール様のリードは上手く、それに合わせているだけで自分もちゃんと踊った気になれる。
少し緊張もほぐれてきた頃、婚約者候補の方を差し置いてよかったのかと聞いてみた。
「彼女たちは、まだ婚約者候補ですから。もちろん、あとで踊らせていただきますが、赤いドレスを着ているご令嬢方が先ですね。お詫びですから」
そういうきっちりしているところは変わらない。アミリア様が踊れるのはだいぶ後になりそうだ。後から、やっぱりあんな事言わなければよかったと後悔しないといいが。
「お詫びだということはアミリア様からも伺いましたが、なぜ私が最初に?」
「それを言い出したのは彼女ですが、何か考えがあったのでしょう。でも、事情はどうあれ、私は君と踊れて嬉しいですよ」
そう言っていただけると、拙いダンスしかできない私も救われた気持ちです。
でも、なんでだろうな。グランディール様と踊っていると、何だかふわふわした気分になる。緊張感からくるものではないと思うんだけど……場の空気に酔ったのかな?
見つかってしまったのなら仕方がない。なるべく穏便に済めばいいが。
アル様が若干怯えながらも、私の前に出る。だが、アミリア様はそれをものともせず、アル様を押しのけて私の前に立った。
アミリア様の後ろからリトランデ様とグランディール様が駆け足でやってくるのが見える。
だが、アミリア様は私の顔をまじまじと見てから、はっとした表情になった。
「っ! あなたは……。い、いいわ! 私が着替えてきてあげる。下々の者と同じ色なんて着ていられないもの」
突然、意見を変えたアミリア様はくるりと踵を返して従者の元に向かう。残された私たちは、ぽかんとしてしまった。
相手に強要しないで、自分が着替えると言い出すなんて。彼女にしてみれば、相当譲歩したのだろう。
彼女を追いかけてきた二人も驚いたように顔を見合わせている。
まぁ、大きな問題にならずに済んで良かったと思うべきか。ほっと胸をなで下ろす。
そう思ったのもつかの間、再び会場にはアミリア様の甲高い声が響いた。
「だから、参加者と被らない色のドレスをすぐに準備なさい!」
「無理です、お嬢様! この人数の中、被らない色を探すなんて」
「どうにかしなさい!」
おおう、矛先が違う方に行ってしまったみたいだね。従者の女性が言うように、アミリア様の要望には無理がある。
「アミリア、あまり無理をいうものではないよ。それに、ここにいるのは君の家が招待したお客様たちだ。言い争いを見せて、不快な思いをさせてはならない」
困り果てている従者の女性を庇うように、グランディール様が間に入った。
さすがにアミリア様もこれには従うほかない。サッ、と青ざめたあと頭を下げる。
「グランディール様……お見苦しいところを。失礼いたしました」
「謝るのなら、私ではなく彼女に」
「……申し訳ありませんでした」
素直にグランディール様の言葉を受け入れ、アミリア様は無理を言ってしまった従者の女性に謝罪の言葉を述べる。
やっぱり、政略結婚だとかそういうんじゃなくて、本当に彼女はグランディール様のことが好きなんだろうなぁ。
この一件も一応の収束を見せ、パーティーは予定通りに始まった。
グランディール様はアミリア様をはじめとして、ひっきりなしにやってくる人たちの相手に追われていた。
リトランデ様はアミリア様に目を光らせつつ、ご令嬢やご子息様たちと談笑している。そう見えているだけで、色々と情報のやり取りをしているんだろうけど。
お養父様の元にも、数は多くないが大人たちが集まってきていた。こうして他の貴族たちと話している姿は新鮮だ。
どんな場面でも、いつも通りの振る舞いができるお養父様はかっこいいと思う。他の大人たちと並んでも様になるね。身内の贔屓目かな。
あまり知り合いのいない私は、アル様と一緒に食事をしたり、とりとめのないような話をしていた。
「アル様、他の方々と話さなくて大丈夫ですか?」
「知り合いもあまりいませんから。その……初対面の方と話すのはあまり得意ではなくて。こうした場では、お恥ずかしいことに、まだ兄に頼ってばかりです」
リトランデ様がとても社交的な方だから、アル様がそう感じてしまうのも無理はないのだろう。
