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通常編
過去編エピローグの続き(2)
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「あん、知ってる?ここにある五重塔は小学校で行った日光東照宮よりも大きいんだって。」
うん、それさっき僕がシミュレーションで言っていた言葉と同じ。
他2人は少しお土産を見たいとのことなのでお土産買わない勢の僕たちは人があまりいない場所で五重塔を眺めていた。
「よーよー安藤と酒井じゃねえか。」
こんなに楽しい修学旅行を一瞬にして塵にする2人組の輩が現れた。はっきりと言わせてもらおう。こいつらに修学旅行に来る権利はない。この2人は去年から僕のことをいじめる隣のクラスのいじめっこだ。
「おまえ…………安藤真保。双子の姉ちゃんのこと好きなんだろ?」
「…………っ。何で知ってるの?謙一から聞いたの?」
「ちげーよ。にしてもおまえ姉ちゃんのこと好きとかキッもWWW」
「姉弟同士が結ばれるわけねえよ、バカW現実見ろよ。」
「自室に忍び込んで体触ったりしてるんじゃね?」
「はははははははははははははは。」
2匹の悪魔は侮辱するかのように笑い高い目線から僕を見下ろす。人は3種類の笑いがある。1つ目は心の底からのうれしい笑い。2つ目は苦笑い。3つ目はバカにする笑い。誰がどう考えてもこの場合は後者が当てはまるだろう…………イヤ、100パーセント当てはまる。
「そんなの、恋愛は自由じゃん。(小声)」
「名前すらないモブ2人組。君たち人が傷つく言葉ってわかんないのかな?中2だってのに。」
「酒井さん。そんなこと言ったらヤバいよ。」
5,4,3,2,1
「はあ?ふざけんなよ!!!」
「安藤がムカついたボコボコにしようと思ったけど…………作戦変更。酒井もどっちもボコすぞ。おい、Bが酒井をやれ。男女平等の世界……………………手加減はするなよ?」
「あいよ。」
案の定こいつらの怒りのボルテージは最高潮に達してしまう。
背の低い方は酒井さん。高い方は僕に近づいてくる。酒井さんが心配と考える暇はなかった。今は自分のことを考えないと。
「ぐ…………痛。」
男はサッカー部の右手で思いっきり大事な所を蹴る。男を蹴る時もっとも苦しめられることができるのはここだ。あまりの痛さにじゃりのある道に跪く。
あ、そういえば酒井さんって……………………こいつら酒井さんの偉業を知らないのか?痛い目見るのは僕らじゃない。おまえらだ………………。
僕は10秒間目を瞑り開いた瞬間酒井さんは柔道の投げ技で投げていたんだ、「大事な所襲撃事件」の犯人を。
「この2人集会の時真面目に話聞いてないなー。私が柔道の関東大会で優勝してること知らないなんて。」
そう、酒井さん。めっちゃ柔道強いんですよ。
「ありがとう。すみれ。」
「お、小学生の時のように名前で呼んでくれるの?うれしいなー。……………………何でそこ触ってるの?」
「え?」
「もしかして……………………病気なっちゃった?あ、でもあんと優菜はもう付き合ってなかったかW失敬失敬。」
「ちゃっかり煽らないでよ。君は恋人できたことないクセに。」
「ウグ…………。今はメガネ女子がモテる時代!今年中に作ってやりますわ。……………………てかめっちゃええやん。」
「何が?」
「真保のことが好きなの。」
「???変だと思わないの?」
「だって恋愛の舵は自分で操作するんだから。女性を好きになっても男性を好きになっても近親者を好きになっても…………安藤風馬の恋愛船の船長はあなただけです!」
この言葉に何かが救われた気がした。僕にとってはただの友だちが僕のことを助けてくれたんだ。
「それに私恋バナ大好きなんだよね。どうして真保のことが好きになったか教えてよ!」
「声大きいよ…………まあ、その………ごにょごにょ。」
「そんな恋の始まり方もあるのか。」
懐かしいな。ぼくは中学の卒業アルバムを見ながら最悪だったけれど最高だった思い出を思い出していた。ちな、隣には真保がいる。
「聞いてよ。真保。修学旅行の時例の悪魔ボーイズに好きな人突き止められたんだけど、未だになんであいつらが僕の好きな人知ってるなかわからないんだよね。」