「私もです。少しずつ慣れていかないとと思って、このパーティーに参加したんですけどね」
まだ十二歳とはいえ、コネクションができているところはできている。
すでにグループができてしまっているところに入っていくのは、なかなか勇気がいるものだ。
「今日はアル様がいてくれて心強いです」
「僕の方こそ。あの、この後ダンスがあると思うのですが、もしよければーー」
何か言いかけたアル様の言葉を、颯爽と現れた赤いドレスの少女が遮る。その顔を見て、アル様の動きがぎこちなくなった。
「今回は、お揃いで我慢して差し上げますわ」
「は、はぁ」
腕を組み、顔を逸らしたままアミリア様が言い放つ。
パーティーの参加者たちもその動きに気がつき、何事かと視線を向ける。
どうしたのだろうと、アミリア様の出方を伺っていると、意を決したように口を開いた。
「先ほどのお詫びとして、殿下の最初のダンスのお相手はあなたに譲りますわ。感謝なさい」
会場がざわつく。まさか、アミリア様がそんなことを言い出すなんて。
「心配せずとも、グランディール様の許可は取ってありますわ」
何も言えずに固まっていると、アミリア様がそう付け加える。
だが、いくらさっきのお詫びとはいえ、婚約者候補である方々を差し置いて、私が最初のお相手なのはいかがなものか。
婚約者候補筆頭のアミリア様の発言に反論できる者もそうそういないが、なぜ他の婚約者候補たちではなく、私なのか。単純に、赤いドレスを着ていた中に、アミリア様以外の婚約者候補はいなかっただけだろうか?
「折角のお誘いですし、お願いしたらいかがですか? こんな機会、滅多にありませんよ」
なかなか動けずにいる私の背中をアル様が押してくれる。
そうこうしているうちに音楽が鳴り始めた。それと同時に、事情を知っているグランディール様がこちらを見ていることに気がつく。
腑に落ちないところはあるものの、私は頷いた。
「そういえば、アル様。先程何か言いかけていたような……」
「い、いえ、お気になさらず! ほら、グランディール様をお待たせしては申し訳ありませんよ」
慌てたようにあわあわと両手を振るアル様。どうしたんだろう? 本当に話の続き聞かなくてよかったのかな?
アミリア様とアル様に急かされるようにして、私はグランディール様の元へ向かった。
「突然のことで驚かれたでしょう。でも、アミリアがああ言うのは珍しいんですよ。ここは、お言葉に甘えましょうか。それとも、すでにパートナーが決まっていますか?」
「い、いえ、それはまだですが……」
柔らかい表情で、グランディール様が手を差し伸べてくれる。本当に、表情が豊かになりましたね。
おずおずとその手を取れば、ダンスの輪の中心にエスコートされる。流石に視線が集まるのは仕方がない。何せこの国の第一王子ですからね。相手が私で申し訳ない。
ダンスの練習はしてきたけど、こういう場で実践するのは初めてなので緊張する。相手が相手なだけに尚更だ。
足を踏んでしまわないだろうか、など常に気を張っていたが、グランディール様のリードは上手く、それに合わせているだけで自分もちゃんと踊った気になれる。
少し緊張もほぐれてきた頃、婚約者候補の方を差し置いてよかったのかと聞いてみた。
「彼女たちは、まだ婚約者候補ですから。もちろん、あとで踊らせていただきますが、赤いドレスを着ているご令嬢方が先ですね。お詫びですから」
そういうきっちりしているところは変わらない。アミリア様が踊れるのはだいぶ後になりそうだ。後から、やっぱりあんな事言わなければよかったと後悔しないといいが。
「お詫びだということはアミリア様からも伺いましたが、なぜ私が最初に?」
「それを言い出したのは彼女ですが、何か考えがあったのでしょう。でも、事情はどうあれ、私は君と踊れて嬉しいですよ」
そう言っていただけると、拙いダンスしかできない私も救われた気持ちです。
でも、なんでだろうな。グランディール様と踊っていると、何だかふわふわした気分になる。緊張感からくるものではないと思うんだけど……場の空気に酔ったのかな?
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