「へー、ちなみに今はその人のこと好きなの?」
「うん、まだ好きだよ。」
「あ、そうなんだ~。(棒読み)」
「何で顔赤くなってるの?」
うん、それさっき僕がシミュレーションで言っていた言葉と同じ。
他2人は少しお土産を見たいとのことなのでお土産買わない勢の僕たちは人があまりいない場所で五重塔を眺めていた。
「よーよー安藤と酒井じゃねえか。」
こんなに楽しい修学旅行を一瞬にして塵にする2人組の輩が現れた。はっきりと言わせてもらおう。こいつらに修学旅行に来る権利はない。この2人は去年から僕のことをいじめる隣のクラスのいじめっこだ。
「おまえ…………安藤真保。双子の姉ちゃんのこと好きなんだろ?」
「…………っ。何で知ってるの?謙一から聞いたの?」
「ちげーよ。にしてもおまえ姉ちゃんのこと好きとかキッもWWW」
「姉弟同士が結ばれるわけねえよ、バカW現実見ろよ。」
「自室に忍び込んで体触ったりしてるんじゃね?」
「はははははははははははははは。」
2匹の悪魔は侮辱するかのように笑い高い目線から僕を見下ろす。人は3種類の笑いがある。1つ目は心の底からのうれしい笑い。2つ目は苦笑い。3つ目はバカにする笑い。誰がどう考えてもこの場合は後者が当てはまるだろう…………イヤ、100パーセント当てはまる。
「そんなの、恋愛は自由じゃん。(小声)」
「名前すらないモブ2人組。君たち人が傷つく言葉ってわかんないのかな?中2だってのに。」
「酒井さん。そんなこと言ったらヤバいよ。」
5,4,3,2,1
「はあ?ふざけんなよ!!!」
「安藤がムカついたボコボコにしようと思ったけど…………作戦変更。酒井もどっちもボコすぞ。おい、Bが酒井をやれ。男女平等の世界……………………手加減はするなよ?」
「あいよ。」
案の定こいつらの怒りのボルテージは最高潮に達してしまう。
背の低い方は酒井さん。高い方は僕に近づいてくる。酒井さんが心配と考える暇はなかった。今は自分のことを考えないと。
「ぐ…………痛。」
男はサッカー部の右手で思いっきり大事な所を蹴る。男を蹴る時もっとも苦しめられることができるのはここだ。あまりの痛さにじゃりのある道に跪く。
あ、そういえば酒井さんって……………………こいつら酒井さんの偉業を知らないのか?痛い目見るのは僕らじゃない。おまえらだ………………。
僕は10秒間目を瞑り開いた瞬間酒井さんは柔道の投げ技で投げていたんだ、「大事な所襲撃事件」の犯人を。
「この2人集会の時真面目に話聞いてないなー。私が柔道の関東大会で優勝してること知らないなんて。」
そう、酒井さん。めっちゃ柔道強いんですよ。
「ありがとう。すみれ。」
「お、小学生の時のように名前で呼んでくれるの?うれしいなー。……………………何でそこ触ってるの?」
「え?」
「もしかして……………………病気なっちゃった?あ、でもあんと優菜はもう付き合ってなかったかW失敬失敬。」
「ちゃっかり煽らないでよ。君は恋人できたことないクセに。」
「ウグ…………。今はメガネ女子がモテる時代!今年中に作ってやりますわ。……………………てかめっちゃええやん。」
「何が?」
「真保のことが好きなの。」
「???変だと思わないの?」
「だって恋愛の舵は自分で操作するんだから。女性を好きになっても男性を好きになっても近親者を好きになっても…………安藤風馬の恋愛船の船長はあなただけです!」
この言葉に何かが救われた気がした。僕にとってはただの友だちが僕のことを助けてくれたんだ。
「それに私恋バナ大好きなんだよね。どうして真保のことが好きになったか教えてよ!」
「声大きいよ…………まあ、その………ごにょごにょ。」
「そんな恋の始まり方もあるのか。」
懐かしいな。ぼくは中学の卒業アルバムを見ながら最悪だったけれど最高だった思い出を思い出していた。ちな、隣には真保がいる。
「聞いてよ。真保。修学旅行の時例の悪魔ボーイズに好きな人突き止められたんだけど、未だになんであいつらが僕の好きな人知ってるなかわからないんだよね。」
「へー、ちなみに今はその人のこと好きなの?」
「うん、まだ好きだよ。」
「あ、そうなんだ~。(棒読み)」
「何で顔赤くなってるの?」
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